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「BMC老年医学」毎日でない頻度で飲酒とワイン・機会飲酒は75歳以上の認知機能に良い

2022-03-29 | 報道・ニュース

”75歳以上”では飲酒が認知機能低下を防ぐ?SONIC研究データの横断解析022/03/28

© HealthDay 提供

75歳以上の日本人高齢者を対象とする研究から、適度な頻度でアルコールを摂取している人の方が、認知機能が高いことを示すデータが報告された。大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻総合ヘルスプロモーション科学講座の赤木優也氏、樺山舞氏らの研究によるもので、詳細は「BMC Geriatrics」に2月28日掲載された。アルコールの種類別ではワインを飲んでいること、飲酒状況では機会飲酒(宴会等)があることが認知機能の高さと関連しているという。

認知機能低下のリスク因子の一つとして、過度のアルコール摂取が挙げられる。ただし、そのエビデンスは主として壮年~中年期の成人を対象とした研究から得られたものであり、75歳以上の後期高齢者ではどうなのか、よく分かっていない。また、ワインの認知機能保護効果がよく知られているが、その効果を示した研究は地中海諸国で行われたものが多く、食事スタイルの影響を否定できない。加えて、人種的にアルコール耐性が低い日本人での効果は不明であり、さらに日本酒や焼酎の認知機能に対する影響はほとんど知られていない。

そこで赤木氏らは、東京都と兵庫県の地域住民対象に行われている高齢者長期縦断研究「SONIC研究」の参加登録時データを用いて、飲酒頻度、飲酒量、アルコールの種類、機会飲酒の有無と認知機能との関係を横断的に解析した。なお、SONIC研究の参加者の年齢は、75~77歳または85~87歳のいずれかであり、本研究の解析対象(飲酒習慣に関するデータのない人を除外した1,226人)のうち60.6%が75~77歳だった。また、48.5%が男性だった。

飲酒の頻度は、毎日が25.7%、週に1~6日が13.5%、週1日未満が5.4%で、55.5%は飲酒の習慣がなかった。飲酒量は、中程度(純アルコール40g/日未満)が34.8%、中程度を超えて多量未満(同40~60g未満/日)が5.8%で、多量飲酒(60g/日以上)が3.6%だった。アルコールの種類は、ビールが24.3%、焼酎13.1%、日本酒10.8%、ワイン4.4%、ウイスキー2.6%で、一部の人は複数の種類のアルコールを習慣的に摂取していた。

認知機能は、日本語版モントリオール認知評価(MoCA-J)という指標で把握した。MoCA-Jは0~30の範囲でスコア化され、スコアが低いほど認知機能が低いことを表す。本研究の解析対象者は、平均22.7だった。

認知機能(MoCA-Jスコア)に影響を及ぼし得る因子〔年齢、性別、喫煙習慣、高血圧・糖尿病・脂質異常症・脳卒中の既往、メンタルヘルス状態(WHO-5日本語版で評価)、教育歴、居住形態(同居/独居)、外出頻度、経済状況など〕を調整後、飲酒頻度が週に1~6日の人は、飲酒習慣のない人、および、毎日飲酒する人に比較して、MoCA-Jスコアが有意に高いという結果が得られた。一方、前記の因子で調整後に飲酒量で比較した場合、MoCA-Jスコアとの有意な関係は認められなかった。

重回帰分析の結果、ワインの摂取と機会飲酒があることがMoCA-Jスコアの高さに、それぞれ独立して関連することが明らかになった(いずれもβ=0.09、p<0.01)。一方、ビール、焼酎、日本酒、ウイスキーを飲む習慣は、MoCA-Jスコアとの間に有意な関係がなかった。

適度な飲酒習慣が高齢者の認知機能に対し保護的に働く可能性が示されたことの背景について著者らは、「飲酒関連の行動の一部には社会参加が含まれるため、社会活動による認知機能の保護効果が影響を及ぼしている可能性がある。ただし本研究では、外出頻度や居住形態の影響を調整後にも有意な関連が示された。よって、飲酒に関連する行動パターンそのものが、認知機能に対して保護的に働くのではないか」との考察を加えている。

一方、研究の限界点として、解析対象が後期高齢者のみであるため、元来健康でヘルスリテラシーが高い集団である可能性があることや、生存バイアスの存在が否定できないことなどを挙げている。

以上より著者らは結論を、「毎日ではない中程度の頻度での飲酒とワインの摂取、機会飲酒は、75歳以上の高齢日本人の認知機能の高さと関連していた。この因果関係を明らかにするための縦断研究が望まれる」と総括している。(HealthDay News 2022年3月28日)

Abstract/Full Text

 

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日本のコロナ感染症問題の責任は国・厚生省の問題だ‼

2022-03-13 | 報道・ニュース

コロナ検査が足りず治療に遅れ 国に欠けるのは「患者目線」と専門家が指摘

コロナ検査が足りず治療に遅れ 国に欠けるのは「患者目線」と専門家が指摘

立川相互病院で人工呼吸器を装着した高齢患者の体位交換をしている様子。同院も逼迫し、全国と同様に救急患者をなかなか受け入れられない事態になっている(写真:立川相互病院提供)

「第6波」の収束が見通せない中、検査が足りず十分な治療ができていない。相変わらず検査数を抑制ぎみの国に対し、専門家からは疑問の声が上がる。AERA 2022年3月14日号の記事を紹介する。

*  *  *
新型コロナウイルスの検査が十分にできないせいで、患者さんへの治療が遅れることがあります」

 立川相互病院(東京都)の山田秀樹副院長はそう明かす。同院で感染の疑いがある人に実施したPCR検査は第6波(1、2月)で計1110件。第5波(昨年7、8月)の計757件より1.5倍も多い。しかし、1月下旬に院内PCR検査キットを千個発注しても届いたのは3月で、しかも130個だけだ。

■東京の陽性率は30%台

 抗原定性検査もするが、PCR検査は民間検査会社に頼らざるを得ない。しかし、検査会社が混み合って結果が遅れ、発症から5日以内に投与する経口治療薬が間に合わない場合もあるという。しかも自宅療養となれば、経過を直接診ることもできない。山田副院長はこう語る。

「(治療薬は)臨床試験では入院や死亡のリスクがおよそ30%改善の結果が出ています。早期の診断が重症化予防、入院率の低下に役立つはずなのに、検査という入り口に滞りがあります」

 日本の人口1千人あたりの検査数(7日間平均、2月下旬)は1.32件。米国3.03件、英国10.93件、オーストリア58.59件などと比べても先進国最低レベル。その結果、東京都の陽性率は35.2%(3月2日現在)。世界保健機関(WHO)は各国が感染拡大をコントロールできているかの基準の一つに「陽性率5%未満が2週間続いている」を挙げるが、遠く及ばない。

 政府関係者は「検査数が少ないのは、検査体制の整備を怠ってきた証拠」と話す。

「岸田文雄首相は積極的に増やす意向でしたが、厚生労働省は消極的でした。当初から検査を抑制したので、今さら方向転換できない。スクリーニング検査で多くの陽性者を出すと保健所の役割や感染者の療養を明確に法令上規定して対応しなければならなくなるが、それでは厚労省がコントロールできなくなりかねない。結局、政府は『通知』を出して抑え込んできました」

■世界はリモート検査

 感染が拡大すると、国はみなし陽性を認めた。昨年12月から受けられるようになった無症状者の無料検査も今年1月、同月第2週の平均検査数の「2倍以内」に抑えるように通知を出した。

 一橋大学大学院の佐藤主光教授(地方財政論)が解説する。

「通知には法的拘束力がなく、技術的な助言にすぎません。どのように守るのかは、自治体によって判断が分かれると思います。今回の無料検査を2倍以内に抑える通知では、期間も示されていません。国として『一応言うことは言っておいた』と現場任せに押し付けているのだと思います。地域によって感染者数の増え方も違うはずなのに、一律に2倍とするのは強引なのでは」

 首都圏のある自治体の担当者は言う。

「無料検査数を2倍以内に抑えるようにと言われたのは、ちょうど第6波の感染者数が増えていたときでした。自治体としては、業者にみだりに購入しないようにお願いするしかできません。『検査を受けられない』と住民からの電話もありました」

 所管の内閣官房に尋ねると、「議会があって担当者がつかまらないので後日に」と答えた。

 医療ガバナンス研究所の上昌広理事長はこう指摘する。

厚労省の医系技官たちは、通知を出すだけで責任を負いません。今の日本に欠けるものは患者目線です。世界はリモートでの検査が拡大しています。患者が自宅で早期に検査を受けやすくする体制づくりが必要です」(編集部・井上有紀子)※AERA 

「第6波」対応で後手、未曽有の感染拡大招く…高齢者施設のクラスター多発で死者増加(読売新聞) 15:06

パリ渡航して痛感「日本のコロナ対策」の超非効率 帰国時のペーパーワークあまりに多すぎ

 

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緩和ケアのメリットは、終末期にとどまらない。

2022-02-09 | Weblog
「痛くない死に方」は準備が9割 早めの”緩和ケア”で穏やかな最期に 医師解説 

「苦しまず、安らかに最期を迎えたい」──これは人類の共通の願望だ。とはいえ「死に方は選べない」ということも長らく人類の共通認識だった。しかし医学が進歩したいま、それは過去になりつつある。エビデンスと経験にもとづく、「痛くない死に方」に必要なものとは。

        安らかな最期を迎えるために、家族と連携して早めの準備をすることが大事(写真/GettyImages)© 介護ポストセブン 提供 安らかな最期を迎えるために、家族と連携して早めの準備をすることが大事(写真/GettyImages)

