坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

“はけと野川をこわす都市計画道路”   東京都に中止を求める要望書を提出する。としている市長が検証を行うのはなぜ!?

2024-03-13 | 2024年第1回定例会

 2024年度 一般会計当初予算の坂井注目ポイントをピックアップ。

“はけと野川をこわす都市計画道路”   東京都に中止を求める要望書を提出する。としている市長が検証を行うのはなぜ!?

 予算審査にあたって、市は資料をいくつか提出しているのですが、この道路に関する資料は提出されておらず。坂井を含む複数の議員の求めによって資料が提出されました。資料はここ🐔から→都市計画道路に関する検証について(坂井公式ホームページ内)

 市内未着手路線の整理をするための一次検証に、”はけと野川をこわす都市計画道路”も含めて委託に出す。”はけと野川をこわす都市計画道路”については市役所で二次検証をおこなうというものです。

 施政方針の答弁から、予算特別委員会の答弁まで、「なんのために“はけと野川をこわす都市計画道路”の検証を行うのか」。市長の答弁にブレがあるようなので質疑しました。

 坂井の立場からすると、市長方針があるのになぜ検証を行うのか?と思いますし、道路建設を推進する立場からすると市長方針を変えるために検証するのか?と思うわけです。市長方針がぶれているように思うので確認が必要です。予算特別委員会の主質問に、質問数の制限はないのですが、この日はこの検証についての一問に絞って質問しました(一問入魂!…と思った通りフル回転の質疑だったので消耗…)

坂井の質疑はここ🐔から(他の議員の関連質問もあり) 休憩後の質疑はここ🐔から

詰まるところ、
「要望書を提出するための必要な手続きとしての二次検証」
「要望書は検証の結果を踏まえて検討する」
「白井市長も”地元の長が賛同していない中で東京都が何か独自に動くことはない”との見解」
とのこと。

要となる答弁を書き起こしました(坂井の書き起こしであり正式会議録ではありません)

【市長答弁】 二次検証の狙いについて
改めて明確にしておきたいんですけれど、これまで私自身2路線、優先整備路線に位置付けられましたこの2路線については、考え方を示してきた通り、環境等へのはけ野川武蔵野公園含めまして、環境含めて様々な影響があるため、懸念があるため中止見直しの立場をとってまいりました。その思いに今も変わりはありません。ただ、これまで要望書を出すと言うことについて1年以上取り組んでまいりました。その要望するために様々な検討調整を重ねて参ったところであります。その要望するための調整などして参りましたが、調整を進めるために合わせて昨年から必要な手続き手順も検討して参ったところであります。
都市計画マスラープランのこともこれまで触れてきました。施政方針でも説明をいたしました。マスタープランには見直しに関する手続きの方法は書いてありますが、市独自で見直すことができるという風にはなっていません。第4次事業化計画もそうですけど、都市計画マスタープラン含めて第四次事業化計画も本市もかつて関わって策定されたものでありますので。中止見直しするためにはしっかり市としての根拠を整理して説明する必要があるということでございます。ですので、これまで私として市長の意思として公約も含めて、これまで市民や市議会の多数の意思も受けて私としては中止見直しの要望書を出すっていうことを言ってきた訳でございますが、しっかりとした手続きに沿って要望をすると言うことでそのための二次検証と捉えていただければ結構でございます。以上でございます。

【都市計画課長】二次検証の事務手続き的な必要性について
当該2路線につきましては、都市計画法に基づく都市計画決定ですとか、本市も含めて東京都全体で策定した第四次事業化計画において、都施行の優先整備路線に選定されているところでございます。
また、当該2路線につきましては都道であるため、市は都市計画決定権限を有しておりません。
このような状況を踏まえると、法令及び事業計画に基づきまして事業を進めようとしている東京都及び関係市に対して、計画と異なる要望を行うためには、その根拠を説明する必要があるという風に考えております。
当該2路線が優先整備2路線に選定されたことを契機に自然環境等の意識が非常に高まってまいりました。また、自然環境や文化を大切にする白井新市長が就任したことにより、事業化計画策定時からは状況が変わったという風に考えておりますので、マスタープランにも基づきながら要望を行って参りたいという風に考えているところでございます。

 市長の方針を支持している坂井として、要望書を提出するために必要なプロセスなら踏んでいただきたい。東京都は、“第五次事業化計画”の振り返りをしているものの、“第五次事業化計画”策定の動向はありません。しかしながら、“第五次事業化計画”が策定されるとすれば2026年12月でしょうから、スピード感を持って取り組んでいただきたい。

おまけ的に。道路について質問した議員のYouTubeは↓ここ🐔から↓  
村山
坂井 関連:渡辺大三 斎藤
 (休憩後) 坂井 関連:渡辺大三 斎藤
古畑
清水(他の質問あり)
河野(他の質問あり)
◆ 森戸(他の質問あり) 関連:片山
 安田(他の質問あり) 関連:森戸

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