このところライブの仕込を挟みつつ
ディズニー曲のアレンジをずっとしています
アレンジは良い感じで進んでいるのですが
録音環境がなかなか決まらず
プロデューサーさんとやり取りしながら
試行錯誤を繰り返しています
昨夜は何度目かになる
その実験的録音をしていました
自分の頭の整理のためも兼ねて
しばし専門的なことを書き連ねますが...
アルバムコンセプトと自分の演奏スタイルや精神性などを合わせみて
その全ての最大公約数はどのRec環境になるのかを模索して行くわけですが
この作業は或る意味セルフプロデュースの領域も発生し
またレコーディングエンジニアリングの領域にも入ってるので
なかなかに難しくいろいろ決めかねて実験を繰り返してるわけですね
DellaさんからはRecスタジオの使用も許されたのですが
ヒーリング色の強い作品を作る時は
僕自身がかなりコアな精神状態に入りますし
迷路のような状態を延々彷徨うこともあるので
家で録る選択をさせて頂いてるんですね
拠ってエンジニアさんも居ないわけです
どのマイクを使うのか
どの位置に立てるのか
マイクは1本で録るのか2本で録るのか
1本の場合どのマイクを使うのか
マイクケーブルでも音が全然違って来るし
マイクプリを通す通さないでもかなり違って来ます
インサートでcompかけて弾くのとかけないで弾くのでは
音粒を揃えるためや表情を描くための爪弾きのニュアンス
が全く違って来ます
ラインでの録音も選択肢にありました
ラインは音像が前に張り付いた平面的な感じになりますが
良い面では内声の一粒一粒まで良く聞こえるので
非常に丁寧なアルペジオ世界を描ける部分もあります
そういう意味では弾いていて恍惚に入り易い環境なので
当初はライン信号でアンプを鳴らし
それををマイク録りし
ガットとフルアコの中間のような音で製作して行こうと考えていました
勿論マイクのみでのRecは一番アコギらしい音になりますから
マイクでの選択肢も探ることになるわけです
じゃ
マイクとラインを混ぜたらどうか、と
良い所取り出来ないか、などとやってみると
全く裏目に出てしまいます
ラインとマイク両者のそれぞれの環境に対する弾き方は
まるでニュアンスが違うので
両者を混ぜると指がどちらにも決められず
滅茶苦茶なタッチになってしまうんですね
マイク録での減衰カーブとライン録での減衰カーブでは
ラインの方がサスティーンが得られるので
マイクとラインを混ぜた上で
マイクだけcompを適宜かませてみたり
が
その方法も全く美しさは生まれない
プロデューサーさんとの何度ものやり取りの末
自分としては昨夜
今までで一番しっくり来る録音環境に行き当たりました
結局、インサートでもcompは一切ナシ
やはり音粒を整えることに関して
一切機械に頼らないことが良い
マイクはスモールダイアフラム(面積の小さい振動板)1本のみで
マイクプリアンプで真空管を通す
マイク録1本でなら太みの得られるラージダイアフラムと思っていたので
スモールがしっくり来るとはなかなか想像出来なかったのです
スモールのためファット過ぎる部分が無いことから
結果ブライトさが得られ
爪弾きのアタックのニュアンス、輪郭などはっきり録れる
真空管マイクプリかますことで強く弾いた時には
アタックの硬さが出るのではなく
音の芯、太みが増す
(僕が初期のバンヘイレンを好きな理由もここにある)
録られたダイレクト音の音圧が出ることでリバーブも綺麗に飛ぶ
要するに思い入れたタッチの時に決して耳に痛い音にならず
音圧が増しステレオリバーブが空間に飛ぶ
飛んだリバーブが気持ち良ければそれを楽しみ
次の弾弦まで少し間を取るというニュアンスが
自然に生まれる
僕が思うに
この法則によって自然発生する揺らぎこそが
正にルバートの真のあるべき姿であり
ヒーリングの核である
逆に非常に弱いタッチで
弦の上辺だけを擦るようなプレイでも
高音が綺麗なスモールダイアフラムのため
爪弾きのアタックニュアンスも綺麗に録れる
要するに弱く弾けは爪が擦れるニュアンスだけ録れ
強く弾いた分だけそこに音圧とリバーブが足される
ラインRecで弱く弾くと悪い方向へ転がり
弾き切れてないニュアンスになってしまうが
そこがスモールダイアフラムのコンデンサーは
良いニュアンスとして録り込んでくれるのだ
教科書のような四角四面の演奏するのではなく
瞬間瞬間の情緒に身を任せ弾くともなしに弾き描きながら
時にすすり泣くように、時に想いが溢れる出るように
星空の下で独り語りするようなディズニー世界を作り上げたい
この環境での感触ならそれが出来そうだ
自分としてはこのRec環境で製作を進めたいが
プロデューサーさんの返答待ちである
昨夜送ったこの環境で録ったサンプル音源を
いろんなシチュエーションで何度も何度も聞返したり
社内視聴での大勢から感触をリサーチしたり
してくださってることでしょう
返答が来るまで僕は俎板の鯉
毎日の作業で溜まる知恵熱を
昼間のうちは植物に触れながら冷却し
日が暮れる頃からまたごそごそとアレンジを始めるのです
なので今日も僕の冷却的趣味の世界を...
。。。。
ゴーヤはほとんどの株が摘心された
小蔓
赤ちゃんの手
葉の股は人の指と同じ5つなんだね
面白いことがある
早くに本葉の数を増やし
一番先に摘心を済ませた株より
何故かずっと遅れて摘心した株の方が小蔓が伸びていたり
そして本葉の成長が遅く
やっと摘心した株の一つだけに
蕾のようなものがついていたり
これは葉の芽じゃないよね?
花の蕾だと思うんだけど
何らかの理由で成長が遅かったため
本能的に生命の危機感を感じ
早々に種を残すスイッチが入った
ということなのかしら
今日のミニトマラシキ
今日はこの子の正体を見定めるべく画像検索してみよう
「ミニトマト」でこの画像を発見
うちのと同じ
やはり昨年土に落ちた実から
自然発芽したミニトマトだったんだね
ミニトマトは種類が豊富なのか
葉の形が違う物も沢山あって
画像検索ではこの葉の形は少数派だった
夏の頃にはこんな感じになることを今から夢見てるのです
近くに支柱を立てても掴まらず
ゴーヤの方へと行こうとする一番蔓の天邪鬼
(左手の蛇行してる蔓です)
意味ないので支柱は撤去
今しばらく、皆好きなように伸びたら良いね
もう少し伸びたら手助けしてネットに掴まらせるから
そして今日の片双葉
小さな本葉2枚目を出し始めた^^
黒子山
高安に見守られる新弟子3人
縮れ富士
本葉を成長させて行く
淵茶海
左側の子は茎が細くなって来てしまった;;
が
キミと同じDNAはキミの兄弟が繋いでるからね
そして今日も出ましたお化け手ぬぐい
今日は曇りだが一瞬パッと出た晴れ間に
僕の眼前に怪しくその姿を輝かせた
双眼鏡+ガラ系カメラの撮影技術が昨日より格段に上がりました
これネット画像じゃなく僕の撮影です
ちゃんとピントが合ってる
でもお隣の棟の前の木なので
撮影はこれで最後にします
よく観るとこのトウヘンボク
いやもとい
タイサンボク
他にも花を開いて来ている
現在僕の視点からは全部で3つを確認
この強力なキャラに初遭遇した昨日はだいぶたじろいだが
慣れてみるとこの立ったキャラがむしろ面白い
毎年梅雨前時期の楽しみの一つになりそうだ