上京堀川うえいあはね北小大門町奥入リ朧月見夜百四

難波の湯屋で高級ならば、一度の利用後、番頭が湯を変える。
でかい、深さ一・二米の木造の籠が浴槽。
概して、高級、中級湯屋の利用者は、浴槽に入る前に、体を洗っていた。
でかい、高級浴槽が待つ浴場施設とは、金持ちでさえ、対面の機とは無し、が当然だった。
ねおにて初見が専らだった。
利用者は一人残らずが、察していた。
例えばかくなる、檜製の浴槽に入る前に体を入念に洗うべし、と。
湯、唖然水量が、毎瞬ほとばしる一、や二つの口と、浴槽の底に見える排水溝を無視し。
湯の完全交換は例えば、一時間半や三時間だった。

十日以上滞在者は浴場施設を二カ所、そして呂雨濾の間、一から三カ所を利用していた。
浴場に備え付けられていた呂雨濾と、これを覆う石素材の屏風、九十度、一・九から二・五米は、見えずである間への、突入への心意気を待っていた。
九十度に曲がる屏風の奥を覗き見ようとしたならば、

壁に固定されている、この輝きが出会いを待っている。
一・三米ほどの高さであるカラ松製の棚、または呂雨濾ほど眩き、真鍮製の棚には空の洗体料容器などが置かれている。
表面には、漢字と似るも、細微が違い、怒り切り政経判断にて時代を突き進みらしき、月語が。
四文字は、“植物繊維影彪ヒョウ”、がごった煮印象。
湯上り時に、浴びるべしとの配剤は無かった。
呂雨濾が余った、が石の屏風構造の起点らしかった。
ここで呂雨濾を見た者は、大勢。
感想は、茫然、唖然。
または腕を組んで思案。
全裸でのこの時を強いるが、この間の主題か。

各市は、重量思案を多く、ここで全裸で発行している。
難波、上海が。
何故、如何にして、至りいったか、湯を吐く銀の龍を同輩に、について。
手作業へ没我する他者と、これを頭部内政務が牽連との恥は、第三者の指摘との致命なる大恥を、如何に、恐れ続けずながら高品位輸入物の光沢への無視を実現し続けたか。
上京は、中京を、信頼していた、であろうか。
中京は上京に時折、左脳営為にて、政治眺望を仰いではいなかった、であろうか。
頭部に櫛を差そうとする営為は毛髪のみならず、頭蓋をも貫き、痕跡を残す。
高品位品目が、中庭の滝の傍の風鈴扱い事態なれば、傍らの提灯ちょうちん、の文字は下品極まる自己褒賞、実践中事態。
おれすげー、が焼き鳥屋の看板書体にて。
何故、これが見えずか。
いずこにて、克明自我は確かに、自己褒賞、恒常的発生確率を確信済み、であろうか。
おまえすげー、または、おれすげーの提灯を、視認する場、焼き鳥の煙が籠る路地はいずこ。

・・・成立可能性成分と、依拠されし理性が、踏破しいく階段は以下。
中京は上京を無視。
上京は中京を、一度とすら、同輩や配下として、擁立せず。
そして成功せしは、中京の手指と、上京の首裏、これとの、希望する政治眺望、未来時期に於ける弱味、これら二者が無牽連続きを、実現し続ける、何らかが、二地域で、充満事態。
また、上京の首裏、と中京の指裏は、俯瞰上、多幸感の追及の実現、これのみを、恐れず、その他を、恐れる。
故に上京と中京の表は、笑顔にて、恐れの裏を、明かしまくる。
これ、也。
我が思考様式は先程、何らかとの、器観念を要したるが、その実際は、実のところ、京にとっての大渇望なる必需品との素性を満たさずでも是。
とにかく、かくなる喝破文に現れる、“上京と中京の表は、笑顔にて、恐れの裏を、明かしまくる”、この俯瞰上態様が、おまえすげー、または、おれすげーの提灯文字の代役と思われる。
何故、上京、中京は、互いを無視するのか。
何故、相手へ、未来を買い求めようとはしないのか。
そして何故、高品位品目が、庭の風鈴価値として、大量に並ぶのか。
恐れの裏を、明かす。
然るに、おれすげー。
立ちながらの、下品なる焼き鳥貪り、仮定量、大量を京は要する筈。
下品書体なる提灯が、しかし見えん。
然るに、下品なる貪りが隠れる先は、例えば中京の指の構造。
中京の経営はこれを一顧だにせず、独立して回る筈。
恐れの裏を、明かす指の肉は今、果敢にて、おれすげーとの褒賞を毎瞬浴び中。

