青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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上京堀川うえいあはね北小大門町奥入リ朧月見夜四十四

1583年02月17日 00時00分00秒 | 投稿

金星人男子が雌蕊(めしべ)組の舞台を鑑賞しとる。
年齢十六、七との二十四名は、携帯貴族拳銃の銃身の変化を、何と殆ど起こさず椅子の背中から離した背筋を立たせしまま怜悧分析。
“性的芳香過剰芳醇物語へのなし崩し的疾走、及び即興性技による男女の不和の根源、脳内議論に於ける男女言及文法全ての威厳量等差交換品詞への株式上場手続き料徴収無礼への、時空を越えし主客一致文法、残忍さ、背馳(はいち、背く)無理なるその登場への準備努力、背後の本性、優しさ、は自律神経から知れ、と見る。”
ご応対は、微笑、苦笑い、小声での即興評価を交えた質問、真剣な悩み。
雌蕊組の年齢は十五、十六、十七、十九、二十四、三十で人数は三人ずつと均等だった。
演目三つは全て、肉体体重混じり声帯が音を捕まえし一人の履歴による移動水紋、池底の砂紋化を恐れ、蒙昧効能を放つ記号羅列。
雌蕊組の女郎、は観客側に必ず“巫女系”を伝えて来る。
それも最近、家柄上、仕方無く神社に通い出した顔付きとの十七才を。
この場合、何と実際に“性的耐性を見込まれてどうの、ではなくただ舞台の役柄上、声色が向いているから”と臨時登板なる公家の女子だった。
金髪はもう慣れているわ。
“何であたし全裸になっての台詞がここまで自発的に、好き勝手に長くしろ、なの”。
胸はサラシ巻、へそ辺りは素肌、褌ふんどし姿の彼女の前は暖簾、後ろはねじり鉢巻き状で、尻は丸出しであるが、客席側へは向けてはいない。
直前に登場の女優の熱演のせいで長くせざるを得ない。
これでは、予行演習通り四秒程度だけ尻を見せる、では済まん。
上の分析を引き金、制服とした携帯貴族拳銃は熱を帯びる。
女郎がな、本心から恥ずかしがっている、を見抜いてしまったからじゃ。
しかも弩美形の同年代。ずこー。
“多分、月星よりのご見聞旅行のお身柄中のこちらの方達、はより強固に多分、私と同年代の筈。”
一人だけ、突然、担当の演技時間を延ばさず、前の演技者との断絶をもたらす。
これは、頭に強張りを、極めて長く残す、と常に怯えさせ合うのが、雌蕊組と言わず、京あらゆるの在り様への無疑問の一論拠だった。
とにかく、彼女は自由に思い付く、現在の舞台に関する述べうんちくを、増やさねばならない。
客席側を向いての即興台詞熱弁の時、二分。
毛を抜いとる、と思い出した後に。
かなり長い方で、当人も意外な事に濡れている。
そして光は時を、変化を後に拳銃に知らせて来る。
彼女は家柄細き果ての現在を自覚している。
こうした状況にあっては、彼女の立ち位置が思い付き、そして実践すべしとは自発なる
性徳系演技。
彼女は台詞集、いずれ自ら注文し、ほふるべしとの、お品書きを思い出し、選び出す。
彼女は白い前掛け暖簾を右膝の横にのけ、両足首を肩幅より広く置き、“八”の字を描かせつつ、膝をやや曲げ、この腰位置で可能なまで、背中をのけぞらせる。
ふんどし越し自慰の時へ虚ろいゆく彼女。
同時に、彼女は本心からの苦悩を吐露する声に支配されざるを得なくなっていたが、これを強いしは、彼女の人生も協賛したる先、京の民度だった。
響き始めしは、舞台のいずこより鳴りし声かが分かりにくし、俯瞰上、舞台へ無より漏れ始めし虚ろ声。
“日常視野の捉え方の鋭敏さよりも鈍麻判定が早く襲い掛かる事、午前に四度以上が週に五日以上の少女の肉体は今、こうして虚ろならぬと歌いたがっている鋭敏な仕草に支配されておりますむ・・・
こうした飛車角条件を歌うとなると私の指の図に乗り具合はこうして蝶のようにひらめいている様そのものでございますむが、それは先刻より変わりませんでした・・・ああまた鈍麻ごとをのたまってしまいました・・・
