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官僚OB指摘「したたかな財務官僚はもう安倍総理を見てない

2018-05-30 | 報道・ニュース
記事 NEWSポストセブン
2018年05月30日 07:00
官僚OB指摘「したたかな財務官僚はもう安倍総理を見てない」


【財務省は「ポスト安倍」を睨んでいる】

 政界と霞が関が固唾を呑んで注目しているのが、財務省のトップ人事をめぐる駆け引きだ。「最強の官庁」と呼ばれる財務省は事務次官、国税庁長官が不祥事で辞任し、空席が続く異常事態になっている。

 産経新聞5月21日付朝刊では、次期次官の本命とみられていた岡本薫明・主計局長の昇格が見送られ、代わりに国際金融の責任者である浅川雅嗣・財務官、もしくは森信親・金融庁長官の起用が浮上している──と報じられた。

 浅川財務官は麻生太郎・財務相兼副総理の“懐刀”として知られる人物で、永田町では「“浅川次官構想”は間違いなく麻生人事だろう」と見られている。この人事が実現すれば、麻生氏は同省の「守護神」として影響力をふるうことができる。もう一人の次官候補に名前があがった森氏の後ろ盾は菅義偉・官房長官だ。

 政治家が財務次官の人事をめぐって、パワーゲームを繰り広げているのである。

 かつて財務省は「10年先の事務次官まで決まっている」(同省OB)と言われていた。時の権力者から人事に介入されないように、同期入省組が課長クラスになる頃にはその中から「次官候補」を1人に絞り込み、同期全員が盛り立てる。人事のルールを壊すような政治家による抜擢には応じないという矜恃があった。

 ところが、第2次安倍政権になってその人事のルールが崩れていく。きっかけは安倍首相が自分の首相秘書官を務めた田中一穂氏を次官に抜擢(2015年)、財務省はそれを受け入れ、同期から3人次官が続くという変則的な人事が行なわれたことだ。

「人事の鉄則を崩されたことで、その後も佐川理財局長が国税庁長官に抜擢されるなど、なし崩しに政治の人事介入を許すことになって組織防衛の力を失った」(前出・同省OB)

 今回の次官候補も、同省本来の順序によると、次の次官は岡本氏、その次は太田充・理財局長というレールが敷かれている。

 しかし、岡本氏は森友文書の改竄問題で麻生氏による処分対象とみられており、太田氏も自民党に睨まれている人物だ。

 改竄前の森友学園側との国有地売却交渉記録に安倍昭恵氏の名前が書かれていたことについて、太田氏は国会で「基本的に総理夫人だからではないかと思う」と答弁し、財務省の職員が昭恵夫人の影響力を認識していたことを認めたからだ。それに対して、自民党議員から「安倍政権を貶めるつもりがあるから、意図的な答弁をしているのか」と批判された。

 太田氏は「私たちは一生懸命政府に仕えている。それはいくら何でも、ご容赦ください!」と反論したが、その“反逆”がアダとなって「次官の椅子は遠ざかった」(自民党財務族議員)との見方がもっぱらだ。

 政治家による人事介入をはねのける力がない財務省は、「次の政権」での組織再建を見据えている。

「安倍政権は長くてもあと3年しか続かない。その頃、次官になるのは太田局長の後の入省組だ。次官候補は、岸田文雄・自民党政調会長の妹婿の可部哲生・官房総括審議官と藤井健志・国税庁次長に絞られており、2人の温存を図ることが最優先になる」(同前)

 元文科省官僚で京都造形芸術大学教授の寺脇研氏も「財務官僚はもう安倍総理を見ていない」と指摘する。

「財務省はしたたかです。当面は不祥事の傷を最小限に防ぎ、次の総理の下で役所の再建を図ろうと動いている。これからは安倍政権を支えるという選択肢はとらないはずです」

 しかしながら、「ポスト安倍時代」の次官候補にポスト安倍の有力政治家である岸田氏の妹婿が挙げられていること自体、この役所が「政治からの独立」を果たせるのか怪しい。

 その昔、財務省に逆らえば政権は持たないといわれ、トップの事務次官は霞が関ばかりか、政財界を睥睨する存在だった。事実、この役所はいくつもの内閣、何人もの総理大臣を使い捨てにして増税を行なってきた。

 だが、落ち目の安倍政権の政治家の権力争いに翻弄される現在の姿をみると、かつて“霞が関の最高位”と呼ばれた財務次官ポストも政治家の行動も、あまりに軽量級に成り果てたというほかない。

 政治と行政、議員と官僚のギリギリのせめぎ合い、相互牽制がなければ、政治の活力も国のダイナミズムも生まれない。

※週刊ポスト2018年6月8日号


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(編集部・大平誠)さん、いいね!安倍首相よ。最後ぐらい堂々と負けよ。

2018-05-29 | 今注目の話題

安倍政権がついに詰む?もう一つの「爆弾文書」とは



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2018/05/29 07:00




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 愛媛県の文書にあった安倍首相の「いいね」。加計学園の特区選定に疑念を感じない国民は今や少数派だ。根拠も示さず証拠や証言を否定する首相の姿勢が、この国のあちこちに投影されてしまっている。

*  *  *

 あの文書が出てくれば、「詰む」──。国会でそうささやかれるのが、加計学園や官邸関係者との一連のやりとりについて、今治市が記録した文書だ。土地を無償譲渡し、補助金も県の2倍を負担する今治市は、加計側とより密接な関係を持つ。その記録は県の文書と一致するのか、首相の言い分を支えるのか。首相にとってとどめの一撃となる可能性がある。

