青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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上京堀川うえいあはね北小大門町奥入リ朧月見夜四十五

1583年02月18日 00時00分00秒 | 投稿

二分半、互いは俯瞰上、璽奥の時を無言で過ごす。
明かし開きし性器、挿す知性の視線。
そして仕手は視線を右斜め下へ落とし、祝詞を漏らす。
その音調は受け、の至らなさそのもの鳴らし。
何故。
至近距離で沸く思考は、先刻のうんざり感を忘却させている様、発生事実すら無視。
早口で言葉を交わし合う男子は概況を共有し合う。
“注視のみでは足りぬらしき、こちら側示すべき、感慨まとい作法の方向性は、彼女が始終身を委ねていた、自己の至らなきへの、数理記号支配作法反抗、そして深みとは、全身深部を震わせる程との、一秒前自己からの超克美学体現の時、十秒。
こちらと彼女の人数彼我は、如何に勘案すべきであろうか。”
答えは、沸かずであった。
仕手の肉体的鈍重認めの祝詞が時をまたぎつつこぼれている。
受けは悩む。
仕手は、両膝が限界まで外側へ倒れるまで、両かかとを臀部へ引き付ける。
すると両膝はその重さ任せで床に着こうとするも、両かかとの側面と股関節が両膝を床から八糎浮かせている。
思考が二十秒程飛ぶ、男子。
股開きの祝詞から無言に移る仕手。
京の奥、脳が捉えられず領域、紙灯篭照らしの壁に咲きし赤き花は、虚ろならぬなまめかしきぬめりまとい。
「ぬからそこのおろののこすのこのや、う、わ、い、い、き。」
仕手は視線は在らぬ前方を見詰めている。
十五秒、無言の二者。
「ぬからそこのおろののこすのこのや、う、わ、い、い、き。」
重量当惑の視線を交わし合う受け。
座席を選んでいる後方の男子達は、要望が何か分からず、怯えている。
何を、どうしろと、言っているのだろうか、分からない。
「ぬからそこのおろののこすのこのや、う、わ、い、い、き。」
“足りぬらしき介入量に、人間の素朴動態の混在を彼女は認めている。
立ち上がりの動きのように、発生する重みの、的確な霧散役を認識せずのままの遂行ごとに、彼女の声は感応している、と感じる。
私へ、声、意識、仕草、何らか、立ち上がりの動き象限を指向せしめろ、足りていないのだ、との唱えではないのか。
再び、だ。
乱雑な眠りが、責められている。
過去の、乱雑に組み上がりし、流水木材共による櫓やぐら、を押し流す、何らかの洪水を自ら引き起こせ、が主題の最奥の譜面ではないだろうか。
こうした、捉え、いや・・・憶測の懸命な・・・知的、そして同時に大いに性的・・・全力構想を、自らが組み立てしとの時は、こうした舞台と客席との、文明内に穿うが、たれし、残虐な身分敷居の間が、非民主罵声な事に、選挙公報可能ではある。
そうした組み立ての時が在ったとして、文明での、頭部への残虐手術の間の成立法源は組み立て推移の説明の拡散現象を許さぬ力の執行を隠し持っている筈だ。
この舞台は、舞台非鑑賞の人間に、舞台の璽奥の流言を漏らさせぬべくが主目的ではなく、ともかく組み立てへ駆使されし言語を、客席の頭部から、どうにか霧状へ蒸発せしめゆく。
この舞台の準備構想力、別れへの滑走路での疾走推力へ付随の危険とは、忘却が近いと見る。
ところで、私達はそれには至らない。
何かが、至らないから、のようだ。”
仕手の姿勢と表情は一向に変わらない。
「ぬからそこのおろののこすのこのや、う、わ、い、い、き。」、は二分半置き。
後方の座席の四名は、頭部の疲弊量の格差を表情で乱暴に提示し、前線への協力を申し出ている。
「彼女は左右の照明にすら一切の引っ掛かり印象を露呈してはいない。
室内の空調構造、天井の僅かな反り返り、照明の光の維持状態への苛立ち、人間視線への内部進入形跡による潜航憎悪、横暴鑑賞資本たる座席数との論外ごとへの、論外攻守人生是認刺激、幾らでも視野は検討済みだ。
何を、注視せずにあって、何が不足している、こちら側、いざない仕草を仕向けられし、俺達なのかが、不明なんだ。」
「流水木材共による櫓やぐら、を押し流す、何らかの洪水の術は、」
「探し続けている。」
「思考による憶測の組み立てにとっての、眠りかけながら編纂なる自己陶酔詩編、は何だ。」
「注視は無関係の筈だ。」
「こちら側の人数を、突如無視せし、陶酔予定伴わずの果敢行為象限はどうだ。」
「検討済みだ。
人数を無視した教室での駆け落ちの時は、今となっては、どうしても人数推力を避け得ずの、飛行機模型飛行実験団との謀議ごとの相をすぐさままとう。
予想されるのは残念な不満音調の祝詞の始まりだ。」
仕手の姿勢と表情は一向に変わらない。
「ぬからそこのおろののこすのこのや、う、わ、い、い、き。」
広間の男子の苦悩は続く。
既に一人として股間に性的興奮がたぎっている者は居ない。
折り紙の鶴の折り方が二度口上される。
男子にもはや浮かぶ案、打開策は無かった。
そうした現況を自認する冷静さも無い、苦悩の深みに在った。
すると、仕手は祝詞を変える。
“知性の縁、頭蓋の重みが苦悩のそれと混濁認識していると疑われるさ中の顔とは、かくなる指摘を言い放たられる対象の者の眼球を秘める、覆う、放り開くが過去は明瞭に自在であったと信じる様は、縁観念の内と外、いずれでの発生が軽きであるか、苦悩の重みを取り払ってのまぶたの軽きが如く、すぐさま答えてみよ。”
男子に聞こえるには、“苦悩に長く佇んでいるのは分かるが、正解とは苦悩をもたらせし真剣思考から近似の象限には存在せずと、こうした音調から信じ、そして視野を他に向けてみよ。”
仕手は右膝を立てる、倒すをはためかせる。
速さには、ゆっくりと速いの捉えいずれへの否定検討思考の強さが常に一程度維持される、非常識な作為濃度が灯っている。
もう頭への負荷が限界だった。
言語は異なる、かつ芸能象限が座席の者への話し掛けは互いに、座席の重みを人生にのしかけ合う事だと知っているが、一人を皮切りに、金星人は彼女に肉筆の言葉を投げ掛けていく。
主題は一様で、“何をすべきだと君は仄めかしているのか、分かる手立てはもはや何も無い状態だよ。”
