必然的なヒストリー

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【功名が辻・感想レビュー】三成暗殺

2006-10-09 11:29:30 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》
「戦国自衛隊・関ヶ原の戦い」(主役・反町隆史)みたく、このタイトル通りに石田三成が本当に暗殺されてしまったらどうしようか・・・と心配した回でした。

で、オープニングクレジット。登場人物がスッカスカ!やはり大河ドラマは終盤近くになると登場人物が極端に減りますね~。
と、ここで呑気なことを言っている場合ではありません!
なんと浅野ゆう子さんの役名が高台院(寧々)となっているではありませんか!!
北政所という役名をすっ飛ばしていきなり高台院!なってないぜ、スタッフどもよ!

今回の内容は「葵徳川三代」とだいぶ被る部分がありましたね。
清正・福島らの武闘派と三成・行長らの官僚派の対立に家康がちょっかいを出すお話でした。本当は前田利家が両者を繋ぐキーパーソンだったはずですが、唐沢さんはサプライズゲストなのでナレーターにて亡くなったことになっています。三成を擁護する者は(このドラマでは)日本にはおらず、帰国した者達は三成が豊臣政権を牛耳っているように見えています。これが清正らの逆鱗に触れたようで。
この原因は察するに秀吉が五奉行筆頭・石田三成という人物に権力を集中させてしまったこと。この手の融通の効かない人物には、温和な性格を持つ人物を補助として付けないとマズイですね。これは秀吉の人事ミスですね。豊臣家にとって痛恨の一撃です。

秀吉の死後、やりたい放題の行動に出た徳川家康。さすがはピンクのふんどしで世の中の女性ファンを虜にした徳川家康。やることが違います。中老達の弾劾にものらりくらりとかわす家康。遂に己の野望を表面に出し始めましたね。おなじみの「大老に物申すか!」というセリフも出てきましたし、琉河としては満足です。

命を狙われた三成が家康の許に逃げ込みますが、その理由は家康が作中で丁寧に説明口調で語ってくれたので助かりました。実に分かりやすいですね。家康にとっては共通の敵を作っておいた方がいざという時に一致団結しやすいですからね。まるで現代社会の縮図を見ているようです。
しかも、共通の敵である三成は豊臣家とは関係のない存在となっています。やるね、家康。豊臣家から放逐することで三成は豊臣政権から離れ、孤立無援に・・・。と、この辺は例によって千代様が解説してくれましたね。何でもお見通しの千代様。もう、この物語のクライマックスは千代と家康の一騎打ちでいいんじゃないのか。
で肝心の一豊さん、アナタはこう言いたいわけですね。
「医者はどこだ」

今週の「何で今更出てくるんだ」賞生駒親正に選ばれました。アンタは以前から堀尾・中村と一緒に中老として活躍していたんじゃなかったのかい?池田恒興と同様に出演させるタイミングを間違えてしまったキャラだと思います。

来週は、家康が言い掛かりをつけて上杉討伐に出陣します。ということは・・・、そういうことですね。時期的に一豊の親友のあの人の寿命が尽きますね。予告でチラッと流れていましたが、それがそのシーンなのでしょうか?(代名詞ばかりで分かり難くなってしまい申し訳ありません)。

8 コメント

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ピンクのふんどし♪ (もちきち)
2006-10-09 21:18:53
こんばんは。今週も“千代はなんでも知っている”でしたね。



>千代と家康の一騎打ち

あ~、それでもいいかもしれませんね。

で、追い詰められてピンチになった千代を天井裏から

六平太が風車飛ばして助ける…とか?
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千代黄門 (琉河岬)
2006-10-09 23:39:49
もちきちさん、こんばんは!



千代が「懲らしめてやりなさい」と言うと、風車が飛んできます。もちろん印籠も登場しますよ(笑)
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こんばんは (さくらこ)
2006-10-10 18:18:53
雷と共に登場の六平太も

「ここが千代の腕の見せ所だな」

なんて言ってあおってましたね。

何でそういう展開になるの?

と今更なんでしょうが、やはり

せっかく一豊がしっかりしてきたと思っていたのに。



そうか、朝鮮から帰ってきた者たちには、三成が豊臣を牛耳っているように見えたのですね。

あそこまで嫌われるようなことしていないのに、と不思議でなりませんでした。



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Unknown (「感動創造」)
2006-10-10 23:05:59
こんばんは。



利家はまったくスルーでしたね。



この辺りは、利家の存在がけっこう重要なはずなのに。。。



ということで、利家とまつを取り上げてしまいました。
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三成について長々と (琉河岬)
2006-10-10 23:24:58
さくらこさん、こんばんは!



>三成が豊臣を牛耳っているように見えたのですね

私が思うに、三成は見返りを求めずに秀吉に忠誠を尽してきました。だから他人も「見返りを求めずひたすら忠誠を尽して当たり前」だと考えていたのだと思います。しかし、人間はよほどの事がない限り見返りを求めずに動く事はないような。

清正らにとって、見返りを求めずに奉公を尽せるのは秀吉とその家族だけ。「他人」の三成が上から見下ろすような感じで、「ねぎらい」の言葉をかけたことが余程、気に喰わなかったのだろうと思います。
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出し惜しみ利家 (琉河岬)
2006-10-10 23:47:07
「感動創造」さん、こんばんは!



いくらサプライズとはいえ、この時期に利家を出さないというのは少し不自然でしたね。家康の対抗馬だったはずなのに。

「出し惜しみ」にも程がありますよね!



ところで話は変わりますが、利家が長生きしていれば歴史はもっと面白くなっていたかもしれませんね。
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Unknown (チエリ)
2006-10-11 00:01:30
家康のやりたい放題ぶりが見ててとても痛快です。

私もピンクふんどしの虜になったのかしら。。



>この物語のクライマックスは千代と家康の一騎打ち

おお、見たい、見たい。
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がんばるな!!!家康 (琉河岬)
2006-10-11 22:43:42
チエリさん、こんばんは!



今週の家康を見て、西田さんはこういうアクが強い強欲な人物を演じるのも上手だな~と感激してしまいました。



>私もピンクふんどしの虜になったのかしら

私はとっくに虜になっています。ブヨブヨしたお腹とフンドシのハーモニーが何とも言えません(笑)
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