痛くない死に方をするためにできること

 厚生労働省が行った調査によると、2020年における日本人の死因トップ2はがんと心疾患。3位の老衰を除いて脳血管疾患、肺炎と続き、7割近くが何らかの病気によって亡くなる結果になっている。つまり病気に伴う苦痛をいかにコントロールするかが、“痛くない死に方”ができるかどうかの鍵を握ることになる。

           2021年に発表された厚生労働省の調査より。死因として最も多いがんをはじめとして、緩和ケアが重要になる病気は少なくない© 介護ポストセブン 提供 2021年に発表された厚生労働省の調査より。死因として最も多いがんをはじめとして、緩和ケアが重要になる病気は少なくない

痛みを和らげる“緩和ケア”のメリット

 緩和ケア医の大津秀一さんは、痛みを和らげる“緩和ケア”をうまく取り入れることで安らかな最期を迎えやすくなるとアドバイスする。

「特にがんは末期になると体の痛みや倦怠感、息苦しさといった苦痛症状が出ますが、これらは適切な処置をすることで弱められる。さらに死期が近づいて、耐えがたい苦痛がある場合には、投薬によって意識を低下させる『鎮静』状態にすることも可能です。ほぼ眠りながら穏やかに最期を待つことができます。

 実際に60代の肺がん末期の女性は、いずれ耐え難い呼吸困難などが起きることを想定して、早くから緩和ケアを受けて準備をし、最期は鎮静の処置を受けて穏やかに旅立たれました」(大津さん)

 緩和ケアのメリットは、終末期にとどまらない。

「病気に伴う苦しみは、痛みだけではありません。痛みに伴うストレスはもちろん、家族や同僚との人間関係や経済面、メンタル面における不安など、多岐にわたります。

 緩和ケアの治療内容にはコーピングと呼ばれる病気に伴うストレスへの対処方法を伝えたり療養場所の相談も含まれる。そのため、終末期に限らず早期から緩和ケアを受けることで、こうした苦しみを軽減し、終末期だけでなく、長い目で見ても生活の質を改善することができます」(大津さん)

 緩和ケアを希望する場合、「がん診療連携拠点病院」のように大きな病院には緩和ケア外来や緩和ケアチームがあるので、相談してみるといい。通院している病院に緩和ケア医がいなければ、外部の施設を受診することも可能だ。

 ただし、緩和ケアの専門医は少なく、早くから探すなど準備をしておくことが、苦痛が少ない療養となることを覚えておこう。

「いざというときの準備は、時間をかけて行ってほしい。まだ緩和ケアは必要ないと思っていたとしても、病院の緩和ケア外来や地域連携室に早い段階にアクセスし、最期はどんな医療者に診てもらいたいかを明確にし、つながっておくと安心です」(大津さん)

苦痛のない最期には準備期間が必要

 在宅訪問医として多くの患者の最期に立ち会ってきた立川在宅ケアクリニック院長の荘司輝昭さんも、苦痛のない最期を迎えるには、準備期間が必要と声をそろえる。

「安らかな死を迎えるためには医療者と患者、家族の連携が必要です。終末期に入る前から今後起こりうる事態を想定し、急な痛みに対する薬をもらうなど準備をしておくことで、突然の症状変化に対応することができる。一方で準備や話し合いが充分にできていなければ、そのまま苦しみながら亡くなってしまうケースも珍しくありません」(荘司さん)

 つまり、早期に緩和ケアを施してくれる医師を探すことが「痛くない死に方」への近道だということ。しかし荘司さんはその選び方には注意が必要だと指摘する。

「近年は看取りや緩和ケアを行う訪問診療医が増えていますが、終末医療をまったく理解していない医師が多すぎる。『24時間365日対応』と謳っていても、いざというときに連絡がつかないことはざらです。加えて訪問医は、それぞれ得意とする専門分野が異なります。もし、心不全やがんなど特定の病気があるなら、専門の訪問医にかかるのが望ましい。でないと希望するケアを受けられないこともあります」(荘司さん)

 実際、2016年に亡くなった大橋巨泉さん(享年82)は在宅医療を選択したが初めて訪れた在宅医から、こんな質問をされ、ショックを受けたと生前連載していた雑誌のコラムで明かしている。

<在宅介護の院長は、いきなりボクに「大橋さん。どこで死にたいですか?」と訊いてきた。(中略)ボクは、すでに死ぬ覚悟はできていたのだが、「エッ?俺もう死ぬの?」と呆然とした>

 大橋さんはその日から、わずか約3か月後に帰らぬ人となった。訪問医と合わないと思ったら、勇気をもって病院を変えてもらおう。

「客観的にどんなにいい医師であっても、相性があります。自分には合わない、おかしいと思ったら、遠慮なく申し出てください。必要に応じてほかの専門医に診てもらうこともあるので、地元ですぐ駆けつけられてほかの病院と連携が取れていて、看護師さんなどスタッフをマネジメントできる医師が理想です」(荘司さん)

教えてくれた人

大津秀一さん/緩和ケア医、荘司輝昭さん/立川在宅ケアクリニック院長

イラスト/あべゆきこ ※女性セブン2022年2月3日号

 

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新型コロナ化・この冬はご用心「脳梗塞・危険な原因3つ」

2022-01-17 | Weblog

脳梗塞のタイプは3つ...「危険な原因」を知って、「予防」の  ための7つのポイントを実践しよう   2022/01/16

突然、倒れて命を失う。助かっても寝たきりになることも...そうならないためには、どうすればいいのでしょうか? IMSグループ横浜新都市脳神経外科病院院長の森本将史(もりもと・まさふみ)先生に、「脳梗塞の原因と予防のポイント」についてお聞きしました。

脳梗塞には3つのタイプがあります。
一つめは生活習慣病がおもな原因の「アテローム血栓性脳梗塞」、二つめは老化が原因の「ラクナ脳梗塞」、三つめは不整脈が原因の「心原性脳梗塞」です。
どのタイプの脳梗塞も、生活習慣の改善や持病を治療することで、脳梗塞の発症を防げる可能性が高くなります。
「アテローム血栓性脳梗塞は生活習慣病と深い関係があります。特に動脈硬化につながる高血圧、糖尿病、脂質異常症がある人は要注意。脳の血管が詰まりやすいので、脳梗塞を引き起こす可能性が高いのです。また、心原性脳梗塞は、不整脈の一つである心房細動が原因です。健康診断で生活習慣病や不整脈を指摘されても『すぐに命にかかわらないから大丈夫』と放っておく人もいるでしょう。それが、脳梗塞の発症につながります。ラクナ脳梗塞は脳の老化現象といえますが、ストレス、喫煙や過度の飲酒などで進行を早める可能性があります」(森本先生)

脳梗塞3つのタイプ
アテローム血栓性脳梗塞
脳内の比較的太い血管が詰まって起こる脳梗塞です。
"アテローム"とは、粥状硬化という意味で、動脈硬化で起こる血管の状態のこと。
前触れ発作(TIA)が出やすい脳梗塞で、TIAがあった人のうち、約30%が5年以内に脳梗塞を起こすという報告もあります。
前触れに気付くことが発症の予防に。
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【原因】
高血圧や脂質異常症、糖尿病など、動脈硬化の危険因子を多く持っている人に起こりやすいので、生活習慣の改善が急がれます。

ラクナ脳梗塞
脳内の細い血管が詰まって起こる、直径15mm以下の小さな脳梗塞のこと。
手足のしびれ程度の軽度の症状か無症状のため、気付かないこともよくあります。
小さな梗塞を繰り返すうちに脳の機能が低下し、物忘れなどの症状が少しずつ進行して認知症を引き起こすこともあります。
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【原因】
年齢を重ねると血管の老化が進みます。さらに喫煙や大量の飲酒など、不摂生は血管の老化を早めるので、注意しましょう。

心原性脳梗塞
心臓から流れてきた血栓によって、脳の太い血管が詰まる脳梗塞です。
その血栓が大きいため脳の広い範囲にダメージを受けて重症になりやすいのが特徴。
心臓で血栓ができる理由は不整脈の一つである心房細動によるもの。
特に前触れはなく突然発作の症状が現れ、亡くなる危険性が非常に高く、後遺症も重いので要注意です。
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【原因】
不整脈の一つである心房細動が関係しています。該当する人は心房細動を抑える薬や治療などの検討を。睡眠不足や高血圧もリスクが大きいので要注意。


脳梗塞予防7つのポイント
1.血圧に注意
高血圧は動脈硬化を進行させ、血流が悪くなることで血栓が詰まりやすくなり、脳梗塞のリスクに。脳卒中を起こしたことのある人は上が110〜130㎜Hg程度、ない人は140㎜Hg以下で安定させて。
2.LDLコレステロールと中性脂肪に気を付ける
LDL(悪玉)コレステロールが多く、HDL(善玉)コレステロールが少ないと動脈硬化が進みやすくなることが分かっています。中性脂肪の数値が高い人も同様です。家族に高コレステロールの人がいるなら要注意。
3.不整脈を放っておかない
健康診断で不整脈を指摘されたら、精密検査を受けましょう。動悸、息切れ、脈が飛ぶなどの自覚症状を感じた場合は、かかりつけ医に相談してみてください。
【心房細動で脳梗塞が起こるしくみ】
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心房細動で心臓のあちこちに異常な電気信号が発生すると、血流が不規則になってよどみ、かたまりになります。これがある日突然、血液といっしょに脳血管に運ばれて脳梗塞になります。
4.水分補給をする
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体内の水分量が足りなくなると血液がネバネバし、血管が詰まりやすくなります。夏場は特に注意が必要です。1日500ml〜1Lほどを目安に、喉が渇いたと感じる前に少しずつ飲みましょう。
5.バランスの良い食事を心がける
糖質・脂質の多い食事に偏りがちな人は、動脈硬化を引き起こしやすいので、野菜・魚を積極的に食べましょう。食べ過ぎにも注意して適正体重を保つと、血圧も安定し、脳梗塞のリスクを減らせます。
6.適度に運動をする
運動はコレステロールや脂質を減らし、血流を良くするのに効果的です。ジムに通ったりしなくても、エレベーターの代わりに階段を使ったり、移動は徒歩にするなどで運動不足は解消できます。
7.ストレスをため込まない
過度のストレスは血圧や脈拍を上昇させ、血管を傷つけて動脈硬化を招きます。疲れを感じたら深呼吸やストレッチをしましょう。副交感神経の働きが良くなり、血圧も降下します。



