僕は
自分を信じる力が弱い
けれど
誰かが何かを必死に信じている光景に出くわすと
涙腺は緩み
微笑みながら涙を流し
そして
生きる事に愛しさが増すのだ
。。。
若い連中に訊かれるんだ
なあ、おっさん
いったいこの世界のどこが素晴らしいんだよ
戦争もあるし飢餓も公害もある
全然素晴らしくなんかねえよ、ってね
だけどわたしの言うことをちょっと聞きなよ
この世界が素晴らしくないとしてもだ
チャンスをあげなくちゃ
愛だよ 愛だよ
それが秘訣
だからわたしはこの歌を歌うんだ
この素晴らしき世界
この世界が素晴らしいと単純に信じこんで歌うのと
この世界が素晴らしいふりをしてだましだまし歌うのと
この世界が素晴らしくないと知っていてそれでもあえて歌うのでは
たとえおなじ歌でも
はるかに意味が違う。