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最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

順調に回復してます♪

2010-02-16 21:04:07 | くも膜下出血
夕方、病院に見舞いに行くと、Tさんはもう点滴もなくなっていました。
頭の傷がチョット痛々しいけど、顔の腫れもすっかりひいていました。
午前中リハビリと造影剤を入れてCT検査をしたそうです。
リハビリは何をするのかと思ったら、廊下を歩いてみたり、
片足立ちをしてみたり、手を握ったり開いたりしたそうですが、
問題なくできたみたいです。

少ししたら看護師さんが来て、
「お風呂が空いています。どうぞおはいりください」
と言ってくれたので、一人で入りに行きました。
もう、髪は一度洗ってもらってあったみたい。
しばらくしたら、さっぱりときれいになって出てきました。

忙しくてお会いできないかなと思ったけど、
ドクター栗田も病室に来てくれて話が出来ました。
明日、抜糸をして様子を見て19日(金)には退院できそうだということです。

全てが順調にいって、こんなに嬉しいことはありません
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ICUから一般病棟へ

2010-02-12 20:26:40 | くも膜下出血
今日病院に行って、SICUの入口で要件を告げると、
「Tさんは一般病棟に移られました」
ですって!
そこで4階脳外科のナースステーションで病室をきいたら、
案内されたところに別人が???
もう一度調べたら、その人の退院待ちで、個室にいました。
もう点滴が一つつけられていて、少し手術した側の顔が腫れているだけで、
大手術した人には見えませんでした。
スタスタ歩いて、トイレも自由です。
人間の回復力はすごい
来週からリハビリをするって言われたそうだけれど、どんなリハビリをするのでしょう?


さて、明日は母が亡くなってちょうど1年です。
最後の最後まで頑張って人間の尊厳を失わなかった母の姿が今も目に焼き付いています。
明日は鹿児島に行って母の墓参りをしてきます。
「千の風になって」の歌のように母はきっとお墓の中になんていない気がします。
でも、心の区切りをつけたくて母の墓参りがしたくなったのです。
人の死って必ず訪れるものではあるけれど、
大事な人の死はいつまで経っても、納得がいかないって感じです
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SICUで

2010-02-11 17:36:11 | くも膜下出血

今日のTさんは、もう元気いっぱいです。

未だ、SICUですが導尿の管や、

鼻から気管に入れてあった管や

その他の点滴の管が次々外されて、

水も飲ませてもらえて、ベッドを起こして

食事も自分で食べられるようになって

彼女らしいキンキン声のおしゃべりも始まり、

絶好調になりました。


昼過ぎに病室に行ったら、ちょうどドクター栗田も見えられて

「とても上手くいって、手術後も順調です」

ってお話しがありました。「写真を撮らせて下さい」ってお願いしたら、

快く、Tさんの横に立って下さって、Tさんは見ての通り、Vサイン!


今日も手術だそうです。

日本では全国的に今日は祝日で休みだというのに、そんなことは全く関係なく、

患者を救うことに命をかけていらっしゃる。

素敵です

でも、先生も人間ですから、少しは休んで下さいね!

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手術大成功\(^_^)/

2010-02-10 19:40:25 | くも膜下出血
今日は朝早起きして、病院に行きました。
病室に行くとTさんは点滴して、手術着に着替えていました。
手術部位を剃髪して準備万端。
ドクトルクリクリがいらして
「よろしくお願いします!」と挨拶して
予定通り8時半に病室から手術室へ。
手術が終わったら、SICUに入るので、場所を確認したあと家族控え室へ。

Tさんの弟のHさんと二人でそれからずっと待っていました。
昼を過ぎても連絡なく、手術は順調に進んでいると思いつつ、時々、大丈夫かなぁ~?

予定では3時頃には終わるとおっしゃっていたので、
3時少し前に
「そろそろ予定の時間ね」
と言った途端、ポケベルが鳴りました。
呼び出し場所が手術室かSICUか番号で表示されるから確認して消すようにと言われていたのに
慌てて、確認もせずに切ってしまいました。
「予定通りだから、手術室じゃないよね」
と言って、1階のSICUに行って、入口でボタンを押してTさんの家族であることを告げたら、
すぐに開けてくれて、中に入りました。
様子からして、もうOKの雰囲気。ほ~~~っ!

