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NO2・都議選とオリンピック利権、3度目も失敗か?東京五輪会長森喜朗氏

2016-07-04 | 今注目の話題

小池氏は森派時代に2回も森さんに逆らっている。森さんは五輪
開催地の東京都知事には自分のコントロールできる人物を置きたい。


2016年7月4日 月曜日

都知事候補に小池百合子氏浮上に森喜朗氏が「待った」 6月2日 ZAKZAK

舛添要一・東京都知事の政治資金スキャンダルで安倍官邸は水面下で都知事選の候補者選びを進めていたが、その中で最有力候補に浮上してきたのが小池百合子・元防衛相だ。安倍晋三首相も「勝てるなら小池擁立でいい」との意向だという。だが、そこに「待った」がかかった。

 都知事候補選びに強い影響力を持つのが東京五輪組織委員会会長の森喜朗・元首相だ。「大の小池嫌い」で知られる。

 「小池氏は森派時代に2回も森さんに逆らっている。森さんが反対したのに小泉内閣の環境大臣に就任し、2008年の総裁選にも勝手に出馬した。森さんは五輪開催地の東京都知事には自分のコントロールできる人物を置きたい。

 たとえ安倍総理がよくても、自分に従わない小池擁立は絶対に認めるはずがない。小池氏がウエイトリフティング協会会長に就任した時も、事前に聞かされていなかった森さんは非常に不機嫌になったほど」(旧森派=細田派議員)

 安倍首相は5月20日にその森氏と料亭で会食した。表向きはがんの手術をした森氏の「快気祝い」という名目だったが、手術をした昨年の3月からは1年以上経っている。安倍側近で舛添氏批判の急先鋒で東京選出の萩生田光一・官房副長官が同席しており、党内でも「舛添問題と都知事選の対応が話し合われた」との見方が強い。この会談を転機に、改めて森氏に近い自民党東京都連会長の石原伸晃・経済再生担当相に白羽の矢が立った。(後略)



都知事選、小池百合子の奇襲炸裂 6月29日 新田哲史

キャリアウーマンのロールモデルとされる政治家や経営者によっては、メディアに対してことさら「女性」を強調しない人も多いのですが、ここでは敢えて「初めての東京の女性知事を目指す」と明言することで、メディアが取り上げたくなる勘所を突き、話題作り→世論喚起を狙っていますね。そして、4年後の五輪開幕時と都知事選が時期的にバッティングするという懸案についても自ら「任期を約3年半」と身を切る姿勢を示したことは、都民の理解を得られやすい。

これもある意味、“争点”を設定したようなもので、今後ほかの候補者もわざわざ自分から途中辞任を口にするかどうか言わざるを得ない状況を一気に作り上げてしまいました。

新進党結党時の演出力は健在

そもそも、小池さんは小泉政権時代のクールビズのエバンジェリストとしてもおなじみなわけですが、政界入りした直後から、テレビキャスターの経験をフル活用して様々な仕掛けをしており、その演出力には定評があります(興味あるアナタは大下英治さんの『権力奪取とPR戦争』をアマゾンポチ)。

日本新党発足時には、後に総理となる細川さんのテレビ写りがよくなるようにディレクションしたり、街頭演説に交響楽団を配置したり、演説会にクラシックを流したりするなど、日本新党の広告PRを担当した電通子会社代理店の人もびっくりする才気ぶりを発揮。新進党の結党大会では、「新進党」と書かれた大きな一枚の幕で、会場のパシフィコ横浜を埋め尽くしてしまう、米大統領選のような演出をやらかしたりなんてのもありました。新進党の政策なんか誰も覚えてませんが(笑)、あの結党式はうっすら記憶にあるという40代以上もいるはず。

選挙プランナーの松田馨さんもすでにツイートしてましたが、「後出しジャンケン」が必勝法となってきた近年の都知事選において、仮に小池さんが勝てば先手必勝という新手の勝ちパターンになる可能性もあります。都知事選メディアウォーズ、いよいよ本格的に勃発ってところのようです。ではでは。



(私のコメント)

参議院選挙の真っ最中なのですが、テレビなどはそれよりも都知事候補にだれがなるかのほうがワイドショーの中心になっている。小池百合子氏の先手必勝になるか、黒幕の森喜朗五輪組織委員会会長の言いなりになる都知事が立つかの戦いになっている。

新国立競技場の件といい、オリンピック利権が大きいから森喜朗会長の暴走が止まりませんが、舛添都知事が辞任に追い込まれたのも森会長の言う事を聞かなかったからでしょう。その都知事候補に森氏の天敵とも言えるような小池百合子氏が立った。面白い勝負になりましたが、森氏には会長を辞めて引っ込んでもらいたいものだ。

東京都の予算規模は13兆円だから中規模国家並の予算規模だ。だから大統領並の利権を持っていますが、オリンピック利権がさらに加わる。だから森氏は五輪組織委員会会長は辞めない。会長である限りオリンピック利権に口を挟めるからだ。

安倍総理がどのような判断を下すかですが、東京都連が押している元岩手県知事の増田氏では小池氏には勝てないだろう。敢えて小池氏を敵に回して小池氏が都知事に成ったら安倍氏にとっても痛手になる。最終的には安倍総理が決断するのでしょうが、東京都連がそれでも増田氏を推すだろうか?

猪瀬都知事も舛添都知事も「政治とカネ」で辞任に追い込まれましたが、これは理由に過ぎずオリンピック利権が絡んでいる。都議会議員にとってもオリンピック利権は宝の山であり、言いなりになる都知事を望んでいるが、やはりいいなりになる官僚出身の都知事が望ましいのだろう。

民進党の都知事候補がなかなか決まりませんが、枝野氏がらみで自民が増田氏を推せば、民進党は小池氏で行くかもしれない。これこそまさに後出しジャンケンですが、小池氏はポスター用の写真まで既に撮っている。増田氏も知名度があれば別だが、小池氏のマスコミ利用術はプロだから勝ち目はない。

東京都のような巨大選挙区では200万票も取らなければ当選できませんが、知名度がやはりものを言う。石原氏も猪瀬氏も舛添氏もテレビでの有名人でしたが、増田氏は元県知事と言う知名度であり、実務型ではあるが票を取れるだろうか?