つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の雨の夜を往く。

2012年06月09日 01時39分40秒 | 自然
残業で遅くなり、つい先ほど帰宅したばかり。
その途中で、珍しい生き物と遭遇。
「今日の一枚」…「スッポン」である。

撮影場所は、津幡町・中須加。
バイパスを下りて津幡市街へ入った辺りで、
車のヘッドライトに照らされた夜道の上を
スロースピードで上を進む独特のシルエット。
『ん?あれは?…まさか?!』
一旦通り過ぎたが、慌ててUターン。
近づいてみると、正体はやはり「亀」。…しかも「スッポン」だ!

日本を含む東南アジア、中国大陸、台湾、アフリカ、北アメリカ。
世界の広範囲に分布するカメの仲間「スッポン」。
淡水性で、沼や平野部を流れる河川を中心に生息している。
夜行性だから、雨天の夜に活動するのは頷けるが、
生体を街中で目撃したのは初めてだ。
触ってみると、かなり柔らかい。
他の亀類とは異なり、背中に固い甲羅を持たず革質の皮膚に覆われている。

滋養強壮に優れた高級食材として知られているが、
この邂逅をキッカケに「スッポン 津幡町」とキーワード検索してみたら…。
津幡町・舟橋に養殖・加工を生業とする会社がある事を発見。
家からは左程遠くないようだし、いずれ散歩の折に訪ねてみようと思う。
ただ、撮影地点からは距離にして2㎞ほど離れている。
亀が移動してくるとは考えにくいので、
このスッポン君は野生のものではないだろうか?!

兎にも角にも津幡町の自然の豊かさが窺える、真夜中の出逢いだった。
コメント (2)
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