青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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二百七面目   花柄の筆箱を包む物は その六 お

2018年07月23日 10時00分00秒 | 投稿

「自己責任の歴史により我らの地(大地)の民生の小川とは長らく枯れ気味なのだ。
これが京に刺を刺したとの罪事(とがごと)を咎めようとする今のあなたとは、川面(かわも)浸しの純白の生地(きじ)が通り過がりの川汲みの顔に張り付き、息を止めゆくとの捉えをどう御高覧になるであろうか。」(生地、理性が嫌う尖りの発音と意味の連続の後に口から流れてくる、自己へは必ず正直に働く理性を呼び覚ますものとは、今回は破れるのみの役、生地の発音、“きじ”のみ)、(御高覧、意味の川流れをせき止める役なる、高尚の責に向けての非皮肉の盆をどうお持ちになるおつもり、意味の頭流れにおありだったでしょうか)
「何故、お前達たる今や阿片の煙にして種への土と種共に理性の供物(くもつ)を奉じねばならない屈辱への非慰安、明瞭なるへの確信を今この場で我は順正しく再確認しゆくなる狂言の即興演目とは、お前の非理性領域蓄積の振る舞い精髄なるは今の機に臨み舞妓が如くを非意図的に示したるが故かと腕組みにして尊大に問う我の知性の指向は、我とお前いずれに向かうかを、演目へ最も忠節なる文字表記の黒みは既に知るかっ。」
腕組み中の四本の指は真っ直ぐ伸ばしていますが、親指のみが上腕二頭筋に触る様を晒しており、清側に見せてくるのは斜め姿勢です。
買ってしまった早口の帛饒(はくじょう)に清一同は無言です。(帛饒、稀有性の濃淡は各々なる即座、渾身なる見抜き事)
「みぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁっ。」
世から消えてしまえ。
郭は日頃から配下に与えていた裁量の時の中、始終無言です。
“我が方の本意を知り及ぶ務めに立ちし表現の痛み、怒気、声量をようやく知ったか”。
隠さぬ佇みに加わる七名の袖、頬。
我が方の落ち度が京の純白理性に及ぼしたる穢れの濃さ、それへの知りがまずは求めし絶望とは、濃さ、穢れ、及ぼし、落ち度の順で理性を駆け抜けゆく勢いに訴え、理性領域の奥、理性の母たる我らの人知事遍くへの謝罪、異国での子の恥、拙きの様の報らせを強いるが、京奥居の本心の声の音鳴り様、鬼術を知りゆく時。
「であるからしてな、この日のこの機とはな、告げ事の為だけにあったのだ。
遠路はるばるご足労な事であったな、清の病夫の健全振る舞い寝台の布団の色共よ。
努力の後の約束事、障子の穴探しなどは何も要らんのだ。
通商事の度への阿片の煙、そして今日の我ら怒りの雀の合唱だ。
何も分かろうとせぬ段階を選び続けたる雀以下の理性、阿片の種ついばむままたる阿片の種そのもの、人形にして水と肥(ひ)飲みよ。」
「重ね重ね申し上げている事でございますが、我が府(国)と致しましては、阿片芳香の墨濃きままの垂れ誇りたる水墨画の詩編、これ我が任(国)が謗(そし)らぬとする蛮性あるがままの一面と、この場でお飲み致します。
我が官(国)公式見解の低頭表明の様へ打ちゆく鞭の重み、己が業の厳しき覚えゆきへの閑庵蟄居(かんあんちっきょ)の覚書、ここに、克明に、我が官職指名の下、脳幹機能への無知の幼年者座しゆく際の尻の重みの字義知らずすらをも問う様、全て京式に則(のっと)っての実行予定、かしこみ表明致します。」(閑庵蟄居、住まい何もかもを侘しく変えての清貧、自省の時)
「お前の申し出今更ながら軽々しくとの副詞そのものぶりとはな、こうした振る舞いだ。」
両腕、顔を四方八方に小気味良い勢いで振り差す盆踊りの仕手の直線的音響とは、ただこの機とは抑揚一切を伝えぬが為、が如くの様です。
“今まで為すべき事とは幾らでもあり、それらを知らぬ筈ではなかったお前達とは今になって何ゆえそうも本心めいた宣告文を即興で編み、好奇の目を買うのは実に上手いと急に伝えてきたがるのか、それは人間理性には難儀する技なるぞ。”
この仕手の動き達無私のまま必ず自他に伝うは、あらゆる言語以前の茫然への頑迷な嫌い、固執事の様にして、動きとは自己責任也との客観的指摘可能性とは云々(うんぬん)、仕手の根たる我に付きし耳聞きし抗弁無視のままの滑稽さとはこの場合、云々。
冠に内心の警戒を沸かせし、曽と酷似なるやや太めの色白短髪形象の弁です。
この時清の大勢は断定します。
“理性非律動長らくの時が駆動したる、お前達が辛うじて主張してきた人間輪郭に内在せし理性の漢字の辺主張の情愛の狂乱生理、今丁寧に伝える代理の役”。
長らくの確信事である京への伝達状態、つまり京側の知り事とは、明は状況を笑ってはいないという事と、状況慰安への抱き着き気味の哀願を京、江戸、博多へ求めてはいないという事を。
何があった。
何故、彼らの袴、怒りが突然我が国へ差し向けられるべくの台頭となったのだ。(袴、職能)
御苑所属の全、外交職権者は容易に上の事柄群、明にとっての懐、本心を知悉(ちしつ)している筈。
大量の知的性欲だ。
一体、何故、どこから奔(はし)ってきた。
化粧品の小物物流に於ける、京非意図的なる異星人との相互融通状態、高速、京にとっての被律動力、角度、激烈・・・。
場を去りゆく清は、整列の盆踊りならぬ、抑揚濃厚にして情動と理知の混在、この先無視の人形、人間の声を浴びせられます。
「あの弁舌(べんぜつ)の一節は精神、理性、筆の止め技を高速で縫い抜けるべしとする希少状況の鍵穴への糸通し、幾度の結果の黄袍(こうほう)刺繍と捉えたるぞ。(黄袍、皇帝の衣装)
実に、石碑への銘文であったぞ。
世の移ろい、万物随伴の意図、輝かせたる気吐きしは貴職権の平静、非情、安眠の時縫い走りし魂魄(こんぱく)にしてその外輪郭、こたびは知猛学者ぶりのあなた様。
何故だ、明代極悪の将三名への無言の添い寝。
何ゆえだ。」
嗚咽が混じる声色は、規定の罰を浴びゆく覚悟そのままを漏れ伝えます。
清側の一人が情動隠さぬ顔色で躍り出ます。
より以上の深みの情動を湛えた声をお返しし、先にそうせしめてきた必要性で、相手をお守りせねばならない。
それは違う。
意図性などは市政職権者は一人とて微塵も知らぬ。
誓う。
明代後期の軍閥の跋扈の様、野うさぎの毛肌にして時に誰も近づけぬ猛牛。
生理周期の弱味を探りつつの、砂漠での餓死誘導が誰もが同意する過去数十年変わらぬ筆の柄の材。
跋扈を矛で消したところで飛散するが必定であった随伴概念、透明忠節の子女達への餌と囲い小屋の策とは民の日々の吐息により空しき空中筆躍り。
止められはしなかったとの断定の前の無能を知りし今との共存の我らは茫然の無言也。
明代の軍閥の群雄割拠期の向こうは砂漠が広がるのみだ。
そうだ、京とは違うのだ。
以上は、民とは知恵を被って生きるべしとの演説の巾子(こじ)、その存在を忘れしも頭の揺れで回復せし着帽知見なる致命性。(巾子、公家装束の帽子の縦部分)
儀礼の慰安言葉の返しは求めてはおらぬの笑徳。
さらば也。
高潔、博覧強記の純白の袴殿達よ。
最後の退場番を待っていた者描きし、京への伝達印象とは、“謎の若手”です。
「えー、皆さん、今日は大変なお怒りの眼差し、そのご答弁を長らく前から準備しておられたと見えた、と分かった日でしたが、それにより、血中明らかにお認めなのは、両国融和ならぬが自然との成分判定、言わば毛筆事の疲労知りし脳の今。
朗らかなるこの無私事実っ。
明晰なる公卿殿方(くぎょうどのがた)のご理性っ。
いと鋭きは皆さんお放ちの行間概念を、編みし知恵の力を遂に溜めしこの間の体躯(たいく)っ。
一連による被使役者たるは今日の文末説法放ちにある我とのいちいちの言及っ。
ご不満は、微量をお認めでしょうかっ。」
仕事領域への職務上の狂気精神の恒常的往来を告げてしまう、きんきんとした金切り声の主は次に無言のまま座しゆきます。
番六十四のある席次の成績者が同期の他に先んじて、講義科目の難易度牧歌なる進学先を選ぶ代わり、国家の重視分野たる民生品目経済領域及びここでの情操視野の知見拡充に臨む事にしたとの決断が口語で広まると、席次二十位以内の学生は全く同様の判断に身を委ねていきます。
京を意識し、忘却の一途にあった明代末期の辣腕(らつわん)市政の後を、新生なる何らかとすべく水気の声色で満たしゆくと共に、民生品目を経由とした京による非意図的侵略を何者にも恐れさせぬとしゆくべくの瞭衒の結果です。(市政、国家行政遍くとの銀行への問答無用のままの何気無い言及が引き下ろしてしまう、問答無用執行力への意識法たる口座番号呼称)
そして清全土あらゆる学科に於ける学資体得難易度最上位層が首位とする人気就職先、清市政府への“吏(り)”の初任者研修時での評価項目とは、“柔軟化済みの辣腕本性、そを隠蔽せし手腕の即興着想力”との、全科目貫通調査点を絞り取る事を唯一、真の目的として並ぶ科目配列が研修者に存在を隠蔽する、誰も、主体意識は知覚は不可能なる非意図的意識腕力にあり、この隠蔽評価項目の成績席次首席者とは、瞭衒指令の牧歌色を飲みし進学先での日々及び卒業成績席次、二千二百二十六名中、四十七位以前に、番六十四での同期人数二百九十六名中、瞭衒への服しを最も早く知るに於いての席次首席者でもありました。(吏、古語表記、官吏初任段階者、鞭運動の透明部分の行政措置化の試みの命ぜられいき、を飲みゆく表記の傍に立ちし痛み、高速思考者)
正座し、地に額着(ぬかづ)きゆきつつ沈みゆく怒りの眼差し、地に着いての無言の十秒、頭を起こしゆく意図性ふんだんなる放心の表情、正座に戻っての平静表情、その声色で今日に関する感想の真面目発表、“大変お長いご答弁時間でしたね”。
京のあらゆる力は、物事の裏を見る回数を重ねていくとの増強性質の指摘からは逃げられない。
裏の回数とは、京の万象何らかを見ようとする際の、“京の”の“の”の成分へ色付けし筆の数でもある。
京に何かをされた後の単刀、直入なる裏象限言語にして生理成分濃厚とは、無為量大の起立状態の裏たる、正座作法のみ。
倒れた舞妓の失態の捉え、周囲の環境故、今回は自責を認めぬとする、男のあぐら仕草を突然飲んだ後にすぐさま移りゆく何らかの仕草への相、何故か大いに被律動の理由とは、“の”、不可避なる染色への弱さ問わずの狭き日本常に知らざる倭の意、事柄非弁別への不問段階人間。
正座からあぐら仕草突然の飲みての立ち上がり、舞妓染みての被律動に見えて、いや全てやおらの急角度選択故、主体的動きの匂い。
主と被染色いずれやがこたびは不明。
金魚鉢を湖と見る自由を泳ぎ、異様なにやつきの目。
喉をも光らしめんとする勢いの、肉体質感を完全に擦り切らしたる現代の機械音声到達の金切りの大声。
「ああ、云(い)ひにきえす。」
“面白かったよ。”(云、精神総体が非意図的または本心で言葉を漏らす様)
先ほどの京側による情動混じりの声、賛意の混在を厭わず、とは餌やりでした。
本日のあなた達のあらゆる擦り切らし行為、精神指向、により水面での口パクにあった金魚の精神、擦り切らし行為満ち済みは感想を非意図的に帯びゆくが、感想発声の時もやはり非意図的にて、この笑徳により、我が精神はやはり擦り切れ、が自己朗読の脚本です。
伝達希望の含意が必ず伝わる相手として立つのは、裏仕草、入念を図ってきた京人です。
“今に見ていろ、礼をしてやる。
お前らが云いたかった事柄とは確かに耳を走る瞬間、無視が値する風と判定されすぐさま去っていった。”
現場の京人一同は各々の言葉で正解を描く一方、無言のままであった郭は“京はそれ程深きの恥じ入りを強いられていたと遂に捉えたり、愚昧(ぐまい)が”、“京の我が説法により隷従にある精神の今”と、頑迷に不正解の捉えを選んでいます。
京側は郭を除き六秒間の無言を飲んだ後に失笑で包まれます。
人間理性のあらゆる先細りの細枝の指の上で、これ以上の短時間留置を断られし何かが理性中を自在に走り出し、花の詩を歌っているようです。
漢語での“その程度の精神の柔軟性では駄目だ”の趣旨の詩の朗読を失笑にある京側は聞こえずの次の、“お互い精神がひきつったり、緩んだりといった官吏不可避の時の先の茫然の中読む慰め、あらゆる行政文書内在の教育的愛情を通じて私達は多分また会う事になると思いますよ”、もまた同様です。
向こうを向いて立ったままの四つん這いからの尻を叩く仕草ながらの、「ムィーアーシュー。」
“もうこっちへ来るな、猿を追うとする知性を真似しようとする振る舞いはもう止めた方がいいよ”との含意とするのが健全なる、京側は一人とて知らぬと思われる古典物語からの引用も同様です。
失笑で和んでしまったようだがそれでは駄目だ、この憎しみを買う仕草で、精神を平衛化するんだ。
郭は始終、無表情、無言のままでした。
二人が再会を果たす事になるのは三十年と半年後です。
そして二人以外を含め誰も、清京両国が完全な終戦を確認するに要せし七十五年間の年月を意図出来ず、一方金星人は十七世紀後半に江戸城への挨拶に赴くようになるまで、京で野放図な見聞集団を歩かせ続けます。