 今治市は25日現在、文書を開示していない。菅良二市長はその理由をこう説明する。

「国や県に迷惑がかかってはいけない。マイナスのイメージがあってもいけないから」


首相官邸で記者団の質問に答え、加計氏との面会を否定した安倍首相。官邸の面会記録はすでに破棄されたという (c)朝日新聞社© Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 首相官邸で記者団の質問に答え、加計氏との面会を否定した安…
 05年から今治市長を1期務めた越智忍愛媛県議会議員(60)は「この段階で市が公文書を非開示にするのはおかしい」と指摘する。

「獣医学部自体には賛成だけど、経緯に不明朗な点が多すぎます。本来は認められないものを認めるのが特区なんだから、『総理と長年おつきあいがあって学校をたくさん経営している人物なら間違いないと決めた』と最初の段階で明言すればよかった。批判は出るだろうけど、国の特区でやるのに総理の意向が働いてもいいというのも正論でしょう。でも最初の作文を間違えて、ちょこちょこほころびが出るたびに大騒ぎして行政の信頼を損ねている。やましくない人はちゃんと話しているけど、隠して話さないと逆にやましいことがあると思われてしまいますよね」

 そもそもこの事案は「構造改革特区」として今治市と県が07年から申請を続け、15連敗した経緯がある。隠し立てをする必要はないはずだ。

「堂々と勝ち、堂々と負けよ」 関西学院大学アメフト部は、この一節を核とする詩をメンバーで朗読し、試合に臨む。

 心ならずも危険なタックルで同校のクオーターバックを傷つけてしまった日大の宮川泰介選手もまた、謝罪会見では見る者の胸を熱くするような誠意を、堂々たる態度で見せた。

 一方、地位に恋々とする安倍首相を守るために多くの役人が犯罪的行為に手を染め、命を絶ち、国権の最高機関で虚偽答弁を繰り返しては国民に尻を向けたまま不名誉な退場を繰り返している。国を支える組織も、民の心も傷つきすぎた。

 安倍首相よ。最後ぐらい堂々と負けよ。(編集部・大平誠)

※AERA 2018年6月4日号より抜粋
https://blog.with2.net/link/?1219620
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愛媛県知事記録文書で会ったと・安倍総理がハッキリ否定、どっちが嘘

2018-05-22 | 報道・ニュース

記事 菅直人 公然とウソをつく最高権力者のこわさ 2018年05月22日



 「親友である加計理事長からは獣医学部の新設についての相談や依頼は一切ない」と安倍総理は国会で繰り返し答弁してきました。誰もが不自然だと感じていました。しかし、最高権力者である安倍総理が言い切っている以上、確かな証拠を示さなければ反論を許さないムードを作り上げ、押し切ろうとしてきました。今回愛媛県が提出した資料で、2015年の段階で安倍総理は加計理事長から獣医学部新設の話を聞いていたことが明らかになりました。

 最高権力者が覚悟のうえで公然とウソ言った場合、そのウソを覆すことは簡単ではありません。官僚の人事権も握り、自民党内でも一強の安倍総理に歯向かえば報復人事が待っています。自分に厳しいマスコミを国会で名指しで攻撃する安倍総理に対して、マスコミも委縮しがちでした。

 92歳のマハテイール氏が首相に返り咲いたのは前首相が巨額の税金で私腹を肥やしていたことが背景にありました。森加計問題の本質は安倍総理が自分にとって親しい人に政治権力を使って特別な便宜を図ることにあります。

 ここまで国会で何度も公然とウソを繰り返した総理を、これ以上その座に置き続けることはできません。自民党が安倍総理のウソをあくまでもかばうのなら、国民に信を問うて国民の手で安倍総理を退陣に追い込むしかありません。
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愛媛県知事記録文書で会ったと・安倍総理がハッキリ否定、どっちが嘘

2018-05-22 | 報道・ニュース
愛媛新文書「脚色の必要ない」 県幹部、加計学園問題

12:01共同通信


愛媛新文書「脚色の必要ない」 県幹部、加計学園問題

高知市を訪れた愛媛県の中村時広知事。右は尾崎正直高知県知事=22日午前

(共同通信)


 愛媛県幹部は22日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、安倍晋三首相が、加計孝太郎理事長と2015年2月25日に面会したとする新文書の内容を否定したことについて「文書は、当時の担当職員が学園側から聞き取った内容を正直に書いている。脚色したり、うそをついたりする必要はない」と述べた。

 また「提出した文書がメディアにあれだけ出回れば、国会審議に影響が出かねない」と戸惑った様子で語った。

 中村時広県知事は22日午前、高知市に出張、安倍首相の否定発言についてのコメントはなかった。




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愛媛県知事記録文書で会ったと・安倍総理がハッキリ否定、どっちが嘘

2018-05-22 | 報道・ニュース

首相、15年2月の面会否定=加計氏喚問、野党が要求 5/22(火) 時事通信




首相、15年2月の面会否定=加計氏喚問、野党が要求


記者団の取材に応じる安倍晋三首相=22日、首相官邸


 学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、安倍晋三首相が加計孝太郎理事長から2015年2月25日に計画の説明を受けたと愛媛県文書に記載されていたことについて、首相は22日午前、「指摘の日に理事長と会ったことはない」と述べ、面会を否定した。

〔写真特集〕「加計学園」問題~加計理事長が安倍首相と面談したとする文書~

 「官邸の記録を調べたが確認できなかった」とも語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 立憲民主党など5野党は22日、幹事長会談を開き、加計理事長と柳瀬唯夫元首相秘書官の証人喚問、中村時広愛媛県知事の参考人招致を求める方針で一致した。

 県文書には、首相が15年2月に加計氏と面談した際、獣医学部構想を聞かされて「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と語ったとの記述がある。首相はこれまで学園の計画を知ったのは17年1月20日と答弁しており、県文書との間に食い違いがある。学園側も21日に県文書の内容を否定するコメントを出した。 
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