レトロ電車が走る

高松の私鉄、「ことでん」こと琴平電気鉄道は今年で開業100年になるとの事。

ことでん自体は現在琴平線を始め志度線や長尾線などの各線が（それに加えて廃線になった各路線も）個別に会社として設立されたものが統合されて出来上がった会社ですが、その中の現在の志度線にあたる「東讃電気軌道」が1911年創業という事で、今年はその東讃電気軌道が創業して100年にあたるという事で、色々な記念イベントも開催されています。
関連した事で映画なども制作されているとか。そんなイベントの一環で月に一回日曜日に大正の頃に作られた旧型車両を走らせる「レトロ電車特別運行」が行われています。

今までタイミングが合わず中々見る事も出来なかったのですが、昨日ついに時間ができたのでスポーツカブで見に行く事に。
冬や春は昼に運航していたと思いますが、さすがに冷房無し車両なので夏は夕方と夜間の運行らしいです。
車両はレトロ車両だからと言ってＳＬの様にのんびり走る事もなく、通常の電車の速度でガンガン走っていました。おかげでシャッターチャンスが難しい・・・。
撮り鉄さんはすごいなと感心です。

後で調べてみたのですがこの車両は「3000形300号」という車両らしい。
大正15年（1926年）製造の今年で製造後86年経つ車両です。ここまで現役でまだまだ走れるとはきちんと整備されているんだろうなと。ことでんの持つこの300号をはじめとする数量の車両は「現役で走る国内最古の電車車両」らしく、近代化産業遺産にも指定されているそうです。
それに比べれば1963年製、今年で49歳になるうちのスポーツカブC110はまだまだですね～。