ドクトルクリクリは続けて手術に入っているのでということでサブの先生から説明がありました。
瘤は思った以上に大きくなっていて、癒着している血管を剥がす作業は時間がかかったそうです。
でも、上手く3本のクリップでしっかりと根本をとめることが出来て成功だそうです。
ばんざ~~~い\(^_^)/

その後、Tさんに会ったら、未だすっかり麻酔が覚めていないせいで、少ししゃべりにくそうだったけど、
しっかりとしていて、これなら大丈夫って確信できました。

本当に本当によかった



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開頭クリップ手術のため入院

2010-02-08 21:31:48 | くも膜下出血
親戚のTさんが明後日の手術のため、今日入院しました。

手術の説明は明日夕方という話だったけど、
入院の日には、色々説明や予定などきかされることが多いので、一緒に病院に行きました。

手続きが済んで病室に案内されたら、未だベッドが用意されていなくて、
デイルームという、ちょっと広いサロンみたいなところで待っていたら、
ドクトルクリクリが見えて、
「今少し時間があるので、手術の説明をしてしまいます」
と言って、カウンセリングルームで手術の説明がありました。

Tさんの動脈瘤はブレブといって一部がさらに膨らんでいる不整形な瘤で、とても破裂しやすい形であること。
実際開けてみないと瘤に癒着している血管を剥がすことが、容易に出来るかどうか分からないこと、
キチンとクリップをかけられれば、この瘤に関してはもう心配なくなる事等、
詳しく説明して下さいました。

手術はスムースにいってだいたい5時間くらいかかるそうです。
8時半に病室を出るということですが、
麻酔や色々な準備をして実際手術にはいるのは10時頃だとか…
終わったらSICUにしばらくは入るそうです。

それにしてもビックリしたのは、ドクトルクリクリはその後もう一件、
脳腫瘍の手術があるので、終わったあとの説明は
サブの先生がすることになると思うっておっしゃったのです
「えっ!その後もう一件手術をするんですかぁ
って驚いたら、
「普通のことです」
ですってまたまた

脳外科医って並はずれた体力気力が必要な仕事だと改めて思わされました。
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未破裂脳動脈瘤がみつかって3

2010-01-22 21:55:18 | くも膜下出血
今日は、未破裂脳動脈瘤がみつかったTさんが
ドクトルクリクリの診察を受けるのに付き合って病院に行ってきました。
画像を見て、診断は同じでした。

中大脳動脈瘤で、大きさは向こうできいたより大きく6~7㎜。
瘤が不整形なもので、整形のものより破裂しやすいこと。
年齢的にも、女性であることを考えても、
やはり開頭クリップ手術をすることを勧められた。

彼女はもうすっかり覚悟が決まっていて、
なるべく早く手術してほしいと言って、
2月10日に手術を受けることに決まった。
8日に入院の予定で、入院期間は約10日間くらいだそうです。

場所はそう難しいところではないが、瘤に血管が巻き付いているし、
不整形なものなので、そう簡単というわけではないそうです。
頭を開けて脳動脈に施す手術ですから、リスクがないわけはありません。
でも、破裂しやすいと言われながら、手術をせずに破裂してしまったら、
それこそ、命にかかわるわけだし、叔母のように後遺症に苦しむことになれば、
それは後悔するに違いありません。
上手くいって、心配なく暮らせるようになりますように。

午後は手術のための検査。血液尿検査、レントゲン、心電図、呼吸器検査に廻り、
入院手続きを済ませたら、4時過ぎになってしまいました。

フ~ッ、病院って元気じゃないと行けないところよね!
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未破裂脳動脈瘤がみつかって2

2010-01-21 14:19:36 | くも膜下出血
Myドクターだったドクトルクリクリにメールで相談したら、
すぐに返事を下さって、今週の金曜日に外来に来たら診察して下さるとのこと。
画像その他を持ち込めれば、2月中に手術も可能ですといって下さった。
バンザーイ

