大手電力会社10社のうち東京電力など9社が、来年1月の家庭向け電気料金を今年12月と比べ値上げする見通しであることが分かった。
火力発電の燃料の液化天然ガス(LNG)などの輸入価格が上昇したため。大手都市ガス4社は、全社がガス料金を上げる見通しだ。
標準的な家庭の電気料金の上げ幅は、中部電力が44円、東電が29円、東北電力が23円程度。中国電力と九州電力は18円、関西電力と四国電力が10円、沖縄電力が8円、北陸電力が2円程度の見込み。
一方、原油価格が下落したため、北海道電力は5円程度の値下げとなる見通しだ。
ガス料金は大手4社が値上げとなる。値上げ幅は大阪ガスが38円、東京ガスが37円、東邦ガスが35円、西部ガスが26円程度となりそうだ。
来年1月の料金は、今年8~10月のLNGや石炭、原油などの平均輸入価格を基に計算する。