必然的なヒストリー

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本宮ひろ志「赤龍王」をキャスティング!

2009-05-03 19:33:15 | 歴史ドラマ妄想キャスト

今回は本宮ひろ志先生の破天荒歴史漫画「赤龍王」のキャスティングをしてみました。本宮ひろ志の描く歴史漫画といえば「夢幻の如く」「猛き黄金の国」、そして不朽の名作(?)「天地を喰らう」と数々ありますが、その中で「赤龍王」をチョイスしてみました。
理由はキャスティングのし易さでしょうか。
「天地を喰らう」ほどの強烈なラスト(いわゆる『俺たちの戦いはこれからだ!』的な終わり方)でもなく、「夢幻の如く」のような架空にも程がある強引展開でもなく、「猛き黄金の国」ほど調和の取れた作品でもなく、良い意味での泥臭さが出ていると琉河的には感じている、この「赤龍王」。登場人物の立ち位置がはっきりと区分されている分だけキャスティングし易いという事でして。
キャストは「サラリーマン金太郎」を意識した仕上がりとなっています。
では早速、どうぞ。

【登場人物】
劉邦:高橋克典
項羽:玉木宏
   *
   *
韓信:阿部寛
張良:成宮寛貴
蕭何:堺雅人
虞美人:相武紗季
   *
   *
呂雉:菅野美穂
曹参:生瀬勝久
英布:六平直政
夏侯嬰:原田龍二
樊噲:山田純大
   *
盧綰:甲本雅裕
周勃:榊英雄
灌嬰:長谷川朝晴
張耳:河原さぶ
曹無傷:上杉祥三
韓王信:桐谷健太
周苛:藤堂新二
紀信:松重豊
樅公:春田純一
臧荼:利重剛
呉芮:有薗芳記
侯公:堀内正美
劉賈:飯田基祐
   *
呂公:津川雅彦
陳勝:村田雄浩
子嬰:細川茂樹
魏豹:大杉漣
項荘:金子賢
酈食其:細川俊之
黄石公:大滝秀治
季布:吹越満
虞子期:向井理
陰陵の農民:笹野高史
烏江の亭長:小日向文世
劉太公:長門裕之
李左車:橋爪功
   *
李斯:石田太郎
始皇帝暗殺を謀った力士:船木誠勝
呉広:山西惇
陳余:片桐竜次
懐王:神保悟志
宋義:篠井英介
随何:森田順平
胡亥:高橋一生
司馬欣:中原丈雄
董翳:浜田晃
蒯通:モロ師岡
田栄:中丸新将
龍且:深水三章
周蘭:長江英和
桓楚:菅田俊
周殷:浅野和之
   *
   *
章邯:草刈正雄
項伯:林隆三
鍾離昧:岸部一徳
彭越:宍戸錠
趙高:柄本明
項梁:原田芳雄
   *
陳平:渡部篤郎
始皇帝:松方弘樹
范増:仲代達矢


「赤龍王」に登場しない人物も一部キャスティングしてみました。
主役は金太郎にしてみました。豪胆な性格で義侠心が強く(あくまで本宮作品でのキャラ設定です)、程よくヘタレなところ、しかも意外と年齢がいってる(一説には始皇帝と5歳も離れていない)劉邦にはピッタリな人選ではないかと。他にもドラマで強烈な印象を残した津川、松方といった存在感ある俳優も配置してみました。
渡部篤郎、松方弘樹、仲代達矢の人選はクレジットのトメ対策です。トメ役には范増を考えていたのですが、この人は物語の第一話~最終話まで出ずっぱりというわけでもなく。なので序盤のトメ役に始皇帝、終盤のトメ役に陳平をと考えました。両者がの出演回が范増と被る場合は当然ながら、范増がトメです。
役柄的には劉邦三傑の誰かをトメにしても良かったのですが、ここは敢えて彼等を先頭グループに。
OP曲のイメージとしては「太平記」か「天地人」で。

本宮作品として「赤龍王」の次に興味があるのは“龍馬伝”とも関係が深い「猛き黄金の国」ですね。いつか挑戦してみようかと思っています。


12 コメント

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中国史は得意なつもりです(汗) (ポケット保持)
2009-05-03 22:11:12
いくつか感想を。