Tさんに知らせたら、是非診ていただきたいとのこと。
慌てて武蔵小杉の病院にきいたら、
画像その他ももう渡すことができるということなので
明日金曜日に診ていただくことになりました。
2月はもう1度だけしか、外来も出られないとのことなので、最後のチャンスでした。
埼玉に移っても、診て下さるとはおっしゃって下さったけど、
遠いから、行くだけでも大変ですから。

「Tさんは本当に運がいいわよ」
と言ったら、
「ホントにそうよね」
ととても元気が出たみたいなので安心しました。

上手い具合に事が進んで、早く心配がなくなる状態になりますように!
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未破裂脳動脈瘤がみつかって

2010-01-19 22:05:18 | くも膜下出血
父の従妹に当たる人で、親しくお付き合いのあるTさんが、
昨年11月末に急性胃腸炎で救急入院しました。
10日ほどの入院で胃腸炎はすっかり治ったが、
その時に箸を取り落として、すわ脳梗塞かと脳のMRIを撮ったら、
脳梗塞は全く問題なく、代わりに未破裂脳動脈瘤がみつかってしまったということだ。
今月20日で69才になる独身の女性です。

元気のよい、精力的に色々な活動をしている人ですが、
脳動脈瘤がみつかってすっかり怖くなってしまったみたい。
特に一人暮らしですから、家にいるとつい考えて「どうしよう!」思ってしまうそうです。

昨日は病院で造影剤を入れてCT検査をして、医師の説明があるということでした。
一人では心配そうなので、くも膜下出血経験者の私が付き添いとして一緒に行きました。
私も自分がくも膜下出血なった時は、全然知らなかったので、
医師の説明は家族も本人(手術後少しわかるようになってから)も
何のことやら本当にわかりませんでした。
無事生還して、自分がどんな病気に罹ったか、頭の中がどんな風になってるかを調べて
やっと、あの時の説明はどんなことをいっていたかがわかったのです。

Tさんもきっと心配だし、緊張もするし説明もわからないと思うので、私が一緒の方がいいでしょう。

朝、武蔵小杉の病院に行き地下のCT検査室に行くと彼女が心細そうに待合いにいました。
私の顔を見るととても嬉しそうにしてくれました。
検査後、診察室で話を聴くと、
中大脳動脈瘤で5㎜位の大きさだが形が不整形なので手術をしたほうがよい。
また、瘤の口が開いているので、コイル塞栓は難しく、開頭クリップがよいと思うという話でした。

私がくも膜下出血になって杏林大学病院で手術し、その後も診ていただいたことを知ったドクターが、
どうするかについてそちらと相談してみたらどうかと言われたので、
Myドクターだったドクトルクリクリに相談してみることにしました。
でも、転勤でお忙しいし、診ていただけるかなぁ?

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脳動脈瘤

2009-10-22 21:26:20 | くも膜下出血


今日は外来診察で私のベビー脳動脈瘤の成長具合を調べるMRI検査をしました。
結果は上の画像です。変わりないということで一安心<ホッ>
「2㎜くらいかな?」って言われました。
「このまま成長せず、破裂もせず、くも膜下出血にならないですむこともありますよね」
と尋ねたら、
「勿論です。破裂しないほうがずっと多いわけですから…血圧が高くならないようにすることは大事です」
血圧は寒くなってきてやや上がってきましたが、まぁまぁ安定してます。

さてさて、ベビーちゃんがそのままだったのはよかったのですが、
Myドクターがやはり来年の4月からS医大に転勤することになったとのこと
どうするか次の外来までに考えてきてくださいって言われちゃいました。
今年は何だかいろいろと変化の起こる年。人生の曲がり角って感じです。
60歳だからかしら………?

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手術をしない「くも膜下出血」

2009-09-03 20:56:58 | くも膜下出血
今日は外来診察。
血圧は、少し寒くなって、やや上昇気味だが、順調。
10月22日にベビー脳動脈瘤の成長具合をチェックするMRI予約。
今日は、学生が診察を見学していた。
最近脳外科は大変すぎて、小児科、産科と同じく志す学生が少ないといわれています。
脳は人間の人間たるを司る器官。
ここの病気は難しいが、何よりやりがいがあると思うので、
ぜひぜひ多くの医師を目指す学生に携わってほしいと思います。

さてさて、いつもの調子で診察後、質問してみた。
最近私のサイト「しぶとく生き残るためのヒント」のBBS「しぶとく生きる掲示板」に書き込まれた話。
くも膜下出血で手術をしなかったケースの話です。
手術をしなかった人の話は前にも聞いたことがあった。
くも膜下出血は再出血を起こしやすいので手術をするといわれているのに
手術をしなくて再出血は大丈夫なのだろうか?

