Duo LIBRAでずいぶん各地を廻らせていただき
携帯にメモや写真をいっぱい撮り溜めているのですが
日々の用事に追われて後記を書けないでいます
ちょっとずつ書き足しながら載せて行こうと思います
なので、整理し切れない文章になってしまうかもしれませんが
宜しければご覧くださいませ
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4/3
今回は旅先のホテルでちょっとした録音をしなくてはならないスケジュールになってしまい
積み込む荷物はいつものガットギターとアンプとエフェクターに加え
エレキ、フォークギターとマンドリンに録音機材一式を詰め込んだ中型スーツケースが増えてしまった
次に和泉さんをピッアップするところでまたスピーカーとかミキサーとか結構な量を積み込み足して
人が乗るスペース以外は天井まで満載
雨に降られながらの積み込みで予定より遅れての出発となりました
東北道を使い
今日向かうのは仙台
enn 3rdさん
2ヶ月前に仙台行った時はパリンカさんに行ったんだった
今日のennは完全なロック小屋なんだそうだが
マネージャー氏が言うには
ロック小屋なのに何故か音がマイルドで好きなのだそうで
丸い音好きな僕としては楽しみ
音質がまろやかで豊かなリバーブがかかっていたら
僕は言うことないのだ
クラシックギターとかは自然なリバーブ(残響)を得るために教会の大聖堂でレコーディングしたりするみたいだから
このユニットでも大聖堂ツアーしたいなぁ…
まあ無理だろうな…
日本にそんなに大聖堂なんて無いか…
リバーブがかかってるっていう点だけなら
駅前の地下道でストリートパフォーマンスでもいいか…
あ…
それじゃ生ピアノが無いか…
ダメか…
うたた寝してる間に半分来たよ
あと180キロ
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那須高原サービスエリアで少しだけ休憩
東北道で通る度にこの山が綺麗で気になってた
ちょっと前に標識に会津方面と出ていたので
あれはきっと会津磐梯山に違いないと一人決めしていたのだが
全然違いました
安達太良山というそうです
今17時手前で
会場まであと100キロ強
今日はちょっとギリギリな感じ
雨の影響なんだろうな
急ぐのじゃ~
雨が上がって少し雲の切れ間
僕は雲を見てるのが好きだな
本番前の心のウォーミングアップだよ
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17時半
目的地まであと40キロ
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17時45分
東北道を降りる
開場まで1時間しかないから着いたらバタバタだな…
…………………
到着してパタパタとサウンドチェックして
どうやら間に合いました
今日はアップライト
アップライトってこんな風にマイクを立てるんですねぇ
いつも大抵は蓋を開けてグランドピアノだから
演奏での微妙なタイミングを合わせるためのアイコンタクトはしやすいのだけど
アップライトは僕の位置からはピアニストの姿が見えないから
アイコンタクトの度にお互いヒョコッと顔を横に傾ける仕草になるのが今日だけのお愛嬌です
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お客様が温かい感じしたなあ…
無事終了です
今日は持ち歩いている自前の音響機材は使わず
お店のシステムでやりました
アップライトだったのでステージ上での聴こえ方がいつもとちょっと違って
気を抜くとフッとミスったりしたけど
まあなんとか
ピアニストさんは勿論ピアノを持ち歩くことは出来ないから
行く先々のピアノと
その日のうちに仲良くならなければならないから大変だと思う
このユニットは最初
自分の音響機材を持ち込ん
行く先々の会場が変わってもなるべく同じ音環境を作るように几帳面にやっていたのですが
ピアノとギターのバランス感がわかってきたのでここ最近
会場の音響機材を使わしてもらったり
また会場によっては自分達の音響機材の方が良さげなら自前を使ったり
と
ケースバイケースにしてきてるんです
そんなことはお客様には関係ない話なんだけど…
行く先々の会場や機材の音は毎回違うから
それに慣れるのは時間との戦いです
どんな音場でもいつも力を出し切れるようなスキルが欲しいな
弘法筆を選ばず
…だっけ?
あれ?
弘法も筆の誤り
だったかな?
ん?