ゆっくりと、五人が一人ずつ語り掛ける間、仕手の視線は微妙に上下を虚ろい、膝のはためきの速さも時折変わった。
“やばい状況じゃないのかこれは、周囲にどうした顔が漏れていってしまうだろうか後に。
今沸く濃厚な憶測とは慨嘆と同属性だと感じるぞ。”
後方の座席組は頭を覆っておののく。
後方は遠距離で沸く思考様式を自覚した相談に耽っていた。
“首を動かし、鋭敏理性を灯す視線を合わせたい、との姿勢を彼女に伝えてみる”は功を奏さず、に終わった。
仕手は膝のはためき速度を作為さを漏らすゆっくりへ変え、祝詞を口上し始める。
これが、毎秒、即興の創作印象露呈しまくりとの、彼女の生返事判定。
これで金星人の頭はパイセした。
爆笑する前列組。
“何を言っているんだ君は。
ここで何を言わされているのだ、を今になって否定する君とは、今までずっと自らの生レス続きだった、が答えか。”
“ありえねーよ君の生レスの音鳴りは。”
“人間じゃねーよじゃあ、君の土方姿勢からのあの大砲発射痙攣やらも君の・・・ぐひゃひゃひゃひゃひゃ。”
後方も釣られて笑いに至り、広間は横隔膜の痙攣声に包まれる。
四十秒、爆笑が続く広間。
あまりに、おもしれー。
そいだもんで、何が要望なのか、分からねー。
どうしよう。
考える。
さっきの彼女のレスに頭が結論を求める。
あまりに、おもしれー。
そいだもんで、何が要望なのか、分からねー。
どうしよう。
考える。
さっきの彼女のレスに頭が結論を求める。
繰り返す。
しかし、仕手には何も効かない。
受けの、レスは鈍き続き、との俯瞰上、かかと向け合い状態は仕手の躍動性を厚い氷の内に秘めたままだった。
無表情で右膝のはためきを続けるのみ。
もう、眠いべ。
視線で察し合う男子。
ここらでお開きにしねーか。
しかし、彼らの立ち位置にあっては、芸能舞台の含意、未到達ながらの帰投は色々と後の軍歴に障る。
あの、赤い性器は結構頭に堪える。
血流と興奮の程度の調整は不可能とみる。
仕手は足をはためかせながら、色々と祝詞を放ち出すが、男子はそれに気付かず退室後の予定を話し合っている。
一握りがそうした二者の在り様に俯瞰上気付き、濃い含み笑いを漏らし始め、すぐに爆笑に至る。
周囲はその理由を察知し、視線で伝え合い、広間は再度爆笑に包まれる。
俺達、俯瞰上、彼女を横隔膜に仕立ててしまっているよ。
まだ膝をはためかせているよ。
もう、日常言語を人間的声の抑揚で話してみてくれないか。
・・・ぬ・・・濡れが維持されているよ、ぬおぎゃーーー。
爆笑が濃くなる広間。
な、何でだよ君はーーー。
え、え、えええーーーっ。
分かった、膝のはためきで、君はその赤い蕾が刺激を得てしまう、のだろうかな。
得る、と知っていて、はためかせていたの、かなぱぎひひひひひ。
も、もしかして、君はこの広間に居る人種が異なる男子の真剣思考を、生レス放りと舞いの時で濡れに変換していたのかにゃみひひひひひ。
・・・性的興奮だ。
女子とは貪りとは、大いに自由。
これがこの舞台の主題だったのか。
そうかもしれないな。
しかし、仕手には何も効かない。
受けの、レスは鈍き続き、との俯瞰上、かかと向け合い状態は仕手の躍動性を厚い氷の内に秘めたままだった。
無表情で右膝のはためきを続けるのみ。
仕手は確かに、男子の視線を刺激として性器を湿潤させ続けていた肉体生理にあったが、その気付きには至らない。
“何も、分からないよ君の舞台は、とこうした顔色と声色で伝えてみる。
しかし、私達は舞台の主題とは理解に到達せねばならないならない・・・立ち位置なんだ。
あまり言及はしたくはない足首の飾り事実だ。
どうだろうか、こちら側の理解姿勢を足場に、正解を教示してみてくれないだろうか。
君の雄弁な声色でそれを察する事にしたい。”
二名の男子が身振り手振りで仕手に伝える。
膝をはためかせて聞いていた仕手は膝を止める。
そして後方の床に置いていた両手を拾い、両膝の前に手の甲を置き、曲がったままの右脚を前方へ投げた、砕けたあぐら座りを選ぶ。
無表情での告げ事の時が始まるが、受けは致し方なく失笑を漏らす。
これ、存分に祝詞音調なんだが、彼女のガチレスなんだよな、うん。
レスは厳しい内容に満ちていた。
何もかも成っていない、言及深部が浅い続き、肉体由来の驚愕を諌めようとはせずの無勇敢続き、こちらのレスの音鳴りの浅き領域への肉体的銅鑼鳴らし反応の起点は、そちらの至らなさ続きとの素性を、分かっていない。
肉体ならぬ、精神にとっての、支配ならざる根幹四肢の惟神の動きを明かせし側への、勇敢な接近万象とは、人の芸能あらゆるの、編纂が自在なる辞書への最短距離にして、容易なる執筆にとっての、支配ならざる根幹四肢。
かくなる璽奥、言語を違えし者同士にありながら、音鳴りに存分に乗りし意味が為しゆくは、過去の芸能記憶を明かせし耳、四肢仕えの破壊。
分かる、か。
分かりいき、にとっての根幹を果たせし惟神への至らなき共が至りいく、必定の未来、四肢の破壊、を明かす音鳴り、戦慄を。
母が子を諭す際の、逼迫と常識、相互の編みしまりを分かろうとせずの愚物が耳を聡く構えたとして、対象に選ぶ他は無い戦コル知略は、過去まで仕えし四肢を破壊しゆくが、一度切り続きの機会を粗末に捨てし至らなさのほころびは、つくろえぬままなのだ。
やり場の無い徒労感に包まれる受け。
“そんな事では駄目だ、とは伝わった。”
途方に暮れる男子。
泰然、霊妙なるあぐら座りの全裸の女子。
こことは、京の央の奥おうのおう。
そう、主張すは、今や俯瞰上、赤き蕾と知らずは、それを抱える全裸。
説法効能系と思われの祝詞が続く。
男子は今更ながらの気付きに再び追われる。
祝詞を遮る二者とは居らず。
“時間を元に彼女は責め立ての相を帯びる、との指摘が成り立つ。
その成立を呼ぶ際、これを頭部と見なしゆく推移は、雌雄、片方の不足を特に論難する、との慨嘆は文法上硬質。
時間との、大気上振る舞いへの、乱雑態度とは、彼女の主演演目を以ってして、医療上寛解効能を過ぎるのだ・・・との憶測を構成しゆくとなると・・・眼球という一人でもまだ外界へ強欲振る舞いの情報収奪器官は、俺は・・・どこを診るのか・・・彼女の表情ではなく、下半身に咲く赤い花、性器の方だ。