そのまま引用させてもらいます。

「連れ合いが」…こねこちゃん
連れ合いが7月23日午前6時過ぎくも膜下出血になりました。詳しく申し上げます。
7月23日連れ合いに6時過ぎに朝食の用意ができたと寝室へ起こしに行きました。
彼はダイニングキッチンへきて気持が悪いからとまた部屋へ戻りました。
7時頃様子を見ると頭が痛い、吐き気がすると言って寝転がっていました。
8時頃トイレ行きたいと起き上がるも激しくふらつきとても起き上がれない状態。
その後何度かトイレへ行きたがるも、
やはりふらつきが酷くあちこちぶつかりながらやっとトイレへ行く始末。
これはおかしいと流石に思い、病院へ連れていくことにしました。
しかし、記憶もおかしくなってきており、自分の財布や保険証等など場所が分からない様子。
10時頃やっと病院へ到着しました。
その時もトイレに行きたがり、もちろん車いすに乗せていました。
様子がおかしいので近くにいた看護師の方が手伝ってくれました。
その時も尿も出ず失禁しておりました。
看護師のかたはすぐに救急外来に運んで下さり、
そのまま、脳神経科、脳外科に回され、くも膜下出血と診断されました。
致死率50%、助かっても3分の1は後遺症が残る。と言われました。
しかし、このブログの“しぶとく生きる”のように後遺症も何もなく
退院することができました。
今は自宅療養中でございます。9月からは仕事に復帰する予定です。
彼の言うところによりますと、出血する瞬間がわかったそうです。
彼の場合は急に頭の中でザーっと激しい雨が降るような音がしたそうです。
そして虹色の光が何本も飛び交っていたそうです。
わたくしは今後がとても不安です。
みなさま何か気をつけていることがあるでしょうか?
ちなみに彼は徹底的に検査したのですが、出血部位はわかりませんでした。
したがって手術等は何もしておりません。
主治医によると、原因が分からない方が予後がいいそうです。(笑)ホンマかいな?


私 :先日、私のサイトの掲示板に、くも膜下出血で出血部位がわからずに
   手術をしないで退院したと書き込みがあったのですが、
   それは脳動脈瘤が破裂したのではないということでしょうか?
Dr. :手術をしない場合、2つのケースがあります。
   1つは脳動脈瘤がわかりにくい場所にあって見つけられないケース。
   もう1つは脳動脈瘤破裂ではなく血管が切れた場合です。
私 :血管が切れたというのは脳内出血と同じようなことですか?
Dr. :そうです。脳動脈瘤破裂でない場合はたいてい症状もどちらかというと
   軽い場合が多く、予後もいいことが多いですね。
私 :予後も多分いいって、主治医に言われたって書かれていました。
Dr. :じゃぁ、多分それだと思いますね。
私 :そういう場合は太い血管が切れたのではないのでしょうか?
Dr. :いえ、どこが切れたかわからないわけですから…

そうよね。くも膜下出血は脳脊髄液の中に血液が広がってしまうわけだから、どこが切れたかはわかりにくいのよね!
ってことで、こねこちゃんの連れ合いさんは、きっと仕事復帰も上手くいくのではないでしょうか。
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「くも膜下出血」を「急性アルコール中毒」と誤診