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二百七面目   花柄の筆箱を包む物は その六 か

2018年07月23日 10時00分00秒 | 投稿

“ふう、あれはやかましい紙人形共也の日だったぞ。
お前らには何の闘争手腕も無い、その事を知るべくには永遠に立たん。
思い出すと・・・茫然だな。
何故、そうも急ぎで罠を張る事にしたのだ。
地下潜行にあったであろう嘲笑欲の突然の噴出ときた。
分からん。
予兆が、だ。”
回想にあった主体者が京で見知った思考以前の色の華やぎ、光の眩きとは、郭の乱入を受けたるべしとされゆく事で、相対の記憶を色の華やぎ、光の眩きで封じんとした閂(かんぬき)の門しつらえ策は破綻を通り過ぎています。
参じていた金星人風貌の顧問武官の立ち位置の者から地下浅くの動態には推測は及びません。
北京に到着した一団は帰国手続きを済ませ、四日間の休暇の後に昼夜を問わずの緊急会議状態に移ります。
平行しゆく会議群の現況を眺望すべくの冠参加の統括会議の場とは、現代のイタリアのフィレンツェの料理店風貌の店屋外の川沿い面積で含意とは“誰も現在を望まぬなる激流にある現在、高速思考を外部の頭蓋は本心から、どう方向付けるだろうか”です。
現在の北京市の玉河遺跡博物館近辺は、埋め立て前の湖から漏れる支流が走っており、巷(ちまた)での風光明媚(ふうこうめいび)さ光来なるふもとには欧州風の石材建築のイタリア料理店が建っていました。
イタリア料理店の屋外領域には中央アジア一帯を移動していたロシアの行商人を経し、インド地下の月人の居住区製の緑色のビニールが屋根としてせり出しており、石畳にはイタリアから輸入された白みの混ざる安山岩(あんざんがん)が清の庭師によって加工され、敷き詰められています。
辺りでは、純白の化学塗料を塗られた五角形の合成木材の十六台の机がステンレス製の脚を七本、斜めに伸ばして並んでいます。
一台の机に、二脚から三脚仕えている木製の椅子は京からの長らくの輸入品目であり、京の上京区の外星人向け旅館、ねおの膳の間に見える、元来は舞妓向け風体(ふうてい)なる、足が地に着かず浮かざるを得ない一米の高さで苦い赤色の皮が張る小さい座り部分、高さは短く、不必要に太い枝が成る背中もたれ、城壁の武者返し状に斜めにしなりゆく脚で客待ちの佇みにあります。
“あらゆる衒学事万象を知ろうとする動態、そは間抜けなるおしろい顔による極めゆきなるが、この椅子に座ろうとする際の意識最奥への角度致命なる即座の皮肉何らかを知りつつの座りゆきとは、極めの王傍での日常話法口論、何も分からずのままの真の極め状態はん、おまんは舞妓の楽屋の鏡どす。”
皮肉とは、“緩やかな座し稽古の機を広めゆこうとの意図編みにあった、あらゆる無言の利器を一絡(ひとから)げで絡め尽くそうとの強欲着想の出身楽屋たる、化粧鏡、無思考の時への喝破”であり、この状態を伝える、とする椅子の材質と構造もまた一利器である為、座られゆくしかなく、こたびは石畳の隙間沸かせの自戒意欲と相まって、“対抗措置の準備議論に於ける無敵心理”へのおしろい役です。
明代からの金星人との長らくの交際を存在維持への唯一条件とする料理店の建物の風貌知見を齎(もたら)したのは欧州への訪問経験がある商人達ですが、料理については商人達に加え金星人の口伝、好みが関わっており、背景とは京との交際を出本の十割とする、面会条件に関する金星人の嗜好への明の無言の推察習慣でした。
外界、一般人の聴覚を言わば無視した形のこのイタリア料理店屋外の石畳での会議では、“真なる顕現を迫られている、我らの高速思考への真なる専心”の時のみが過ぎますが困惑は続き、投資せし知的疲労に見合う選択肢は見えないままです。
“京の知的階級の怪訝(けげん)な視線を最も受けたとの断定は容易である明代の戦史由来のあの故事とは、あの地方の慣習が唯一の鋭角化かつ京による知悉(ちしつ)招来条件を同時に呼んでいるが、この故事に関する京側捉えの印象が、留学生の誘拐被害を領収したる市(我が国)の異星人契約角度なる怒りにとっての核として成立しゆく要件たる、知的作業への付随性質芳香の何らかの知的快楽とは、知的階級は確かに味わったのだろうか。(知悉、知る)
怒りの核の成立推移への憶測は謎を明かさず、また対応策を打ち出せません。
そんな折りが続く中、緊張相手の京への観察神経としての捉えにあった沿岸の全港を行き交う、指標品目が奇怪な変動を見せます。
目利き役の検分、複数を通じると浮かび上がる唯一の解釈とは、“王族ご内密の同性愛の間とはこの度は大変な憂き目に遭われたようでかしこみ痛み入ります”でした。
こうした指標品目の解釈とは清京両国にとって相手の体裁(ていさい)上または本心の長らくの憶測法でした。
次に清の港群を行き交う東南アジア遠方を含めた多くの国々の商人が毎月の発行に関わる意見交換雑誌の読者投稿欄に、匿名者の投稿ながら明らかに京の重量知性を漏れ伝える筆致が掲載されます。
“大層な名とはかくして隠れしままの腐り落ちゆき
いやはや、いつぞやかにまともに咲くおつもりとは、いつぞや密かにでも咲いた時はあっただろうかとの思唯(しい)の草をただ周囲に積もらせる様繚乱(りょうらん)
清の国花の木とは、樫の木(かしのき)、桃の枝(もものえ)、陰部忌みし(ほといみし)
啄木鳥(キツツキ、かしこ、と、の、意、との響き鳴るべく、高速反復せしめられる高速ぶり、無自覚事への無罪、完璧本能を笑う者は居るか)”
王族の名の発音の韻(いん)を踏みつつの嘲笑的末尾とは、京、当時の日本全土に於ける政治権力者序列第二位、“濁(どく)”の意思の如実な反映でした。
指標品目の変動解釈と匿名の投稿を同時に知りし一人目となった冠は指示の声色を変えます。
諜報神経性能に於ける圧倒的彼我(ひが)派生の危険何らかを認めていっての致し方無しの対応です。
“匿名投稿の知見の共有は危険何らかを避けるに貢献せず、こちらの振る舞い何らかの乱雑化あるのみ”。
一人のみの頓服を選ぶ事にします。
“京はどうやって同性愛嗜好を有する王族の愛人、高麗の文化人が高麗の旅館で殺害に遭った事、明代の王族の息子、元明国籍までをも容易に知ったのだ。
事案はすぐさま、二時間以内に隠蔽された筈だが。
高麗の隠密官権に、軽口(かるくち)との診断、またはその予兆は無いというのに何故だ。”
全貌、細微は共にまだ謎なる京の諜報の給仕の足音、仕事手早きのさま様が駆け抜けて行きます。
清の最高主権自覚者に早速訪れる完全敗北の感、肉への刃物の創傷を後に知りゆく頭たる、諜報職権者にとっての致命の時です。
雑踏が漏れ伝わるイタリア料理店の屋外での議論は続きますが、何ら決定打を打ち出せません。
現在、北京側は京に対し何らかの申し開きを伝えるべくの段取りには立っておらず、また京側は、細目詳細なる説明書面何らか、または賠償請求書を北京に送り付けるなどの意を示してはおらず、主要な外交相手である京との断交状態とは、即ち国の外交体面、ほぼ十割の冬眠を意味していました。(申し開き、誤解事への弁明)
そして北京は京側の以降の手、態度を調べる段階にはまだ立てないと同時に、面会日に降りかかった罵声の数々の声色の記憶を机に並べつつ、対話の碁盤(ごばん)の詰み具合にただ茫然とする日々が過ぎるばかりです。
京からの冷遇を示す各種指標は面会日以前と変わりはありません。
すると面会日から一カ月程過ぎた六月の終わりに、書の展示施設に稲二束(ふたたば)分程の花の種が届きます。
清の文化事業を司る静謐(せいひつ)の間に送られてきた物とは、日本の近畿一帯で管理栽培されている、分量の増加のみを目的として茶葉に加えられる、合成新種の薬効皆無植物の種でした。
近畿一帯とは京の祭祀階級との関わりや清との口論からは遠く、また差出人名とは不明です。
この郵送とは京の誰の眺望すらも浴びずのまま投函を経ていました。
清方面全般について不機嫌なる“濁”一派、確かに注文を受けし、兵庫存在の地下注文専門業者、九州の商社、香港の植物専門商社、京測定なる罪悪感量による剣山(けんざん)状態、無言のままただ茎、いや種刺さりゆくのみたる生ける、活(い)け役属性、そは女性器概念状態にあり、と見なされし清随一の文化人、芸能人への乱射的大量輸送。
国家緊張の時のみと言わず、この種の奇怪事象は程度、属性が書面で付され、すぐに国の随所で情報共有されます。
一週間後、中級官吏の宿泊先としての予約を常日頃受注していた石家庄(セキカショウ)市近隣の三件の普通旅館に、国をまたいだ広大地域の都市に多く流通する事久しい合成新種の毒草の種が、稲百束程到着します。
添付書面の毛筆曰(いわ)くの詩はこう嘆いています。
“大喰らいの文盲共は、全能なる龍鳳(りゅうほう)、人間の真価段階、その量認む誠実の鏡見ての一歩を知るや否や
おお、人間性の鏡へのヒビ割れ促進の歩み共よ
文明への地鳴りの足踏み共よ
いつ理性の涙を、鶏生喰われの絶叫を君は知るや
野蛮への文明的対抗手腕誇らぬまま、愚かな問い残したる我が筆致に泣く指を
天真爛漫、禅食猛禽(てんしんらんまん、ぜんしょくもうきん)
明代文学者直々、慨嘆
謹白(きんぱく、末尾表現)”
(地鳴り、地震)、(全能なる龍鳳、文学的稀少感慨、捉え、快楽織り成す狭き鍵穴鋳造行為の果ての、衒学なる、人間にとって無敵の佇み)、(天真爛漫、禅食猛禽、絶望的致命性からの厳しきも唯一の救済の機を、致命性深きにあるお前はこうもあっさりと野蛮についばむか、そう言わしめるお前の希少なる唯一性とは我が知性をもそうしてあっさりと侮辱に成功するか)
次の三週間以内にこの色彩の郵送物と添付書面九十六組が、清各地の発展上の健全指数、遼寧段階以上を内在せし十六都市の劇団、幇(パン)、大型旅館、役所、商社、港、文化財団、卸屋(おろしや)と官民を問わず降りゆく様、雨の相です。(幇、技術融通組合)
紫禁城と明代の歴史資料庫が、“明代の猛将”または“明代の潔白文化人”による罵詈雑言(ばりぞうごん)、毒草の種の重点的郵送の的でした。
紫禁城への郵送物は変化を見ます。
添付書面の罵詈雑言は意味不明な暗号の羅列に、種は派手さを下手に売りとする人工の観葉植物のそれに変わります。
郵送者は北海道、台灣、フィリピン、ブルネイとあります。
“郵送企画者が頭脳疲労を飲んだとするならの含意とは、これらの出身の装いにある他の星からの留学生を、素性を知りつつ受け入れておられるなる、北京最奥の奇怪、非意図的な学問交流上の裁量指針への賛辞、と捉える。”
呆れた苦笑いまたは疲労故の茫然の、紫禁城に詰める特諜職員は次に洗練外装の郵送物を受ける事となります。
少量の、中東自然繁茂の毒草です。
添付書面や種はありません。
イラン国営の文化交流事業部が郵送した先はまずはインドの芸能人宛てでした。
「今度は誰から何だ。
京の怒りを代弁すべくの、恐らくは高時給の鶴織機(つるしょっき)の仕事を引き受けたのは。」
「強いてくる宛ての無い疲労が共通項だ。
我が知理とは長らく世の各地、各層何者かへ無作為に、言語、理性を常に跳躍したる奇怪な捻挫(ねんざ)、内出血被害を与えゆくままへ無自覚、としており、これへの責任を有する理性、そして状態の継続態様を律儀(りちぎ)に測定した上での、強度に皮肉なる模写図絵が削り事担いし彫刻刀と見る。(知理、国体または国家運営上の思想)
そう見なす他は無い、という枠の中での熟考状態を認めるとなると、返礼は高くつく。
そうせねばならない。
京のどの方のご身上情報を、どうした手法でお調べすべくかの確定の為に、どこかの流派の茶室(ちゃしつ)へ近づきゆく事になるが、どの種の必要対価をどう集めようか。
難題は山積するが、即座の解決を要す。」
最高主権自覚者に集まりゆく含意解釈と疲労は、深刻さを増しゆくばかりです。
“こうして展示を憚(はばか)らぬときた、広大なる配下、経路を雨どいとした、陰湿性の誇示ときた。
面会時のあの口調だ。
これらはいつぞやかに起動されゆく、との土手上の便衣(べんい)歩哨警戒が妥当だ。
起動となる時、こちらはどこの領域の警戒神経に対する京による模写を想定する事になるのか。
警戒神経への取り合えずの無痛の串刺しによる、無神経化策への欲の兆候は無いだろうか。”(便衣、匿名化状態を意味する簡易衣服)