選択の理由は分からない。
眼球と彼女の性器は、濡れている。
ところで、俺の性器も同様、なんだ・・・。
だから彼女の濡れた性器を一切あげつらい、頬の揺れを得るつもりはない。
この演目とは、時間のように、大気のように、気付かず、見えず、自己を呑む何らかを、知る事が主題なのだろうか。
その際の知るとは、濡れた性器への知的嘲笑無き、自己の全身邁進こそが、唯一の正解だと、舞台と客席の間の通路観念、脳の溝が頑迷に指定しているのだろうか。
絶対に間違ってはならない。
知的嘲笑量が混在してはならない。
ところで、彼女の性器は、彼女の舞いと台詞、いや独自レスを、大気のように呑んでいただろうか。
気付かれずのまま、尽くしていたのだろうか。
分からない。
彼女の性器のように、始終濡れていると気付いた俺の眼球は、とにかく彼女の顔ではなく、性器を注視してしまう。
それは今、俺の性器が彼女のさっきの大痙攣によって濡れているからだろうか。
分からない。”
祝詞は広間に響き続ける。
そして、男子には仕手が披露し続けていた舞いを、記憶しているとの意識は無い。
舞いの素性は、仕手の四肢の根から霧状律動との、祭祀象限にして、受けの自我への浸透力は、自我による抵抗量への霧振る舞い否定が素性。
これ、長期美化は理性文明人に許されぬ、祭祀由来政権、極悪の一性質。
発行書類に残らぬ兵士律動力、官邸にて野放図増幅を非弁明。
前列に立つ男子は、祝詞を遮らずの声量で隣と話し込もうとする。
その時、知的計画との球体頭部は、霧から結露せし水分で滑り、回転する。
「なあ・・・。」
目線で彼女の両足の間を見やる。
(・・・何だ今更・・・彼女の、赤い性器が見える・・・。
濡れている・・・。)
「あの時の俺達の解釈は間違っていたんじゃないのか。
彼女はこうも堂々と、無垢を主体的にまとう様、こちら側の爆笑を無視して、との台座の上の花瓶だ。
彼女とは、性器の湿潤状態を維持するに於いて、さしたる作為は伴わずとの、彼女側内在説明を指摘出来る。
女子のみならずの人間とは、濡れて生きている、が舞台の主題と感じる。
どう思う。
すると彼女の性器の湿潤とは、人間肉体に内在の不可視躍動、冷徹な医療措置を必ず、無視、侮蔑する事無く無視、跳躍着地す、との美学上主題に参入する筈だ。」
「そして、どうしよう。
お前の見立てが正解に近いとして、こちら側の誠実な接近言語は彼女に突き返されているんだぞ。
彼女の佇まいはもう長く変わらない。
どうすべきか、」
「人間内在の不可視躍動は、文学的冷徹描写と科学的臨床接近を頑迷に忌避するのが性質だ。
長期、短期いずれの濃密検討計画を伴わずの、人間交流血管、形成営為への毎秒没入だ。
これとの芸術作品への頭部の溶け落ちの時は、指の動き、毎秒を詳細計画はせず、だ。」
再び、目線で彼女の両足の間を見やる。
「・・・どう、しろ、と。」
苦、笑い、。
「落ち、着け。
今しがたの俺がお前に見せた、こうした肉迫説明の時を、周囲に教えていって欲しい。」
「・・・目線、か。」
「そうだ。
普通のそれではない。
真剣なる芸術参入との眼輪筋を俺達で形成しての視線だ。
そして、次の彼女の出方を伺うとしよう。」
二人は他の前列男子に、無計画の指の動き、を伝えていく。
前列男子は、芸術没入中の指の筋肉と眼輪筋、非弁別との“世に在るとの指摘を、人間に一瞬すらをも、永遠に許さぬ神秘顔料”が、視線成立の周囲条件に、付着していくようにする。
人に自由ではある、霊、の時。
受けは、何もかもへ、耐えられなかった。
疲労の相が近い。
芸術没入中の指の筋肉と眼輪筋を非弁別は、二者を知的察知しつつの、作為対象としては立たず、を実践出来なかった。
野卑なにやつきを灯した、ではなく、舞い続きにより疲労溜まりと思われる彼女への接近推移に付随せし、肉体的喜びを仕手に差し向けてしまう。
在らぬ前方を見続ける仕手は、祝詞は止めている。
“常識からの乖離をまとう芸能舞台の中、現実からは寝ているようで、あなたはそうして、明晰さと、菓子崩れ音告白いずれを分け隔てずとの衒学段階話法を続けている起き様に在ると感じる。
この状態に在る中、あなたのどこが、起こされようとしているのか、分からない。
私達にとって不思議に思われる演目を、長らく修練していた日々があなたを、四肢と発話の特異・・・な段階に見事に至らしめていったのか、それとも別の演目が・・・”
仕手に話し掛ける男子には笑みが灯っているが、その笑みの自らの意思ぶり、玄妙なる狂言舞台への霧状登壇芳香は皆無だった。
声に、日常景色内の物置き違いへの指摘の色が混じっての発声は黒雲内の稲光状。
「のうこうい。」
視線は在らぬ前方を向いている。
“へ。”
“・・・あれ、こいついかん事言った判定。”
“・・・これからどうしよう。”
語り掛けた男子を咎める気は誰にも沸かない。
この状況にあっては、ここの誰もが、自然と至り得ていた語り掛け内容だった。
今すぐ弁明を展開しようか、との声と表情を漏らし合う男子。
今までに無い、叱責意欲籠りの祝詞が始まる。
全てへの呆れ笑いを漏らす。
“あーあ、もう何もかも終わりだよ。
こちらの知恵の絞り取りの結実は意味を為さず続きだ。
どうしようも、無い。”
膝に手を付いてうなだれる、腰に両手を当て天井を仰ぐ、両腕と首を無体重にするべく維持を止めて放る。
説法系祝詞を続ける仕手は、そしてある時、腹圧周辺の筋肉成分が明らかに濃く籠る、人間的怒気を発する。
「・・・のろのこのそほろこ、おろこのほそのこの、うらかなき、・・・・・・。
う、り、き、に、
きっ・・・。
おおくっ・・・。
ぬいきりにっ・・・。
いやじーーーっ・・・。
くいりき、ぃやっ・・・・・・。」
椅子に手を付け舞台後方へ首を垂らす、椅子に座る、濃い精神疲労と共に下に落ちる視線が下半身の制服を見ると、射精の濡れは露呈していない、との人生安保上事実を新たに更新し、安心が下へ揺れ座る者それぞれ。
こっちはもう、何もかもが無理だよ。
苦い人生嫌悪の顔の露呈へ抵抗する術は無く、それはすぐさま。
