青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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二百七面目   花柄の筆箱を包む物は その六 か

2018年07月23日 10時00分00秒 | 投稿

“ふう、あれはやかましい紙人形共也の日だったぞ。
お前らには何の闘争手腕も無い、その事を知るべくには永遠に立たん。
思い出すと・・・茫然だな。
何故、そうも急ぎで罠を張る事にしたのだ。
地下潜行にあったであろう嘲笑欲の突然の噴出ときた。
分からん。
予兆が、だ。”
回想にあった主体者が京で見知った思考以前の色の華やぎ、光の眩きとは、郭の乱入を受けたるべしとされゆく事で、相対の記憶を色の華やぎ、光の眩きで封じんとした閂(かんぬき)の門しつらえ策は破綻を通り過ぎています。
参じていた金星人風貌の顧問武官の立ち位置の者から地下浅くの動態には推測は及びません。
北京に到着した一団は帰国手続きを済ませ、四日間の休暇の後に昼夜を問わずの緊急会議状態に移ります。
平行しゆく会議群の現況を眺望すべくの冠参加の統括会議の場とは、現代のイタリアのフィレンツェの料理店風貌の店屋外の川沿い面積で含意とは“誰も現在を望まぬなる激流にある現在、高速思考を外部の頭蓋は本心から、どう方向付けるだろうか”です。
現在の北京市の玉河遺跡博物館近辺は、埋め立て前の湖から漏れる支流が走っており、巷(ちまた)での風光明媚(ふうこうめいび)さ光来なるふもとには欧州風の石材建築のイタリア料理店が建っていました。
イタリア料理店の屋外領域には中央アジア一帯を移動していたロシアの行商人を経し、インド地下の月人の居住区製の緑色のビニールが屋根としてせり出しており、石畳にはイタリアから輸入された白みの混ざる安山岩(あんざんがん)が清の庭師によって加工され、敷き詰められています。
辺りでは、純白の化学塗料を塗られた五角形の合成木材の十六台の机がステンレス製の脚を七本、斜めに伸ばして並んでいます。
一台の机に、二脚から三脚仕えている木製の椅子は京からの長らくの輸入品目であり、京の上京区の外星人向け旅館、ねおの膳の間に見える、元来は舞妓向け風体(ふうてい)なる、足が地に着かず浮かざるを得ない一米の高さで苦い赤色の皮が張る小さい座り部分、高さは短く、不必要に太い枝が成る背中もたれ、城壁の武者返し状に斜めにしなりゆく脚で客待ちの佇みにあります。
“あらゆる衒学事万象を知ろうとする動態、そは間抜けなるおしろい顔による極めゆきなるが、この椅子に座ろうとする際の意識最奥への角度致命なる即座の皮肉何らかを知りつつの座りゆきとは、極めの王傍での日常話法口論、何も分からずのままの真の極め状態はん、おまんは舞妓の楽屋の鏡どす。”
皮肉とは、“緩やかな座し稽古の機を広めゆこうとの意図編みにあった、あらゆる無言の利器を一絡(ひとから)げで絡め尽くそうとの強欲着想の出身楽屋たる、化粧鏡、無思考の時への喝破”であり、この状態を伝える、とする椅子の材質と構造もまた一利器である為、座られゆくしかなく、こたびは石畳の隙間沸かせの自戒意欲と相まって、“対抗措置の準備議論に於ける無敵心理”へのおしろい役です。
明代からの金星人との長らくの交際を存在維持への唯一条件とする料理店の建物の風貌知見を齎(もたら)したのは欧州への訪問経験がある商人達ですが、料理については商人達に加え金星人の口伝、好みが関わっており、背景とは京との交際を出本の十割とする、面会条件に関する金星人の嗜好への明の無言の推察習慣でした。
外界、一般人の聴覚を言わば無視した形のこのイタリア料理店屋外の石畳での会議では、“真なる顕現を迫られている、我らの高速思考への真なる専心”の時のみが過ぎますが困惑は続き、投資せし知的疲労に見合う選択肢は見えないままです。
“京の知的階級の怪訝(けげん)な視線を最も受けたとの断定は容易である明代の戦史由来のあの故事とは、あの地方の慣習が唯一の鋭角化かつ京による知悉(ちしつ)招来条件を同時に呼んでいるが、この故事に関する京側捉えの印象が、留学生の誘拐被害を領収したる市(我が国)の異星人契約角度なる怒りにとっての核として成立しゆく要件たる、知的作業への付随性質芳香の何らかの知的快楽とは、知的階級は確かに味わったのだろうか。(知悉、知る)