取材・文/石井信子 イラスト/ノグチユミコ

<教えてくれた人>

森本将史(もりもと・まさふみ)先生
IMSグループ横浜新都市脳神経外科病院院長。脳神経外科医。京都大学医学部卒業後、国立循環器病研究センター、ベルギーLeuven大学などで手術と研究の研鑽を積み現職。専門は脳卒中で、日本でも有数の実績がある施設長として、日々手術を行う。脳卒中予防にも尽力している。

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岸田新政権の対応「30日午前0時から新規の外国人の”入国を停止”」

2021-11-29 | 報道・ニュース

 外国人の新規入国を原則停止 政府オミクロン型に対応 2021年11月29日

        


外国人の新規入国原則停止の方針を明らかにする岸田首相(29日、首相官邸)

政府は新型コロナウイルスの水際対策をめぐり全世界からの新規入国を原則停止する。8日に緩和したビジネス目的の滞在客らの新規入国について、当面の間は認めない。新たな新型コロナの変異型「オミクロン型」の流入を防ぐ。

岸田文雄首相は29日午前、記者団の取材に「オミクロン型については強い危機感を持って臨んでいる」と語った。首相は同日午後、緊急避難的な措置として30日午前0時から新規の外国人の入国を停止すると発表した。

松野博一官房長官は記者会見で29日午前の段階でオミクロン型の感染者は「現時点では日本国内で確認されていない」と述べた。

政府は8日にビジネス客、留学生、技能実習生の外国人に関して、日本への新規入国を認めた。受け入れ企業や団体の管理と所管する省庁による承認と、入国後の自宅などでの待機を条件と定めた。

待機期間は短期のビジネス目的の滞在などの場合は行動計画の提出を条件に最短3日間になった。技能実習生、留学生はワクチンを接種していれば10日間だ。

政府はこうした外国人の新規入国の緩和措置を再度とめる。海外でオミクロン型の感染が広がりつつあるため、国内への流入を防ぐ狙いだ。原則として日本国籍を持つ日本人らを除いて入国ができなくなる。

これまで政府はオミクロン型の感染者が出た南アフリカなど9カ国を入国緩和の措置から外していた。まだ感染者の発生が報告されていない国・地域も含めて全世界を対象にする。

南アフリカなどから日本人らが入国する場合に関しても、入国後10日間は検疫所が確保した施設で待機させるように切り替えた。無症状者らが国内で行動して感染が広がるのを予防する。首相は29日午後、9カ国に加え14カ国・地域も対象にすると表明した。待機期間など詳細は別途、検討する。

オミクロン型はすでにドイツ、イタリア、オーストラリア、オランダなどアフリカ以外でも感染する事例がみつかった。イスラエルは全外国人の入国禁止を決めた。米欧も相次いで南アフリカなどからの渡航制限を打ち出している。

日本でも感染が広がる可能性が懸念されている。日本はビジネス客らの新規入国でも受け入れ企業や団体の管理などを条件にしており、もともと新規入国の基準は厳しい。

 

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奇跡による“亡霊”の復活を怖れて、事件を“なかった事”にしたい人・その筆頭が、安倍晋三元総理

2021-10-13 | 報道・ニュース
                                                    赤木雅子さんから手紙を受け取った岸田総理(C)朝日新聞社
© AERA dot. 提供 赤木雅子さんから手紙を受け取った岸田総理(C)朝日新聞社

 1通の手紙が今、話題を呼んでいる。便せんに1枚と少々。短いけれど手書きで丁寧に思いをつづっている。

「内閣総理大臣 岸田文雄様 私の話を聞いてください。」

 こういう書き出しで始まる文面は、すぐに深刻な内容に変わる。

「私の夫は三年半前に自宅で首を吊り亡くなりました。亡くなる一年前、公文書の改ざんをした時から体調を崩し、身体も心も壊れ、最後は自ら命を絶ってしまいました。」

 当時、安倍政権を揺るがせた財務省の公文書改ざん事件。森友学園への国有地巨額値引きが不透明だと国会で追及される中、取引に関連する決裁文書を改ざん。安倍晋三総理(当時)の妻、昭恵さんの名前が書かれていたのをすべて消した。これを現場の近畿財務局で実行させられた職員、赤木俊夫さん(享年54)が、1年間苦しみぬいた末、改ざんを告発する文書を残し、命を絶った。ところが…

「財務省の調査は行われましたが、夫が改ざんを苦に亡くなったことは(調査報告書に)書かれていません。なぜ書いてないのですか?」

「夫は改ざんや書き換えをやるべきではないと本省に訴えています。それにどのように返事があったのか、まだわかっていません。夫が正しいことをしたこと、それに対して財務省がどのような対応をしたのか調査してください。」

 最後に改めて総理に訴えかける。

「正しいことが正しいと言えない社会はおかしいと思います。岸田総理大臣ならわかってくださると思います。第三者による再調査で真相をあきらかにしてください。赤木雅子」

 手紙の送り主、赤木雅子さん(50)は、改ざん事件で犠牲になった近畿財務局職員、赤木俊夫さんの妻だ。夫を死に追い詰めた改ざん事件の真相解明をめざし、国と、改ざんを指示した佐川宣寿元財務省理財局長を相手に、裁判で闘っている。

◆総理への手紙を出した後の赤木雅子さんの1週間

 今なぜ“総理への手紙”を出したのか? それから1週間の怒涛の展開とともにお伝えする。

 始まりは、立憲民主党副代表の辻元清美議員から、人づてに寄せられた申し出だった。

「国会の代表質問で森友事件の再調査を取り上げます。赤木雅子さんの言葉を直接岸田総理に伝えたいと思いました。もしも総理に訴えたいことがありましたら、私から伝えさせていただけませんか?」

 辻元議員はそれまで雅子さんとのやり取りはなかった。うかつに政治に巻き込んではいけないと、連絡を控えていたそうだ。でも今回、総理大臣が岸田氏に代わり、「人の話を聞くのが得意」と述べたことから、雅子さんの言葉を何とか総理に伝えたいと考えたという。

 総理大臣に直接言葉を伝えてもらえるとは、ありがたいことだ。しかも代表質問はNHKのテレビで全国に生中継される。またとないチャンスだけれども、雅子さんには不安の方が強かった。辻元さんは国会でもネットでもよく誹謗中傷のような攻撃を受けている。総理への訴えを託したら雅子さんも攻撃されるかもしれない。申し訳ないと思いつつ、丁重にお断わりした。

 でも、これを機会に雅子さんは真剣に考えた。総理大臣に直接、思いを伝えるというアイディアはすごくいい。人に任せず自分で出せばいいのでは?…いや、それでも「総理に直接手紙なんか出して」と批判されるかもしれない。夫を亡くし独り暮らしになった雅子さんは、常に不安と孤独の中にいる。怖い気持ちと、かすかな希望。どうしよう…数日間、迷いに迷った末、朝の目覚めの後、神戸市内の自宅でコーヒーを味わいながら決めた。

「やっぱりやってみよう。手紙を送るだけなら、すぐできる」

 いったん決断すると、雅子さんの行動は早い。その日の午前中、予約していた歯の治療を受けながら頭の中で文案を練った。治療が終わるとすぐに手元のスマホで入力。自宅に帰って便せんに丁寧に書き始めた。やはり手書きの方が思いがこもるから。でも2回書き損じた。3回目でようやく書き上げると、記録用に写真とコピーをとった。再び自宅を出て郵便局へ。間違いなく届いたことを確認するには、郵便局で配達証明付きで送るのがいい。森友学園の小学校の名誉校長を務めていた安倍昭恵さんにお手紙を出す時にもそうした。

 朝、決めて、夕方には手紙を出す。即断即決即実行。10月6日、水曜日のことだった。この日から、雅子さんが思いもよらぬ勢いで事態が進展してゆく。

 速達で出したから着くのは早い。翌7日午前10時23分に総理大臣官邸に届いたことが配達証明で確認できた。約1時間後の午前11時半、雅子さんは大阪で弁護士と記者会見。岸田総理宛に手紙を送ったことを明らかにした。手紙のコピーを掲げて文面を読み上げた。「岸田さんならわかってくれる」という言葉にどういう思いを込めたのか、質問が出た。よくぞ聞いてくれました、という表情で答える雅子さん。

「総裁選の時、岸田さんは最初、再調査をするような発言をしていました。でもすぐに変わりました。誰かから何か言われたんでしょうか? 本当は再調査すべきだと思っているから最初そう言ったんだと思います。正しいことが正しいと言えない社会はおかしい。それが誰よりわかるはずだから、こう書きました」

 会見の後、雅子さんは弱気なつぶやきをもらした。

「みんな、どれだけ記事にしてくれるかなあ?」

 そんな心配は皆無だった。早くもお昼のニュースで“総理への手紙”がオンエア。テレビも新聞も各社次々に記事を出し、ネットにも流れた。一時はヤフーのトップニュースにあがるほどの勢いだった。

