欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

秘密

2006-11-15 | poem
私の胸の中にある、そのものはいったいどんな形をしているの?
私の胸の中にある、そのものはこれからどんな風に変化していくの?
私の胸の中にある、そのものは最後の最後まで私にその姿を見せてくれないの?

私が変わっていく最後のカタチがそれだということに私はもう気づいているのに、私はそのもののことをなにもわかってなくて、ただ胸の中におさめているだけ。
最後の最後にそうならなければならないものがこの私の胸の中にあるというのに、私自身はそれをすこしも理解できないまま、ただ外に向かってなにかを探し求めている。

私の中の秘密。
最後の最後までわからない私だけの秘密。

私に最後がやってきた時、私の胸の中にある、そのあるものがついに明かされる。
私の胸の中に常にありながらも、最後の最後までわからなかったそのあるものがーー。
それは私が最終的に変わっていく最後のカタチのもの。
その時の私と同じカタチであるなら、そう、それは自分の歩む方向が正しく意義あるものだったということ。
よかった、私は間違っていなかったんだと、胸をなでおろせる。
はたしてそのものは、私の最後のカタチと同じであろうか・・。

私の中の秘密。
最後の最後までわからない私だけの秘密。
最後の私が、自分の胸の中にある秘密と同じカタチであるならば・・。
いや、そうあってほしいと願う今の私。