つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の芥に起因する変遷~味覚と自覚。

2012年06月14日 23時07分30秒 | 日記
「今日の一枚」は、散歩中に通りがかった溝の中の様子。
ご覧のとおり、おにぎりとふりかけの空き袋が捨てられていた。
当然の事ながら、ゴミは出したら捨てる。
徹底して欲しいものだ。

…ま、それはさておき、この写真から僕の脳内で喚起されたのは、
食卓の風景である。
重なりの最上部、黄色いパッケージは「のりたま」…いや、
名前は「のりたまご」とプリントされている。
「丸美屋食品」のそれではないが、近似種だろう。
その下には、これまた定番の「鰹みりん」。
これで「ゴマ塩」が揃えば、
三つの味わいが一つになった懐かしの「三色ふりかけ」である。

子供の頃、三者間には揺るがない格付けがあった。
他を大きく引き離して、真っ先になくなるのは「のりたま」。
二番人気が「鰹みりん」。
最後まで残るのが「ゴマ塩」。
時折、鰹みりんに代わって「たらこ」が組み込まれたが、順位は不動。
経験の少ない味覚は、海苔と玉子のテイストしか理解できなかった。
しかし、今なら分かる。…“シンプル”なゴマ塩の美味さが。

Simple…“単純”とは、薄っぺらいわけじゃない。
比較対象が少ないだけに、奥深い一面もある。
Complicated…“複雑”とは、必ずしも重層ではなく混在。
ある意味、誤魔化しかもしれない。
コメント (2)
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