◆予想外に大きかった総理への手紙の反響

 この日、岸田総理大臣は参院補選の応援で静岡にいた。手紙について記者団に問われた総理は…「お手紙まだちょっと手元に届いておりません。受け取った上で対応を考えたい」

 次の日、8日は国会で岸田総理大臣の所信表明演説が行われる日。雅子さんは初めて傍聴に訪れた。衆議院の本会議場、一段高い所にある傍聴席で、総理の演説にじっと耳を傾けた。

 演説中、自民党議員の席から盛んな拍手が、野党議員の席からはヤジがとばされる。その時、雅子さんの耳にこんな言葉が飛び込んできた。

「再調査はどうした!」

 はっとして野党席を見つめた。今、誰かが「再調査」と言った。「人の話を聞く力がある」と自認する岸田総理にとって、もっとも聞きたくないヤジの一つだろう。その言葉が国会の議場に響いたことが純粋にうれしかった。演説中、再調査に関するヤジは少なくとも3回聞こえた。

 その日、手紙の記事を見た辻元議員から連絡があった。公開された赤木雅子さんの手紙を、代表質問で全文読み上げてもいいだろうかという打診だった。総理に回答を迫るという。“総理への訴え”を託すのを断ったのに、そこまでしてくれるなんて…雅子さんは再び即断した。

「辻元さんにお礼を伝えに行きます」

 誹謗中傷への怖さより、大切なことがある。帰りの新幹線から見えたきれいな夕焼け雲も、励ましてくれるようだった。

◆大阪で初めて対面した辻元議員の素顔

 翌9日、午後6時半、大阪府高槻市。雅子さんは辻元議員の地元事務所を初めて訪れた。ここ数日、初めてのことだらけだ。辻元議員は総選挙を前に大阪府豊中市で応援演説をしていて、少し遅れるという。豊中といえば因縁の場所。森友学園に8億円値引きして売却されたあの国有地があるところだ。

 しばらくすると、「すみませ~ん、お待たせしちゃって」とお詫びしながら部屋に入ってきた辻元議員。室内の雰囲気がさっと明るくなったように雅子さんは感じた。

「こちらこそ、お忙しい所にいきなりお時間をとっていただいて」

 向かい合ってあいさつするやいなや、辻元議員が雅子さんの口元を指して笑顔を見せた。

「あ~っ、同じや!」

「そうですね」

 二人とも同じピンクの不織布マスクをつけていたのだ。

「どこで買うたん?ネットやろ?」

「いくらやった?〇〇円ちゃう?」

 ポンポン飛び出る、いかにも大阪人らしい言葉に、初対面の固さが一気にうちとけた。辻元議員はバリバリの大阪弁で笑かしてくれるが、ご本人はとてもスマートだ。雅子さんは見とれてしまった。手元を見ると、スマホのカバーもピンク、その他の身の回りの品もピンク。

「男が中心の政界で頑張っているけど、本当は可愛い人なんだな」

 なんだかほっとした。そこでふと気がついた。

「私は辻元さんのように攻撃されるのが怖かったけど、辻元さん自身は怖くない。怖いのは攻撃してくる人たちなんだ」

 やがて辻元議員が雅子さんの目をじっと見ながら心配するように語り掛けた。

「一人で暮らしてるの?」

 その言葉に雅子さんは、お互い一人で闘う女性としての心遣いを感じた。辻元さんも攻撃されれば傷つくし怖いこともあるだろう。雅子さんも同じだ。政界も裁判も財務省も、周りは男だらけ。男性たちに囲まれる圧迫感、攻撃される恐ろしさ。女性同士だからわかりあえる。

「私の裁判人生に、やっと女性が現れた…」

 そう思うと気持ちが落ち着いた。…帰りに、辻元議員おススメの地元中華料理店の餃子をいただくのも忘れなかった。

 週明けの10月11日。赤木雅子さんは朝早くから新幹線で東京へ向かっていた。この日、衆議院本会議で行われる代表質問を傍聴するためだ。報道各社には事前に、立憲民主党の辻元清美議員が代表質問で雅子さんの“総理への手紙”を読み上げること、それを傍聴した後、取材に応じることを伝えていた。

◆冷やかだった麻生前財務大臣の反応

 でも、どのくらい取材に来てくれるだろう? 麻生前財務大臣は先月の記者会見で再調査について「読者の関心があるのかねえ?」と冷ややかに語った。世間の関心があるのか、雅子さんにも自信がなかった。

 ところが報道各社から次々に問い合わせの電話が入る。議場に着くと取材席のテレビカメラが傍聴席の雅子さんを狙っている。かなり関心がありそうだ。

 午後3時過ぎ、辻元議員は代表質問で、赤木雅子さんと初めて面会したことを明かした。その時に受け取った“総理への手紙”のコピーを取り出し、全文を読み上げて紹介した。傍聴席の雅子さんは身じろぎもせず、じっと手元のハンカチを握りしめたまま聞いていた。

 辻元議員の質問には普段、自民党議員のヤジが激しく飛ぶが、手紙の朗読中、議場は静まり返り、誰一人ヤジを飛ばす議員はいなかった。手紙を読み終えると辻元議員は岸田総理に向き直った。

「どんな思いでお手紙を出したのですか?と(雅子さんに)お聞きすると、『岸田総理は人の話を聞くのが得意とおっしゃっていたから、私の話も聞いてくれるかと思い、お手紙を出しました』とおっしゃっていました。総理はこのお手紙、どのように受け止められましたか? 総理、お手紙で求めていらっしゃる『第三者による再調査』、実行されますか?」

 岸田総理は答えた。

「御指摘の手紙は拝読いたしました。その内容につきましては、しっかりと受けとめさせていただきたいと思います」

 手紙を読んだことを認めたが、対応については…。

「今現在、民事訴訟で法的プロセスに委ねられていて、返事などは慎重に対応したいと思っています」

「財務省で事実を徹底的に調査し、自らの非を認めた調査報告書を取りまとめています。検察の捜査も行われ、結論が出ています」

「本件については、これまでも国会などにおいて、さまざまなお尋ねに対して説明を行ってきたところであると承知をしており、今後も必要に応じてしっかり説明をしてまいります」

 要するに、安倍政権、菅政権と同じ。「調査は尽くした。問題はない」を繰り返し、最後は「裁判中なので」と逃げる。再調査を行う気がかけらもないことはよくわかった。ところが雅子さんの感想は少し違った。

「岸田さんの答弁は言葉が丁寧ですね。そこが安倍さんや麻生さんとは違います。内容はゼロ回答なんだけど、何だか今後に期待できるような気がしてしまいます」

 だから、代表質問が終わった後の報道各社の取材でもこう答えている。

「再調査にむけて前向きな返答を頂けなかったことは、本当に残念です。だけど(岸田総理の)考えが変わる時がくるんじゃないかと思うので、期待してまだ待っていようと思いました」

 雅子さんの手紙は議場の議員たちの心も揺さぶったようだ。内容に「胸を打たれた」という声が、与野党双方の議員から辻元議員に寄せられている。手紙のことは報道で知っていても内容まで詳しく知らない議員がほとんどで、「全文を読み上げてもらってよかった」とも言われたという。

◆赤木雅子さんと会い、うつむく財務省職員

 偶然ってあるものだ。取材対応が終わると、赤木雅子さんはとある用事で都内のある建物のエレベーターに乗った。乗り合わせた5人の男性の首から身分証が下がっている。それを見て雅子さんは気づいた。

「この人たち、財務省の人たちだ」

 そこで雅子さん、彼らに向き直るといきなり「すみません、皆さん財務省の方ですか?」と問いかけた。戸惑いながらも「ええ」と答える男性たち。すると雅子さんが笑顔で踏み込んだ。

「私の夫も財務省に勤めていたんですよ」

 筆者は横で見ていて「ここで寸止めするんだろうな」と思った。だがそれは甘かった。最後にとどめの一撃が。

「夫は亡くなったんですけどね。3年半前に」

 これで彼らも、目の前にいる女性が誰か、はっきりわかっただろう。返事もなく、うつむきながら、先にエレベーターから降りていった。

 翌12日、雅子さんの代理人弁護士のもとに、財務省近畿財務局から文書が届いた。8月に雅子さんが提出した情報開示請求に対する回答だ。裁判の資料とするため、財務省が改ざんの調査報告書をまとめる際に使ったすべての文書と、事件の捜査で検察庁に提出したすべての文書を開示するよう求めていた。

 しかし回答は、すべて「不開示」。まさにゼロ回答。岸田総理の答弁と同じだ。これより先、岸田総理は「裁判の中で、財務省として丁寧に対応するよう、私からも財務省に指示を出した」とも発言している。そこにこの回答、雅子さんもあきれた。

「丁寧に出した答えがこれです。何度も聞かされてきたフレーズです」

◆衆院選挙で最も重視するテーマ1位に森友問題

 ところが話はこれで終わらない。ヤフーニュースの中の「みんなの意見」というコーナーで現在、「衆院選、あなたが最も重視するテーマは?」というアンケート調査が行われている。12日の時点で12万人余が投票(締め切りは31日)。その結果を見ると…

