青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
https://www.youtube.com/watch?v=CsI7GSs4d1s

上京堀川うえいあはね北小大門町奥入リ朧月見夜百三

1583年04月17日 00時00分00秒 | 投稿

洗濯槽の代役として、パウダールーム扱いが妥当な、女性用厠近くの洗面場が用いられていた。
ここには、木の箱が置かれていた。
精神が息をし易いように、との計らいにて。
当時の民度に、これは木の箱を通じ、理解されていた。
中には、目が自由に見下ろし、栄養として、ほふっても良いとされた、飾りが置かれていた。
小さな五角形の木の箱に健康な土と、東南アジア原産の小さな植物、等。
木の箱から、飾りをどかし、箱を拾う。
水道の蛇口がある洗面場は、広いとは言えず、鏡は、基本的には、無い。
奥行き二十七糎程度のここに、箱を置き、湯と洗剤、洗濯物を入れる。
女性用厠と、この間は連結してはいなかった。
そして、ここでの洗濯者は女性が多かった。

洗濯を干す、紐を用い、洗濯物は宿泊する部屋で干す。
結ぶ突っかかりは、室内で無理矢理見付けていた。
ねおでは、いつの時代でも議論の題材に洗濯槽が挙がっていた。
長期にわたるご滞在を、期待しておきながら、お足元を、どう計らうべきか、と。
客の手作業を、ねおが当然視し、在ろうとする。
これが大いに障った。
ねおの在り様は、洗濯槽とは相いれなかった。
ねおの、四肢関節、不動領域に客の洗濯は存在していた。
痛いところだった。

外星人は、自室からしょっちゅう瞬間移動で帰ったり、戻ったりしていた。
搬入荷物は、無しが大抵。
その他、手のひら大まで、荷物を圧縮可能派が居た。
必要品目が毎度、新品幕屋に一式揃っている派は、タバコの五分の三ぐらいの大きさの黒い楽器印象物に、認識を浴びせる派だった。
表面の文字群、どれかから、バサバサと音を立て、幕屋成分が沸いてくる。
手品ではなく、異空間技術。
認識を幕屋に浴びせると、再びバサバサと音を立て、幕屋にひっついているタバコに吸い込まれていく。
もし廃棄したならば、暫くすると、異空間技術により回収され、消えていく。

外星人で洗濯と縁があったのは月人と金星人、そしてその他僅か数えの外星人のみだった。
ヌァンウァン式洗濯が専ら。
これはもう挙げた。
洗濯槽を、彼らは探さずだった。
滞在日数に応じた着替えを準備していくのが、彼らの習慣らしく、洗剤を持っていく派が稀だった。

滞在予定日数に応じ、搬入荷物が大きかったのは月人と金星人だった。

例えばこれの、二・三倍の鞄を曳き歩いていた。

殿方向け大浴場、三施設には水道蛇口が七、十四、十九口(こう)備え付けられていた。

素材はこうした真鍮製の表面で、

これの頭部を押すと、例えば百二十秒ほど、水温三十七度ぐらいの湯が高さ三十七糎から、出る。
蛇口の実際形象は、

三通りだった。
蛇口の製造はヌァンウァン管区の外交方針と共振する場合が多い、左との近親管区だった。
難波の与力町よりきまち、の二十四時間電灯が灯る巨大倉庫から、四条河原町鍛治屋町の銀鈴屑星くずぼし品目展示施設へ。
“京のみしか使用候補は無し”、がここへの漂着理由だった。
難波への転送は、宿泊費の支払い、の相。
ねおへの確実な漂着など、当該管区は作為してはおらず、結果的に難波の倉庫で、衛生観念、銀鈴屑星四肢関節の頭部、との成文が、文末、途中、透明顕現、の運びとなっている。
銀鈴屑星四肢関節、大量により。
水道下の籠と排水構造、瓦斯二年量内蔵型焜炉、水道蛇口、食器、指が引っ掛かる水飲み器、皿立て、食器干し、等。
焜炉は難波の高級料亭行き。
ぶん取られ、の相。
椅子は四基のみ、七つのみ、十四。

