以前元町の博物館に行ったときに、神戸港の歴史についての常設展示を見た事くらいか・・・その神戸の町も『住んでいる所』というよりは出かけ先であった為に、あまり深く知ろうという気も起きませんでした。
それに比べて現在住んでいる香川、高松は古くからの城下町でもあり、歴史的なものが数多く残っています。
事の発端はこの春、写真の看板を見たときなのですが、塩江街道(旧R193)から東へ入ったところにあるこの『ガソリン道』。
ガソリン道?一般的に聞く○○街道とか○○通りなんていうのとは違う、ちょっと『何故こんな名前が付いているの?』と思いたくなるネーミングです。
最近は何でも知りたくなった時に調べる事が出来るネットというものがあります。
最初にこの看板を見た夜にかなり深くコレについて調べる事になりました。
ガソリン道の名前の由来は、戦前ココを走っていた電車がガソリン車であった事に由来します。戦前には現在『ガソリン道』となっている所に『塩江温泉鉄道』という鉄道が通っていました。これは現在の琴電の仏生山駅と温泉地である塩江温泉郷を結ぶもので、1929年に塩江温泉鉄道として開業、その後業績不振により親会社である琴平電鉄に吸収され(こういうのはいつの時代も同じですね)琴平電鉄の塩江線となり、戦争直前の1941年に廃止されるまで塩江への温泉客の足として愛用されたようです。
現在では『ことでん』となっている琴平電鉄ですが、戦前には現在でも存在する志度線、長尾線、琴平線の3路線の他にこの塩江線・栗林線の2路線があった事を今回初めて知りました。
そもそも戦争ムード一色のその時期に、娯楽の為の路線と言うのはけしからんと言う事もあり廃線になってしまったこの塩江温泉鉄道=琴平電鉄塩江線ですが、資料などを見ていると廃線後車両自体は満州へ、線路などの資材は軍需物資として徴用されたそうです。一方残った線路跡は仏生山~香川町あたりまではガソリン道として、それ以南の香東川沿いはサイクリングロードとして整備されています。廃線後60年経った今でもその形跡を垣間見る事が出来、一部の廃線マニアの方々には人気のあるスポットだとか(笑)
路線自体について興味ある方はwikiなどで調べていただければと。
この廃線跡をスポーツカブでのんびり散策しようと言う計画はこの時からあったのですが、仕事やら免許没収やらでついにこの時期になってしまいました。
プロローグが長くなってしまいましたが、そういう訳でいざ散策!
実際は片づけしていて前に変えようと買っておいて忘れていたブレーキシューを発掘したからではあるのですが・・・。
最近まで他のスポカブに乗った事が無かった私としてはリアに比べて非常に効かないフロントブレーキは何かおかしいのではないかと思っていました。
以前もこの話をした時(ここで書いた時?)、C100系はそんなものですよと聞いてはいたのですが、特にフロントが効かない事に釈然としない感じでした。
結局先日もてぎでstonehairさんのスポカブに乗せて頂いた時に、『ああ、同じ感じだ・・・』という事を知りました。
しかしそれでもこれ以上にもうちょっとフロントが効くように出来ないのか?という事で今回の試験を行うことに。
取替え時に元々付けていたシューを見たのですが、両方ともスクリューが回ってドラムにライニングが当たるところ2~3cmずつしか黒くなっていません。
ほとんどライニングがドラムに当たってない様です。
このシューはC100/C110用ではなく、現行カブ用のものを流用したものなのですが、ひょっとしたら当時物とライニングの厚さやシュー自体の形状が微妙に違うのかな?と思いました。これだと何に変えても現行品だったら同じ結果になると思うのですが。
こういう場合はシューを削って調整するのでしょうか?ドラムはイマイチ分かりません。
さて効果の程は・・・