1位…「森友問題の再調査」 3万2000人余 27.2%

2位…「外交・安全保障」 2万4000人余 20.5%

3位…「経済・成長戦略」 1万5000人余 12.4%

4位…「コロナ経済・補償対策」 1万人余 8.7%

5位…「憲法改正」 8000人余 6.8%

 https://news.yahoo.co.jp/polls/domestic/42663/result

 森友再調査がダントツのトップ。普段なら選挙の最重要テーマになりそうな項目をはるかに上回っての1位だから、何か原因がないとありえない。

 この調査が始まったのは10月5日だ。その後、事態を大きく動かしうる出来事と言えば…6日に出した赤木雅子さんの“総理への手紙”しかないだろう。

 勇気を出して手紙を書いた。それがマスコミで大きく報じられた。国会の代表質問で全文が読み上げられ、その様子がNHKのテレビ中継で全国に流れた。代表質問2日目の12日、共産党の志位委員長も“総理への手紙”を取り上げた。共同通信の世論調査では「再調査すべき」という回答が6割以上を占めた。流れは今も続いている。

◆わずか1週間で”亡霊”を呼び覚ます

 国有地の巨額値引きと、取引を記した公文書の改ざん。森友事件は4年前に発覚し、3年前にまじめな公務員の命を奪った。

 その後、忘れられかけていた事件が今、“亡霊”のように蘇っている。それは犠牲者の妻、赤木雅子さんが出した“総理への手紙”がきっかけだ。わずか1週間で“亡霊”を呼び覚まし、日本中に共感が広がっている。奇跡の1週間だ。

 奇跡による“亡霊”の復活を怖れているのは、事件を“なかったこと”にしたい人たち。その筆頭が、安倍晋三元総理ではないか。

 手紙を出して1週間となるきょう13日、赤木雅子さんは大阪地裁で国と佐川氏を相手の裁判に臨む。翌14日に衆議院が解散。日本は総選挙に突入していく。多数の人々が支持する「森友再調査」が実際に選挙の最重要争点になれば、本当に“奇跡”が起きるかもしれない。(相澤冬樹)◆あいざわ・ふゆき NHKで31年、記者。現在は無所属で週刊文春、ヤフーニュースなど各種メディアに執筆。各地で取材・講演中。

 

★今日は参議院代表質問(国会中継)明日14日に衆院を解散し総選挙を19日、 公示―31日投開票で実施すると表明した。アダチノAO

 

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総裁選・「岸田新総裁」 3A体制(安倍・麻生・甘利)

2021-10-01 | 報道・ニュース
 
今の日本に猶予はない 自民党総裁に岸田氏  政治部長 吉野直也 日経新聞 021/09/30
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菅首相に花束を渡す岸田氏(29日、東京都港区)

自民党が望んだのは党内の「安定」だった。菅義偉首相の総裁選不出馬で、各社世論調査の自民党の政党支持率が上がった。多くの国会議員が抱いていた次期衆院選への不安は和らいだ。

首相の交代以上の党内の「変化」を求めず「結束」を重視したようにも映る。

日本の有権者のわずか1%程度であるとはいえ、党員・党友の多数は河野太郎氏を支持した。

そこからうかがえるのは河野氏の異端ぶりに期待する現状への危機意識と改革願望だ。決選投票を制して新総裁になった岸田文雄氏はその点を認識しなければならない。

世界同時進行の新型コロナウイルスへの対応を巡り岸田氏ら総裁選の候補が感染「第6波」への具体的な対処法を示すことができたとは言い難い。

そこに自民党内に「顔」を代えれば衆院選は何とかなるのではないかという緩みが感じられる。世界の中で日本の競争力を高めるために政策をどう磨くかよりも、自分の選挙に有利か否かを最優先に考える自分ファーストの発想だ。

 新型コロナで露呈したのは日本の統治力の脆弱さにほかならない。

首相が非効率な医療体制の改善を指示しても迅速に動けない霞が関の縦割り体質と官僚の劣化、国と地方の責任の押しつけ合い。それらに遅れていたデジタル化が加わり、医療現場の混乱は今なお続く。

岸田氏に課されるのは党内の「安定」ではない。危機を直視し、覚悟を持って不断の改革をやり遂げることだ。政治部長(政治・外交グループ長) 吉野直也

 

中日スポ

麻生太郎氏の副総裁起用にダメだこりゃ「自民は換気の悪い密の部屋」と落胆の声が続々 

 自民党の岸田文雄新総裁が副総裁に麻生太郎副総理兼財務大臣の起用を固めたニュースを受け、ツイッターでは「麻生太郎氏」がトレンド入り。硬直した印象のある党人事に落胆の声が多く寄せられた。

 副総裁人事のニュースが流れると、ツイッターでは「麻生太郎氏」がトレンド入り。「旧弊をがっつり温存か。ダメダメだな」「ダメだこりゃ」と落胆の声が寄せられたほか、「自民は換気の悪い密の部屋」「ここまで来ると変わらなすぎて悔しい」と、新しい風が吹かない党人事を憂慮する声が相次いだ。

 岸田新総裁は29日の総裁選で、河野太郎行政改革担当大臣を破って新総裁に選出。「総裁選は終わりました。ノーサイドです。全員野球で自民党が一丸となって衆院選、そして参院選に臨んでいこう」とあいさつした。

河野太郎氏、広報本部長に“冷遇”で想起される「第二の小池百合子」の道21/10/01
自民党総裁選に敗れた河野太郎氏(雑誌協会代表取材)© NEWSポストセブン 提供 自民党総裁選に敗れた河野太郎氏(雑誌協会代表取材)

 自民党総裁選に勝利した岸田文雄・新総裁のもと、新たな党人事が固まった。岸田氏の選対顧問を務めた甘利明氏が幹事長、総裁選で3位と健闘した高市早苗氏が政調会長に抜擢される中、岸田氏に決選投票で敗れた河野太郎氏は広報本部長への起用が決まった。

実際には行政改革担当相・ワクチン担当相から外す“冷遇人事”との見方がもっぱらだ。自民党関係者が語る。

「党の要職とみなされるのは幹事長、政調会長、総務会長に選対委員長を加えた四役まで。広報本部長と言えば党のスポークスマンのように聞こえるが、党の発表や会見はこれまで二階俊博・幹事長や野田聖子・幹事長代行らが行なっており、広報本部長が表に立つ機会は少ない。河野さんの前任者が有村治子さんであることを知っている方がどれだけいるでしょうか」

 この広報本部長という肩書きから、「第二次安倍晋三政権における小池百合子氏に重なって見える」と、全国紙政治部記者は話す。

「安倍さんがかつて小池さんを冷遇するために行なった人事が、広報本部長への起用でした。安倍さんは、第一次安倍政権時代に小池さんを女性初の防衛大臣に抜擢したにもかかわらず、2012年の党総裁選で小池さんが石破茂さん支持に回ったことに激怒した。総裁選後、安倍さんは党役員人事で小池さんを広報本部長に据えました。

 

 今回の件は、その時を思い起こさせる。岸田さんというより、人事に強い影響力を持つ安倍さんの意向が働いているのではないでしょうか」

 今後、河野氏が小池氏と同じ道を辿る能性はあるのだろうか。

「初の女性総理を目指していた小池さんは自民党内にいる限界を感じ、党を飛び出して東京都知事選に出馬した。では、河野さんも今後党を飛び出すかと言われれば、現段階では可能性は低い。

 河野さんには、“父・河野洋平さんが最終的に総理になれなかったのは、一度自民党を出てしまったことが影響した”という思いがある。当分は冷や飯を食わされても、我慢して捲土重来を期すしかないという考えではないでしょうか。安倍さんや、同じ麻生派でありながら河野さんと犬猿の関係にある甘利さんからすると、それが分かっているから露骨な冷遇人事ができたとも言える。“出られるもんなら出て行ってみろ”ということです」(同前)

 ほんの数日前まで総裁候補の本命と目されていたのだが……総裁選は天国と地獄である。

 

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国・東京都に「野戦病院」が絶対必要なのに進まない事情‼

2021-09-03 | 報道・ニュース

野戦病院的な話は、もう昨年に感染症・公衆衛生学の白鴎大学・岡田 晴恵教授が提案しているが、国・東京都は動かなかった、今や制御不能な非常事態・医療体制は”限界”なのに!?

何故・つくらないのか、私が思うに新型コロナ感染症は「国が医療費全額負担」この未曽有の感染症は大半の人がかからないと、治まらない、本質はお金ではないか? 国・東京都は莫大な予算が必要になる、とは言え東京五輪をこのコロナ過で莫大な金を使い強行した。

>「国も東京都も、やる気がないんだからムリだね。かつて安倍(晋三首相)さんは民主党政権を『悪夢』と言ったけど、今の状態こそ悪夢だよ」・・・わたしもそう思う‼

 

東京に「野戦病院」が絶対必要なのに進まない事情 及び腰な小池知事に都医師会長がぶつけた本音 辰濃 哲郎 

救急車が駆けつけても受け入れ先が見つからず、見殺しにされる最悪ケースも生じている(写真:HARUYOSHI YAMAGUCHI Copyright: © Bloomberg)© 東洋経済オンライン 救急車が駆けつけても受け入れ先が見つからず、見殺しにされる最悪ケースも生じている(写真:HARUYOSHI YAMAGUCHI Copyright: © Bloomberg)

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京都での自宅療養を余儀なくされている感染者数は、入院調整中を含めて約2万5000人を超える。容態が急変して、亡くなる悲劇も相次いでいる。

 医療を受けられずに重症化している感染者を救う手立てはないものか。自宅療養の患者を診療する在宅医からの「もう限界だ!」との悲痛な叫びに突き動かされて、東京都医師会の尾﨑治夫会長が提案するのが"野戦病院"だ。

 感染者を一堂に集めれば症状を見守ることができる。医療側にとっても効率的だ。だが、行政の腰は重い。「都は現場をわかっていない」と怒りの声を上げる尾﨑会長のいら立ちは、頂点に達している。