…
まあいいか…
今夜は仙台に泊まって
明日は秋田
半月前にレコーディングで行った時は雪に見舞われたけど
もう溶けてるかな
23時半
ホテルチェックインしてこれから3人でラーメンとか行くらしい
太らないようにしようと心に誓って東京を出てきたのだが…
やはり太るなぁ…ツアーは…
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4月4日
9時40分
今日は秋田まで移動
夕べは夜中のラーメンの魅力に勝てず
トンコツ系を食べてしまった…
だいたい僕らを太らせるような処は
こういうオレンジ色とか黄色をしている
今夜は決して食べないことにしよう
昨日何故か和泉さんがくれた酒粕から造られた焼酎
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11時に出発
和泉さんが「これかけて」とトゥーツシールマンスがゲストで入ってるジャズのアルバムを出してくれた
プレーヤーの出す色彩の中でトゥーツシールマンスのハーモニカの色が僕は一番好きだ
ハーモニカは持続楽器でギターは減衰楽器だからまるで特性は違うけど
トゥーツのハーモニカのようなギターを弾きたい
トゥーツシールマンスは1曲レコーディングすると1曲分のギャラが100万なんだそうだ
\(◎o◎)/
晴天の東北道に乗って
長者ケ原というとこで昼食
ところで
旅に出て何日も他人と一緒に過ごすうちに
なんとなくその人の癖とかわかってくる
デュオリブラのマネージャー氏はかなり個性的な人だと思う
こないだくらいから
氏がある数字にこだわりを持っていることに気付いた
マネージャー氏のナップザックに5155という謎の数字が自筆で書かれている
そしてツアーを廻るこの楽器車のナンバーも5155
氏がよく履いておられるGパンの折り返した裾の裏地にも5155の数字が書かれている
5155…
謎…
今は敢えて尋ねずに謎は謎のままにして楽しむことにした
12時20分
会場までまだ190キロ
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12時40分
岩手県に入る
気仙沼通過
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前回レコーディングで秋田に来た時
横風と雪でこの水沢というところに足止めを食らったのだった
何の山かな…
13時
北上
半月前の大雪とは大違い
13時10分
秋田道に乗る
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秋田道に入ると急に風景が変わるなぁ…
雪がまだ残ってる
前回同様
やはり雪景色に興奮する僕は写真撮りまくり
どんどん雪が増えて
見とれていて気がついたらあっという間に13時半
会場までや88キロ
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凄く目がショボショボすると思っていて気が付いたら道の両側は杉だらけだった
雪景色にももう慣れてしまい
眠くなってきた (ρ.-)
全く人間は身勝手な生き物であるな (-.-)zzZ
今日はなかなか綱渡りの行程で集中しなきゃならないのだ
現地に着いたら会場に入る前にまずホテルチェックインして
東京から持ってきた録音機材をセッティングする
そしたら会場へ
今日は持ち込みの自前PAを使うので
そのセッティングとちょっとしたサウンドチェックだけで
充分なリハーサルは出来ないだろう
そこからピアノの調律が入っている間に僕はホテルに戻り
本番までの間に1曲録音して
ネットで納品してしまおうというのだ
果たして上手く運ぶかどうか…
14時20分
目的地まで30キロ
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14時35分
秋田道を降りた
目的地まで5.5キロ
着いたらバタバタです
………………………
15時
ホテルチェックイン
さて組むか…
アコギ録音するから
両側隣 空き部屋にしてもらいました
さあ録るぞ~
写真撮ってる場合じゃないんだけど ...
で
なんとリハーサル手前に録音終了
納品完了
ものすごい集中でありました
(写真とか撮ってたけど)
本番終わったらまた譜面書かなきゃ…(p_;)
さあ会場へ
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結構広いジャズ小屋で
マスターはジャズドラマーなんだそうです
ステージの後ろ壁にはいろんなミュージシャンのサインがビッチリ書かれています
サウンドチェックと少しのリハーサルで調律タイムに入り
僕らは近くのホテルに一度戻って待機
慌ただしかったからお風呂に浸かってみたけど
むしろ更に慌ただしくなっちゃったかなぁ
本番30分前に会場入り
ステージ脇のツイタテの中が楽屋代わり
ここじゃ練習用サイレントギターでも客席に聴こえちゃうから今日はグリップマスターでウォーミングアップしながら精神統一
欲を捨てる
何も望まない
眠くなるくらい
やる気の贅肉を捨てる
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一部終了
僕的にはプレイが落ち着いていたように思う
分析派の僕は
今夜のプレイが何故落ち着いてるのか原因を究明して
この先の全ての本番に活かしたいんだけど
何故なのかわからない
きっと理由はあるんだろうけど
結局音楽は理屈で語れない領域にあるから
考えてもよくわからない
だからこそ音楽は一生涯飽きない
そんなことを考えながらさて
そろそろ二部です
…………………………
二部終了
やはり落ち着いていた気がするなあ
アンコールで秋田在住のゲストボーカルさんが入ってくださって2曲
最後の最後にリブラで1曲
今日は慌ただしかったのに演奏が終始落ち着いていて不思議な1日だった
上手く行った理由ははっきりはわからないけど
何となく思うのは
やはり自分の中に少しもマイナスを作らないことと
良い演奏をしなければならないというような義務付けをしないことのように思う
良い演奏をしなきゃしなきゃと強く思って
良い演奏になったためしがないように思うよ
目に見えない良い気を
捕まえれば
それだけで勝手にエンジンは回るように思う
終演後
キャットウォークさんがお料理を出してくださいました
残念ですが僕は譜面書きが残ってるので乾杯だけでお先に失礼しました
キャットウォークさん
お世話になりありがとうございました
いらしてくださったお客様
心より感謝申し上げます
~つづく~