昨日は、忙しい一日でした。
日本橋高島屋で開催中の「川瀬巴水展」を観に友達二人と行く約束があったので、
門を出て急ぎ足で数分歩いたら、何と道路に人がうつぶせに倒れているではありませんか!
ちょっと見ていても動きません。お年寄りの男性ようです。
「えっどうしよう!」と焦って
慌ててかけよって「大丈夫ですか?」と声をかけると、「散歩していたら転んじゃって」
とハッキリした応答があったので、まずひと安心。
でも、怪我をして動けないようです。
「今、救急車呼びますから」といってスマホで 119にかけようとしましたが、
慌ててなかなかかけられません。そこに目の前にある老人施設に通う職員の方も駆け寄ってきて手伝ってくれました。
怪我の様子を見ようと仰向けに寝かせると眼鏡が壊れて口の上か鼻のあたりを切ったようで顔に血がついています。
私も手伝いの方が来たので、ちょっと落ち着いて、やっと119にTELできました。
おじいさんも慌ててしまっていて「家に息子がいると思うけど、連絡を」というのですが,
電話番号が思い出せません。杖に住所と電話番号が書いてあるのを、手伝ってくれた職員の方が見つけましたが、
よくみえないのでおじいさんに聞くと、「○○○○番かな?」といいました。
でも、その番号にかけると全然違ったところにかかってしまいます。
「救急車には誰か付き添わなきゃいけないんじゃないかな?」2,3人の方が集まってきて、話しました。
皆さん通勤途中ですから、「困ったなぁ~」と思案顔。
私は遊びに行く途中でしたから、
「もし付き添いが必要なら、私が行きます」と名乗りを上げました。
私の携帯に救急車から様子を確認する電話があり、その場の様子を話すと
「本人は出られますか?」と聞かれたので、おじいさんに聞くと「でる」というので、
渡しましたが、年齢を聞かれても「80かな?90かな?」などと言って、うまく答えられません。
ちょっと認知症もあるのかな?と思いましたが、すっかり分からないわけではないようでした。
それからちょっとしたら救急車が到着。
救急隊の方がおじいさんに氏名、年齢を聞くと今度ははっきり答えました。
「昭和10年生まれ」と言ったので、79か80歳でしょう。
「通報者は?」と聞かれたので、私が名前を書きました。
隊員の方がストレッチャーに乗せて、
「後はこちらで処置しますので、このまま、いらっしゃって結構です」と言ってくれました。
重症そうでもないし、そう言われたので、みなその場を立ち去り、
私も慌てて待ち合わせの銀座に急ぎました。スマホがあるので遅れることを伝えられ、ホントに便利!
道に人が倒れていたり、高速を逆走する車がいたり、
これからの老人社会は、大変なことになりそう!
その老人の仲間に私自身が入ってしまっているのだから…
自分もあの状態になることがあるのか…
それにしても、大したけが人じゃなくて良かった!
瀕死の人を見つけちゃったらどうしたらどうしよう?
考えさせられました。
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