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2018年07月23日 10時00分00秒 | 投稿

七月初頭、皇帝と紫禁城は到着せし事態により凍りつく事になります。
改装工事向けの資材搬入経路を通じて郵送されてきた、一見普通外装の、大型郵送貨物用の梱包材の中には大人の象の死体が入っていました。
尻尾と鼻は根本で切断されており、四本の足は辛うじて繋がっているべく、肩から内側に向かって深い切り込みがあります。
左耳は三カ所、右耳は四カ所が切られており、両の眼球は喪失しています。
腹部分は意図的な開腹措置の印象隠さぬ長い切創により臓物(ぞうもつ)を漏らし気味で、体中の所々には深い刺し傷があります。
同封物は切断された尻尾部分と、一頭の子象のものと思われる右足の膝下部分です。
死後硬直を経ている切創の断面に於ける、皮膚と肉それぞれの断面成分の健全、純粋度主張せしめられの相とは、用いられし利器の性能たるや持ち手の意識に操作上の真剣さを呼ばぬまま目的画像を与えゆきたる、つまりは異常鋭利にして、一様な切創の回数は振り回しの中期段階にあるべき、仕事の終了を見やりつつの疲労への慰安、休みがちの相、利器の重量任せの振り回し状態を否定する事で、利器の異常軽量さを示しています。
内耳道(ないじどう)のみに集中していた火傷は一切の薬品を介しておらず、発火実現速度高速にして火の勢い異常長期維持なる、つまりは通常学識関知せずの常識外部を空中遊泳する利器を、柄(つか)の候補物としてすがる他は無いと検分は結論付けます。
含意、“遂に見咎め役に挙手せしは、お前に内在せし、異常興奮主義の肉体生理が不謹慎に声をかけていた論外属性のちんぴら異星人、技術だそうだが、こうした五行相克(ごぎょうそうこく)時の喝、空中からの突然の箸(はし)とはどうするべきか分からぬ事ぐらいは、この機に遂に飲むに至ったか、迷惑な間抜け知性、田舎者のでか物よ”との火の上なる木の間抜けの凶相に大勢は無言で慄然します。
昆明(クンミン)市周辺の物流領域の指標の鋭角化が帯びし義憤が発せし、近隣に於ける使役動物への果断措置指令、ミャンマーが統計的に抱える、疾患中ながらも被搾取労働中かつ慰安の阿片注射対象の象、重度の意識混濁判定、ミャンマー潜伏中の月人の仕事人への依頼、郵送貨物は馬車で東へ向かい、広州(コウシュウ)市から北上しての暫くの留置先たる北京の房山(ボウサン)区の次は紫禁城。
侍従達は色濃い緊迫の表情を漏らしながら、立ったままの密談へせわしく動き回る一方、政治家の秘書達と特別警察職権は重さ四十キロの携帯電話で香港と上海近隣三都市、清各地へ通話を試みると、流入しゆく類似の異常事象情報が状況の深刻さを増さしめてきます。
“恐らくは生きたまま利器で翼を無理矢理もがれたトキの死体”、“恐らくは死んだ後にクチバシをノコで切断され、異星人技術成分濃厚なる接着剤で切断面を繋がれたガンの死体”、“清の下層階級印象を歌う十才前後の少女の裸の精巧な人形”、“生きたまま利器で甲羅をもがれた海亀の死体”が清各地の官民共用の競(せ)り場、証券取引場、役所、幇の長やその愛人の居宅に一週間以内に郵送されていたとの事実情報が、携帯電話や会話中の行間文化を詰問資源に選んでの消費を経て北京当局に集まっていきます。
“そしてこの情報集約、都合の色への対価として、中央と地方同時繁茂の認識の的、民生の源たる無償の微笑、融通意識、金以上の貯蓄事への意欲が向こう十数年分は消えた事となった、またはなりゆくべく。
葉の上のてんとう虫眺むる機とは、もろきにして無言が常だ。
倭人曰くのはかなき、いとあわれの観念を歌う詩何ぞは思い出す気にはならん。
そうだ、断じていた。
無力也。
松の葉への降雪、痛みへは為すがまま、を眺め、詩を編まんとする縁側(えんがわ)の頭、自ら閉じようとする様を知りゆくのみの透明ガラスの戸也。”
最高主権自覚者は官房職権達と共に紫禁城の一室を会議場ならぬ、市政擁せし諜報、密殺神経の起動指数自らの好き勝手な流入場に仕立てる事で、脳とは吸う空気の質を知らずのままこれを求める様との強欲さを走らせ出します。
“香港の格闘賭博場(とばくじょう)の長が篭絡(ろうらく)している月人の武器商人への電話回線の機嫌はボケて立禅(りつぜん)耽りなる、拳打被害の阿片キセルか”。(立禅、拳法の鍛練法)
“金星人が河源(コウゲン)市北の山地のコンクリ建築倉庫に残した化学繊維の生地(きじ)を使えば、京の公家の深みの動向とは今なら朝方と夕闇にどの程度好き勝手に探れるだろうか”。(生地、非文学的概念なる、貸し、強気量)
“交際の仲にある高麗の王族の男と月人の上流階級の女がかつて漏らし示してしまった痴話喧嘩の質たる、両者の政治的立脚資源の絶望的貧弱さに対して今回必ず及び得る危険性を排除するとの口実で、王族の船をお借りして京へ赴き、御苑の本心を探る際ご頭上の満月で御苑のお視線を固める詩は無いだろうか”。
官民相互にとって代替不可、共有の政治資源を保護する立ち回りに立つ何者かの笑み、政治資源頭上での強力な爆竹使用後での力強き、の維持力は高い自己中心的相補性を示しゆく事になります。
このような話題の方向性の議題を扱えば、鋭利な異星人技術の使用指示を何者かが発しなくとも、鋭利技術周辺の非言語概念が激しく揺り動かされる生理に冠する漢字学理の存在事実を経て、まずは鋭利技術の実際使用の結実六割が顕現しゆく過程が始まります。
ある段階を待ち、上の話題へ笑徳を差し込めば、話題使用の法的、精神的疲労は立ち消え、また六割とは八割へいずれの増しゆきへ走り出し、ある段階を選び、増しゆき推移への本心の満足を理性的に描画出来たとなると八は実質、十の価値を声高に主張し出す事を方々は知っていましたが、この知りの流れ溶けへの止めは誰もが確信していました。
知り事への対価とは、“京の最上流階級の公家の女子子息の本心からの歓心を買っていたであろう、水墨画と詩の文化人の交際腕力の根源たる清の物流、治安維持意識”にして、つまり知りが冠したるは長きの投資、高い値の買い物との把握でした。
“これで諜報上の防衛意識、否、防衛結実の実現期待値は暫くは最高度まで維持される。
今はこの策の展開の他は不可能な段階にある。
京だ。
口論事を抱える相手である京しかない。
次はどう出る。
異星人技術の露出を厭わぬ、日雇いのちんぴら異星人からの挑発、ひいては女の希少品目神経、そは二十代後半の化粧の質の目利き役の電話の声色だ、これの平坦化、つまり絶望状態との憶測希望を各地に放送せしめられる状態となると、京はいちいち外交の大型船を寄越して来ずとも、京のいずれ何らかの願望表明時の、三日月すぐさま満月化なる高速満願事象の根たる、女の真の生理、化粧品の質の容易回復の機を見ての無私、爆裂の欲望により、自明。
陽を西に追い落とすが如くの月、有り。
知っている。
京は織機(しょっき)へ差し入る色白の細腕、高速なる公家の娘、黒髪の顔朗らかの日々こそが真に自慢する無敵の腕力、非詩編、非大型船、非概念にして、そは願望、嫉妬への繁茂命令力と満願屏風(びょうぶ)の即座の提供者。
女、かくありなん。
ところで、だ。
何を、どれだけ喰ってそこに鶴は降りとるんか。”
京都駅八条口から眼前の、室町通入口の東側一帯には地下一階、地上三階立ての広大な面積の建物が立っています。
“まわいりさ”という名の、現在の高級旅館の受付前の広間の雰囲気の待ち合い機能施設です。
現代存在の帝国ホテル大阪のロビーの明かりが壁から照らす、アマン東京のラウンジの雰囲気の広間に、京随一の家具職人が人生状況、意識状態から謹製なる机、椅子が数多く奔放さを主張しつつ並ぶ“まわいりさ”の歓談場は夕方六時までは皇族及び、近似階級との捉えへの否定水紋を周囲へ及ぶ迷惑と知る鶴の細足のみが浮き世から押し込められる形で通い行く歓談場です。