身体洗浄施設の利用頻度には傾向が発生していた。
水の価格と、政治、経済、高層階者が、呑みいく機会への、無頓着な肌が、触れいく衣服の価格たる、民の危険、果敢なるマスの滝登り判断を、深く案じ、高層に立つべし。
この視座はどこの市でも常識だった。
身体洗浄施設、毎日利用は、非倫理極まった。
極悪野郎を、肌にて自認、との成文筆記中営為に相当した。

しかしここは、疑似外交を認めざるを得ない、稀有なる大型、星際旅館。
ここでの歩みは、外星人とのすれ違い際での愛想笑いを想定すべし。
瞬時なるその機、長く残るは不覚感慨。
外交視野は、事後、どうなる。
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これ、一人として云わずべき、璽奥。
狼狽は、これを、暗中のロウソクの柄に貶める。
あれは、どこに置いてあったか。
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女子の修学意欲は、どこの路地裏に迷いいくか。

二日に一度:上海から深圳にかけての女性
三日に一度:三日目の午前や昼間を急いで選びしは、多くの市の男女

外星人も、呂雨濾を毎日利用は、せずだった。
男女共に、二日に一度が専ら。
“考えに無い”、“面倒さ、の係数を面倒にしていくとの捉えを、自ら選ぶべし、一選びごとと思う。身体の洗浄頻度は思う、に介入していくと、思う。”、“眠りを妨げる一、派手な、化粧水浴び価値”。

口内の洗浄は、宿泊者は他の旅館と同様に、自室で、だった。
持って来た器二つ、または三つ、呼び名それぞれである、棒の先に生える毛、歯磨き粉を用いる。
毛は、大陸ではイノシシ、タヌキ、ウサギ、犬。
西日本では、犬、稀に猿。
歯磨き粉は以前言ったが、大量本数が、東アジアで流通していた。
現代に見える大小それぞれ、旅行向けらしきやら、チューブに入りしは、白い練り餡。
大抵の人間は、その他の口内洗浄用具を携帯していた。
糸で、歯間掃除、堅いガーゼ段階なる綿布がついた棒で、口の中を全部磨く。
水は、給仕に依頼し、水筒に注いで貰う、パウダールーム系の間で水筒や器に入れる。
口内洗浄の頻度は、女性は朝と、二時半に計二度。
男性は就寝前に一度。

専門的な洗面所機能を、宿泊室の外に置こうとはしなかったのか。
一室ごとに一カ所、いや複数機能を、一カ所に、これらの議論は、ねおには不可能続けだった。
苦手らしい。

利用後の洗浄は、床、壁それぞれ用の専門薬液と、化学繊維の柔毛系掃除具が、二日かけて徹底的、だった。
長期滞在者の部屋については、当人にどうにか依頼し、十日おきに、清掃時間を得ていた。
もしくは、部屋を移動して貰っていた。
天井の洗浄は、冬、休館期に実施されていた。
薬液は、金星技術が京、純正品を製造した結果だった。
原材料は金星人が宇宙船と人力が曳く台車で、

ここに存在した、十三畳程度と、小さな木造倉庫に搬入していた。
ここには、身体洗浄品や、医薬品の製造資格を問う頭部負荷提供図面、美術品工程にとっての原材料が置かれていた。
京産大の近くの倉庫に比べると、極めて小規模。
以上二カ所以外には、金星文明との物流接点区画は、京には存在しない。
木造倉庫には、その他石鹸、洗髪料、洗体料、歯ブラシ、口内洗浄具各種、目薬製造段階への資格詰問図面、異文明間を物流が跳躍すると付随するらしき、道路工事現場に見える柵やらコーン、道路ガードごたるのが点在。