塩江まで走って帰ってきたのですが、結果としては今のところ『変化なし』。
若干ブレーキが効き易くなったのですが、これは遊びを調整した分軽い握りで効くようになっただけの違いな感じです。
あたりも出て無いと思うのでもうちょっと乗ってみないと分かりませんが・・・。
帰りにはな庄でうどん食べて、仏生山に寄ってシュークリームを食べて帰ってきました。それにしてもスポカブはノントラブルで調整するたびに調子が上がってる感じです♪
ソレもこれも今週も会議で名古屋に出張だったからですが・・・名古屋も暑く疲れましたが、会議の方はお寒い内容で精神的にも疲れました(泣)
今回は支店長同行での出張で、名古屋駅にて支店長の『なんか名物食べさせてくれ』のオーダーに従って、味噌煮込みを食べに地下の『山本屋』へ。
ココで今回は名古屋コーチン入り味噌煮込みを頂きました♪
疲れた出張でしたが食費が全て会社もちという事でちょっと懐は暖かかったり。
余談ですがえらくマゲを結った太い方を見かけるな~と思っていたら、相撲の名古屋場所やってたんですね。『太い方にはこんなのがはやりなのか!?』とマジあせった(笑)
オイルラインの取り付けボルトは2種類あり、赤スポをばらした時に適当にばらしてしまったので何処の部分がどのボルトなのか分からなくなっていました。
サンタンスポをばらした時に分かったのですが、ヘッド以外の3箇所は短いボルト、ヘッドだけはロッカーアームに注油し易いようにか長いボルトのようです。
長い方のオイルラインが無かったのでサンタンスポのものを使いました。
元々スポカブはクランクケース→キャブレター→ヘッド→クランクケースとオイルを回していて、ヘッドからクランクケースへオイルを戻すとこ以外はオイルラインでオイルを送っています。最初に赤スポをばらした時に何を思ったのかラインを切ってしまったので今までクランクケースから直接ヘッドにオイルを送っていました。
この状態でも走らない事は無いのですが、キャブが異様に冷え込んで、長い時間走らせるとキャブが結露してベタベタになっていました。
今回オイルをキャブに送る事でコレが改善できるのと、ほんのチョットでもオイルクーラー代わりにでもなりますでしょうか。
試運転して問題無し。
徐々に悪いところが改善されてきています♪
加えて移動からずっと行方不明中のサンタンスポの部品もそろそろ探しておかなければいけません。
旧車をやり始めて改めて悟ったのですが、部品の供給が既に無い旧車の場合、どんなにボロボロでも破損していても、不用意に部品を捨てるわけには行きません。
という事でどんどん袋に入れていないと置いておく気もしない程の状態の部品がたまっていきます。
袋にしまう前に綺麗に磨いて保管しておけばそうでもないのでしょうが・・・時間も無い事ですし、そこまで手が付けられるのはまだずっと先かと・・・。
色々と探していたサンタンスポの部品も出てくる中、前に屋外で放置していて捨てるのもなんなので袋に入れて持ってきたレッグシールドが出てきました。
このレッグシールド。元々レストア前の赤スポに付いていたもので、物もC100他スーパーカブのレッグシールドと異なり左右分離型です。
スポーツカブC110/C111/C115専用のレッグシールドではないのかと思うのですが、これが純正オプションなのか、はたまた社外品なのか、それともスポカブの部品では無いのかそのあたりは良く分かりません。
何せ汚く、メインのシャフトはサビサビで、片方のレッグシールドは折れており、もう片方も折れかけです。取り付けはネック付近に一点と、レッグシールド下部にからステーが左右1本出ていますが、片方は折れています。
こんな状態なので私の中でも『ゴミ』扱いだったのですが、今日捨てようかと改めて見ていると・・・これって現存しているので付いている車体がほとんど無いという意味で珍しい部品ではないでしょうか?