帝国ホテル大阪


アマン東京

言語差を無視した演技意味の伝達を主眼とする、常時、何時開演やを誰も知らぬ演劇舞台、映画館の巨大画面、天井の青、紫、銀、薄い黄色の光を放つ回転式光球が、普段は無言のまま京の特殊階級者の為替(かわせ)操作銘柄として飛び交うべく無言のまま佇んでいます。
自販機状の無料の高級飲料給水器に並ぶ、とつ(ボタン)が階級者へ即座に表示する価値とは、銘柄による脳の透明高速疾走範囲の表示です。
とつの含意とは、“あなた様不当然な事にお飲みにならなかった高貴思考への意欲との銘柄のとつを以降暫く、意識内で押されたままとしゆく、何かが飲まれゆくとの当然性、清純性高密度、緻恵(ちえ)、一流卸屋裏手口からお通しのあなた様ご査問の的たる、今期一等の茶の銘柄検分に立ちし目利き役の声色(内心、貴人は当然性の最奥にこれを欲しがっている)そのものたる、あなた様の押下待ちの物”を意味します。
一杯四万円の価値の月伝来の炭酸飲料を指す字に初めて出会う者には不明である、コーラと瓜二つの味の飲料のとつ、その他スプライト酷似の味の一杯一万九千円の価値のフランス地下伝来の炭酸飲料、一杯九万円の価値の月伝来の苦めのコーラ、そしてとつの表示からして皇族のみ押下(おうか)可能と伝えてくる人足到達困難の立山連峰(たてやまれんぽう)湧出(ゆうしゅつ)の銘水が選択可能です。
日本料理の手練の包丁捌きが、他者を応接せんとする際に毎度、間抜けな事に非意図的に湧かせてしまう手練さたる“まわいり”、非言及が当然の常識外部の上流饗応指数がここではあなた様方の御為(おため)に、遂に文字化の恥を厭(いと)わず大急ぎで顕現し、包丁振り込むも無痛のまな板に、普段の無饗応状態をお捉えしての手早い殺害を実現する場との文字での触れ込みならぬ、地下含意がこの待ち合い施設です。(“まわいり”の一字は学者の造語、歓談施設、との直接言及、鷲掴みとは創設者達が嫌った模様)
郭による施設方々の味の舐め尽くしを律動せしめた力とは、本人をも問い掛けを許さぬ者と捉えてくる、肉体由来の霧状の欲望への無言でした。
郭には清の代表団との面会に先んじての“濁”への電話を経て既に組んでいた予定がありました。
面会から三日後に、“まわいりさ”で随一の腹心である“濁”と会う事です。
告げられていた曖昧な面会時刻帯に先んじた起立待機を十四時十分から始める事にした“濁”と、離れた位置の部下の二名がそのままの姿勢で自然と五十分を飲んだ頃、郭が一人で到着してきます。
不機嫌にはなくとも、常日頃ぶっきらぼうな無表情が固まって乗り続ける郭に、“濁”は破顔の笑顔を灯しつつは軽快にすり寄ります。
“潔白さそのままが常日頃お日持ちな事、不思議無きあなた様とのこうした砕けた場での面会を頂ける喜びとは、既に予定への深き刻印事であったこの日への長き渇望の待ちそのものの足取りを、自ら鶴の喜びの歩み、交尾恥じぬ様に変え、私とはその歩みに連れられるままの間抜けにして、こたびは無罪、何故ならあなた様の潔白さの光への染まりとの告白答弁の時”。
「かしこみお待ち申し上げておりました。
“襟(みいしいひみにくさ)”。」
“襟”の定義とは、文明へ常に最強に振る舞う執行法力何らかを結果的にまとい続ける漆黒色の襟、者であり、被呼称時の力を即座に否定し、今の我が力は既に先よりも上としゆく、“襟”と呼ばれたとして、“襟”の定義を毎秒更新しゆく者が、恐らく一秒前の社会体面を経て、“襟”との被呼称を、ふざけず受けたがる者みたいです。
世の表からは深く遠きを行き交う言語表記以前の、特殊な音韻(おんいん)、貴人のみが常に解釈権を下品に貪りゆくのみ、は世の万象の状況描写役に立つべくの役へ刺さりゆきます。
学者が始めざるを得なかった音韻の降雨を原因として、日常会話を通じて特殊階級者の腹圧からにじみ漏れゆく特殊な音韻は、価値貨幣刻印の描画役に立つべくの浅ましく、せわしい挙手努力の日々という同類の生業にある者による非意図的、鋭敏な察知に会っていくという霧の染色現象が起きていきます。
こうした特殊階級者は挙手努力の日々の自覚故、近隣での同業者の往来を大いに厭(いや)がる一方、対面を選ぶとなると、相手からの流入があれば喜ぶものとは挙手努力容易化の源、何らかです。(厭、嫌の捉えを文学的に嫌にしてきた、いやさ、への言語による必死なびんた抵抗表現)
この源何らかとは、世を流通する通常価値の向こうの、価値の重みにとっての源たる、世の真の基軸通貨と等しい関係に立ちます。
特殊階級者、音韻充満の日々にある者とは、漏れ聞く会話から、その人物の属性を強固に憶測する能力を非意図的に行使してしまいます。
特殊階級者と断定済みの相手が特殊音韻の言語を用いてのへりくだり表現を選んでこずとも、敬礼の挨拶での遇しを得る、通常言語での謝罪言質(げんち)を得る、相手本心からの知的感心状態を見るといった心地好い待遇や時間帯があれば、特殊階級者は真の基軸通貨、その法力を得ていく事を特殊階級者達は各々の捉えで確信しています。
相手の減り、こちらの増えの推移です。
郭なる京文明への最強執行法力何らかにより日々無償の浴び事にある者とは、京を流通するあらゆる洗練文物が析出(せきしゅつ)させる知見、洗練人脈二者からの精髄質量の搾り取り推移を一切、一顧だにせずに良しとの自覚にある“濁”であり、居宅の庵(あん)での自由な思惟(しい)時の“濁”の額です。
組織規律に従う形での労働時間の上納に気を病む時間とは無縁な“濁”は、郭の傍に在る事で、文明人としては言語の帯びゆきは常に追い付かぬ、多大な実益、それも固形、いや液体以前の空気状、高密度の日々を歩んでいるようです。

