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「バッタを倒しにアフリカへ」ユーモアたっぷり

2018-05-27 08:19:12 | 

コメント欄は閉じておきます。

「バッタを倒しにアフリカへ」を図書館で借りて、今、読んでいる。

そんなに厚い本でもないのに、本を読むのが遅い・・・

年末、新聞に識者の方々の年間・マイベスト3の本が紹介されていた。

何人かの人が、これが面白かったと書いてあった。それで、図書館に予約した。

 

 

バッタ被害を食い止めるため、バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。

それが、修羅への道とも知らずに……。

 

TVでも著者が出演したのを見た。写真のような民族衣装を着ていた。

 

本の冒頭から笑ってしまった。

まずは、空が真っ黒になるほどのバッタの大群を、人々に向けて飛ばしていただきたい。

人々はさぞかし血相を変えて逃げ出すことだろう。その狂乱の中、逃げ惑う人々の

反対方向へと一人駆けだしていく、やけに興奮している全身緑色の男が著者である。

 

研究所の所長ババ氏の話が素晴らしいと思った。

所長は少年時代に友人と隣町(20km)まで、徒歩で砂漠を突っ切って

遊びに行こうとした。途中迷子になり砂漠のど真ん中で

遭難してしまった。水は1.5リットルしか持っておらず

3日間木の下で助けを待ち野たれ死に寸前に

偶然通りかかった遊牧民に発見されて、一命をとりとめた。

 

死ぬ一歩手前からの生還という、神様からのおぼしめしに心底感謝したそうだ。

少年の所長は、これからの人生は神様からの贈り物だから、

世のため人のためになることをして恩返ししようと心に誓った。

人のために役立つには学校に行き、偉くなる必要がある。

父親は「学校なんか行くもんじゃねぇ。

偉くなったら拘束されて社会の奴隷になるだけだ」と反対された。

反対を押し切って学校に行き、さらに外国に留学して

経験を積み重ね、モーリタニアの農業省の一機関である

バッタ研究所の最高責任者にまでのぼりつめた。

モーリタニアのみならず、アフリカの飢餓を救う重要な

ポジションにつき、幼少期の誓いを守り続けたのだ。

 

著者は、とってもユーモアたっぷりです。笑いながら読める!

(NK細胞が増えるでしょう~)

 

 

 

 

 

 

 



 

 



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