そもそも当時『スポーツタイプ』なスポーツカブにコレを付けるのはどうだろう?という部品で、赤スポが昔実用車として使われていたらしいのでこんなものが付けられていたみたいですが何にせよ当時のスポーツタイプ車に必要だったのか、よく分からない部品です。
とりあえず捨てるのは思いとどまって、これは再生してみようかと思います。
樹脂の連結は難しいように思いますので、シールド本体はFRPで作るしか無いかと思っていますが、取付金具やシャフトはサンタンの部品と共に再メッキに出してみようかと思っています。
そもそもこのスポカブの点火時期の調整は目視調整で大雑把でした。それでも目視で煮詰めてある程度合っているようなのでそのままにしていたのですが、昨年から買って置いていたタイミングライトもCB72だけではなく、ちゃんと使用せねばと、こいつを使って初めてチェック。タイミングライトはアイドリング時などにハイテンションコイルにセンサーをかけておくだけでパルスを拾って光るもの。電気式タコと同じ構造ですね。
電池式で使用も簡単です。
コイツで光らせるとマークがフライホイールのFやTのマークが止まったように見えるのですが、ほぼクランクのマークとFマークが合っているような状態でした。
目視でつめるよりもタイミングライトを使用する方がはるかに簡単です(笑)
今後もうちょっと点火時期を調整してみて、早めたり遅めたりして様子を見てみようと思います。
加えて先日走ったときにフヨフヨ感があったので、タイヤを見ると空気が減ってます。測ると大方1キロくらいまで・・・。久々にエアコンプレッサーを使って圧を2.5キロ程度まで張り直しました。最近エアツールも徐々に増えてきており、コンプレッサーの恩恵に預かっています♪
仕事から帰ってからちょっとC110で出かけようと思ったのですが、思えばコイツもヘッドライトが点灯しないんだった・・・。じきに暗くなるのでヘッドライトは点灯するようにしておかなければいけません。加えて一度スポカブで出ようと心に決めたので、意地でもコイツで出かけたい(笑)
と言う事で以前から点検しないといけないな~と思っていた灯火系の回路をチェック。
球から順々にテスターで回路を当たっていくのですが、球も切れていないし、スイッチなどで接触不良や断線もしていない。アースもちゃんとしています。結局灯火のコイル回りまで調べたのですが、コイル自体が悪い以外は考えられないところまで。コイルを変える前にもう一度点灯しないかチェックしたのですが、今度は普通に点灯しました。どうやらどこかで接触不良が起きていたようです。慌ててコイルを変えてしまわなくて良かった~♪
ついでに前から付けようと思ってほったらかしになっていた専用のサイドスタンドを装着しました。スイングアームに付けるタイプですがちょっと大きめなので変に目立って合わないかな~と思っていたのですが、なかなか似合います。使用勝手も良く、これだったらメインスタンドよりも多用しそう。
当然このサイドスタンドはノーマルの17インチで良いように作られているはずですが、赤スポは18インチ化されているのでひょっとしたらこのサイドスタンドではチョット短いかな~と思っていました。
立たせてみると傾斜しすぎず直立しすぎず丁度良い感じ。
旧車はサイドスタンドはどうかな?と思っていたのですが、立ち姿もなかなかGOOD。
という事で日暮れの市内をぐるっと買い物で回ってきました。途中お店でMACTOOLのキャビネットを見たのですが、あれくらいガレージに置けたらすごいでしょうね~・・・。
しかし今のトコ、工具の質を上げる事より工具の種類を増やす事の方が重要なうちのガレージにはなかなか・・・。帰りにAPでセール工具を買って帰ってきました。
しかしCB72が作業待ちの今、出来るだけスポーツカブのメンテを進めておきたいと思います。
昨年高松市内に大きなイオンが出来たところですが、何件作るつもりでしょうか?同じ店同士で客の引っ張り合いをするだけだと思いますが・・・。
