今回は、莫大な広告宣伝費を費やしたものの「のだめカンタービレ」、「14歳の母~愛するために云々~」、「コトー2」の影に隠れてしまい、惜しくもその存在感が薄くなりつつあるドラマ「セーラー服と機関銃」について一言物申したいと思います。
いろいろな意味で琉河の期待を裏切ってくれたこのドラマ。
放映前はですね、以下の3パターンの展開を予想していたのですよ。
①なんだかんだ言って目高組が全員生き残る・・・「ごくせん風味のコメディ」パターン
②堤真一だけが最終回で死ぬ・・・「初めてのキスを中年のオジサンに…」パターン
③目高組全滅、星泉が最後にマリリンモンロー・・・「映画ラストは同じですよ」パターン
で、第6話を見る限り、どうやら③のパターンになりそうな展開。
ほう、それならそれでいいんですが。
問題は目高組組員が死ぬタイミングがおかしい様な気がするワケですよ。
この手のお話は、勧善懲悪的な仇討ちが達成されないと視聴者にフラストレーションがたまります。
琉河は田口浩正が死んだ次の話、つまり第5話からしか見ていないわけですが、バトルロワイヤル並に味方が死んでいく展開に危機感を覚えました。
というのも、このまま行くと味方だけが死んで敵には一矢報いる事が出来ずに物語が終了と言う仇討ちもクソもないラストになってしまいそうだからです。
第5話で山本龍二が死んでしまい(これはまだ予想の範囲内)、で何と第6話で一気に福井博章と中尾明慶の2人死亡!
この第6話の展開にはさすがに驚きましたよ!
この2人は最終回で浜口組組員と相打ちになって死亡と予想していたからです。
これではハンムラビ法典が適用されない・・・。
人に負わせた傷は自分も負わなければいけないのだぞ!
話を元に戻しますが、とにかく
残る2人で浜口組&黒木刑事&三大寺を倒すことが出来るのか!?
時間的にムリそうです。
だってあの有名なセリフ
「カ・イ・カ・ン!」
はヘロイン射撃で使ってしまうはずなんです。
この星泉の一斉射撃を浜口組に向けてやるなら一気に片が付くのですが、予告を見る限りではそんなことは無さそうです。
となると堤真一が残る全員を殺さないといけない計算になってしまいますね。
いくらなんでも、それは無理でしょうに。
黒木刑事と本田博太郎までは倒せても緒形拳を倒す事は無理そうです。
ここで敵の情勢について整理してみたいと思います
三大寺一・・・緒形拳 HP50,000,000,000 MP∞
浜口昇・・・本田博太郎 HP100,000 MP20
黒木幸平・・・小市慢太郎 HP50 MP0
柴田光明・・・チョロ中野 HP3,000 MP0
森蘭丸・・・森廉 HP5,000(意外に高い) MP0
HPは役者としての経験値、MPは現場における発言力を指しています。
やはりダントツトップは緒形拳。
彼が呪文
「俺は殺される役はやりたくない」
と唱えるだけで脚本が変わります。ここは素直に緒形さんがヤラレ役を引き受けてくれるといいのですが・・・。
三大寺の役が、悪役ヤラレ役の代名詞中尾彬や岸部一徳辺りの俳優さんならば、安心して最終回を見ることが出来するのですが。(但し、中尾彬の場合は死に様が派手になる)
このままでは
最後に三大寺が高飛びして一人で高笑い(完)
という展開になってもおかしくない。そんな展開になったら、「緒形拳」をこれから「緒方拳」と書いてやる!
・・・いや、下手したら本田博太郎すら倒せない展開になったら、どうしてくれようか。
日本人はね、仇討ちが大好きなんですよ。
これで、
「復讐は何も産みださない」
とか抜かして浜口組ライン全員無傷というラストになったら、日本三大仇討ちを否定したドラマとして、このドラマの存在そのものを否定しようと思います。
結論・・浜口組ラインを全員やっつけろ!
追伸・・・小泉今日子の役は原田知世か薬師丸がやってくれれば面白いのになぁと思いました。
(参考)
映画版との役者比較
【映画版】
星泉・・・薬師丸ひろ子
佐久間真・・・渡瀬恒彦
真由美・・・風祭ゆき
三大寺・・・三國連太郎
浜口・・・北村和夫
黒木刑事・・・柄本明
【映画版】
星泉・・・長澤まさみ
佐久間真・・・堤真一
真由美・・・小泉今日子
三大寺・・・緒形拳
浜口・・・本田博太郎
黒木刑事・・・小市慢太郎(←この人、誰?)
三國さん、北村さんをスライドさせる事は無理だとしても(寿命が・・・、見ているこちらがヒヤヒヤ)、柄本さんはぜひともスライドして欲しかったですね。
意外と楽しいですね。
私も最終回を楽しみに待っております。
私から言わせればのだめの方がそれほどヒットしていないと思っているのですが。
私は途中からしか、このドラマを観ていませんが次の展開が待ち遠しくて仕方が無いです。そのような形で結末を迎えるのか血肉湧き踊る気持ちでいます。
>のだめ
前クールの「サプリ」に比べれば評判になっているみたいですし…
原作の知名度が高いおかげかもしれませんね。