・張良:成宮くんは「功名が辻」しかしりませんが、なるほど、いいかも。
・虞美人:エラいしゃきっとした虞美人でんなぁ。
・呂后:菅野美穂チャンが西太后みたいになる。
・項荘:格闘技の要領で剣舞を。
・胡亥:「馬鹿」の由来となったような人物に高橋氏は見えるかな・・・
・カイ通:そのトリックスターぶりに劉邦も丸め込まれると思われ。
・趙高:凄まじい宦官になると思われ。
・范増:項羽に進言する時はくるみ(以下略)

楚漢戦争の顛末がやっと最近かかれたとか、となれば呂馬童や劉盈(のちの恵帝)、王陵、叔孫通などは登場しないということに。

#まあマンガをろくに読まない小生です、ので本宮ひろ志氏の作品といえば「サラ金」や「群竜伝」くらいしか思いつきません。だから「赤龍王」と言われてもピンと来ませんでした。

さて今日の「天地人」、ツッコミどころ結構あるなぁ。
ひとつ「足をけがしてるのによう重囲を抜けて帰れたな」
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見所は趙高でしょうか(笑) (琉河岬)
2009-05-05 23:53:07
ポケット保持さん、こんばんは!

感想ありがとうございます。
今回は主要キャラよりもアクが強い呂后と趙高のキャスティングに迷いました。菅野さんは、その昔エキセントリックなキャラを演じていた時の彼女、柄本さんは弾けた演技をする時の彼ということで。(笑)
ちなみに作者の本宮ひろ志さんは何となく柄本明さんに顔が似ています。

>「赤龍王」と言われてもピンと来ませんでした。
80年代に連載されていた漫画だそうです。項羽が死ぬところで物語が終わっています。後は虞姫が最初は劉邦関連で登場するところが特徴でしょうか。
パラレル的な荒唐無稽さを許せるのならば、楽しめる作品ではないかと思います。
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お久しぶりです (トトオ)
2009-05-15 23:35:30
いやぁ「赤龍王」熱いです!

キャスティングも絶妙で、
読み進めるたびに悶絶しておりました。

范増を最後に持ってくるあたり、
さすがですw。

軒並み賛成ですが、個人的にすみません、
趙高は篠井英介さんがいいなぁ。
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気に入っているのは農民役 (tomohiro)
2009-05-17 18:05:28
気に入っているのは、農民役の
笹野高史氏です。
秀吉役よりよっぽど農民役が似合っている
人だなと思っています。
Niceキャスティング。
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成田三樹夫が生きていれば (琉河岬)
2009-05-17 19:37:04
トトオさん、こんばんは!
ご無沙汰しております。

>范増を最後に持ってくるあたり
范増の能力、存在感、役どころといいトメに相応しい役ではないかと思った次第で・・・。ありがとうございます!

>趙高は篠井英介さん
この役は最後まで迷いました。怪優であり妖艶な魅力では篠井さんかな、と思ったのですが、役者としての実績を優先して柄本さんにしてみました。
個人的には故・成田三樹夫さんに演じて欲しい役でした。
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ヒネくれた農民として (琉河岬)
2009-05-17 19:43:36
tomohiroさん、こんばんは!

>気に入っているのは、農民役の笹野高史氏です。
ありがとうございます!私もこのキャスティングが一番しっくりときます。
項羽に嘘の道を教えた後に「フン!ざまあみろ。ワシらの苦しみを思い知れ」と呟く農民には笹野さんがピッタリだと思います。
秀吉役の笹野さんについては、前回の予告を見て「嫌味な成金」というイメージも追加されてしまいました。
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お久しぶりで何ですが (yutaro)
2009-07-02 22:53:42
お久しぶりです。

今年の大河のアレさ加減?のせいか、このサイトも開店休業のようで。
中国史ネタと聞いて飛んでまいりました。
最近思い付いたネタは、マニアックながら金帝国の従兄弟達の相克のドラマです。
キャスティングは以下の通り。

完顔亶:松田龍平
 *
完顔亮:玉山鉄二
 *
完顔雍:妻夫木聡
 *
烏林荅:鈴木杏
僕散忠義:内野聖陽(友情出演)
 *
高宗:中井貴一
孝宗:藤原竜也(友情出演)

上三人についてはWikiで確認して頂くとして、脚本があの人でなければいい線いくかもしれません。
特に完顔亮については、金随一の詩人元好問によると「彼について書かれた話は十に一つも信用出来ない」と述べているから、書きようによっては人物像が世評とはガラリと変わるかも。
ただそれでも半分以上は鬱展開なのは変わりませんが。
(粛清、酒乱などがわんさか出てくるし)
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面白そうな時代ですね! (琉河岬)
2009-07-05 00:28:20
yutaroさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます!

