Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

昼食後のこと

2017-05-31 | ギターの栄養


駅の方まで諸用外出を済ませ
帰宅後に昼食を済ませ仕事部屋で休んでいる


真正面の枇杷の木に
白っぽい洗濯物らしき物が引っかかってる

風で飛んだな...
あれは相当使い込んだ黄ばんだ手ぬぐいだ




あれは3階の高さだ
あの高さじゃ下から物干竿などで突いても届かないだろう

となると自然に落ちるまでこれから毎日
あの黄ばんだ手ぬぐいを見ながら過ごすというのはちと嫌だな

自然に落ちないもんかな

きっと風でフワッと落ちて
ちょっと引っかかってるだけだと思うんだよね


どれ…

とバードウォッチング用の双眼鏡で観てみてびっくらこいた

黄ばんだ手ぬぐいだと思っていた物は
ギョッとするような巨大な花だったのだ


この驚きは…そう
あの話に似てる…


最近一緒のステージに上がったキーボードのワカ君と
以前確かベイビーブーのサポート本番を一緒にやった時
コンサート中盤のコーナーでバンドだけがハケることがあった

僕は下手の舞台袖でぶらぶらしてたが
上手側からハケたワカ君が
裏通路を通って僕の所まで来てこう言ったのだ

「サカキさん
オレさっきね
本番始まる前トイレ行った時
スタッフさんの楽屋のドアが開いてて
テーブルの上にケータリングのお菓子が幾つもあって
そのお菓子の袋の下の方に「干し芋」が見えてたんすよ
あ、干し芋だ、と思って
オレらの楽屋に干し芋なんて無かったじゃないすか
オレ干し芋大好物なんすよ
なんだよ、きっとケータリングの人がオレらんとこに
干し芋置くのを忘れたんだな、と思って

本番になったら
皆持ち場に出払って楽屋に誰も居なくなるから
この中盤のバンドのみハケのタイミングで
あの干し芋1、2本食ってやろうと狙ってたんすよね
で今こっち来る途中にスタッフさんの楽屋入って
さぁ干し芋食ってやろうと思って近づいたら
滑り止めのゴムの着いた軍手だったんすよね…」














(二人、袖で、舞台に聞こえるくらいな声で)
ぎゃははははははははははははははは
と爆笑したのだった

絶対にこれだと信じ切っていた物が
まるで違うものだった時に思いの外ギョッとするやつね

そして一人でギョッとした後に
誰に観られたわけでもないのに「なんだよ…驚かせやがって...」
とばつが悪くなるやつね


それにしても… あの木は枇杷じゃなかったのかい?

そういえば昨年の秋に実が生らないなとは思っていたが
きっと不作の年なのだろうくらいに思っていた

一体何なんだね?
人を驚かせておいてからにこのお化け花は


「枇杷の葉に似た木 花」
で検索

あった

タイサンボク?っていうんだ
知らなかった


こうなりゃタイサンボクでもトウヘンボクでも構わないが
この木の出で立ちにこの花の大きさって
いくら何でもいきなり過ぎやしませんか?って
これスイカくらいありますよ



しかたない
ギョッとしちまったばつの悪さはもう盆には返らない
この花を「お化け手ぬぐい」と命名し
敬愛して止まない水木しげる先生に捧げ
あの世からゲゲゲっと厄を落として頂くことにしよう


無理だろうと思いつつも
まぁまぁ試しに、と
双眼鏡の覗き口にガラ系携帯のカメラくっ付けて撮ったら撮れてしまった

こんな安易なやり方で撮れるんだ?

しかし真ん中の雄しべだか雌しべだだかがホントに毒々しいんですよ


(注:くれぐれも他所のお宅の盗撮ではありません)





お化け手ぬぐいの一件であっという間に時は流れ
日差しは既に午後の彩を呈している


そして今日の彼らもそれぞれ元気である

緑を取り戻したパクチー



茎だけで根を張り芽を出し
遂に葉を広げようとしているポトス



グンと背丈が伸びて来たミニトマラシキ



最初のラベンダーの花が咲いた



色濃くなって来た鉢の朝顔たち



今朝より微妙に太くなっている気がするミニキュウ







今…

隣の空き地でカエルが鳴いている…







一番最初に摘心したゴーヤ
摘心前より葉がしっかりしてる


摘んだ葉蔓は土に還す







巻き付いたと思ったがまた放してしまった朝顔
キミを「天邪鬼」と呼ぶことにしよう








外は薄くもり

涼しい風










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝起き | トップ | 醜名 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。