椅子にへたり込む、腰に両手を当てての困った身体表情を在らぬ方向へ揺れ歩く、禁忌ごとである造形済みの固体への即興気味なる機能侮辱、椅子の上辺への腕と顔を乗せての身体言語、造形者の機能美観念への愚痴浴びせ。
広間の男子は一様に、疲労、無力感、四肢に籠る鈍重判断判定量に意識が呑まれていた。
論難染みた説法は続いている。
“この部屋をただ黙って出て行こうか。”
この検討は、そこら中の同輩に共有を憶測出来た。
しかし、頭部と全身を隔てない、苦みがすぐに髪を引っ張る。
“彼女は今までこれ程、自己の在り様が芸術的観点によって練られる、刺激を絞られる時、に身と精神を委ね切っていたと、強固に憶測する。
彼女はそして始終、性器を赤く濡らし照らしていた様を隠さず、露呈し続けている。
こちらの爆笑への精神の起伏とは皆無。
そして俺は、性器を濡らしている様を周囲や彼女に隠し続けている。
何故、彼女に無言のまま立ち去れるのだろうか。
それは、辛い事だ。
彼女をここに、そして俺の記憶の寒い物置に置き去りにする行為だ。”
ある男子が気付きを隣に明かす。
“彼女はあれ以降、自ら性器を刺激してはいないが湿潤が維持され続けている。
何故だろうか。”
迎夢で水を飲まず、練らずとの弱点無しの設定の人間関係対象はかつて、制作者は一人として許容せずであった。
一のみ、との例外を成立させるとして、これは必ずまずは業界を、そして人間観念に穴を深く空ける故。
理由の根源には、人間とは、を問いゆく人間が無垢に頼る、人間とは、との表記の成立推移が無垢に飲みゆく時間や知的資源が関わる。
無敵の伽羅などは、おかしいのだ、不快なのだ、不健全なのだ、気味が悪いのだ、が急いで沸き上がる毛嫌い感だ。
とにかく、飲む水の質の維持を図りし、薬学知見の民は、論難に会わず、諭す権能を有する。
論難に会わず、諭す権能を有する、とは水への内部進入の先、喉への君臨を指す。
彼女は、人間とは、との表記の成立推移に必ず要する、時間の存在を認めている。
彼女、人間肉体は、湿潤し続けている事を通じて、だ。
何故乾かない、何故まだ濡れている。
それは彼女という人間が時間と言う人間包摂大気を認知し、抵抗し続けているからだ。
どうにかして水を飲み、性器に循環させているからだ。
時間を消費して水を飲み、時間経過による性器の枯れへ、抵抗し続けているからだ。
彼女は時間の中で生きている、これは間違い無い。
彼女が飲んでいる水の質を明かし、こちらが調整せし量を彼女に勧めてみよう。
三名が、医学目的堂々露呈の吟味の表情に勝手に生える、機能収奪視線を今更ながら彼女の性器に指向させる。
どういった変化を晒しつつ、彼女の性器の湿潤は維持されているのだろうか。
仕手は不満気に立てている左膝に左手を引っ掛けて背中の倒れ推移を中和している。
三名は性器が見える位置へ移動を図る。
そこで他の男子が動きに気付き、構想が共有される。
“無意味だと思うぞ。
もう止めようぜ。
あの顔に今更何かが伝わるだろうか。”
“水は何かを探り、それを伝えるまでだ。”
“今まで何を見て来たんだ、無意味だと分からないのか。”
互いは口論染みた声で問答し合う。
この時、口論に関わっていた一人が鍔迫り合いから抜け、最前列の椅子に足を広げて座り、頭を抱える。
性器は先程からずっと、立ってはおらず。
無言続きだった仕手の視野にその様が、虚ろならぬ明瞭に映る。
視線は前方を向いたまま、こう歌う。
“何故、大きくなってはいないのか。”
驚きに広間は凍り付く。
祝詞が始まる。
“性的に猛っておらぬ故を問わずとの虚ろな性と知性を放ったままにしている四肢は、知恵を宿しておらぬのは何故なのか。”
「分からねーよ何に反応しての祝詞なのか。」
「俺、もう無理、この状況、倒れそう。」
並んでいる椅子を連結して捉え、体を横たえる禁忌頂点の利用法、鷲掴み判定が発生。
しかも顔を椅子の背もたれに向けており、現実逃避の相。
祝詞。
仕手は曲げた両膝で“八”の字を描いて座っており、両手の甲が太腿の内側に当たっている。
“色々となっとらんの程度の深み、起点たる過去への知悉ちしつ、との無縁、これらまごうこと無きお前達の人生領分にて置かれし壷の紋様”が趣旨。
無言の時に至る広間。
すると仕手は両手を背後の床に着き、膝を立てての開脚に至る。
男子はもはや、精神根底からのうんざり感の巻き上がりを本能に命ぜられるのみ。
視線は誰もが伏し目が濃い。
仕手の無表情は始終、祝詞を漏らし続けている。
これは彼女、現在の生レス、いや彼女が過去に暗記せし量、無限索引らしき辞書の暗唱、・・・自我はどこに在るのだ。
仕手は後ろに背中を倒していき、両肘を床に休める。
曲げたままの膝は、天を指したまま。
「ぽうろこの、ののほうい、の、う、め、い、い、・・・く、お、あ、な、や、いやじ。」
これを最後に祝詞を止め、無言。
男子は唖然と憮然が入り乱れる。
もう、知らねーよここでの出来事は、どうでもいいよ俺の記憶では。
無言、十五秒が二者の間に満ちる。
男子に向かいしは、濡れ続けの赤の花。
先刻からと同様の、惟神音調の祝詞が鳴る。
これが向かいしは、天井。
舞台左右の照明が発する光の線が走るは、仕手の両膝よりやや上。
男子にとっては、この扱いの捉えは、“舞台と言わず人生場面各所の捉えが過去、抜けていた人間への、への品詞”。
なのに、祝詞は相変わらず、無限の惟神音調か、生レスかが不明。
「あななきに、おののこの、ほ、う、い、あ、む、のりきすぬ、のろこいれじ、のうふろほあふい、・・・」
何やこれ。
濃厚な、失笑が性的興奮指令本能の周辺で、巻き上がる。
ぷげら。
何だよ、君は。
一体、どういった生命体なんだ、ここに住まう人間の女子とは修練を経てこんな人間段階に至るんだ。
有り得ねーよこの舞台。
君は、異文明人捉え、互いに容易の時にどんな計画に身を委ねていった果ての現在なのか、日常言語で後で評価出来るのか、それは不可避だと思うぞ。
失笑中の前線の内、三名がほぼ同時に気付く。
舞台を構成する床板とこいた、に上がらずの位置から上半身をややかがめ、陰毛無き十七才、のうふおうふ ほろろのくほも いやし の性器を、約三十糎離れの眼球共がガン見す。
さっきと比べ、更に濡れている。