早速、完顔氏三代を調べてみました。
三者三様、壮絶な生涯を送っていますね。しかも上2人は天寿を天寿を全う出来ていないところが因果応報というか何と言うか・・・。

>書きようによっては人物像が世評とはガラリと変わるかも。
Wikiによると王籍すら剥奪された人物だそうですが、描き方によっては良い方向に持っていけそうですよね。(小松“大先生”の脚本は勘弁して欲しいです)

>今年の大河のアレさ加減?のせいか、このサイトも開店休業のようで。
本当にアレさ加減には参りますよね(笑)
ツッコミがいはあって、ある意味書くネタには困らないんですけどね~。体調が戻り次第、ひっそりと始めようかと思ってます。その時はよろしくお願いします。
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コメント及び配役の理由 (yutaro)
2009-07-05 20:54:37
上三人の配役を敢えて本名にした理由は、確かに廟号ではそれぞれ煕宗・海陵王・世宗になっていますが、こういうものは本人の能力より死後の評価が反映されたものである。
果たしてその評価が事実に則ったものなのかと考えると、廟号だとそれに引きずられると思った次第です。

上二人については、「ハゲタカ」(後者は映画版)を出すまでも無く存在感を出せるかと。
直江君(笑)も「天国と地獄」の経験から、妻の死でブラックな状態になりかかる演技も可能かと。

以下の配役について―――
烏林荅:この年齢の女優では、悲劇のヒロインを多く演じている印象から。
ドラマとしては完顔亮は彼女と偶然顔を合わせた事がある、彼の妻は完顔雍を思っていた時期があった・・・という設定を想像したが、昼ドラっぽくなるな(汗)
僕散忠義:完顔雍の父の従弟という事実から、年齢上この人に。
陰の面を含めて完顔雍を支えた人物という配役だが、『小説十八史略』で将軍達に皇帝暗殺を教唆するシーンでこの人のイメージに定着しました。
*作品では単に第一の側近となっているだけだが
高宗:画像から若ハ○つながりで採用した訳ではありません(笑)
この皇帝は岳飛と秦檜の抗争で有名だが、実は一番彼が黒かったのでは?という疑念と、破産状態だった江南を再建させた治績と、双方演じるとすればこの人に。
孝宗:ヒロインとは蜷川演劇で共演しているので、(友情出演)としました。
南宋一の名君という評価だが、岳飛の名誉回復から岳飛:忠臣、秦檜:ワルという責任回避(?)などのプロパガンダの名手でもあったという描写で。
「デスノート」のキラ顔負けの熱演を期待。

体調が良くなかった事を聞き、心配の限りです。
回復を期待しています。
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中井貴一(笑) (琉河岬)
2009-07-05 23:50:38
yutaroさん、こんばんは!
またのコメントありがとうございます。

詳しい設定を披露してもらい助かります!
松田兄・玉山・妻夫木さんの配役はコメントを読ませていただいて、なるほど!と思いました。
特に松田さんはハマリ役ですよね。
意外だったのは鈴木杏さん!昼ドラっぽい鈴木さんの演技にも期待大です。
私はてっきり松田弟がやらかしたエビフライ事件繋がりで起用されたのかと思いました(笑)

>高宗:画像から若ハ○つながりで採用した訳ではありません
爆笑しました!
ちょうど、某ドラマを見て、ピッチリ横分けの分け目が薄いなあ、オデコが広くなったなあと思ってたところだったので。
余談ですが、草○正雄さんは逆に最近髪の毛が増えたなあと感じています(笑)

>体調が良くなかった事を聞き、心配の限りです。回復を期待しています。
ご心配頂き、ありがとうございます。ご期待に添える様、養生したいと思います。
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