2009-07-16 23:21:27 | くも膜下出血
Myサイト「しぶとく生き残るためのヒント」の掲示板にこんな書き込みがありました。

38日で退院できたのは奇跡じゃないかとおもいます。
息子は会議のため出張した友人と居酒屋で飲食中倒れ、
救急車で運ばれました。
3時間の間飲んだのは生チュー2杯麦焼酎少しなのに
お医者様は「急性アルコール中毒症」の診断でした。
そして点滴後、息子の免許書を運転手に見せタクシーに乗せたそうです。
家に来る途中で意識も無くなり、救急車を呼んだのですが、
救急隊員が何処から乗せたか運転手さんに聞き、
其の病院に電話し「アルコール中毒の処置がしてあるでしょ」といい、
帰ってしまいました。朝になっても意識がはっきりしないので、
処置した病院に電話したら「二日くらいはそういう状態です。寝かせておいて」
と言われ、昼まで見守っても改善されず、
午後、彼を車に乗せ其の病院に連れて行きました。
「アルコールが抜けないうちはこんな物です。心配ならCT撮りますが」
「お願いします」
「くも膜下出血を起こしてます。ここでは手術できないのでご希望の病院ありますか」
こんなやりとりで悪夢が始まりました。
救急救命センターに救急車で入り、7時間の手術をしたのは、
其の翌日で、3週間ICUにいて、術後、皆さんが書いておられるように
10日間ほどは頷いていましたが、意識はなかったそうです。
彼の記憶は居酒屋で倒れ、救急車に乗ったところからありません。
動脈瘤は5ミリくらいと言われました。ただ出血量が少なかった事と、
意識レベルが良かったからと先生はおっしゃっています。
低血圧でれん縮を防ぐために血圧を上げてもなかなか140まで行かなくて
先生を困らせましたが、水頭症もでなかったので退院、
自宅療養でこの13日に2ヶ月ぶりに職場復帰しました。
上司の気遣いで仕事は慣らし運転のようですが、暑い時期ですから心配です。


本当に無事助かってよかった話。
[若い][アルコールを飲んでいた]
そういったことだけで先入観をもって診察した結果だと思います。
もう少し、注意深く診察してもらいたいですよね!
★★★★★★★★★★★★★★★★

今日は、外来診察の日。
受付手続をして、トイレから出てくると待合いに座る間もなく、名前を呼ばれました。
又、忙しそうなドクターをつかまえて、質問してしまいました。

「くも膜下出血って脳動脈瘤が破れて、脳脊髄液の中に血液が出て脳圧が上がることで症状が出るんですよね!」
「そうです」
「じゃあ、動脈瘤の場所で症状が違うことはないんですか?」
「脳は豆腐のようなものですから、激しい出血で出血部位に影響が出ることはありますが、
基本的には出血部位と症状はあまり関係しません」

そこで、上記の人の話をしたら、やはり、出血量が多くなかったのでは?とのこと。
出血量は症状の重さに一番関係するとのことです。

「出血って一度止まるのですよね」
「そうです。5~10秒で普通は止まります」
「え~~っ!5~10秒で!
「そうです。でも又、再出血を起こすことが多く、再出血はもっと大出血になりやすい」
「それで、手術して再出血しないようにするんですよね」
「そうです」

それにしても、出血が普通5~10秒で止まるって知ってました?
私はてっきり1時間くらいは出血しているのだと思ってました。
私の場合も、1時間ぐらい意識はあって、その後にわからなくなったので、
その間、出血し続けていたのかと思ったら、そうではなかった。
つまり、頭に衝撃のようなものを感じたあの時に出血してすぐ止まったということですね!
脳脊髄液ってほんの少しの変化で、脳に大きな影響が出るものなのです。
初めて知りました。

「今日は、早く呼ばれたでしょ!これから手術なんです」
そんな忙しい、ドクターに申し訳ございませんでした
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父の命日

2009-04-27 00:05:15 | くも膜下出血
今日は父の29回目の命日です。
29年ていうと、もう大昔のことですが、
あの日のことは鮮明に憶えています