怒りの核の成立推移への憶測は謎を明かさず、また対応策を打ち出せません。
そんな折りが続く中、緊張相手の京への観察神経としての捉えにあった沿岸の全港を行き交う、指標品目が奇怪な変動を見せます。
目利き役の検分、複数を通じると浮かび上がる唯一の解釈とは、“王族ご内密の同性愛の間とはこの度は大変な憂き目に遭われたようでかしこみ痛み入ります”でした。
こうした指標品目の解釈とは清京両国にとって相手の体裁(ていさい)上または本心の長らくの憶測法でした。
次に清の港群を行き交う東南アジア遠方を含めた多くの国々の商人が毎月の発行に関わる意見交換雑誌の読者投稿欄に、匿名者の投稿ながら明らかに京の重量知性を漏れ伝える筆致が掲載されます。
“大層な名とはかくして隠れしままの腐り落ちゆき
いやはや、いつぞやかにまともに咲くおつもりとは、いつぞや密かにでも咲いた時はあっただろうかとの思唯(しい)の草をただ周囲に積もらせる様繚乱(りょうらん)
清の国花の木とは、樫の木(かしのき)、桃の枝(もものえ)、陰部忌みし(ほといみし)
啄木鳥(キツツキ、かしこ、と、の、意、との響き鳴るべく、高速反復せしめられる高速ぶり、無自覚事への無罪、完璧本能を笑う者は居るか)”
王族の名の発音の韻(いん)を踏みつつの嘲笑的末尾とは、京、当時の日本全土に於ける政治権力者序列第二位、“濁(どく)”の意思の如実な反映でした。
指標品目の変動解釈と匿名の投稿を同時に知りし一人目となった冠は指示の声色を変えます。
諜報神経性能に於ける圧倒的彼我(ひが)派生の危険何らかを認めていっての致し方無しの対応です。
“匿名投稿の知見の共有は危険何らかを避けるに貢献せず、こちらの振る舞い何らかの乱雑化あるのみ”。
一人のみの頓服を選ぶ事にします。
“京はどうやって同性愛嗜好を有する王族の愛人、高麗の文化人が高麗の旅館で殺害に遭った事、明代の王族の息子、元明国籍までをも容易に知ったのだ。
事案はすぐさま、二時間以内に隠蔽された筈だが。
高麗の隠密官権に、軽口(かるくち)との診断、またはその予兆は無いというのに何故だ。”
全貌、細微は共にまだ謎なる京の諜報の給仕の足音、仕事手早きのさま様が駆け抜けて行きます。
清の最高主権自覚者に早速訪れる完全敗北の感、肉への刃物の創傷を後に知りゆく頭たる、諜報職権者にとっての致命の時です。
雑踏が漏れ伝わるイタリア料理店の屋外での議論は続きますが、何ら決定打を打ち出せません。
現在、北京側は京に対し何らかの申し開きを伝えるべくの段取りには立っておらず、また京側は、細目詳細なる説明書面何らか、または賠償請求書を北京に送り付けるなどの意を示してはおらず、主要な外交相手である京との断交状態とは、即ち国の外交体面、ほぼ十割の冬眠を意味していました。(申し開き、誤解事への弁明)
そして北京は京側の以降の手、態度を調べる段階にはまだ立てないと同時に、面会日に降りかかった罵声の数々の声色の記憶を机に並べつつ、対話の碁盤(ごばん)の詰み具合にただ茫然とする日々が過ぎるばかりです。
京からの冷遇を示す各種指標は面会日以前と変わりはありません。
すると面会日から一カ月程過ぎた六月の終わりに、書の展示施設に稲二束(ふたたば)分程の花の種が届きます。
清の文化事業を司る静謐(せいひつ)の間に送られてきた物とは、日本の近畿一帯で管理栽培されている、分量の増加のみを目的として茶葉に加えられる、合成新種の薬効皆無植物の種でした。
近畿一帯とは京の祭祀階級との関わりや清との口論からは遠く、また差出人名とは不明です。
この郵送とは京の誰の眺望すらも浴びずのまま投函を経ていました。
清方面全般について不機嫌なる“濁”一派、確かに注文を受けし、兵庫存在の地下注文専門業者、九州の商社、香港の植物専門商社、京測定なる罪悪感量による剣山(けんざん)状態、無言のままただ茎、いや種刺さりゆくのみたる生ける、活(い)け役属性、そは女性器概念状態にあり、と見なされし清随一の文化人、芸能人への乱射的大量輸送。