 「国も東京都も、やる気がないんだからムリだね。かつて安倍(晋三首相)さんは民主党政権を『悪夢』と言ったけど、今の状態こそ悪夢だよ」

 感染者の急増が収まらない8月18日のことだ。筆者と電話で話す尾﨑会長の声は、明らかにいら立っていた。

「野戦病院を作らなければ乗り切れない」

 自民党員である尾﨑会長が、本心から「悪夢」と思っているのかは、うかがい知れない。だが、憤懣やるかたない思いを抱いていることだけは確かだ。

 尾﨑会長がFacebookに、突然"野戦病院"構想を打ち上げるメッセージを投稿したのは、その3日前の8月15日の深夜だった。

 「悲惨な状況を見聞きして、野戦病院を作らなければ乗り切れない、その想いに至りました。関係各所には伝えましたが、明日のモーニングショーでも訴えます」

 いつもは長文の投稿が多い尾﨑会長のFacebookだが、珍しく短文だ。尾﨑会長の決意の表れか。

 "野戦病院"という呼び方には語弊があることを承知している。だが、そう表現しなければ、事の緊急性や施設の規模感のニュアンスが伝わらない。多くの感染者を収容できて、病状を広く見渡せる大型施設でなければ、この未曾有の"災害"は乗り切れない。そんな切迫した思いが込められている。

 尾﨑会長をその気にさせたのは、自宅療養を担っていた在宅医の悲痛な叫びだった。感染者宅を回る彼らは、現場の切実な状況を肌で感じていた。

 まず感染者の急増で、保健所の手が回らなくなっている。PCR陽性の判定を受けた感染者が、保健所から連絡を受けるまでに、3日~1週間も待たされている。もちろん保健所の業務過多は尋常ではないことも知っている。だが、放置される患者の不安は計り知れない。

 自宅療養者のなかには、血中の酸素飽和度(SpO2)が90を切っている感染者がいる。93を下回ると中等症Ⅱで、重症の一歩手前だ。相当に苦しいはず。だが、多くの場合は入院先が見つからない。仕方ないので在宅医が酸素濃縮器を持ち込んで、酸素投与に踏み切る。都が用意した500個の濃縮器は瞬く間になくなった。

 酸素や投薬を繰り返せば、1人の医師が回れるのは日に5~6人が限度だ。2万5000人もいる感染者のうち、無症状の人を除いたとしても医師の診察を受けられる感染者は、ごく一部だ。医療の手が回っていない。

 尾﨑会長は、ある在宅医の声が耳から離れない。

 「重症化していく感染者を入院させられずにいることは、本当につらい。もう限界です」

 尾﨑会長は突き動かされた。

 「こうなったら"野戦病院"しかない」

 自宅療養やホテルでの宿泊療養では、診療するにも個別の部屋を訪問しなければならないので、効率が悪い。体育館などの広いスペースにベッドを並べる"野戦病院"なら、個々の病状をひと目で見渡せるし、医師も看護師も少なくて済む。酸素が必要な感染者のためには、酸素を送る配管があればベストだ。だが、当面は濃縮器でもやむをえない。少なくとも感染者の不安は解消できる。

 尾﨑会長が考える臨時施設は、酸素を投与すると同時に、ステロイド薬の「デキサメタゾン」などを使った治療ができる施設。それに発症間もない軽症者に有効な抗体カクテル療法を施せる2種類が必要だ。もちろん同じ建物で役割を分けてもいい。抗体カクテル療法は、基礎疾患などの高リスク感染者の重症化を70%軽減できるという。重症化を減らせれば、医療の逼迫も防げる。ただ、副作用にも注意を払う必要があるため、数時間、あるいは一晩は泊まることになる。

日本医師会とのタッグも都は及び腰

 日本医師会の中川俊男会長にも相談した。厚労省や官邸に提案するためだ。説明を聞いた中川会長も、すぐに呼応してくれた。経団連に保養施設などの提供を要請した。

 だが、肝心の東京都が及び腰だ。

 8月18日、尾﨑会長は都の福祉保健部局の幹部と、オンラインで会合を持った。渋谷区に酸素ステーション130床を置くことや、パラリンピックのデポ施設を大会後に酸素ステーションに転用する。抗体カクテル療法についても、都立・公社病院内で実施する予定だという。

 尾﨑会長は不満だった。酸素ステーションでは、受け入れ病院が見つからない救急搬送患者を主に収容するという。だが、自宅で救急車も呼ばずに、重い症状にあえいでいる感染者は数知れない。在宅医が要入院と判断した患者を収容して、投薬を含めて治療できる施設こそ求められている。それにしても、130床では心もとない。

 それに病床不足が深刻ななか、軽症者に限定される抗体カクテル療法を、なぜ都立・公社病院が担うのか。むしろ中等症以上の感染者の治療に全力を挙げるべきではないのか。

 都が"野戦病院"を渋る最大の理由は、人材の確保だ。臨時施設を作っても、それを診る医師や看護師を確保するメドが立たないという。それより、病院での病床確保を優先したいらしい。

 都のホームページを見ると、入院している感染者数は4300人を超えているが、都の確保病床は約5900床ある。さらに将来的には6400床を見込んでいるという。

 まだ余裕があるはずなのに、入院先が見つからないケースが相次ぐとはどういうことだろう。受け入れを表明しながら、実行していない病院が存在するか、そもそも確保病床そのものが確約されていなかったということになる。

 結局、都は "野戦病院"の開設については、最後まで首を縦に振らない。

 尾﨑会長がいら立っていたのは、この日の夕方の電話でのことだ。

 「被災現場を見ないで対策を立てているようなもの。130床の酸素ステーションとか、ちまちまやっている場合ではない。病院への協力要請で80床を確保したいって都は言うんだけど、これだけの自宅療養がいるのに、80床ではどうにもならないでしょ。集める場所さえ確保してくれれば、人材はぼくらが集めるって言っているのに」

小池都知事からの電話でキレる

 8月23日、小池百合子都知事から、尾﨑会長の携帯電話に連絡があった。自分の診療所でワクチン接種をしていた正午すぎだった。

 「これから田村(厚生労働)大臣と医療機関への協力要請を話し合いに行くが、都医も協力してちょうだい」

 尾﨑会長は、少々荒っぽい言葉で言い返した。

 「協力してくれと言うばかりで、こちらの要望も聞いてほしい。もはや野戦病院のような施設を作らないと限界ですよ。建物さえ用意してくれれば、人材はこちらで何とかするから」

 そう言って、具体的な候補地として、調布市の「味の素スタジアム」と、それに隣接するパラリンピック会場ともなっている「武蔵野の森総合スポーツプラザ」を挙げた。

 キレ気味の尾﨑会長の口調に、小池知事も負けていない。

 「場所はあなたに言われることではなく、私たちが決めること」

 険悪なまま電話は切れたが、小池知事も相当追い込まれているのだなと、尾﨑会長は思った。

 そして、その直後に小池知事は田村厚労相と面会し、知事と厚労相は夕方の会見で都内の医療機関に対して協力を要請することを表明した。コロナ感染者の受け入れや人材の派遣などの要請で、応じない場合は病院名を公表するという。案の定、"野戦病院"については、触れなかった。

 8月26日、北多摩南部保健医療圏(武蔵野、三鷹、府中、調布、小金井、狛江の6市)が各市長の連名で、「二次保健医療圏内の臨時医療施設開設に関する緊急要望」を都庁に持参した。その中心的な役割を担う調布市の長友貴樹市長と尾﨑会長とは、電話やメールでやりとりをする仲だ。この要請についても、相談を受けてきた。

 北多摩南部医療圏には、「味の素スタジアム」と、「武蔵野の森総合スポーツプラザ」がある。長友市長によると、「臨時医療施設としては格好の場所で、野戦病院に限定せず、酸素ステーションでも抗体カクテル療法ができる施設でもいい。自宅療養者を救うためだが、都からは『取り組むとしてもいちばんの課題は人材の確保だ』との指摘があった」と話す。

「人材は何とかする」は都知事には届かず

 尾﨑会長が、小池都知事からの電話の際、味の素スタジアムなどの具体名を挙げたのは、長友市長から後押しを頼まれていたからだ。

 8月27日、小池知事は会見でこの6市長の要請について問われ、こう答えている。

 「それぞれの地区の医師会の方と連携して、まず人を集めてもらわないと進みません。会場の問題というよりは、人の問題だということを、改めて皆さんと意識共有したいと思いますし、(中略)要は、箱ではなくて人だということです」

 「人材は何とかする」との尾﨑会長の言葉は、届いてはいないようだ。

 医師会というのは開業医の団体だ。お題目のように「国民医療のため」と唱えながらも、一義的には開業医の利益を損ねることには反対する。そういう医師会を批判的に取り上げてきた筆者だが、尾﨑会長の振る舞いは開業医の利益だけを考えているとは思えない。

 そもそも"野戦病院"を作っても、開業医にとっては利益より負担感のほうが大きい。昨年、PCR検査が目詰まりを起こしたときも、都医師会の主導で区市町村ごとにPCRセンターを設置した。全国に先駆けて、ホテルでの宿泊療養のスキームを作ったのも都医師会だった。感染者を集中させる専門病院の構想も、早い段階で唱えてきた。

 一方では、医師会に対する批判もある。開業医のなかには、依然として「発熱外来お断り」の張り紙を掲げているところもあるし、以前はPCRを実施してきた開業医も、最近になってPCRの看板を下ろすところが少なくない。PCRで陽性となれば、以前であれば保健所が健康観察を担っていた。だが、感染者の急増で保健所の手が回らない。自ずと開業医が感染者のフォローを引き受けざるをえなくなる。開業医にとっては、負担が大きすぎるからだという。

