ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

珍客が来た!

2008年05月08日 | ROSE POSYのひとりごと

ベランダにアゲハ蝶が来ていました。
こやつ、鋭いのう。 さては、うちのサンショウを狙ってきたんでしょう。



アゲハ蝶の幼虫は、サンショウをとくに好んで食べます。アゲハ蝶を呼ぶためにわざわざサンショウを庭に植えている人もいるそうです。

このアゲハ蝶は、密集した住宅街にあるマンションのベランダのこんな小さなサンショウの木をどうやって見つけたのでしょうか・・・。おそらく、このアゲハはもうすでにうちのサンショウに卵を産み付けたことでしょう。

去年もたしか、その時は何の虫だかよくわからないけど、一夜にして丸裸にされた可哀想なサンショウ。そして、シレ~っとサナギになっているアゲハ。そして、知らない間にいなくなってました。

その後丸ハゲのサンショウは枯れてしまったと思い、まったく世話をせずにそのまま放置しましたが、今春、芽を吹きました。

もしかして昨年いた幼虫が蝶になって、今年も”故郷”に戻ってきたのかもしれません。



こんな大都会のマンションのちっこいベランダでも、自然との共生ができるんだなぁ、となんだかやさしい気持ちになります。

次は蝶のモチーフのジュエリーをつくろうかな。ありきたりだけど。


エポキシ樹脂で遊んでみました♪

2008年05月08日 | ジュエリー作品&試作品

友人にリングの製作を依頼されたのですが、レリーフとなる部分に色を施してほしいと頼まれました。 (上記の写真は違いますよ。後述します。)色をつけるといったらエポキシ樹脂ぐらいしか思いつきませんが、一度も扱ったことがないので、実験用に凹凸模様のあるリングをCADで作ってみました。(すごい贅沢ですよね。エポキシ樹脂の実験用にCADで造形なんて・・・)


まだ表面はバレルしただけです。凹部分にホーニング処理を施し、凸面を鏡面仕上げすればそれでもう完成形といった感じです。

このCADリングで試す前に、エポキシ樹脂がどんなものか、さらに初めての練習用として要らないスクラップで実験をしてみることにしました。例の失敗してお釈迦になった可哀想な桜リングも、ちょこっとだけ磨いて実験台のお仲間に入れてみました。

桜の透かし部分にエポキシ樹脂を流し込んでみました。(当然、裏はオープンなので樹脂が流れ出さないよう、セロテープで目張りしています。)厚みにもよりますが、数時間で硬化します。樹脂の量が少なめなのでこの場合は表面は凹んでいますが、たっぷり盛って後からツライチに削ることもできます。




ちょっと仕事が雑で何なんですが、なんか意外と可愛いいかもです・・・。この色は樹脂の原色のままですが、混色が可能なので、色合いを調整すれば品のよいリングになりそうです。

ストーン以外の方法で地金に色をつけられると、またデザインの幅も広がって楽しいですね。

ただ、エポキシ樹脂ではなく、高級イタリアンジュエリーのような硬質で透明感のある”エナメル”を施す方法を知りたいと思い、必死にネットで調べているのですが、そうした素材や工法が見当たりません。

キーワードは、適度な透明感と、盛った後にやすったり磨いたり加工ができることなのですが、やはり”企業機密”なのでしょうか・・・・。
以下はドイツのジュエリーメーカーのものですが、究極的にはこんなテクスチャーの作品を作ってみたいのです。ハァ、美しいですね~。

WellenDorff社ホームページ(英語版)

工具屋さん、スクールの先生など、いろいろな人にもお尋ねしていますが、よくわかりません。ご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。(いつも”教えてちゃん”でごめんなさい)