それと、三名のこの動きは絶対に彼女は気付いてはいない筈。
これまでにない金切り声での爆笑に同時に至る三名は、眼球がまぶたの中で上を向いて外界へは殆ど白目。
「ぬひゃきゃひひひひひひ。」
「はにひひひひひひきひひひ。」
「ぶほらいふおはははははははは。」
これが瞬時に前線の残りに伝わる。
これ、これから暫くの套路トウロ、也故、脊髄にて感得すべし。
残りは、まずはともかく、のうふおうふ ほろろのくほも いやし の性器を三十糎距離からガン見す。
四名が、同時に眼球を上へ限界回転させ、白目化。
「ぬ・・・濡れてるよこの人さっきよりーーー。」
「どぅおあああああああ。」
「ぷほほほほほほほほほ。」
「れひひひひひひひひひひひ何でだよ。」
この時、套路の伝道者が現あらわ、る。
明らかに理系風体過剰気味なる面長で巻き毛程度、ふわり円形にて短髪なら髪型への世話は人生長く、面倒が楽との、理系人の含意、社会への仕え君、未来への沸かしめ力、が一人、爆笑しつつ椅子にへたり座る。
細目の顎の痙攣と同期している両目は白目。
下唇は、限界まで口の中の舌を攻め押し、口元が安価人形の絵、古典ながら、安価。
広間の男子が、深く共有せしながらも、足組み等で隠蔽してきた下半身事態、性器の硬直をこいつが露見している様、痙攣へ抵抗するどころか、勃起を湛えし幕屋を揺らしての協賛。
何やこの白目。
気合入った典型理系が明かすなやそれを。
白目の痙攣理系は指を指す。
その方向を見ると、白目が爆笑しているがそいつは立ったまま、幕屋を揺らしている。
理系曰く、“こいつの方が先に有罪だったと言っているんだ”だった。
周囲は、“座ったら勃起の露呈落ち度が免罪されると思っているだろう、とお前を論難している、との可能性に察知したのはどうやってだ、を明かさないまま、他人の股を指差すだなんて、ある種の攻撃的含意を世で無作為に増幅する行為なんだ”、と諭したがる顔を、白目を直しつつ表示する。
すると、隣が“お前、自分の股見ろよ。
十分攻撃的含意を、地下増幅しているぜ。”と気付きを誘ってくる。
「あ、えひひひひひひひ。
ばれたよずっとこんなだよーーー。
じゃあ、お前はどうなんだよ。」
二人の視線は一人の股へ同時に向かう。
「止めろよ、見るなよ。」
あ、かなり膨らんどる。
二人は爆笑を始める。
目は白目、下唇は、舌を攻めて古典人形化。
おい、あいつ見ろよ、あの椅子に座っている。
白目が頭部を上下に小刻みに痙攣させている。
椅子群の上辺を連結して両腕を乗せ、脚を広げてへたっており、既に口元は古典人形化、股間は膨らみをかなり鋭角を維持していた。
痛くねーのかよあいつ。
あんまりだぜあの高さ七・五糎維持中の尖りの揺れ。
気付かねーのかよ。
あいつ、見ろよ、すげーよ。
ガチに頭イカれてるぜ。
爆笑の根本たる、仕手は天を向き、状況へは頑迷にシカト中。
爆笑からは浮き世著しき惟神の音調は時折。
「あらのいそしみ、とこのやはらぎきや、えのぬときの、・・・」
この際、誰か勃起を公に認めて、彼女に巧妙に認めさせてみろや。
挿してみろや。
全て解決するんじゃねーの。
ねひひひひひひひひ。
腹筋がいてーよずっと。
俯瞰上、爆笑続きの男子がただ、女子の性器に近づく。
彼女は、股から向こうの男子の動きは、気付かぬらしき筈。
しかし、祝詞が天井へ昇りいき始める。
男子が客席側を振り返ると、下唇は舌を押し、目は白目になっての爆笑中。
「ほふふふふふふふふふ。」
再び、連鎖が始まる。
そこら中は、下唇は舌押し、目は白目化。
助けて、息出来ねーよ、腹いてーよ、勃起で服が突っ張っていてーよ。
あいつ見ろよ、ガチに泣きそうだぜ見ろよ、との趣旨にて指差し中の顔の白目度は随一中だぜお前、との理由で指差しは無視されるが、随一側はそれに気付かんでまだ中。
お前、ガチに狂った顔してるぜ気付けよ、とお前に、指を差してみるが、全然お前は気付かんまま、どこぞに指差し中。
ところで二人共、下唇が舌を押しての、理系的細顎との、貧相人生顔中。
この二人を、別の三人が気付いて笑い出す。
二人が三人へ振り返る首の動きが、偶然同期してしまう。
その際、互いの理系的細顎、臨時作戦に気付いてしまうと、爆笑による腹筋の痛さと自己の狂気段階が二人を恐怖に陥れる。
もう、こえーよ何がどうなって笑っているのか、一瞬過去を覚えられそうにない現在となってしまったが、おいお前ら三人よ、何でみんな理系的細顎かつ白目、俺らに指差し中なんだよ。
一体誰がガチに、本心の自分を露呈しての表情を灯しているのか、もう指差しでは分からねーよ。
この段階となると、こいつら五名のせいで、理系的細顎、白目での爆笑ながら、そこら誰かを指を差すだけで、相手を理系的細顎、白目での爆笑にいざなう事が出来るようになっていた。
とにかく、実のところ、適当な理由で、普段はあまりいかん事だが、他人を指で差すと、理由は不明なまま相手は爆笑してしまう。
た、助けてくれ、こいつら四人が実験意欲丸出しの近づき方で、同時に指を差してきやがった。
意味分からねーが、とにかく爆笑してしまうだろうが。
でも、何で、理系的細顎、白目を再び採用しての爆笑に至ってしまうのか、こいつらは、理由を明かさねーんだよ。
狂気伝染芸能でも体得中なのか、実験台にすんなやこいつら。
お、お前・・・理系的細顎、白目での爆笑ながら・・・両端からよだれ垂らし召すなや惟神に、汚ねーよ。
(実は、今なら彼女に普段声で話し掛けたら、彼女は祭祀系の祝詞を放ちつつ、俺らの騒ぎに応える為かのように、上半身を持ち上げてくれるかな、と妄想したんだ。
そしたら、非意図的な事に、彼女の顔も理系的細顎、白目を灯しているが、爆笑はしとらん、との祭祀の奥の精神段階、との姿だった。
股は更に、濡れ出して、太腿へのほとばしりは無数本の茎露。
なのかほのはろぱもすー、とかの二者の実生活への無意味言語。
意味は、みんな私と、ちんぽしたいと、肉体が非意図的に認め出しての舞踊修練の時に在るようですね、系。
顔はやはり、理系的細顎、白目。
しかし、しっかりと、左右の手の指で性器を開く彼女。
そのらふすいみほうろうこー・・・。
精神は肉体の未来の動きを詳しく知らずのまま、子供を産む時に快楽を浴びゆくままなのよー。