用いられし染料により、
黄檗色きはだいろ
脚の長さは、画像の五分の三と更に短い。
中央にもう一本、真っ直ぐである脚があり、これと左右の脚は、九十度折れ、一度を望む梁が計二本、前方では上側、後方では下側から生えている。
桶は、七、十四、十九個。

これの取っ手棒が、

こうした楕円形、檜製に付いていた。
帯は、漬物の樽に見える植物素材が二本。
蛇口の前に、必ず客を座らせるべくの思想と、配備の実際は、大いに失礼。
ねお側の頭部へ、営業期間に比例し、抉り込みいく被害が象限なる。
では、客は蛇口前で、あぐらをかけ、と言うのか。
ねおは、無言だった。
いつの時代でも、給仕の爆笑のネタだった。
訳の分からん、パイセな思想の配剤が、足りぬ椅子の個数だった。

姫方向け大浴場、三施設も同様のしつらえ。
水道蛇口が五、九、九に椅子が一、八、五基、桶は五、九、九個。
二、八、十一組が、洗髪料、洗体料の組み合わせ、殿方向け大浴場での数。

鏡が置かれていたのは、姫方向け浴場、大、中の内部、または脱衣所。
一枚に、入浴機会は必ず出会っていた。

浴場施設に、足拭き、体拭き用の布は、置かれてはいなかった。

呂雨濾の間は、男女の暖簾に分けられていた。
三十五基の内、二十が殿方用、十五が姫方用。


女性用浴場、大、中規模のみに、計三カ所に、呂雨濾が置かれていたよ。
紐を引っ張ったら五十、六十秒ぬるま湯。

外星人は、浴場は利用せずだった。
利用するなら、みんな呂雨濾の間。

入浴具一式を、浴場利用者は一人残らずが持ち抱えていた。
石鹸や、石鹸効能を有す粉末、体を洗う荒布を。
石鹸類は、洗浄効能が現代の製品曰く、当社比四倍から十・五倍となる。
原材料は既に絶えたる植生が多い。
やたら花弁が厚い、白いユリ状や、スズランの花、蕾段階、鈴生り。
西日本産は、現代製品、当社比七倍から九倍。
台州から汕頭にかけた大陸沿岸で過去より長く、流通していた粉末は当社比三倍から十倍。
女性向けは、当社比二・三倍から三・八倍だった。
体を洗う作法、意識を向ける順は、出身国それぞれで、色々とやかましき、だった。
視界に映らざる領域を洗う際は、目を下に虚ろに落とし、無様表情を湛えるべし、等。
上半身以外を洗う際は、心中に、普段は云えざる絶叫を満たす際、それに要する自己の顔を想像、せしめられるべし。

洗髪料、これは高かった。
持ち得るのは、金持ちの女性のみで、容器はプラスチック製が多い。

木製、円筒状であったとして内部と表面が化学塗料で覆われており、プラ、木、共に、上にはアルミ製の雀のクチバシと頭が乗っている。
半透明のフタが備わっていないなら、堅い紙製のフタを手に入れ、それで覆うべし。
製造地は例えば難波の地下や、大陸沿岸からやや内陸の地下、月文明圏が運営中の有人工場。
完成品は例えば、難波の物流倉庫や、清の福州郊外、新聯シンレン村の物流倉庫へ転送されていった。
転送先は日本では近畿圏が多い。
大陸は沿岸の市。

洗髪料の洗浄力は、現代製品曰く当社比と変わらん。
石鹸は泡は出ないが、洗髪料の内、僅かな品目は泡を沸かせた。
漂着先は上海の金持ち女性のみ。
気分は頭皮より月人、との事。
男性は毛髪を洗う術は、泡が出ない石鹸。

毛髪洗浄後に用いると、保湿成分を浴びると信じられていた、すすぎを必需とする毛髪用化粧水が入った瓶、曇りとざらつきを認める液状成分は、漂着先は上海と難波の櫓、最上階家系だった。

これの、瓶のみ、追加身長一・五糎に

これのフタが被る

浴場に行ったら、椅子が足りん。
致し方無し。
男性なら蛇口の前で、あぐらかいて体を洗いおった。
女性なら、両足を片方に流した姿勢。

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