最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

笑福亭笑瓶さん 大動脈解離で急逝

2023-02-23 17:31:22 | 大動脈解離

落語家 笑福亭笑瓶さんが、2月21日に
急性大動脈解離で、急逝したニュースが流れました。
日曜のTBS TV番組「噂の東京マガジン」に出演されていてよく見ていました。
(BSになってからは、あまり見ていなかったけど)
16日にも番組収録に参加していて、本当に突然なことだったそうです。

笑瓶さんは、2015年12月29日に千葉県内でゴルフ中に体調不良を訴え、
ドクターヘリで同県内の病院に救急搬送され
約2週間、入院して翌年1月14日に退院。
病名は今回と同じ急性大動脈解離だったそうです。

大動脈解離とは、大動脈内膜に生じた亀裂から血液が内膜に流入し、
外層と内層に解離させていく疾患です。


徳州会グループHPより
大動脈解離は血管の解離する場所によって、A型とB型に別れます。
A型の場合は、48時間以内に破裂、心筋梗塞、脳梗塞にて
死亡する確率が5割程度と危険なため、緊急手術が原則です。

笑瓶さんの1回目の発作は、B型だったのではないでしょうか?

手術をしない場合は血圧を下げたり、薬物治療により、
自然治癒を待つわけですから、解離部分は弱くなっているため、
経過観察は必ず必要だということです。

笑瓶さんさんは、1回目の発病後は、
とても健康に気をつけていたそうですから、
今回の再発で死亡に至ってしまったのは、
とても運が悪かったということでしょうか?
私の場合は、亀裂部分がスタンフォードA型とかいう、
心臓から出た最初の上行部分だったので、緊急手術でした。
左の写真のように、解離部分を人工血管に置き換えたわけです。

昨年12月、術後2年検診で、精密検査を受けましたが、
人工血管に取り替えた先にも、血管壁の中を少し血液が流れて、
その痕がまだ完全に塞がっていないので、完治とならず、
1年後、また精密検査と言われてしまいました。
「それほど心配はいらない」
とは言われましたが、完全にOKではないのですから、
もしかしたら、笑瓶さんの様に再発もあるかと思うと
今回のニュースは、楽観的な私を少しだけ、心配症にさせるものでした。

まぁ、今のところ元気ですから、その時はその時と思う以外ありませんよね。

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