二百七面目   花柄の筆箱を包む物は その六 く


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二百七面目   花柄の筆箱を包む物は その六 く

2018年07月23日 10時00分00秒 | 投稿

半年かけ、漢字顕現後の主張力、及び文明人の感慨の換算数値投入の算術式二百六十本を駆使したる、“濁”渾身の緻密刺繍の思惟(しい)論文とは今回、“文明必ず招来の、鋭利にして用途の指向性堂々淫乱利器、こたびは月星(つきぼし)より輸入の瓦斯(ガス)灯及び月星の芸術上の前衛主義風体(てい)旅館の設計図面が算術的に描画しゆく、二者のあるがままの無邪気さを大いに許容しつつも、理性に対しては純粋な忠節徒弟たるべしとの地下叱咤型放物線とは、文物招来時の人間の貞操資源の地下からの淫乱化、及びその液状なる感慨とは文物の鋭利指数が常に包摂中との勝利事時の肉体の相を呼びゆくが、地下からの淫乱化への必ずの無回顧、一定期間の経過と勝利事時の肉体の相、二者の相関関係の頑迷なる膂力(りょりょく)が発する鍛練事風紀とは、瓦斯灯の自力開発への(ぼくとつ)苦学、及び洗練の髄の宿での長期滞在外星人への給仕時間への不問”でした。(膂力、筋肉腕力)
執筆の完了を告げる算術式の循環参照回避状態は、学者としての喜び、大量にいざないますが、これを足場に算術上の具現化を図ろうとした概観、“女子中堅人材の非言及事、頂点事、短期未来すら眺望せずのまま寝床を泳ぐ時の手足のしなやかなる事七十年間を、京の男女の中級民生品目の質とは確保可能との試算の一方、既にしなやかさにとっての鋭敏侍従職権にある二十代の公家男子の代替不可の消費品目の嗜好を、好き勝手に可愛がり、一方的に変えゆく力のある、同公家男子にとっての日用品目の社会体裁をも、試算結果の実行は変えゆくが、この推移とは影響が及ぶ向こう二百年間自体が企画しゆく、追加の四百年間にわたり、京のあらゆる方面に於ける、中堅と見なされ得る人材印象飲まされゆく、各種算術式自体が淫乱繁茂の野放図花壇の相を京が帯びつつの雅境洗練意欲、常時計算被強要状態との非算術的、知的淫乱民度人の時代、外星人文明との深き性交前、鶴の細腕の屏風絵が歩く様を抑えられぬを包む雅量を如何にまとうか”は、郭との面会の出だしに頭を走ってしまったようです。
半年分の学者の喜び、“むいいにしみひいき”は、三秒間を経つつの生々しい壊死を“濁”に知らせいきます。
“かしこみお待ち申し上げておりました。“襟(みいしいひみにくさ)””、との“濁”の知性、社会理性の相互溶解の茶進呈振る舞いの以前に二者の長らくの関係上、茶とは器ごと完全に絞り上げられいきが不可避にして、本心からの最敬礼の相手が仏頂面で無言であった為、根深く特殊階級者である“濁”は、京半年の日々から絞り上げたる精髄質量から変換に成功せし各種意識群の挫滅と、半年分の“むいいにしみひいき”壊死による、駆使算術式二百六十本の向こうの六百年にわたりゆくなる眺望具現化への計画への絶望の相関関係とは・・・もう訳すのめんどくせーよぐひゃひゃひゃひゃひゃ
壊死したる学者の喜び、“むいいにしみひいき”は現在、等式上では郭へ上納されていった形です。
「平安神宮の禰宜(ねぎ)の忠良数値と中京区に於いて頂点に立ち続ける各界の学者の風評数値を掛け合わせて鳴る文学的感慨を良家女子に与えての感想を品目化する実験は遺漏(いろう)無く進んでいるだろうな。」(禰宜、神職)
「緊張からか、か細い感想を浴びたようで、見込んでいたよりは、細い相の帯、化粧品入れ鞄、化粧水の蒸気噴霧筒(ふんむつつ)、気分調整手触り玩具が問屋に揃い出したのを検分役が確認しております。
不評の小板はどこの“俵(たわら)”からも飛び出たとの伝えは絞っても聞こえる様子はありません。」(俵、商品の目利き役の組合)
“濁”は忠節なる応対ぶりを示しつつも、本心では内心の無言に対しての夜勤衛兵にありました。
半年かけし学者の喜び、“むいいにしみひいき”全ての上納対象となっていった郭はところで、“雑踏事一切には、気高く無関心の様の歩みそのもの”の御実践にある御様子です。
““むいいにしみひいき”や、世の真の基軸通貨だのはもう興味は無く、どうでもよい”との、ある時から半年後の“濁”にとってはいと寂しい態度です。
今まで幾度と無く繰り返されてきた“関係上、不可避でありどうしようもない事”への無思考ながらの居たたまれない時です。
“濁”の日常を確認する会話が終わると、郭は自身が持って来ていた、中身は空で軽量の黄金色(こがねいろ)の鞄を、無言のまま右手で真上に持ち上げ出します。
今日はどのような煩わしさ、世の移ろい、下々の拙さ各々が自ら集めた何らかのもの言わぬ概念を精妙にお認めになられたのでしょうか。
知恵問答(もんどう)、二時間。
「眠りながら物事を・・・。」
物言いを途中で止めると同時に、まばたきと呼吸以外全ての動きを止めての無言の開始。
やおらいきなりの世の不快な移ろいへの評価発言たる、過去の鬱積記憶の昇華。
再び無言の開始。
“濁”による深い思惟(しい)の後の分析事の上納に対しては、やはり無言を演じ続ける事、一時間半。
立ち上がり、無言のままの叱責気味な見詰めを始めるが、当初の的であった“濁”の目が半泣きながらの知恵の独白を四十分程過ごした後の、“濁”を貫きし謎とは、“濁”の目を無言のまま通り抜け、施設の壁を新たな的に選び出したのはいつぞやからか、との問い振る舞いの含意、真の深謀、世の眺望者の境地とは無言ながらも、下々に全ての気付きを与え続けるものだ、との学者の著作知見の早速のご実践とあらばそれにとっての致命性たる、不必要な高飛車(たかびしゃ)さの否定不可能の漢字の辺、整髪料とはいかに、との失笑沸かせへの非意図性。
三時間。
“濁”は面会への準備として京製の腎臓機能抑制剤を飲んでいます。
郭とは肉体由来の奇形衝動為すがままの快楽収奪の時、尿漏れへも為すがままであった回数とは結果的に、計二十一回でした。
日が暮れし夜半、内心では疲労深い二者はようやく本題への移りゆきの力を拒めなくなったようです。
「面会についてはお穢れ無き遠間からどのようなお捉えに立たれましたでしょうか。」
「・・・捉えるも何もせずとも、無為のままにして既に深く愚かの立ち人形を除き、全てにとっては自明。
陽の沈みゆきを字で学ぶとの、単調知見の復習の無駄かくありの感慨をただ太しめるのみであった。」
「あの有害概念群の蒸留物中の精髄成分たる透明の林概念、非人間の佇み、殺伐なる共は、今しがたの過度幸運による謁見(えっけん)の機により・・・」