彼女の性器に近づいていくのは、理系的細顎、白目しか居ない。
二人は狂気の性交の時へ移りいき、精神はその時の快楽を浴びゆくがままなのですー。
一連が、勝手に俺のガチ妄として、あっさりと奔っていってしまったんだよ、といちいち内実告白は出来ねーよ。)
コ、コラァーーー、あいつ見ろよ、股間が濡れてるぜ。
しかも、椅子に座っての虚ろな目はまだ、気付いてねーみてーだぜ。
て、てめーー、俺も実は射精してんだが、思い出させんなや、それは露呈すんなや。
あいつ見ろと提案されたとして、え、えええーーー、射精何か捉えいきたくねーよ、でもあれ明らかに小便じゃねーっていう量による濡れだよ、な。
う、うひょーーー、お前、実は何遍射精してんだコラァーーー。
名前が医学系出版物風体だが、世に無敵君臨知見を突如放つのはお前気付かずの濡れかコラァーーー。
俺もう白目状態がいてーよー、解除してーよー、でもそこら中が白目だらけだから、すぐに連鎖喰らって戻ってしまうよー。
舞台で照明が照らし続ける仕手は、始終シカト。
適宜、祝詞。
全然、聞かれんまま。
意味は、けたたましい者共は、喉の荒き使われを知らずの一秒が、後の二十秒分の日用品丁寧操作意識を求しめるあららぶる姫との素性にとっての、酒呑み給仕との論外共。
誰か今の彼女の濡れ具合を調べてみろよ。
俺が見てみる。
あ、凄まじく濡れてるぜ・・・。
何でなんだろうか。
爆笑。
一体、どうやって、手を使わずのまま、更に濡れていったのか君は。
太腿から濡れがしたたり落ちてるぜ、と堂々口上。
俺、あり得ねー事言ってる。
そこらへ、女子の性器の態様を大声紹介、ぷぎゃひひひ。
え、それほんと、あれよりもっと濡れてんの。
す、すげーー。
四人が性器へ歩み寄って行く。
もはや制服の盛り上がり、勃起は周囲へ隠さんでいい、との貞操段階に至りし血流作用共。

何やこの状況。
俺ら股間を何と斜め上に立たせながら、それを互いが無視し合いつつ、とにもかくにも、女子の性器を見てみよう、との無言提案に従い中。
制服、やや濃い鳥の子色とりのこいろ、
https://www.colordic.org/colorsample/2162

が照明発の光で強く照らされて、煤色すすいろ
https://www.colordic.org/colorsample/2367

の非対称円錐が盛り上がっているんだが、俺達はこうした衣服に直接付随中の謎を問わず、とのあるまじき、人間美観上の落ち度が強力ながら、何故か女子の性器近くで上半身をかがめる。
これは、煤色すすいろの円錐を巧妙に形状崩壊せしめるのが目的ではない。
確信しているが、円錐は、煤色すすいろは、謎は必ず濃くなる。
そして照明の光が、四人の四肢の間を縫い、複数の本数の細い影を、仕手の両脚や腹部に落とす。
四人が体を動かすと、影達は長い指との大きな手を主張し、仕手の全身をまさぐる。
こ・・・これは・・・俺らの制服に生えし、煤色すすいろの円錐の意思なのだろうか。
四人が視線を合わせあっての、すぐさまの連想先は自己の性器、勃起、そして煤色すすいろ、だった。
「何だよこの細い指の手はーーー。」
「触りまくってんぞこれーーー。」
「お、おい、それは誰もしていないんだ、止めろよこの手。」
「俺らが触りとの、お初ごとを達成しにきたみたいじゃねーか。」
理系的細顎、白目、左目が半分瞑り気味、理系的細顎、白目、頭部がやや後方へ引っ張られ、理系的細顎、白目、下唇と前歯の衝突法源が毎秒謎状態顔、理系的細顎、白目、眉間に皺寄せ。
「ち、違うんだ、俺ら何もしてねーよ。」
「腹が筋肉痛でいてーよ、助けてくれよ、怪我してるみてーなんだが毎回、誰のせいでこうなるのか分から・・・なりゃひぎひひひひひひひひ。」
誰のせいで、こうなるのか分からない、で広間の男子全員は、濡れた性器を連想してしまう。
「助けてくれー、顔が引きつっていてーよー。」
“何でこんなに彼女の性器は扇動力が凶悪なんだ”。
これで再び広間は理系的細顎、白目での爆笑が満ちる。
爆笑の声と理系的細顎、白目の視野情報は、連鎖力を毎秒補填し続ける。
「お前ら、触って・・・」
「ねーよ俺ら触ってねーんだが、とにかくふほはははははははは。」
指を、股間に向け、気付きを仕向ける。
お前の、股間に今生えている、煤色すすいろ、の円錐は、周囲とは違い、途中から“く”の字描きとの、造形含意“周囲のせいで、埋没せし捩じれを製作初期より認むが、周囲は如何に製作を通じて、捩じれを解きゆくだろうか”。
何でお前の円錐は、煤色が、そんなに濃いんだよ。

事態に気付いていない者が、へたり込んでいる先の椅子から気付く。
何でお前は、狂乱具合がそんなに濃いんだよ。
“く”の字が灯る股間を示す指すら、踊り狂っている。
へたりはすぐさま、理系的細顎、白目に戻り、爆笑を始める。
“お前はたくましい性的興奮を、手軽に切断処理したつもりだったのか。
さっきはこいつに、何を詰問していた、のを咎められた形の今なんだ。”
男子は全員が戦線離脱中。
床に大の字で全身を寝せているが、再発する爆笑ですぐさま理系的細顎、白目化。
椅子を連結しての長椅子に寝そべり、舞台へ向ける背中を時折痙攣。
右腕を椅子の上辺に乗せての大股開き座りとの論外姿勢は、股間の濡れを全く隠蔽せず、沈鬱な顔を下に垂らしている。
窓に両手を着いて、全身のふくらはぎを伸ばしているが、股間はまだ斜めに尖ったまま。
全て、露呈ごとへの怒りを表明すべく、椅子の上辺に座ってうつむき中が二人。
多数は広間の後ろで今後を相談中、または頭を抱えるやら天井を仰いで苦悩中。
次の人数は広間の壁に背中をもたげて膝を抱え中。
四列目の椅子の上辺に上半身と左頬を乗せながら左腕を舞台側へ揺らし見せる。
並んでいる椅子の端に斜めに座りながら、隣の椅子の上辺へ顎を乗せての考え事表情は虚ろ。
並んでいる椅子の端から後頭部だけを垂らすべくの仰向けは右膝だけ立たせ。
(どうにかさっきみたいに、状況の端、筆の柄役情報が突如火花を発しての全員sparking具現中精神が彼女の性器を一人ずつ触っていこう、との発案に至らないだろうか。
こんな深みの状況に至ったんだから、この際触っておきてーよ。)