29年前、1980年4月26日は土曜日でした。
このころにしては夏のような暑さが急に来た日でした。
私は近所の団地の公園で、上の子(当時5才)を遊ばせていました。
お昼少し前だったと思います。夫が息を切らせて走ってきて
「お父さんが倒れて救急車で病院に運ばれたって!」
と言うので、慌てて家に帰り、子どもを義母に預けて車で病院に駆けつけました。
実家は私の家の近くなので、病院も車で10分くらいのところでした。
着いて、病室を確かめ階段を上っていくと、母に会いました。
「どう?」
と聞くと、母はただ首を振りました。
病室に着くと、ちょうどストレッチャーからベッドに移すところでした。
廊下で待つようにいわれ、しばらくして医師が出てきて
「これだけひどい発作で助かった人を私は見たことがない。覚悟してください」
と言われた。ひどく苦しそうな呻き声を一定の間隔であげていた。
脳圧が高まった時に出るのだとドクターが言った。
間もなく、気管切開をして声は止まった。
そして、心臓に電気ショックをかけたが、もう動かなかった。
その間わずか2~3時間だった。
死亡診断書には「心脳卒中」と書かれていた。
そのころ、もうCTはあったが、検査する間もなく、解剖もしなかったので、
はっきりした死因はわからないが、「くも膜下出血」だったと思う。

父は中学の国語の教師だったが、その年3月に定年退職している。
退職してわずか26日目だったということだ。
母の話によると、退職金の運用のことで銀行の人が自宅に来て、書類を書いている時、父が突然、
「ちょっと、ここ、代わりに書いてくれないかな?」
というので
「どうしたの?」
といって母がそばに行くと、とても気分が悪そうだったので
「横になった方がいいわ」
と立ち上がって寝室まで歩いていってベッドに入ろうとした途端に激しい痙攣を起こし、嘔吐したということだ。
意識もないので慌てて救急車を呼んだそうだ。

母はもうその時からずっと一人暮らしだった。
孫も3人もいたので、いい年だったような気がしたが、55才だった。今の私より若い!
今頃父に、父の見ることのできなかった29年分のこの世のできごとを教えて、楽しく語り合っていることだろう。

書いていたらもう27日になってしまいました。
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手術数

2009-04-23 14:45:50 | くも膜下出血
今日は外来診察でした。
暖かくなって、母のこともだいぶ落ち着き、
血圧も安定して下がってきました。

手術数についてMyドクターにお聞きしたら、
大学病院や国立病院などはそうこだわらないけど、
個人病院はやはりこだわると思うとのことでした。

手術数は多いほどよい病院とは決していえない、
それは自分も言いたいことだとおっしゃっていました。
「だいたいほんの一部をのぞいてほとんどの脳動脈瘤の手術は
キチンと教育を受けてある程度の経験を積めばどんな脳外科医でも出来る。
マスコミでもてはやされるスーパードクターにわざわざかかりに行ったりする必要はない」
と言いきってらっしゃいました。
そういわれればそうかなとも思いますが、素人は「手術」って言われると、
怖いし、うまくいかなかったら後々まで苦しむことになるしって思っちゃいますよね。
まあ、自分の身体のことだから、よく勉強して、ドクターと話し合って、
信頼できると思ったら、
「お願いしますっ!」
って事かな?
脳動脈瘤なんてみつかると、つい、すぐ破裂しちゃうんじゃないかと心配になるけど、
そんなことはまずないと思っていいようです。
落ち着いて、納得できなければセカンド、サードオピニオンを求めればいいということですね……!
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予防手術

2009-03-26 14:40:45 | くも膜下出血
東京は桜は開花したものの毎日寒い日が続き、ちっとも開花が進みません。
今日も冬のような寒さでどんよりとして、時折、雨がパラパラと降ったかと思えば、
晴れてきたり変なお天気です。

今日は、外来診察の日でした。
Myドクターは、今年度はまだこの病院にいらっしゃることは決まっていますが、
4月から、手術日も増やして忙しくなって外来に出られる日が減るそうです。

病院は今、手術数が週刊誌その他で発表され、
手術数が多い病院ほどよい病院的な言われかたされています。
先日、MyサイトのBBSに書き込みして下さったN先生がおっしゃるように
全体として脳動脈瘤は未破裂でみつかっても、破裂する確率は低い。
それを、もし、見付かればすぐに手術をして
少しでも手術数を多くしよう等という傾向があるなら、それは問題だと思います。

年齢的にいって、また大きさからしても、
もう手術する必要があるのか(勿論本人の意志次第ではありますが…)
というケースに脳動脈瘤の存在を告知したり、
手術も行うというのは、私はよくないと思っています。