「もうよい。
もうよいのだ。
あの山林か幽世(かくりよ)いずれを行き交うのみが自由、または定めの汚れたる奴卑(ぬひ)の血筋共への弁別事、告げ事、知恵の枝の投げ当ての機などは、闇夜歩きの己の目と理性の苦労を先に無視するをより先に認むるに同じ。」(幽世、鬼跋扈の非常識領域)
「・・・かしこみ、ご堪忍にあらせられたご見識の程、飲み干し致しました。」
「・・・それがし(我)との関わりを経て、お前が編みし、いや編まれいきをいずれ眺望しての力概念の音響集まりし壺の銘柄を問わず、見らず、惜しまず、いずこかへ投げ割るのだ。
一切の理性を捨てゆく理由無記憶への皮肉気味なる僅かの失笑のみを己暖めつつ。
無理性による投げ割りの地たるいずこ、穢れの闇夜、二者相和すはこたび必定(ひつじょう)にして接近、憐憫(れんびん)とは大いなる不要。
理性潔癖駆動時に喉元溜まりゆく穢れ、理性にとっての最もの闇自らが、いずれ自身の源の理性を知りゆくべく、理性に訴え、穢れの闇夜へ一度、敬愛する潔癖文明の灯し人のあなた様、との呼び声をかけてみるがよいのだ。」
“濁”へ檄(げき)を飛ばす郭は今回、陰茎の理性の切れによる尿漏れを過ぎています。(檄、理性を揺さぶる言動)
郭は部下の言語ならざる逼迫感を抜いてやるべくの時間を設けたりは決してしません。
“我との問答の務めを帯びゆきたる、人知の枠を非意図的に愚弄せし日々にあった者とは理性の絞られ事、血肉の真の静まりとは常也、を知りゆきたるが、そは過去己が真に見ずまま絞りゆきし装束の紐の顕現の結果”との奇形衝動お筆先なる一人祝詞です。
てめーの尿漏れはどう正当化しおるんかこいつは。
祭祀や詰め問答への衝動を優先する、いや優先、せしめられおる状態を詰問すべくの挙手役たる理性が路上の砂以下である為、尿漏れへの正当化弁明未準備の時への謎の無言と共にあるのみ。
尿漏れに恥を感じてはいる模様だが、こいつは無言。
選択権は無い模様。
自宅に戻った“濁”は郭から仰いだ檄を具現化すべく、“額の時”に移ります。
“思考色調、額を固めゆくべくへの額の駆使を知らざる、への非礼不問”、新たな自己規律にとっては合法なる知的暴力性の豪放解放の籠部屋です。
具現化に於いて動かしゆく事になる物流品目や倫理上の現況把握表現、自己の無意識的言動の束ね役を任せられゆく算術式の考案を終えるまでの、性欲沸かせ放題の時間帯への非恥の時です。
郭とは無関係に、“濁”自らが長らく、その硬質性を目障りとしてきた、明の風体に対する知的憤慨量に従い、交戦に向けての思考色調、額を以下に正式決定していきます。
郭による、“相手の長らくの悪業の最奥を抉りゆくべくの全手腕の行使”との命令の後の、算術式を弄せずの無手からの単独思考の文です。
“現在の京に不自覚の期間を呼びし程の連綿なる、龜星(かめぼし)の“緻(ち)”の針が縫いし蚕(かいこ)の綿(わた)破りゆきたる、堀川通より今出川通へ疾走の馬車より生えし不遜なる娯楽狼藉性分の腕、頭へは既に刺激薬物何らか”。(龜星、金星)、(緻、緻密事への言及、脳の歩みはその際捉えられずの恥を大量に飲むが舐めるは既なる結実、永遠不特定段階の他者の美技、熟達の集積にして具体なる現物筆頭とは電子回路具象、つまり科学)、(蚕の綿、民生)
これ、近く、ある、常、認、我、盲目、被律動、非恥。
面会の希望を伝えてくる清側の動きの報を聞いた“濁”が、電話の声色、文の筆圧を変えた事により、清側への冷遇応対は止んでいました。
ところで交戦に向けての思考色調の確定への額の時とはあろうと無かろうと、清への攻撃被害への推移とは、面会以前の、清への冷遇応対の開始を起点としていました。
“濁”の額の時とは、約三十年にわたり展開されゆく、“濁”による清への攻撃力の増加を一切呼んではおらず、“濁”の姿勢正しに収まっています。
面会後の冷遇応対の再開とは、冷遇開始期の数直線上にあった、清への攻撃状態への推移を再開した形です。
面会後の冷遇応対の再開を確信していた者は居ない点、そして冷遇応対の開始の勢いとは既に、清の完全滅亡を終着点に選んでいた点を眺望していた者が不在である理由とは、清に対する二名の乱暴で放り投げ気味の態度が、明かしの責任に立とうとするのみです。
郭の檄と濁の額は、かつて進行中となった攻撃推移に新推力を一切与えていません。
また冷遇応対の再開、つまり攻撃推移の再開とは、二名の清に対する態度からして確実でした。
手腕とこれを統べるべき態度とは、二名不満無き事にこうあり、と言及しようとしたところで、こうあり、への態度で介入し始める連中です。
二名について、固い謎が沸いたとして、返ってくる答えとは、こいつらの“適当さ”。
後で必ずこうなるだろうとの確信は無いだろう、お前らそれでいいんか。
いつから、それに関して真面目になったんか。
適当。
そう自認したとして、恥、不満は無い。
真剣か。
真剣。
長らく、そういう人種。
算術式による整形履歴は無い。
清側による面会への接近は必ずあった。
万一無いとしたなら、そのまま、全く歴史推移と等量の攻撃被害を喰らわしてきていた。
滅亡か、膝立ちの服従が要求。
面会場の土地面積の縁の含意、“異星人技術の束を握っての清への総攻撃状態への遷移を過ぎる”、とは“濁”一人が捉えし、必ず飲みゆくなる自己宣告文。
清の歴史、国体にとっての中枢資源何らかの不可逆的損壊状態へ、へ、へ協力的なる万象何らかが液状にされた挙げ句の波の様が、金星科学、主要推力也として実現されていく現象は、とにかく、“濁”による配下への電話を震源としています。
“脳死故寝たきりの病夫、これ自己議決無きまま阿片と相和せしは、清の今の自己議決力也”の実現とあらばの次の構想とは、二人にはありません。
緻密編み込みの竹の柵の向こうには、本当に何も考えてはいない、を問われずの、無策のままの草原が繁茂するのみです。
肉体形質と現実手腕からして、彼らは清には何もせず、蛮性全ての大割拠(かっきょ)となった国、時代を遠目に侮蔑の茶をすするべく、呆れの湯気の詩不可避の茶室へ通う日々なる数学的象限内での回遊、さもなくば、なみ、みな、さんず異変な皮。
“濁”の自宅とは、郭の側近としての日々という郵便受けと、ここへは漂着物が満ちゆく、という捉えにより、長らく捕らえられています。
京遍くの理性、愛、社交力、文明利器への喜び、利器、人、知見何らかへの出会い、秀麗女子本心からの知的民生上の喜び集まりゆく籠の中の無知、無私なる赤子への自由、有私の状態です。
“京文明緊急時にとっての随一の侍医にして果断なる麻酔医”が“額の時”を過ごすのはこうした京の析出概念、大量の中のようです。