十一名。
仕手は舞台上で相変わらず仰向けながら、両膝を立てての開脚中。
適宜、男子から漏れるは濃き失笑と理系的細顎、白目、制服の膨らみ、そして硬質なる筆の柄役情報、土方姿勢からの大砲の連射映像。
あの子な、やおらいきなり、こっちへどかんどかんと、痙攣してくるんじゃねーの。
かなり、濡れが痙攣への即応姿勢を湛えているよ。
あ、微妙に両膝がはためいている。
大砲の予兆かこれは。
好き勝手に振る舞いまくりだな、この子。
何だよこの演目は。
誰が考え・・・理系的細顎、白目化、もほほほほほほほ。
とにかく、男子の前で痙攣してから、爪先で立っての直立を硬直させろ、だの誰がもほほほほほほほ。
俺ら、訪問者とはここの都市の人間の衝動何らかによって、燃料と捉えられているとして、その先とは衝動何らかの、燃料にしかなり得ないのじゃないのか。
この推移とはもしかして、何とこの都市の人間、一人すら、眺望をせずまま、衝動の増幅に、貢献せしめ続け、との狂気芸術の描画線と似るのではないのか。
芸術にとっての為しゆきを眺望せずの、非言語領域での自由狂気芸術、それは非言語にて自己は筆致を覚えておらず、ただ存分に増幅ごとを、得ゆくのみ、これは狂気だと知っている。
ここの人達の在り様には、狂気が併存しているのではないだろうか、頭部の近くに。

天井へたなびく煙があるがそれは祝詞。
広間で各々の姿勢達は、適当にしか聞かない。
ダリ。
祝詞が終わると無言。
彼女は性器を晒している。
俺達も何か言うべきではないのか、自分の性的な領域の事を。
彼女と対等に立とうとしているのか俺達は。
一人として彼女には並ばない。
一人が仕手の性器に向かって、告白をする。
実は俺はここでずっと性的に興奮し続けている。
これは圧搾、無視出来たものではない、と確信したのが今日だった。
全員しーん。
仕手からのレスは無い。
次の告白が始まる。
俺は異性の特徴、性的興奮をもたらす身体箇所は胸のみたるべし、と適当に捉え、性器を避けていた。
だから俺は今日のような、奇態に至り続けたと思っていたが、いや違う。
人間とは性器内部の血流のように、奇態効能続きが精神を立派に構成しているが、それを自己に気付かせないが故に、人間は平然と、外界へ、勃起せず精神を晒して生きているのだと思った。
こうした眺望を得るには、奇態を認める他は無いと思った。
到達への唯一の道は、男女の性器だと思った。
俺は始終、勃起していたよここで。
それを認めたくない精神は奇態を呑み続けたが、その果てに頭の開け、理解に到達したんだ。
全員しーん。
仕手からのレスは無い。
俺は・・・陰毛の役割なんて考えた事は無かった。
君は・・・性器の刺激を考えていない・・・。
そして俺はここで・・・陰毛の役割に追い込まれていった・・・。
無意味で、超常状況の周りで右往左往するだけだ・・・。
何も考えてはいない、という含意の像が俺だ。
全員しーん。
仕手からのレスは無い。
告白は十人続いた。
時折両膝を左右に揺らすだけの仕手は、天井を向いたままだった。
広間後方組は前の方の列の椅子に座っている。
“懸命なる分かりへ無私に尽くしたる、腹の奥にての吐露、惟神の時、聞こえたり。”
男子しーん。
仕手は立てていた膝を、床に着けいくかのように、広げていく速度、これが奇怪だった。
今までの状況全てへの完全無視、との惟神動態の係数。
巫女とは過去よりいつ何時でも、路上での露出狂との奇態肯定ぶり。
すると男子は、舌を限界まで伸ばしての白目化に四名が至る以外は、やはり理系的細顎、白目化。
口に籠り気味の失笑が沸き立つ。
もほふふふふふふふ。
ほほっほほふほほほほっ。
むふむむむむむふふふふむむふ。
天井へたなびく煙祝詞は長い。
これでは相変わらずシカト中か、生レスかが不明。
口を縦に開いての白目が多く爆笑し出す。
ぬははははははは。
うははははははは。
精神がとにかく辛く、涙を流して泣いているのが五名。
気付いた十名の爆笑が濃くなる。
筋肉痛は全員。
腹がいてーよ止めろよ、お前ら、彼女に釣られてどこを、濡らしてんだよ。
ぬやひひひひひひひ。
爆笑組は落涙組以外の全員となるが、もはや苦痛組が九名沸いてくる。
口は縦に開いての爆笑中だが、目がガチに逃避を希望中との恐怖目。
助けてくれよ誰かー。
全部、が居った。
一名、こいつだけは、もはや画太郎、“学校”の一話、修学旅行で良くある事の話、の顔、を調べさせたがっているとの他人多くの顔を利用し過ぎ状態。
全身がいてーよーーーでもおもしれーよーーーそいでから精神が人生へ悲しみを訴えて泣いちまうよーーー彼女の性器はずっと濡れたままでから俺の射精回数、二度を常に思い出させてきて、いたたまれねーよーーーこの気持ちが筋肉痛に重なって全身がいてーよーーーでもおもしれーよーーーそいでから精神が人生へ悲しみを訴えて泣いちまうよーーー彼女の性器はずっと濡れたままでから俺の射精回数、二度を常に思い出させてきて、いたたまれねーよーーーこの気持ちが・・・。
“ちこう寄れ。”
口の代わりに向けられた性器から神勅が下っていた。
男子には全然聞こえん。
五十秒ほど狂乱が続き、精神がへたばった男子は椅子に座ったまま、白目を向いて首が左右どっちかにしおれている。
声が聞こえる状況になる。
何か言っている、みたいだが知らねーよ。
俺達もう、君の開脚、性器を見ると目が白目になって爆笑が始まるようになっているんだ。
“そのまま眠りにつきたいのか。
ちこう寄れ。”
かつて無かった、提案ごと、と捉えられる音鳴りだったぞ。
爆笑が始まる。
前列の爆笑はすぐに後列の白目化と涙目を誘うが、中には何故自己の爆笑が始まるのか、分からない者が居る。
おい止めろよ、何かをもう止めろよ、何かは分からないが、とにかく、全部を止めてくれよ、目と全身が痛いよーーー。
爆笑を無視し、祝詞はずっと天井へ無駄にたなびいていた、事に男子が気付く。
ずっと提案ごとを歌っていたのか。
全員が椅子やら隣の男子の体に体を乗せ付けての理系的細顎、への字口笑い、白目。
仕手の膝同士が出会う、別れて床に向かうとのはためきをゆっくりと繰り返し始める。
祝詞は小声化している。