こうした私めでございますが、在り様について、色々と勘弁して下さい、自慰は時たま耽る夜を隠しておりますむ・・・”。
右手の中指と人差し指はゆっくりとふんどし越しに円周を描き続ける。
暫くすると、祝詞が止みし彼女の顔は、
股間を注視するのみの無言表情を灯し、もはや指の奴隷。
彼女は指を
止められい。 
京にて俯瞰上、かなり重きへと増えていきし、恥が指示力。
腹筋の奥が律動源なる、非随意運動が彼女の全身を四度揺らす。
びくっしくっ。
俯瞰上、他人種前で痙攣を貪る彼女、のうふおうふ ほろろのくほも いやし、十七才。
ぬ、あ、ああっ・・・末尾は半音上がり。
円周はゆっくりとなり、彼女の吐息、いや客席を収める部屋全体にとっての横隔膜も鎮まりゆく。
彼女の指の動きは先刻より既に、周囲そこら領域内の人、物、あらゆる理性構成輪郭にとっての、眠りゆき、まぶたの閉じゆきを、人、物、あらゆる理性構成輪郭を使役してでも、遮二無二統べしとの、立ち位置に在った。
帝にとっての、直近の机に置かれし調度品にとっての、眠りゆき、にとっての、眠りゆかしめ、たるまぶたの閉じゆき、にとっての寝瞬間、黙らしめ、知的宣告たる、まぶたの閉じゆき、との筆致価値専横力、これをそこらから遮二無二集約する力を彼女は既に増幅していた。
にとっての、が選べる選択肢は彼女の支配領域以外は、もはや無存在。
眠りゆかしめ、起きゆかしめ、これらの同時を、他者に警戒させずとの時、一定の実現により。
それに向けては性徳が関わらずとも、祝詞風体音韻詠唱系芸徳が奏功す。
彼女の腹部の躍動を伝える先とは室内遍く。
・・・ふう、・・・ふう、・・・ふう、・・・。
客席は一様に耳は心音の聴診器。
どくっ、・・・どくっ、・・・どくっ、・・・どくっ、・・・。
二十四名全員は警戒対象にすらならぬが常なる、携帯貴族拳銃の変化状態を感知させる衣服の張りへ、長らく無言。
ぼきっ、・・・
ぼきっ、・・・ぼきっ、・・・ぼきっ、・・・。

着想は即興ではなし、とのみを朧気に主張したい風体である独り言が再開す。
「ぽるす・・・あなす・・・おろす・・・いひみにくきたがえ・・・あらすみにく、・・ぇうぅっっ、・・・。
のるぬおるじ・・・。
のうこうくぅーーー。」
客席、“何かこちらからの返答を求めている、との状況に至りいく最中との、厳しい要求音韻なのだろうか。”
“苦悩、瓶底にての吐露との水面の時か、遂に。”
「おぬすさきしそのろほのすめさに、・・・あるさまなくっ。」
眉間に皺を寄せながら、己の机へ投げ付けし花瓶の花の名を吐露、が怒気の濃度と方角。
ながら、彼女の身体仕草は、致し方無し、とのみを曰くの急ぎの竈仕草にて、褌ふんどし、の結い口が咲く腰の裏に手を回している。
唖然の客席、そして血流拍動の源の底をまだ知らぬ携帯貴族拳銃群、二十四丁。
ただ、一様に無言。
腰裏で何かを摘まみ中らしき彼女の両手は足元の床に何かを、置き、次にすんなりと膝を伸ばす十七才と七カ月。
始終、実は着想は即興なる、祝詞を口は漏らし中。
「もぬぬあらじとぬへぬきさま、あららきにそののおろくものすおろすめしわ、・・・。」
両脚は肩幅よりやや広く置き、両腕、腰よりの浮かせ高さは、膝伸びの慄然具合に仕えるのみの、花瓶の紋様洗練。
彼女は今、幅五十糎程度設定とする、柵無し通潤橋の上に一人浮かびし満月。
「あるくめすのほぬるすぬずけひいきてわ、おるのっ、もうこうるずして、あなかっ、ううるうくういみい・・・」
衒学なる陶酔顔。
濃度は曲名、“なるさやるし おのぞよのく そうろうになるは けたたましき よろも ほうおろす こうふおろす”の終わりにようやく歌手が灯す。
性器は既に湿潤しているが、客席からは視認不可。
そして客席は絵入りの性教育をまだ未受講也。
「ぬうあああああ」
「うぇうっうぇうっうぇうっ」
「はるぐぅ、うぇるくぅ、うぇあああああ」
存在を想像してしまう、陰毛が無い。