二百七面目   花柄の筆箱を包む物は その六 け


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二百七面目   花柄の筆箱を包む物は その六 け

2018年07月23日 10時00分00秒 | 投稿

内に秘めし自己呼称、“福寿概念拡散手腕存在、芳香の鋭き自在なる雌しべ”との地下潜行主義財閥の長、曹紅瞥(ソウコウベツ)は動乱期、紅巾(こうきん)の乱の一派の長、徐寿輝(ジョジュキ)の人的気質を財閥手腕との相性の観点から気に入るに至ります。
曹は徐の人生とは視界以外に於いても非常識的属性、角度からの大量の金概念の降雨を浴びゆく事になるとの強固な憶測を抱きますが、曹にとってはこの抱きとは、自身が長らく乗り続ける馬車の窓の景色変化速度、そは知的、生理的、政治的欲望の満足手腕の更新速度、優秀を示す日々により、抵抗とは許されぬ不可避さを帯びていました。
徐自らの人生、手腕を通じた実利の流入を、後に呼びゆく力と曹が見なす、非言語概念による堅牢、幾重(いくえ)もの加護を徐に対して曹が承認するとの、実利流入に先んじた加護承認の籠の式目とは、周辺の広大領域に於いて京のみが、唯一の承認力、その十割の繁茂地です。
曹はこの承認、加護、実利、籠中の人形自らの人生の相こそが、いかなる経営手腕、取扱い品目をも無視しゆくが常なる大金の純粋性、無邪気な様そのままの貞操を維持しゆく状態、そは大金という金に輝く子宮にとっての真の侍従、加護者が見守るべき推移とします。
財閥の維持に於いて曹は、曹の家系が大陸で縁を得ていった側近家系の姓達が担う実業家としての生業(なりわい)群への適宜の眺望を日々気にかけており、眺望が要する条件とは、財閥周辺で移動する大金にまつわる非言語概念の管理に要する漢字の鋭敏神経の維持にあると、財閥全ての口座名義人である曹のみは捉えていました。
大金への眺望人である曹はそして、被承認者浴びゆくなるは非常識的属性、角度からの大量の金概念の降雨との、曹にとっても抱きは不可避なる憶測を、叱ろうとする硬質理性へは到達し得ません。
以上の曹財閥の有り様が、中世から現代にかけての日本の皇族の皇后を世に放ったとして、後の不可避の業態、陶酔維持状態、非常識的注入事案です。
曹財閥の日常の取引品目とは、王族との距離近親なるの自覚歴長きの芳名家名へ納入されゆく高級衣装自体が、必ず衣装として頑迷に指定しゆく、衣装理性迷わずの懇意先、そは透明概念、“魂愧(左辺、右辺から成る一字、ツィィーーー)”との、主要品目名及びこの生理が命じる各種侍従概念、そしてこれにとっての化粧たる京から輸入する御苑流通の品格の高級鏡でした。
曹財閥は家名硬質なる、牌(はい)の概念を扱いつつの豪族家名吸着状態長きの閥族を大陸で囲い込み、子宮状態を主張していきました。(牌、貨幣主張力)
不可避であったこうした同類吸着の発端(ほったん)である、大陸方面への曹家系の輩出を、確率的予定と据え置くを厭わなかった子宮とは狭い京、硬質の水、四季、技量習熟文化、民度でした。
子宮とは、京の自然条件が狭さと共に不可避的に形成する文化圏が条件を満たしてしまい、異界からの降臨の時若いままの異常才覚者は将棋の盤の外枠辺りに溜まる飛車角(ひしゃかく)でした。(飛車角、自己中心さを問われぬ力概念が主張する存在枠)
降臨種か否かを問わず、女性何らかの形象が嫁入りしていったであろう先の、物事の成熟が早い京の文化圏は、大陸への奔出(ほんしゅつ)家系に何らか系統の瑞々しい概念操作力、今回は色白、艶やかな黒髪、常に朝露(あさつゆ)湧かす花弁歌う声質、高い身長との棒状の水飴入れ袋、光技術の配色可能印刷機の発行物を配っています。
大陸での曹財閥の構成要件とは学者系の降臨種、異星人との交際を不要とする代わり、技量習熟文化と民度を必ず招来する狭さと水、四季、これらを換言すると自然資源との唯一条件を求めるのみです。
四季は必ず、京の上流階級へ女何らか、文学上の求めに立つ上玉属性を呼び込み、次に女を核として概念を喰って回って構わんなる、何らかの雪だるまが四季を走り続けると、不可避的、統計的に大陸への曹の放牧予定が成立する一方、被害を飢えたる砂漠の相にあるのが水資源稀少の大陸です。
京での曹家系にとっての喰いの的とは、秋の紅葉の絵画画廊と、紅葉の鑑賞旅行を主要品目とする旅行業界、及び色白、黒髪、高身長の女性への接遇上の非言語態度、そは“目が心地好いから、化粧品物流を装っていつも会っていたい気風量”、つまり秋と女だけであり、降臨種の万物への点睛(てんせい)才覚や、異星人文物、知見、皇族及び公家権勢とは怒りを帯びての厳格指摘から外れています。(点睛、物事へのとどめ)
京で曹家系が浴び帯びし知恵の濃度に関しては突出した段階は一切見当たらず、常時秋なる家系芳香は大陸でいと厳しき座学を強いられ、曹財閥の風体を成立させています。
明代中期の支配階級は見抜いていました。
“紅巾党(こうきんとう)に根を辿る、明建国から中期にかけての保定(ホテイ)市、鄭州(テイシュウ)市間に於ける政治思想派閥の大乱立とは、各地での軍閥の跋扈を不可避としてきたが、大乱立とは誰も意図せざるの鋼材質の箒(ほうき)の指はがれであり、大乱立を起こすべくの奇形衝動、大量の餌を同地域にばら蒔いたとの疑義を濃厚に浴びし者、宿の利用帳簿の名とは徐派閥及び、これと近傍となった時期の他派閥の支持者である。
突出して異形の動きの相を残し続けた曹を、地下支援者として選び立つ徐の側近達は、支持者達の振る舞いの純粋、単純模範を示す。
“未来選びゆく落ち着きたる無思考の時への期待とは、非意図的にせよ、過去の我に於いて、確かに有りなん、と何者かへ伝えゆく様、儀式的”、及びこの奇怪さへの微笑不問。
徐と近傍派閥への支持者は、選択せし思想とは矛盾する、同地域の宿では適当話題での対談行為に明け暮れるのが常であったが、綱紀粛正気運に対する低減化措置の力とは謎。
近隣未来についてすら無思考を是とする、牌概念豪族家の原色果実の弾打ち行為を、徐に警戒されぬとしていった声色と財産色彩が曹の家紋の正体にして、支持者達への訓戒、純朴さを重んじる、へ、じられる、等を非幼稚とすべくの力の出本。”
明から清への代の変遷を遅らせたのは、明が長らく知っていた軍閥の跋扈でした。
明が倒れた後の皇帝は侍従と共に、無為の時を過ごします。
物事を考えられない状態です。
彼らが、適当に消す措置を設ける事は出来ぬとする、非概念、行間の感慨、伝わる語感達の冷徹計算の結果、例えば執務室とは別の部屋にいる、廊下を足早に歩む、背中で腕を組んで歩くといった様にあります。
“もし無理に執務の的の事柄を動かせば、状況を囲んでいる概念が透明のまま奇形化、固着化する事になるのは明白であり、執務どころではない”との事です。
こうした見えざる霧深き、重きの根元は、“現代の西日本の広さ、寂しさの中一人立ちし思想家へやおらのご執心なる、皇居の美智子”を注射角度の鋭角さとする、曹による液状何らかの大量、短期間内注入です。
