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俳句の新年勉強会

2019-01-09 19:43:04 | 俳句の練習

今回も有意義な勉強会でした。

元旦の神奈川新聞に俳句と短歌が選ばれています。

 

     天  この国の戦後より永久に初日の出

     地  初乗りのフェリーは安房へ発つ気配

     人  初凪やおとたちばなの走水 

 

「地」は先生の句です。フェリーが出発するのを見ていると、

船が身震いするような感じがして、それを詠んだそうです。

「天」平和の尊さを詠んでしる。

「人」走水は近くにある。

おとたちばなひめは、やまとたけるのみことの妃とされ、尊の東国攻めに同行する。

走水の海(浦賀水道)で暴風のため船が進まなくなったとき、

海神をなだめるため海に身を投じて、風をしずめたといわれる。

対岸の千葉の木更津は「君去らず」から来ているという説があるそうです。


今回、先生が選んだメンバーのNo.1の句:


初空に末広がりの飛行機雲

 

行機雲は字余りですが、これで良いそうです。

アガサさんの句:

※ 冬街道たすき守って走り抜く

冬街道たすきを継ぎ走り抜く 

 

温々と日差し蓄え冬ふとん

温々と日差しを得たる掛布団 

布団は冬の季語なので、掛布団または敷布団とした方が良い。

ふとんは漢字とした方が良いとのこと。

 

日を浴びて静かに乾き冬の田は

日を浴びて静かに乾く冬田かな

冬田かな とした方が切れが良い。


私の句:

※ 石だたみ異国の猫も日向ぼこ


駅伝や顔までマフラー旗を振る

駅伝やマフラーしかと旗を振る

 (しかと:確かと)


笑い初めゲームに勝って男の子

男の子ゲームに勝って笑い初め

句ができたら、上下をひっくり返してみることも大切。

これは上下を変えた方が良い。この方がしっくりしますね。

※印が選ばれました。


先生は年間、千句くらい作るそうです

俳句は「切れ」が大切。切れ字を使わなくても、切れはありますね。




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