こんなときは家族とも距離をとったほうがいい
自分の中で固まってしまってるものが呼吸を苦しくさせるから
溶かす力を持った存在を探し続けた
随分探したよ..
やっと出逢えて溶け出して
ほんの少し、身体に酸素が巡って行くのが感じられる
このまましばらくいよう
もう少し酸素が巡ってくれるまで
ところがその開けた扉の向こうから
もう、一気に沢山の乱暴者たちが乱入してくる
僕は呼吸どころか傷だらけになり慌てて扉を閉じそうになる
でも、せっかく開いたんだから閉じたくないんだ...
痛みを抱えたまま後ずさり
一目散に逃げて
ずっとずっと遠くまで距離をとる
ここまでくればもう見付からない場所まで
そして今ここで独り、自分の傷を舐めているのだ
安全地帯を用意せぬまま扉を開くことは危険だった
こんなに怪我をして...しまって...
この僕の姿が見える人はいる?
いるなら
いつかどっかで逢うんだろうね
僕たち...
「欲望」という名の電車に乗って、「墓場」という電車に乗り換えて、
六つ目の角でおりるようにいわれたのだけど・・・「極楽」というところで
そう言いながらキミがここに降り立つのをいつまでも待っていることにしよう