明代中期以降、そして清の全時代の内神経系は重度の炎症にあり続けます。
こうした症状の周辺で、日本が大陸との関わりを通じて最も多く手に入れた、返却封筒内の被害とは、明との非公的属性の商人交流を経て流入してきた、阿片文化、戦史由来の人心掌握法による兵庫一帯での山賊の跋扈であり、これを汚染源として、織豊(しょくほう)政権の自己中心指数は実は増加しています。(織豊、織田、豊臣)
革命による動乱を幾度飲み過ぎても、曹の液状注射による神経炎症量に限ると、完治との診察は成立しないまま、奇形化となった神経系と現在のようです。
神経病症の解除力には、国民の人生価値観のほぼ強制的風船化現象にあるアメリカに対してと同様に、本心から先を省みずの、長期間にわたる国土の無人化決意、措置もしくは、アメリカには無効である、大量の水資源、日本の春、夏、秋由来の何らか、万象が推挙に耐えます。
明代後期とは青年層は男女を問わず、“精神の逼迫を避けるべくの何らかを、何らかと捉えゆく義務たるや、非笑徳事への全身的貢献との一票にして、この高級知見を今飲みゆく君の食道を落ちゆく錠剤への無言”の含蓄を、“市政長きの争乱の根深さへの希望とは、今やこうした笑徳事の中にあり”と本心から信じる他は無い時代でした。
皇帝の下賜金(かしきん)の下に立つ学府へ通う、姓名は長く堅牢なる良家の娘にあっても、今まで想定すらせずの喧嘩初陣の一手目とは、齢十九にして失明の未来を一切無視しての目への一本拳です。
二時間、静謐(せいひつ)の読書に座り続けし学者志望の十四の少年にとって、二秒での着想と同時の実行事とは、柱に立つ同年代への無表情、全力での頭突き十発、鼻の完全陥没、非自律神経の順次壊死、死亡推移時間への無視力の完全充填です。
十六の女子同士の喧嘩とは、相手のヘソ辺りの子宮を狙い合うべしとの貫手の我、それへの無指南性に満ちます。
誰も一切咎めずの日常、人格にあった錠剤頓服青年層の一人であった琢は、古書店街を往来しつつ、“新たな国号、清への連綿にふさわしい、公正なる思想手腕”を探しゆく際、思想派閥の乱立群の会計情報の入念観察に耽っており、これとは徐の配下への最短での接近行為を意味していました。
徐の非意図的な異常成金ぶりを断定するのは、三本の会計情報で十分でしたが、琢は二本と三割の解読の段階で突然、口はタコのそれを求め出す前に縦長に開き、タコ化時に目を白目に返らせ、“うひゃひゃひゃひゃひゃ”との絶叫に至り、店の主人に笑われながら追い出されてしまいます。
錠剤で鍛えし、学校で上位二分以内の優秀さに入る琢の漢字概念の計算数式、常時、自動的、駆動状態が遂に破綻したようです。
漢字計算数式の駆使状態下、“会計担当者は頭がおかしい”、“思想派閥の方向性とは奇怪さ自認の演説労働行為”との断定を得つつ、曹により何かを背中に為されゆく時の徐の近くに立つ事となった琢は、曹の手腕、“未来を考えずの異常強欲腕力”、たる四季の夏か秋そのものに触れ、錠剤にとっての祖神の霊力たる自己中心力を扱うに能わずとの法力無礼判定の瞬間を過ぎてしまったようです。
“琢の漢字計算、琢の頭を破綻させた古書店街の気違い資料とは何だ。
乱立群時代の診察報酬や物流会計の計算担当者や、それより前の時代の思想派閥の方向性が狂い過ぎとる、ときた。
あれ程の学識者達が何故か、完全にいかれている、だと。
しかし、だ。
何度琢をいかれさせる事になるとは云え、いかれの根元に辿りつくには、こいつ級の漢字計算力が要るのは明瞭。
この狭き坂道、その角度。
一体何があった。
市政の峰達を無言の狂気に至らしめ続ける程の、より大なるいかれは、どこから降ってきた。
琢曰く、先の事を考えていないのに、真剣な振りをし続けている奇怪さを誰も問わぬ、なる謎の元だ。
・・・異星人だ。
明代の前半期に月人か誰かが犯歴の隠蔽との政治目的を主眼に大挙してどこかを訪れ、宿に長期間滞在し、饗応の金やら利益が周辺で色濃く回ったのだろう。
これ以上琢をボコすとなると、こっちも匂いがうつると見る。
何か濃いぞ、そしてそれはくせーと見る。”
金星人の女性達、二十代後半から三十代半ばの六名が御苑を足繁く訪れて来るとの絵の額縁を知った郭は待ち伏せし、両手の上に置いた銃を示す仕草を彼女達に披露します。
清との面会の時から三年七カ月前の事です。
“背後から首筋切らばの噴き出しもの、常、本心とは自他のそれ也。
突然水墨画の思想家具象を弓矢で射たる急ぎ、英傑との器に免じ、真の英傑たらんとする矢への衆愚点の指摘、気付きを詳細に与えてやろう”。
こうした、阿片の煙を近間に推察せざるを得ない明代の戦史、故事、詩編に関する大阪、兵庫、京の歴史資料考証家や作家、俳人、陶芸家といった文化人の川流し俳句、本心に対し、郭そして濁は同様にありながら、まだ清の滅亡措置への策謀衝動は全く宿してはいません。
仕草披露時の、“異星人の影を踏む機を飲みたい”、との郭の本心、衝動の先には何も描いてはいません。
異星人技術知見、太きの異星人人脈、交際を通じての雅境洗練の機には関心は無く、金星人への接近必要性、何らかの逼迫にも立ってはいませんでした。
近傍星出身の金星人にとっては、無計画が常なる京での歩行日数、距離により、いつぞや不可避であったのは、京での腰の落ち着け具合を郭に憶測される事でした。
“高位の司祭、裏社会の匂いがする”、が郭に関する一人の女性の感想です。
広大、庭状の風景にある中、可能ならば小雨を漏らす曇りの天候を選び、知己(ちき)の無い相手に対して手早い自己紹介を済ませ、背中で抱え隠していた長い筒の銃を腹の前で両手で抱え、やや間抜け舞台演技なる、職務上の鋭敏律動の延長の様とは、“あなた様の御為にこんな物を配膳しようとしてしまうのみにあった、最近のみならず過去、未来に於いても疾走事乱発の給仕ですが、御引き立てへの御縁の機とは常に分からず、とのことわざそのもの也けり。
畢竟(ひっきょう、つまりは)、盆(ぼん)の川流しの灯籠そのもの”との台詞です。(川流しの灯籠、言ってはならぬ遂にの指摘、言及事、灯籠とは死者に仕えずの無意味、空也)
台詞中は、時折口を斜めに開き、そこへは斜め垂らしの舌、白目がちの目揺れる頭部と見るや、慇懃(いんぎん)さからは最近卒業なる、急こしらえの爽やかな笑みと、失笑誘うのみの即興印象寸劇の演じです。
人前、まして異星人形象の前で、斜め垂らしの舌や白目何ぞ提出すべくの胆力は、こいつには無い。
重量装束階級向け、の意識調整演技なる書籍を読んでいる。
意欲は算術式で机上計算し、調達可能と確信した。
全ては、真剣な持って行き、の後の事。
仕草は不義理とのそしり合いの可能性を極小化し、太い信頼神経の素早い形成を齎しゆくなる貴人向けの緻密含意充満広告行為ですが、地下を弾道軌道とする辣腕または強欲さの自覚一定以上の者ばかりが学びゆくのみでした。

二百七面目   花柄の筆箱を包む物は その六 こ


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