義母も3年くらい前(86歳でした)に、たまたま腸閉塞で入院した時、
5.5㎝の腹部大動脈瘤が見付かりました。
腹部大動脈瘤も脳動脈瘤と同じように破裂すれば非常に危険だし、
今は予防手術も多く行われています。一応、普通5㎝以上は手術適応とされています。
80歳を超えて予防手術をするケースも多いようです。
でも、義母の場合、85歳を超える高齢だし、血圧も高くないし
また本人も手術はイヤだというので、もうそのままにしています。
手術をしないのだから経過観察などすれば、
不安になるだけなので経過観察もしていません。
間もなく3年が経って6月には90歳になります。
本人も動脈瘤のことはよく知らないので
「もう治ったみたいよ!」と言って、全然気にしていません。
私は、義母の場合、これでよかったと思っています。

まぁ、MyドクターのK大病院がそういうことで手術数が増えるのかどうかは
わかりませんが、我々患者ももつい、手術数が多ければ、
それだけ手術の上手い医師は多いだろうと思ってしまいますよね。
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ネット検索のポイント(医療情報)

2008-12-16 12:16:57 | くも膜下出血

近くのシュークリームやさんで売ってる
トトロシュークリーム<可愛い!>

今朝の朝日新聞12面に「がん死20%減への挑戦」という企画のシリーズが載っていましたが、
その中に“賢い患者になるために”というコーナーがあります。<以前にも書いたことがありましたが…>

今回のは、「ネット検索3つのポイント」と「診療ガイドラインを知るのも重要」
という題で書かれていました。

何度も書いていますが、自分や家族が病気になったら、その病気について、ネットで調べることはとても大切です。
昔は、病気の情報はだいたい「家庭医学事典」のようなものから得られるだけでしたが、
今はネットを使って、本当に詳しくいろいろなことを調べることが出来ます。
病気を知った上で、自分なりの対策を考えることは、病気を早く治したり、間違った治療をしないためにも大切です。
ただ、ネットで調べる時に注意しなければならないことは、沢山あります。
調べられるようになったので、その情報に従って自分だけで勝手に治療したりすれば、かえって悪い結果になったり、
手遅れになったりすることもよくあります。

記事を引用させてもらうと


もし家族や友人ががんかんじゃになったらどうしますかー。学生に尋ねると「インターネットで調べる」と答えます。
ー中略
(インターネットで調べる)ポイントは三つでしょう。
① まず、「情報の提供者はだれか」。サイトのスポンサーが企業なら、企業に有利になりがちです。
  検索して上位にくる情報の質が高いわけではありません。広告費を出せば上位にできるシステムもあります。
② 二つ目は「更新日はいつか」。古い情報だと、その後により良い薬の登場や副作用があったりします。
  作成時期や更新日が示されていないなら、信用しない方が得策です。
③ 三つ目は「検索時のキーワードに工夫」。インターネットの検索時に、病名に「根拠」や「エビデンス」という言葉を
  加えると、より信頼性の高い情報を得られる可能性が高くなります。

患者さんの口コミ情報も役に立ちます。
同じ病気を持つ人の経験や気持ちがわかれば、孤独にならずに励みにもなります。
研究成果を積み上げて評価が確立している標準治療の体験談は、
その治療を受ける予定だったり、受けようか迷ったりして
いる時に、貴重な情報になります。
ただ、思い込みで、あまり一般的でない治療を薦めるような内容に
注意が必要です。

ー後略
          中山健夫医師(京都大) 朝日新聞2008/12/16朝刊


私は、自分のサイトやブログが太線の部分で役に立てればと思ってます。
脳卒中、特にくも膜下出血、またその原因の多くである脳動脈瘤は
家族でも本人でも友人でも身近に罹った人がいない場合の方が多いし、
命に関する重病で、後遺症その他、不安なことだらけです。
手術も上手くいったり、いかなかったり、手術は成功といわれたのに、後遺症が残ったり、医師には問題ないと言われたのに、
何か不調を感じていたり、患者の悩みは尽きないことが多い。
正直に出来るだけ明るく前向きに病気を見つめられるように語り合える場でありたいと思ってます。よろしく




  
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