29日に放送が終了したNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の全150回を通じた平均視聴率が、関西地区21・8%、関東地区22・4%で過去10年で最高だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。
関西での20%超えは平成15年前期「こころ」の20・3%以来。悠太郎(東出昌大さん)が復員し、ヒロインのめ以子(杏さん)と再会を果たす最終回の平均視聴率は関西22・3%、関東21・3%だった。
昨年9月30日放送の初回視聴率が関西18・2%、関東22・0%だったが、舞台が東京から大阪へ移り、め以子が小姑の和枝(キムラ緑子さん)の“いびり”を受けるあたりから東西とも20~22%で推移し、週間ランキングの上位をほぼ独占していた。
杏さんは「終わってすごく悲しいのですが、DVDを見たりしながらまた思い出に浸れればと思います」。制作統括の岡本幸江チーフ・プロデューサーは「皆さんがヒロイン・め以子と一緒に泣いたり笑ったり怒ったり、寄り添って見てくださっている手応えを強く感じることができました」とコメントを出した。