ジュエリーでもアクセでもいいのですが、お店で売るなら、お客さんはこちらがつけた値段に満足した人は買い、高いと思えば買わないだけの話で簡単なのですが、人から個人的に製作を頼まれるときにコストの話になって、とても困ることがあります。
デザインの話をしていて超盛り上がってるときは楽しいんですよね。前は自分で対応できるデザインが限られていましたので、”こんなのは出来る?”といわれても、絶対に出来るという自信がなくて首をかしげることも多かったのですが、今は
ジュエリーCAD
という強~い見方がありますので、どんなデザインでもとりあえず挑戦してみたいという気持ちで堂々としていられます。(実際自分の手に負えなくても、相談できる心強い先生方もいるし!)
しかし、だいたいのデザインの方向性が決まり、当然ながら最後にお値段の話になるわけですが、よくある聞かれ方として、
「材料代、いくら?」
”材料代いくら?”などという聞き方自体、”材料費だけでやってくれるのよね?”と予防線を張るようでイヤラシイ感じですが、ざっと金額を提示すると、緊張が走り、
一気に場の空気がシラけることがあります。
おそらく頼んだ方は悪気はなくて、制作者の工賃、とか外注工賃ということ自体念頭になく、まさか知り合い相手に手数料やマージン載せてこないだろうって思ってるんですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0148.gif)
さらに、「え?シルバーだよ?金じゃなくてその値段?だってシルバーってグラム何百円の世界だよね?リングって何グラムくらい使うの?」とか、今日の地金相場の情報なんかまでを持ち出してたたみかけてくる人もいて、がっくりきてしまいます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
また、要らないジュエリーをじゃらじゃら持ってきて「これを溶かして作ってもらえばお金かからないよね?」などという人もいました。リフォームの店にもっていったら、買取はしてくれるけどリフォーム代は取られるって言われその金額が高くて頭にきて帰って来た、とのこと。
あのね~。もう、いちいち説明するのも面倒なので、
『ごめん・・・、私、金を溶かす装置持ってないんだわ』と言って逃げました。『うそ!じゃ、どうやって作ってるの?』ジュエリーやってるというと、地金を溶かしてトンチンカンチン作ってると思ってる人、意外と多いようです。(笑)
先日も、お姑さんが、『ROSEさん、私、金地金をいくらか持っているのだけど、あげるからジュエリー制作の材料に使いませんか?』とどうしても譲るといって聞かず、地金買取に売り飛ばして材料費の足しにしてもいいんだけど、”溶かして作るもの”と思っている姑に対してなんとなく気が引けたので、”私は今はシルバー作品がメインで金は使わないのです。非常資金として大切に取っておいてください。”といって説得したのでした。優しいお姑さん、ありがとう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0234.gif)
希望されたデザインがどうしても手作りでは無理な場合、原型制作はジュエリーCADに頼ることになりますが、一点物だと”造形代”がそのままのしかかることになり、たとえ、CADの描画や磨き、石留めといった制作工賃をすべて無料にしたとしても、シルバーのリング1本の値段が15,000円とか20,000円とかになってしまいます。
「えー、シルバーなのに1万5千円もするの?
どうしようかなぁ・・」
逆に、『ご予算というか、いくらぐらいを想定してました?』って聞いたら、『シルバーのリングならせいぜい、3000円ってとこで出来るかと思った。』
おいおい。何をもって、3000円だと思ったんだよ!