国家緊張の時のみと言わず、この種の奇怪事象は程度、属性が書面で付され、すぐに国の随所で情報共有されます。
一週間後、中級官吏の宿泊先としての予約を常日頃受注していた石家庄(セキカショウ)市近隣の三件の普通旅館に、国をまたいだ広大地域の都市に多く流通する事久しい合成新種の毒草の種が、稲百束程到着します。
添付書面の毛筆曰(いわ)くの詩はこう嘆いています。
“大喰らいの文盲共は、全能なる龍鳳(りゅうほう)、人間の真価段階、その量認む誠実の鏡見ての一歩を知るや否や
おお、人間性の鏡へのヒビ割れ促進の歩み共よ
文明への地鳴りの足踏み共よ
いつ理性の涙を、鶏生喰われの絶叫を君は知るや
野蛮への文明的対抗手腕誇らぬまま、愚かな問い残したる我が筆致に泣く指を
天真爛漫、禅食猛禽(てんしんらんまん、ぜんしょくもうきん)
明代文学者直々、慨嘆
謹白(きんぱく、末尾表現)”
(地鳴り、地震)、(全能なる龍鳳、文学的稀少感慨、捉え、快楽織り成す狭き鍵穴鋳造行為の果ての、衒学なる、人間にとって無敵の佇み)、(天真爛漫、禅食猛禽、絶望的致命性からの厳しきも唯一の救済の機を、致命性深きにあるお前はこうもあっさりと野蛮についばむか、そう言わしめるお前の希少なる唯一性とは我が知性をもそうしてあっさりと侮辱に成功するか)
次の三週間以内にこの色彩の郵送物と添付書面九十六組が、清各地の発展上の健全指数、遼寧段階以上を内在せし十六都市の劇団、幇(パン)、大型旅館、役所、商社、港、文化財団、卸屋(おろしや)と官民を問わず降りゆく様、雨の相です。(幇、技術融通組合)
紫禁城と明代の歴史資料庫が、“明代の猛将”または“明代の潔白文化人”による罵詈雑言(ばりぞうごん)、毒草の種の重点的郵送の的でした。
紫禁城への郵送物は変化を見ます。
添付書面の罵詈雑言は意味不明な暗号の羅列に、種は派手さを下手に売りとする人工の観葉植物のそれに変わります。
郵送者は北海道、台灣、フィリピン、ブルネイとあります。
“郵送企画者が頭脳疲労を飲んだとするならの含意とは、これらの出身の装いにある他の星からの留学生を、素性を知りつつ受け入れておられるなる、北京最奥の奇怪、非意図的な学問交流上の裁量指針への賛辞、と捉える。”
呆れた苦笑いまたは疲労故の茫然の、紫禁城に詰める特諜職員は次に洗練外装の郵送物を受ける事となります。
少量の、中東自然繁茂の毒草です。
添付書面や種はありません。
イラン国営の文化交流事業部が郵送した先はまずはインドの芸能人宛てでした。
「今度は誰から何だ。
京の怒りを代弁すべくの、恐らくは高時給の鶴織機(つるしょっき)の仕事を引き受けたのは。」
「強いてくる宛ての無い疲労が共通項だ。
我が知理とは長らく世の各地、各層何者かへ無作為に、言語、理性を常に跳躍したる奇怪な捻挫(ねんざ)、内出血被害を与えゆくままへ無自覚、としており、これへの責任を有する理性、そして状態の継続態様を律儀(りちぎ)に測定した上での、強度に皮肉なる模写図絵が削り事担いし彫刻刀と見る。(知理、国体または国家運営上の思想)
そう見なす他は無い、という枠の中での熟考状態を認めるとなると、返礼は高くつく。
そうせねばならない。
京のどの方のご身上情報を、どうした手法でお調べすべくかの確定の為に、どこかの流派の茶室(ちゃしつ)へ近づきゆく事になるが、どの種の必要対価をどう集めようか。
難題は山積するが、即座の解決を要す。」
最高主権自覚者に集まりゆく含意解釈と疲労は、深刻さを増しゆくばかりです。
“こうして展示を憚(はばか)らぬときた、広大なる配下、経路を雨どいとした、陰湿性の誇示ときた。
面会時のあの口調だ。
これらはいつぞやかに起動されゆく、との土手上の便衣(べんい)歩哨警戒が妥当だ。
起動となる時、こちらはどこの領域の警戒神経に対する京による模写を想定する事になるのか。
警戒神経への取り合えずの無痛の串刺しによる、無神経化策への欲の兆候は無いだろうか。”(便衣、匿名化状態を意味する簡易衣服)

二百七面目   花柄の筆箱を包む物は その六 き

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