男子の精神が深くへたばり、爆笑が散発的となると、小声祝詞との相関は、演目の終末感を広間に満たす。
客の感想、もうどうにでもなれや。
「おうなはな、ううりいに。」
膝のはためきは、更にゆっくりとなっている。
注視していた三名は爆笑を吹き出す。
“こちらとしても、もうどうにでもなれ”と言っているのか。
何言ってんだ彼女の口役らしき、この濡れた性器は。
「俺達、もう何もかもが限界だよ。
君の性器への語り掛けとなるが、君の本心は頭部のどこにあるのか分からない。
分かろうとする意欲はもう沸かないよ。
何が望みなんだい。」
仕手は無言で膝のはためきを続ける。
“ちこう寄れ、いちいち爆笑すんな。”
提案めいた、と指南めいたの混在音。
何やそれ。
ぶぱっ。
前列組はいちいち、後列へ顔を向けて爆笑を始める。
目は理系的細顎、白目とのここでの基本。
後列の八割は泣き顔となった。
止めてくれよ今更、一周して元の位置に戻ったみてーじゃねーか。
俺、眼球周辺がいてーよーー、病院行って事態を告白するの恥ずかしいよーー、今の俺の股間もそうだよーー、彼女は全然恥ずかしくばひゃひゃひゃひゃひゃないから、俺達をずっとこんな風に攻撃出来るのかばひゃひゃひゃひゃ。
いちいち、基本紹介のページを開いて後ろに見せんなやもう嫌だよ前の笑い方は。
だから、前歯を下唇に当てる爆笑法に逃げてみるぜ、そして次の爆笑法へと階梯を登っていこう。
さっさと全身の痛みの時を終えよう。
策謀に気付いた周囲は気付きによる爆笑により、前歯を下唇に当てる爆笑法へ瞬時に追い詰められる。
すると首と頭部が、椅子から天井の方へ勝手に猛り上がりつつ眼球を更に裏へ牽引する。
策謀者はその様子による爆笑により、次の階梯へ進めず、顔が固着する。
た・・助けてーー頭動かねーよーー。
男子の精神が深くへたばり、爆笑が散発的となると、小声祝詞との相関は、演目の終末感を広間に満たす。
客の感想、もうどうにでもなれや。
膝のはためきは、更にゆっくりとなっている。
“ちこう寄れ、いちいち爆笑すんな。”
提案めいた、と指南めいたの混在音。
何やそれ。
ぶぱっ。
前列組はいちいち、後列へ顔を向けて爆笑を始める。
目は理系的細顎、白目とのここでの基本。
後列、助けてくれーーーもう何もかんもが無理だよーーー腹減って全身いてーで今現在痩せていくと感じる気がするよーーー俺減っていきそうだよーーー記憶が消えていきそうだよーーー。
男子の精神が深くへたばり、爆笑が散発的となると、小声祝詞との相関は、演目の終末感を広間に満たす。
客の感想、もうどうにでもなれや。
膝のはためきは、更にゆっくりとなっている。
“ちこう寄れ、いちいち爆笑すんな。”
提案めいた、と指南めいたの混在音。
何やそれ。
ぶぱっ。
前列組はいちいち、後列へ顔を向けて爆笑を始める。
目は理系的細顎、白目とのここでの基本。
後列、助けてくれーーーもう何もかんもが無理だよーーー腹減って全身いてーで今現在痩せていくと感じる気がするよーーー俺減っていきそうだよーーー記憶が消えていきそうだよーーー。
男子の精神が深くへたばり、爆笑が散発的となると、小声祝詞との相関は、演目の終末感を広間に満たす。
客の感想、もうどうにでもなれや。
膝のはためきは、更にゆっくりとなっている。
“ちこう寄れ、いちいち爆笑すんな。”
提案めいた、と指南めいたの混在音。
何やそれ。
ぶぱっ。
前列組はいちいち、後列へ顔を向けて爆笑を始める。
目は理系的細顎、白目とのここでの基本。
後列、助けてくれーーーもう何もかんもが無理だよーーー腹減って全身いてーで今現在痩せていくと感じる気がするよーーー俺減っていきそうだよーーー記憶が消えていきそうだよーーー。
ひ、ひーーーーーーー助けてーーーーーーー。
ぬあーーーーー立っているこいつ、白目で爆笑しながら、股間が痙攣しやがったーーー。
彼女みてーに土方痙攣してんじゃねーよお前、射精かまし召すなやーーー。
周囲、えーーーーーーーーーーーーーーーーー。
おい、あの痙攣は爆笑とは成分が違ったぞ。
あれはな・・・、おい待てよ、何でそんな事を知っているのかお前との目を向けてくんなや、そしてすぐに白目化すんなや。
腹筋がいてーよーーー。
広間中そこらを椅子の上辺とした頬の乗せ付け先を探し、辺りでへたばりまくる男子。
足で立っている者は僅か二名。
全員は射精済みで、二度派は五名。
“ちこう寄れ、いちいち爆笑すんな。”
二名が仕手に近づき、色々と告げる。
「本当にもう精神やらレスが無理です限界です。」
長い祝詞が始まるが遂に、途中で遮る。
「俺達の身分は簡単にはここから退室出来ないんだ。
意識に後で鍵がかかってしまって進路に堪えるんだ。
絶望を恐れてしまうんだ。
何か教えを乞う態度だ、美学上の健全慄然を維持し続ける自己の意思、非特殊操作状態が要るんだ俺達には。
君の舞いと台詞の数々には申し訳ない事だが、俺達には理解出来なかった、と告げてしまう今がある。
何が舞台の主題なのか、と今すら君に問う事は出来ない、理由も今触れる事は出来ない。
俺達の身分は、俺達の在り様にとっての、在らし続け力、文明の維持に関わっていく。
この広間と君の舞台による、かつての重んじられとの扉の通り抜けを、軽んじる事は出来ない。
言葉ではない、別の手段を通じて、俺達は君の舞台の主題を、丁寧に感激していき、分かっていきたかった。
そして、それは、どうにも不可能だと分かってしまった時間推移の結果が今だ。
君の無限と思われる祝詞は君の生レスなのか・・・」
「うやいひき、のこのうやひいき、めさのおののうやい・・・」
吐露が祝詞で遮られる。
膝のはためきは止まっている。
“何故分からないのか”。
苦悩の顔を露呈する男子を見える位置にはない、仕手の顔。
いと厳しき意味と思われる音鳴りが続く。
「ふほのくほいうおう。」
音調の素性は、お前達の至らなき腹の底、無咀嚼自慢の暖簾揺らし風浴び呑みへの、私的ならぬ公的指摘。
仕方無しの云わしめられごと。
「うおのののおもすうりにけりといえども、ふこうおくぬみいきとわ、るううくぴくいくじして、・・・」

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