おなら吾郎の唄
暑さ寒さも彼岸まで。
この暑さと、寒さは、
そう、辛いこと 悲しいこと 苦しいこと という意味もあるのでした。
も一度 まとめま~す。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といいます。
その反対側の私達がいる世界を此岸(しがん)といいます。
彼岸は西に、此岸は東にあるとされていて、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
迷い、悩み、煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じるときですから、暑さ寒さやそれに伴う様々なつらさも、彼岸のころには和らいで楽になると考え、励まされていたのでしょう。自然に寄り添う暮らしの中で、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の深さが身に沁みるのです。
昨日 お彼岸があけました。
辛さ 悲しさ も、きっと昨日まで。
今日から 楽に なるはずです。
がんばろ。がんばろ。

おなら吾郎 第13話(最終話)です。
“卒業式とおなら吾郎”・・・
ありがとう。

さよおなら。

・・・