怪しい露店商のアクセとちゃいまんがな。いい年して一点物と量産物のコストの違いもわからんのか?(否、一般論として知っていても、いざ身近なことになると突然、わからなくなるんだろうね)
ふと見ると、そのお方、Tixxanyのシルバーペンダントしてました。
(”シルバーなのに”って蔑みながら、ブランド物なら超大量産品に2万円も3万も出せるんだ・・・。ふーん。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0012.gif)
私が着用している作品をみて、”それいいねー、それと同じのが欲しいなー”、などとせっかく話が盛り上がっても、値段の話をした途端、驚かれたり、がっかりしたような顔をされたり、「うーん、ちょっとゆっくり考えてみるね・・・」とやんわり断られるときの寒い空気・・・・。
今は作る前に必ず値段を知らせますが、以前は飲みの場で職場の友達と盛り上がり、ノリで請けちゃって、こんなこともありました。
『指輪作ってー!』
『いいよー!』
『できたよー!はめてみて。』
『わーい!超カワイイっ。ぴったり!・・で、いくらー?』
『○○円。石代と地金代だけでいいよ。』
『ええ???うそ!高ッ。・・・・今、すごい金欠でお金ないの。ごめん、ボーナス入ったら買うから、それまで持っててくれる?』
『☆■X△~?』
(その後、何度か催促しましたが常に”金欠”と言われて逃げられ続け、指輪は買い取られる話はなく、その人は会社を辞めて音信不通となりました。その程度のご縁だったということで・・・じゃんじゃん。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
デザインの話をしていて超盛り上がってるときは楽しいんですよね。前は自分で対応できるデザインが限られていましたので、”こんなのは出来る?”といわれても、絶対に出来るという自信がなくて首をかしげることも多かったのですが、今は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
しかし、だいたいのデザインの方向性が決まり、当然ながら最後にお値段の話になるわけですが、よくある聞かれ方として、
「材料代、いくら?」
”材料代いくら?”などという聞き方自体、”材料費だけでやってくれるのよね?”と予防線を張るようでイヤラシイ感じですが、ざっと金額を提示すると、緊張が走り、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
おそらく頼んだ方は悪気はなくて、制作者の工賃、とか外注工賃ということ自体念頭になく、まさか知り合い相手に手数料やマージン載せてこないだろうって思ってるんですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0148.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0148.gif)
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さらに、「え?シルバーだよ?金じゃなくてその値段?だってシルバーってグラム何百円の世界だよね?リングって何グラムくらい使うの?」とか、今日の地金相場の情報なんかまでを持ち出してたたみかけてくる人もいて、がっくりきてしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
また、要らないジュエリーをじゃらじゃら持ってきて「これを溶かして作ってもらえばお金かからないよね?」などという人もいました。リフォームの店にもっていったら、買取はしてくれるけどリフォーム代は取られるって言われその金額が高くて頭にきて帰って来た、とのこと。
あのね~。もう、いちいち説明するのも面倒なので、
『ごめん・・・、私、金を溶かす装置持ってないんだわ』と言って逃げました。『うそ!じゃ、どうやって作ってるの?』ジュエリーやってるというと、地金を溶かしてトンチンカンチン作ってると思ってる人、意外と多いようです。(笑)
先日も、お姑さんが、『ROSEさん、私、金地金をいくらか持っているのだけど、あげるからジュエリー制作の材料に使いませんか?』とどうしても譲るといって聞かず、地金買取に売り飛ばして材料費の足しにしてもいいんだけど、”溶かして作るもの”と思っている姑に対してなんとなく気が引けたので、”私は今はシルバー作品がメインで金は使わないのです。非常資金として大切に取っておいてください。”といって説得したのでした。優しいお姑さん、ありがとう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0234.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0234.gif)
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希望されたデザインがどうしても手作りでは無理な場合、原型制作はジュエリーCADに頼ることになりますが、一点物だと”造形代”がそのままのしかかることになり、たとえ、CADの描画や磨き、石留めといった制作工賃をすべて無料にしたとしても、シルバーのリング1本の値段が15,000円とか20,000円とかになってしまいます。
「えー、シルバーなのに1万5千円もするの?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
逆に、『ご予算というか、いくらぐらいを想定してました?』って聞いたら、『シルバーのリングならせいぜい、3000円ってとこで出来るかと思った。』
おいおい。何をもって、3000円だと思ったんだよ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0164.gif)
ふと見ると、そのお方、Tixxanyのシルバーペンダントしてました。
(”シルバーなのに”って蔑みながら、ブランド物なら超大量産品に2万円も3万も出せるんだ・・・。ふーん。)
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私が着用している作品をみて、”それいいねー、それと同じのが欲しいなー”、などとせっかく話が盛り上がっても、値段の話をした途端、驚かれたり、がっかりしたような顔をされたり、「うーん、ちょっとゆっくり考えてみるね・・・」とやんわり断られるときの寒い空気・・・・。
今は作る前に必ず値段を知らせますが、以前は飲みの場で職場の友達と盛り上がり、ノリで請けちゃって、こんなこともありました。
『指輪作ってー!』
『いいよー!』
『できたよー!はめてみて。』
『わーい!超カワイイっ。ぴったり!・・で、いくらー?』
『○○円。石代と地金代だけでいいよ。』
『ええ???うそ!高ッ。・・・・今、すごい金欠でお金ないの。ごめん、ボーナス入ったら買うから、それまで持っててくれる?』
『☆■X△~?』
(その後、何度か催促しましたが常に”金欠”と言われて逃げられ続け、指輪は買い取られる話はなく、その人は会社を辞めて音信不通となりました。その程度のご縁だったということで・・・じゃんじゃん。)
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