22日付のインド紙タイムズ・オブ・インディアは、インドの霊能者、宗教指導者として知られるサティヤ・サイババ氏(84)が心臓や呼吸器の具合が悪くなり3月末から入院、その後、容体が悪化し、現在は危篤状態になっていると報じた。
サイババ氏は病気を治すなどの「奇跡」を起こすとして、日本を含む世界中の国々で信者を増やした。灰の中から指輪や腕時計などを出す「超能力」が日本メディアでも取り上げられ、有名となった。
サイババ氏が入院している病院がある南部アンドラプラデシュ州の行政当局者は「医師の努力はもはや効果はなく、神に祈るしかない」と指摘。病院がある村には少なくとも7千人の信者が集まり、サイババ氏の回復を祈っているという。(共同)