 だが、これを尾﨑会長にぶつけると、きっぱり言い切った。

「医師として当たり前の責任」

 「PCR陽性者の判定をした感染者のフォローするのは、医師として当たり前の責任だろう。それができないのはおかしな話だよ」

 これまで長年、医師会の取材を続けてきたが、開業医の行動に苦言を呈する医師会幹部はあまりお目にかかれない。尾﨑会長の本気度に触れた瞬間だ。

 9月上旬、東京の新規感染数は、下火の兆候を示している。だが尾﨑会長は、「いや、人流などを勘案すると、まだまだ増える可能性がある」と警戒する。

 そんななか、福井県ではすでに体育館に臨時医療施設の計画を進めている。感染者の拡大が続く大阪では、1000床規模の臨時医療施設の構想が具体化しそうだ。だが、東京では"野戦病院"の提案が実るかどうかの先行きは不透明だ。

 尾﨑会長にとって嬉しかったことが1つあるという。"野戦病院"の提案を知った在宅医からのメールだ。

 「涙が出るほど、うれしい」と。

 その向こうには、いまでも自宅療養を余儀なくされている感染者が、不安におびえている

 

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新型コロナ「制御不能な状況・災害レベルで感染が猛威をふるう非常事態」

2021-08-16 | 報道・ニュース

コロナ重症者1603人、4日連続で最多更新 1カ月で4倍  「日経」 新型コロナ2021年8月16日

厚生労働省は16日、全国で新型コロナウイルスに感染した重症者が15日時点で1603人になったと公表した。前日から40人増え、4日連続で過去最多を更新した。

重症者数は1カ月で約4倍になった。7月中旬に400人前後まで減ったが、それ以降は増加傾向が続く。感染拡大「第4波」までで最多だった5月25日の1413人を8月12日に上回り、連日増えている。

都道府県別にみると、東京都は前日から6人増の251人、神奈川県は9人増えて200人となった。厚労省は原則として集中治療室(ICU)で治療中か、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO)を使用している患者を重症者と定義している。一部の自治体の公表分とは集計方法が異なる。

厚労省の専門家組織「アドバイザリーボード」は11日に「感染者数がこれまでにはない規模で増加しているため、重症者数も急速に増大している」と指摘した。厚労省によると、重症者用の病床の使用率は10日時点で東京・神奈川・埼玉・京都・沖縄の5都府県で50%を超えている。

GDP、コロナ前水準なお遠く 個人消費0.8%増どまり 「日経」2021年 8月16日           内閣府が16日発表した2021年4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.3%増となった    経財相、個人消費伸びに 複雑な思い「東証大幅続落、453円安 コロナで景気回復遅れに警戒感」

 

東京のコロナ「制御不能、自分の身は自分で守る段階」   東京都モニタリング会議で 2021年8月12日

小池百合子知事(東京都のユーチューブチャンネルより)小池百合子知事
 東京都の新型コロナウイルスのモニタリング会議が12日あり、都内の感染状況について専門家から「制御不能な状況だ。災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態」と報告された。医療提供体制については「深刻な機能不全に陥っている」とコメントされた。
 現在のペースで感染増加が続くと、2週間後の25日には、1日当たり5113人となるとの予測を示した。国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は「もはや災害時と同様に自分の身は自分で守る感染予防のための行動が必要な段階である」と強調した。
 東京都医師会の猪口正孝副会長は、医療体制は「ひっ迫している」とした上で「重症患者が急激に増加しており、救急医療や予定手術などの通常医療も含めて医療提供体制が深刻な機能不全に陥っている。現状の感染状況が継続するだけでも、医療提供体制の維持が困難になる」と述べた。
 重症者が11日現在で197人と過去最多となっているほか、「人工呼吸器、エクモによる治療がまもなく必要になる患者が高い水準で増加している」とし「集中治療室(ICU)などの人工呼吸器やエクモが使用できる病床の不足が危ぐされる」と説明。大曲氏と同じく、「災害時と同様に自分の身は自分で守る感染予防のための行動が必要な段階」と個々の感染防止を呼び掛けた。
 
 

 

   

      

 

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緊急事態宣言下で東京五輪強行・医療崩壊危惧の声⁉

2021-07-08 | 今注目の話題

東京五輪「病院側に余力はない」緊急事態宣言下での開幕“内定”で医療崩壊危惧の声 

「本当は中止か再延期にしてほしい」と訴えたが…。 いまだにコロナが終息するメドが立たない中、あくまでも政府は〝ワクチン頼み〟。菅義偉首相は7日に「ワクチン接種をなるべく早く進める。ワクチン一本でいきたい」と述べたが、そのワクチンも結果は失敗に」

 

 

 

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欧米ではチーズの虫歯予防効果は常識⁉

2021-06-16 | Weblog

虫歯は、「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れることで起こる。

まず、食事をすると起こるのが「脱灰」だ。口腔内の細菌が食品の糖類をエサにして酸を産生し、それが歯のエナメル質と象牙質からカルシウムイオンとリン酸イオンを溶出させる。

その後、食事や間食が終わると、エサの糖類がなくなるので、細菌の酸の産生が終わり、脱灰が停止。口の中の唾液に含まれるカルシウムイオンとリン酸イオンが脱灰で溶け出した部分を修復し、虫歯に至らないようにする。これを、「再石灰化」と呼ぶ。

「ところが、糖類の摂取量が多かったり、頻繁に間食を取っていたりすると、再石灰化が間に合わず、虫歯が生じます。再石灰化が進むには、唾液の分泌が十分に行われていることが大前提となります。ただ、唾液内のリン酸イオンは誰でも豊富なのですが、カルシウムイオンの分量は個人差が大きく、カルシウムイオン量が少ない人では、再石灰化が進みにくい」

そこで活躍するのが、チーズだ。

チーズは生乳にタンパク質を固める凝乳酵素を加え、生乳内の水分を抜いて作られる。

「そのため、もとの生乳よりも栄養素が大幅に凝縮されています。ほとんどのチーズで、歯に関係するミネラルであるカルシウム量はもとの生乳の3~10倍、リン酸は2・8倍。特に、チェダー、パルメザン、エメンタール、ゴーダなどに代表されるハードチーズやセミハードチーズは、カルシウムとリン酸の量が、非常に多い」

つまりチーズを食べることで、口の中にカルシウムやリン酸が拡散。カルシウムイオンが少ない唾液に対しては、チーズがそれを“補給”する形となり、再石灰化が促進される。

単にカルシウムが多い食材というだけであれば、小魚もカルシウムが多いが――。

「カルシウムが多い食材であっても、カルシウムとリン酸の結合が固いと、唾液中にカルシウムイオンとして出ていきません。まさに小魚では、そう。一方、チーズはカルシウムとリン酸の結合が緩いので、カルシウムイオンが唾液中に出ていきやすい。カルシウムを豊富に含み、かつ唾液のカルシウムイオン補給に役立つ食品は、チーズが最強です」

歯が溶ける酸蝕症も改善

チーズと虫歯に関する研究報告は複数ある。たとえば、4週間毎日2回、ショ糖液に歯を漬けて虫歯を起こしやすくした研究で、チーズ14グラムを噛んでいたグループは、そうでないグループに比べて再石灰化が有意に促進していた。また、「チーズを毎日4回摂取していたグループは虫歯が改善した」「虫歯の病巣サイズは、チーズ摂取群で非摂取群のおよそ3分の1だった」という報告もある。

「チーズの口腔に対する効果は虫歯予防だけではありません。果実やジュース、ソフトドリンク、食酢は歯が溶ける酸蝕症を引き起こします。しかしチーズを取ることで、それが改善できるのです。チーズを5分間咀嚼すると、そうでない場合に対し歯の硬度が増したとの研究結果もあります」

チーズを利用しない手はない。お勧めの利用法としては、「食事や間食の最後に」「10~15グラム程度(1・5センチ程度角)のチーズを食べる」。

チーズによってカルシウム量は異なるものの、継続が大事なので、ナチュラルでもプロセスでも好きなチーズを選べばいい。

「チーズを食後に食べていれば、多少歯磨きを怠っても、虫歯予防になります」

お酒のつまみも、チーズで決まり。

 

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国内コロナ感染、新たに2832人 累計75万5179人 死者13385人

2021-06-04 | 今注目の話題
国内コロナ感染、新たに2832人 累計75万5179人  (更新)
  • 国内で新型コロナウイルスの感染が拡大している。各自治体などによると、3日は午後8時までに新たに2832人の感染が確認され、感染者の累計は75万5179人となった。死者は111人増えて計1万3385人となった。密閉、密集、密接の「3密」回避など、一人ひとりの感染防止の取り組みが求められる。

なお、前日分掲載後に明らかになった感染者と死者は当日の新規分には含めていない。クルーズ船は横浜港で検疫が行われた「ダイヤモンド・プリンセス」。国内感染者の累計には長崎のクルーズ船(149人)と検疫官など(10人)を含んでいる。

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「冷えた体を棺に」看護師の葛藤 NEW

2021-05-14 | 報道・ニュース

限られた医療資源、冷たい体を何回も納棺 押し殺す感情揺さぶられ2021/05/14

限られた医療資源、冷たい体を何回も納棺 押し殺す感情揺さぶられ

厳重に区域分けされたコロナ病棟のレッドゾーン(感染区域)で作業する職員=12日午前11時40分、神戸市長田区一番町2、市立医療センター西市民病院

(神戸新聞)