店も似た感じしたが、ふとハンバーグ魔王といこちらではなじみの無いハンバーグ屋さんが目に留まったので、そこのメインメニューと言う『ハンバーグ魔王』というのを食しました。さすがガッツリ。
ついでにオープン価格でエアコンが安くなっていたので、今日仕事帰りに改めて出直して、イオンカードで割引(今日は20日だから)してもらって買ってきたり・・・これでこの夏も乗り切れそうです。
やっとカーナビが付き、便利になってきました。
以前GT-Rからカーナビを外していた物ですが、なかなか付ける時間も無く今まで来てしまいました。カーナビは配線や取り付け物も多く、一般的なオーディオのように簡単にはいかないわけで、手間を食うだろうな~と思っていたのですが、案の定結構手間を食いました。
一番面倒だったのフロントガラス上部に貼ったシールアンテナからの配線でしょうか。ピラーの中を通るのかと思いきや簡単には通らず、隠しながら配線するのに悪戦苦闘。改めてオートバックスやイエローハットなどの店員さんがいとも簡単に付けてるのがすごいな~と思います。
リアスピーカーが無かったのでとりあえずリアシートの下にスピーカーを仕込んだのですが、置いてるだけだし暫定です。
フロントスピーカーの配線つなぎ間違えてフロントスピーカーから音が出ないし、車速パルスをまだ入れていないのでよく現在位置が狂いますが、とりあえず車で音楽が聴けるところまで進歩しました。
まだまだ手直し箇所も多いですが・・・。
走る方は全く問題なく、前から車と交互に通勤で使いたかったのですが、夜間ヘッドライトが点かなければ困るのでこちらも全く動かせない状態でした。
やっと時間も出来たので灯火系回路を見直すことに。
ヘッドライトが付かなくなったのは灯火系のバッテリーからの電源供給をやめたあたりからで、冬にガレージを移動するその移動中に気が付きました。もう半年も放置だったわけです。
モンキーRのヘッドライトは生意気にもHIDなのですが、一昨年、アイドリング時の電圧低下でHIDがちらついたり点かなくなったりという頻繁なON/OFFがHIDに悪いのではないかと思い、アイドリング時にも電圧が安定するバッテリーからの電源供給に変えてみました。が、やはりバッテリーからの電源供給では充電系統へ行く発電量に比して消費電力が多いようで、バッテリーがフルの状態から約30分も走行すると電圧が9Vを切るという始末で使い物になりませんでした。
コイルの変更も考えましたが、それも面倒。まあ元々スクーター用という事もあってアイドリング時の電圧低下やそれによるチラツキは見込んであるだろう(大丈夫か?サンテカ)という事で、回路を元の回路に戻したのですがその頃から作動しなくなっていました。
ひょっとしてHIDのバルブの破損か?と思っていたのですが、バッテリー回路につなぐと普通に点灯しました。
と言う事でこれは灯火系の回路のどこかが断線しているのだろうとテスターで導通をあたっていくと、案の定途中で断線していました。配線の接続部分だったのですが、ギボシが使えない箇所で接続用の端子を使っていたのですが、これの接触が悪かったようです。再度接続しなおしてチェックしたところ問題なさそう。
久々にエンジンをかけたのですが、珍しくキック3~4回で始動。HIDも問題なく点灯しています。
家の近所をぐるっと一回りしてきたのですが、調子はグぅ~~!
これで通勤にも使えそうです♪
・・・しかしこうして記事を書いていて気がついたのですが、当時の私は単相ジェネレーターでもCB72のような全波整流回路とモンキー・カブ系のような半波整流回路があることに気がついていなかったのですが、よくよく考えるとこの充電系の出力が足りない、コイルを有効に使えていないモンキーRの半波整流回路。全波整流回路に変えてしまえばそれだけで使える電力が上がるよな~と。
CB72をやって単相の全波整流回路が身近なものとなった結果の発想の転換ですが。
今のコイルを全波整流用に巻きなおせばよいのか、ソレ用を流用したらよいのか。点火系が直流回路にならないように気をつけて流用元を探すのも手ですね。
今の新型インジェクションカブなんかはどんな回路になってるのかな~・・・。