お金が無くて困っているとしか思えない「龍馬伝」の配役。
ところが、ここに来て
上川隆也=中岡慎太郎
というキャスト発表が!!
今まで、田中要次のお兄さんにしか見えない田中みんの迫力の無い吉田東洋とか、
ナルシストがかった演技をしそうな谷原章介の桂小五郎とか、
いつも袴を着ていそうな高橋克実の西郷隆盛とか、
大河ドラマとは思えない安っぽい配役だったのでガッカリしていたのです。
上記以外で、特に安っぽいと思ったのが大森南朋の武市。
まさか、天誅を繰り返す勤皇党を見た近藤正臣に“まさに聖人(セイント)だけが持てる矛盾”と言わせるつもりじゃないだろうな。
そんな中で、蒼井優さん、平岡祐太さん、上川隆也さんの登板が発表されて。
そんな隠し玉を持っていたのか!と感激したのも束の間。
配役が中岡慎太郎。
いや、いいんですよ。
似合いますよ、上川さんの中岡慎太郎。
でも、そんな配役にしたら薩長同盟の回なんてどうなりますか。
西郷と桂は完全に坂本・中岡の引き立て役。
歴史を知らない人が見たら
「中岡という人に比べて、桂と西郷って、こんなにも小物なんだな~」
と勘違いされてしまうでしょう。
つまり何が言いたいかというと、配役のバランスが非常に悪いのです。
上川さんを中岡役にするのならば、桂と西郷役は上川さん以上のキャリアを持つ格上の役者を持ってこないと話にならない。
桂と西郷はまだいい。中岡から見たら、外様だから。
武市なんてどうなる。大森さんと上川さんでは勝負にならない。
大森さんを党首とあがめる上川さん。
バランスが悪すぎる。
というわけで、不肖、この琉河がろくな知識も持ってないのに「龍馬伝」を妄想キャスティングしてみます。
~続く~
これと同じ現象は現代劇・アニメの声優
にも感じました。
まったくGradeの落ちる俳優・声優を
あがめる各上俳優・声優という構図を
幾多の映画・ドラマ・アニメで
見てきました。
こういう歪な配役は失敗するのでは。
本年もよろしくお願い致します。
>こういう歪な配役は失敗するのでは。
役柄と演じる人の格がマッチしていないと、どうしても違和感がありますよね。
『抜擢』といえば聞こえは良いのですが「篤姫=宮崎あおいさん」みたいな成功例はそうそう無いと思います。風林火山のヒロイン役は失敗してましたし・・・。
せっかく来て頂いたのに不愉快な思いをさせてしまい申し訳ありません。
おそらく、金子さんは大森さんをよく存じ上げていらっしゃる方だと思います。ですので、私の意見は「こういう見方をする人もいるんだな」ぐらいの軽い見方をして頂けると幸いです。
このコメントを頂いた以上、金子さんが当ブログへ足を運ぶ事は無いと思いますが、いらっしゃる事を願いまして返信させていただきます。
>彼の演技をご覧になったことはありますか?
私は彼の演技を
映画:「カルテット」「殺し屋1」「セカチュー」「それでもボクはやってない」「蟲師」「グミ・チョコレート・パイン」
ドラマ:「僕カノ」「タイガー&ドラゴン」「ブスの瞳に恋してる」「コトー」「ハゲタカ」
でしか観た事がありません。他にもあるかもしれませんが、思い出せるのはこれだけです。おそらく彼の出演作品数からすると微々たる数字ですね。とても「知っている」とは言えません。
あと知っている事といえば、お父さんが麿赤兒さんという事ぐらいです。
>格上とは思いません。むしろ大森さん演じる武市は非常に重みがありいいと思います
「格上」となる定義が難しいのですが、私の根拠としては“知名度”“話題作品への出演と役柄、クレジット”“経歴”です。
大森さんは「ハゲタカ」で主演男優賞を受賞されているので、経歴は申し分ないと思います。が、知名度では「ハゲタカ」で一気に上がったような印象を受けます。。(私は以前から大森さんを知っていたので、「今更何を・・・」と思った記憶があります)
一方、上川さんは90年代に「大地の子」で有名になり、大河ドラマでも「毛利元就」「功名が辻」で実績を残しています。出来る限り客観的に判断して「格付け」したつもりですが至らない点もあるかもしれません。
で、すみません。結論を言いますと私は武市役には佐藤浩市・真田広之・中井貴一・渡辺謙・唐沢寿明・織田裕二といった、今や主演かトメ役にしか出演されないような俳優さんにして欲しかったので「安っぽい」という表現になってしまいました。
>非常に重みがありいいと思います
大森さんの演技は申し分無いと思いますが、相対的に配役を見比べた場合どうかとなると、私はこれ以上申し上げられません。
大森さんを評価されている方には申し訳ありませんが、一意見と捉えていただきご容赦願います。
私は大森さんの経歴などが琉河岬さんの上げられた方々に勝るとはもちろん思っておりません。やはり上川さんや佐藤さんなどは本当に沢山の主演作を持っていらっしゃる方ですし、知名度も本当に高いと思います。私の周りでも大森南朋と名前を聞いて認知されることは殆どないので(笑)
ただ私は大森さんの演技を見る中で演技力に関しては大変評価していた為(これも人それぞれなのですが)、もしも琉河岬さんが大森の演技をご覧になってないまま彼の演技力を格下とされているのなら、少しおかしいのではないかと感じた次第であります。ですがお返事からこれは私の誤解であったようですので謝らせて頂きます。申し訳ありませんでした。
ただ大森さんの演技が上手い下手、また武市半平太のイメージに合ってるかどうかは本当に見た人それぞれにより評価は別れ、琉河岬さんが感じられたことにこれから私が反対する権利は勿論ありませんので、この先のレビューの中でも自由に大森さんや龍馬伝に対する評価を書いて頂きたいです。実は以前の大河レビューも拝見させて頂いたのですが大変わかりやすく面白かったです。
非常に長々としたコメント失礼しました。これからも頑張られて下さい。
わざわざ拙い文を読んで頂いた上、コメントまで下さり本当にありがとうございます。
私も謝罪しなければいけないことがあります。武市役はトメであり、その為には「何が何でも“大物”と呼ばれる役者を」と先入観を持っていました。
しかし今日のドラマを拝見しまして、とても合っていると思いました。今後、大森流の「武市」がどのような活躍を見せるのか福山さんより楽しみになったくらいです。
趣味でクレジット表示に特化したブログで偏った内容になっていますが、またお気軽にコメント下さい。今後ともよろしくお願いします。