Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

耳よりな話

2009-02-14 | 良寛さん万歳
僕は、非現実人間

何か面白そうなことがあると、仕事もそっちのけで、すぐハマる
ジャンル的制約もなく
そして自分の血肉になるまでは、それだけを貪り続け
いつでもすぐ「道具として思ったように使える」と感じると、ようやくおさまる



耳よりな話を聞きつけたわけなのだが..

例えば自分は、風邪が本番演奏の1~2時間の間に完治する
といったことは日常茶飯事で
演奏という行為が心身を内側から暖め免疫力が高まるのだろうと思っている

その免疫力が高まるのに、耳よりな話を聞きつけたのだ


本番に向けてあがらないために、ゆっくり深い呼吸をしたり、自律訓練のようなことはよくするが
ヨガにある、「その逆」の方法論だという

1秒に1往復、呼吸をする
1呼吸につき、吸うのはマックスまで、吐くのはミニマムまでとする
いわば「過呼吸」と同じような状況らしい

それで、クラクラしないように訓練を積むと
1分間に200往復の呼吸が出来る行者もいるとか
体中に酸素が駆け巡り、見違えるような生命力になるらしい


夕べ、布団の中で早速試してみた..

1往復2秒はかかってしまうし、とても1分間やり続けられない
肺の収縮が「固い」と感じる
それでもちょっとは「ハイな浮遊感」を得た
(単なる過呼吸的な立ちくらみとはちょっと違う)←(と思いたいだけかもしれないが)


仕事でよく御一緒させていただくPAさんが以前、ストレスからか
原因不明のホルモンバランスが崩れ、異常に免疫力が高まってしまったことがあるという話を聞いた

「体毛」は、体の大事な場所を保護する意味であるらしいから
免疫力が高まるに伴い体毛が無くなり、頭髪も抜けてしまったらしい
頭部を守るのに「髪の毛など必要ない」と、体が判断してしまったのだ

頭髪だけではない、「あそこの毛」も無くなったんだそうだ
ご本人談では、「その時はツルンとして子供のみたいに可愛くなっちゃって」と笑っておられたが
その代わり、擦り傷切り傷なんか、1日で綺麗に治ってしまったらしい


...人間の元々持っている自然治癒力は、物凄い力があるのだな、と思う
そして、それを全部は使用出来ないように、どこかで「リミッター」がかけられている

このリミッターを少しでも取り除けたら面白いだろうに
そういうことに興味があるのだ
原子より小さな世界
命の話

よく聞く有名な話だが
人間の脳味噌は「宇宙の地図」が入る容量があるのに
その何%だったか、何十%だったかしか使えていないという

その理由は「脳の冷却装置」が整っていないから
フルで使ったらオーバーヒートして焼け付いてしまうからだという

だから自分は自律訓練が好きなのだと思う
面白く生きるためには、どんな時でも脳味噌は冷却しておきたいのだ

でも修行僧のように座禅ばかり組んで体を動かさないと、演奏能力が鈍くなるから
どうやって「クールな脳味噌とホットな身体の共存」をすればよいか

しばらく面白がって、この200回呼吸訓練をしてみようと思う

多分...
無心にプレイをする時と同じなのだろうな...

200回呼吸がハードワークに感じてる間は絶対ものに出来ない
その行為自体が心地良く、ドーパミンが出ないと不可能なんじゃないかな、と思う


こんな挑戦や発見を繰り返してるうち、200歳くらいまで生きられたとしたら
少しくらい空中に浮けたら面白いのに



脳内涼しく恐れを知らず
身体の内側から暖を生み
哀の中で笑い、嬉しくも涙する

そういうものたちを発見するために立ちくらみも省みない

そんな生き物でありたい















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