 新型コロナウイルス中等症病院の神戸市立医療センター西市民病院(同市長田区)では、懸命のケアをする看護師が、生と死を分かつ場面に何度も直面していた。人工呼吸器をつける優先順位を決めなければならない日もある。取材した12日は、近代看護の創始者ナイチンゲール生誕にちなんだ「看護の日」だったが、コロナ病棟で働く看護師は「助けてほしい人がいるのに、助けてあげられないことがある」と語った。

 ホワイトボードに並ぶ入院患者の名に添えられた「フルコード(高度治療が必要)」「DNR(蘇生措置拒否)」の文字。この日、9階コロナ病棟は15床が満床。8階のコロナ病棟も、28床中21床が埋まっていた。2フロアの計36人は30代から90代で、フルコードはそのうち12人だった。

 看護師の川口麻衣さんは、家庭内感染で夫と共に入院していた高齢女性の病状が悪化し、人工呼吸器をつける直前に言った言葉を忘れられないという。

 「絶対に生きたいから、これからする気管挿管を頑張る。3歳の孫に絶対会うと決めてるの」

 しかしその後、転送された重症用病院で女性は死亡し、女性より前に気管挿管して転送されていた夫は回復した。このように、夫婦一緒に入院して、片方が死亡したケースは3例あったという。

 同病院では、コロナ病棟で看護師の感染も相次いだ。建物が古く、コロナ病棟も元は一般病棟のため、陰圧室はない。そこで、高性能フィルターがついた大型の空気清浄機を各室に設置。看護師がレッドゾーン(感染区域)に入るのは、1回1時間、1日計250分未満を目標にしている。

 そのため、夜勤帯は特に患者が亡くなるまでの最後の時間を、モニター越しで見守る場合がある。誰もそばでみとれない中、1人で息を引き取る患者も多い。

 「なんとも言えない、冷えた体を棺(ひつぎ)に入れるのを何回も経験した」。川口さんは、納体袋に包んだ遺体を納棺する際、遺族が入れる家族写真や思い出の帽子を見て初めて患者の人生に触れ、日頃押し殺している感情が揺さぶられたという。

 かかりたくないコロナに命を奪われる人が相次ぎ、同僚が毎日泣いていたこともあった。コロナ患者の場合、葬儀会社にスムーズにつなぐため、病院の事務職員も納棺作業を手伝った。
     ◆

 総合内科の小西弘起部長によると、5月1日から11日に入院してきた患者の73%が入院時に毎分5リットル以上の酸素が必要だった。重症相当と考えられる。同病院では一時、酸素供給が過多となり、全館の酸素圧力が下がりうる危機的状況も生じた。

 同病院は、全358床のうち143床をつぶしてコロナ病棟43床に75人もの看護師を投入している。左山朋美看護師長は、「人工呼吸器管理という、普段なら数年かかって習得する技術を、実際のケアで学んでいるのが実態」と強調する。

 有井滋樹院長は「医療資源が限られる中、(治療の優先順位を決める)トリアージを迫られ、医療者としての葛藤が生じている」と話した。(霍見真一郎)
有井滋樹院長は「医療資源が限られる中、(治療の優先順位を決める)トリアージを迫られ、医療者としての葛藤が生じている」と話した・・・この非情な戦場を政府官邸はどれだけ理解しているのか⁉ 非常に疑問だ・昨年からの経過をたどれば其れが分かる。AO
 
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「新型コロナ過」菅首相完全に思考力無し⁉「安心・安全な五輪実現」開催は出来ない事をハッキリと周りも教えて上げるべきだ!

2021-05-11 | 報道・ニュース
首相「安心・安全な五輪実現」 開催へ意欲 (更新)

選手・関係者と一般の接触回避

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参院予算委で答弁する菅首相(10日午後)

菅義偉首相は10日、衆参両院の予算委員会で東京五輪・パラリンピックの開催について改めて意欲を示した。「安心、安全な大会を実現するには感染対策が極めて重要だ」と訴えた。

野党から新型コロナウイルス禍での五輪を危ぶむ質問が相次いだ。立民の枝野幸男代表は「新たな変異型が持ち込まれるのは許されない。国民の命、暮らしと開催を両立することは不可能と言ってもいい」と指摘した。

首相は野党の追及に「選手や大会関係者に感染対策をしっかり講じる。国民の命と健康を守っていくのが責務だ。開催にあたっての基本的な考えだ」と繰り返した。「選手や大会関係者と一般人が交わらないようにする」と強調した。

海外から五輪関係で入国する人からの感染が懸念されている。首相は選手の行動管理を徹底し、移動を専用車両に限定すると表明した。違反した選手は大会に参加する資格を剝奪するとも語った。

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丸川珠代五輪相も選手の行動に関して「(仕事をする場所を指す)用務先や、競技会場、宿泊施設の3カ所以外は絶対に自由行動はない。その3カ所しか行けない状況になる」と明言した。大会組織委員会が行動を管理すると説明した。

大会を取材する報道関係者への対応も論点になった。首相は報道関係者が指定された場所以外で取材することは「絶対にないようにする」と答えた。丸川氏も「守ってもらえない人にはビザを出さない」と話した。

丸川氏は「政府が海外からの入国者数を最大9万人と推計した」との一部報道を巡り「その数にならない。組織委員会で精査している」と発言した。具体的な人数は明らかにしなかった。

立民の蓮舫氏は「大会関係者の人数がわからないのに、なぜ感染を防ぐと言えるのか」と追及した。丸川氏は「人数にかかわらず行動管理を徹底的にすることをプレーブックに記載している。組織委に準備をお願いしている」と述べた。

蓮舫氏は選手らの入国時や滞在中のPCR検査を十分に実施できるかにも疑問を呈した。丸川氏は民間の検査も使って対応する意向を示した。

今回の五輪は海外からの観客は受け入れない。国民民主党の玉木雄一郎代表は「無理してやると資金不足になるのではないか。国民が税負担する可能性もあるのか」と質問した。

立民の山井和則氏は「感染爆発していても開催するか」と問うと、首相は「そんなことは全く申し上げていない」と反論した。

自民党の二階俊博幹事長は10日の記者会見で、新型コロナ禍での開催に関して「政府が第一義的に判断すべきことだ。判断を待ってから協議したい」と言明した。

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菅総理訪米・16日首脳会談「私の提言」AO

2021-04-09 | 今注目の話題

新型コロナウイルス(COVID-19)が中国から全世界に蔓延し、コロナによる死者・特にブラジル・アメリカが酷い状況だ、アメリカは第二次世界大戦の死者を超え50万人以上の死者を出した、これによる世界経済も低迷し、戦後類を見ない、酷い状況・有様だ、米国も中東問題・石油危機・貿易摩擦・ドルショック・リーマン、と長い間の過剰な借金、財政赤字と、疲弊した米国は一国主義のリーダーシップとしての力が欠如し、世界の警察は過去の話し、世界の地政学リスクが増してきた。             

今世界の中の東アジア地域、特に(日本・朝鮮・中国)の重要性が増してきた、アメリカはその重要性に、バイデン新大統領は初めて一番に、日本の総理大臣と会談する、その内容は当然日米同盟・日米緊密化、東シナ海・尖閣諸島を含め中国抑止政策・日本の防衛力強化・朝鮮半島の完全な非核化の必要性と拉致問題の早期解決・自由で開かれたインド太平洋・この地域の国々との相互信頼や平和と繁栄等々だが、・もっと大事な事が!

「いままでの欧米の石油文明から、産業構造の大転換期!、産業のコメ(半導体)に大きく変わろうとしている」

その産業のコメ・半導体は日本が先行していたのだが、米国・民主党政権時代に自動車輸出による日本叩き、日米貿易摩擦・所謂”ジャパンバッシング”で円高にさせられ、1970年代から2000年までに、1$350~70円台と、考えられない長円高にさせられた!、日本の産業空洞化だ、生産を中国・東南アジアへと移したのである、これによる家電製品等はメードインジャパンから、中国・アジアへ、今はメーカーは日本製だが生産はアジアだ、

特に半導体の名門・東芝は半導体の部分を二兆円で売却・日の丸半導体は終わる、今は韓国・台湾・中国、世界最大の通信機器シェアナンバーワンの(HVAWEI)や台湾のTSMC)は半導体世界最大手だ、そして産業のビタミン(レアアース)は中国が半分以上を生産、輸出を武器に世界を席捲しようとしている・我々の生活はIT技術により生活が一変する、

家電・ロボット・医療・自動運転・仮想現実・「AI」(人工知能)や「5G」(第5世代移動通信システム)、「IoT」(モノのインターネット)またこのレアアースはEV(電気自動車)やハイテクの分野に使われる、希少金属・主に中国で生産、半導体・PCやスマホ・5Gは東アジア、主に中国・台湾・韓国・日本で生産される。米国は中国に頼らないサプライチェーンを目指している、其処にファプレスの会社(TSMC)台湾は日本にもアメリカにも重要なのだ!

”中国対米国” 日本にとっての地政学・「中国・朝鮮・ロシア・米国」日本は其の中にある、米国にとって日本は益々重要な場所になった、其処に米国の基地がある日本は大金を出している、”思いやり予算” もう必要ないだろう!日本はそれだけ重要な場所である事を改めて自覚する必要がある。

菅総理は4月16日、訪米 首脳会談、バイデン大統領は菅総理に中国包囲網の話が出ると思う! いまや日本は地政学的に有利な立場にあるはずだ! 会談はくれぐれも不利な事にならぬよう願いたい!

バイデン大統領の政権は民主党だ、かつて円高にさせられ日本の産業・半導体生産が駄目になった経緯がある、それが遠因で物作り今の半導体は日本から台湾・中国へと移った、米国民主党の政策なのだ!強気に出てほしいアダチノAO。


 

                                                                                              

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