右手をゆっくりと持ち上げつつ、手の表を自身の顔へ向けるべく、ひるがえしていく高さは、頬のそれ。
「ぽののおるじゆかなぜれば、おるそのこすあらすにしに、いとれんきんにのるほうのそこはかなじしや、・・・」
かつて、そう、せねばならぬとなりし、との故、何とあらゆるを、陶酔まといにて壇上告白せしめる、紋切り祝詞がこれ。
幅四・二米、奥行き二・五米の床板とこいた、床框とこかまち、八糎程度の木製の舞台と客席最前列の間の距離は、一・七米。
客は三列目の席から計四列にわたり座っている。
舞台背後の白い石膏せっこう材の壁を舞台の左右の端から、金星技術製の照明が斜めに照らすが、輝度きど、とは医療実験室のそれ。
彼女の背後は、真っ白。
即興着想の狂言の台詞は続く。
“私は先程確かに、自慰を披露せし時を過ぎ去っていますが、精神の平静を重んじる素性にとっての操作不可条件群とは、惟神かんながら、の口降ろしによるところ、以下かくかく。”
姿勢は三分間変わらず。
絶叫はシカトすべしとの、独白重んじの時とは、寡黙労働が常なる精神にとっての仕え条件群を明かす時、京、学者何者ぞの空白の紙たるべし、との京の遍くにて増幅が常なる派閥構成力の教え。
腰の体重を右足に預ける腰の動きと共に、視線を右斜め前に落とす。
淡々とした独白の口調は、つぶさ漏れの、分析報告印象に変わる。
“あなか・・・ろほくそこの・・・めりい、・・・めしに、・・・ならずして、・・・”
客席の眼球、口、頭は開きしまま。
ただ無言。
四列が注視す先は、全身派との一割を除き、九割が脳梁にて無言同意中。
即興着想なる台詞続きの狂言の仕手の股、蝋色ろういろ、五・七糎構成との閉じ込み結果の線を。
https://www.colordic.org/colorsample/2217
大陰唇の始点時の幅は、左右それぞれ二・八糎。
蝋色の線の始点は、大陰唇の始点時の高さに敵わずとの、くぼみを認めている様が客席、最前列から分かる。
まずは最前列の思考習慣は、このくぼみの謎を明かす、最短距離回答の言語を追い始めている。
“何で、こうなっているんだ、との成文をまずは明快感覚にて成立させる義務がある人生だが、それは高速で、との態様も包摂せねばならない。
ところで、その態様を満たすべき思考が絶叫で、どこに向かっているのかが不明。”
客席の八割は続けている絶叫が、ある痛みを無視出来ない事を封筒に、変化を伝えられている。
“下着までを膨張せしめてしまっての、性器の膨張との競争口論の起点をまだ弁別出来ずとの、つまりは繊維何事にとっての繊維観念を縫合出来ず、破れ事観念の起点を毎秒察知している時が辛い。
後で、かなり、縫合事の時に尽くす事になっていきそうだ。
ところで、これ、については、いつもどうしようも無い事だ。
まだ謎である、予兆現象なのだこれは。”
八割が、下着経由の痛みに乗じて気付いていったのは性器の濡れだった。
客席は祝詞の素性を無限と見なす前に即興着想との口ぶりに気付いていった。
仕手は獅子舞仕草を、時折変えつつ、祝詞を続ける。
“世の中の在り様とは、かくかくしかじか、然れども、人の視野がそれを追う速さと、記録する能率の相関が統御ならぬ様とはかくかくしかじか。”
両腕を広げ、いざないと捉えられる仕草と天井見上げの視線。
「う、う、う、り、い、き、あらせなむとこの、おうろこそ。」
発声中の言語に存分に乗ると見える、陶酔を発声推力としたる、天井方向への詠唱ごとの時の支配者とは、既に客席にとっては謎。
背後を向き、尻を丸出しにす、との祝詞言語に陶酔との時に移るかに見えて、ただ生活臭露呈の四肢仕草と共に、胸のサラシ巻きを、解き始める。
ふるふると床に降っていくサラシ。
客席へ振り向く仕手。
右手は小皿を乗せるも、それが雪崩落ちゆく様へ無関心との陶酔角度。
手の平を天井に向けつつの、右斜め前。
左手は、状況を制するのは我とばかりの手の甲を、腰の横で浮かせしままだが始終、肘の角度はこれに仕えしまま。
左足の爪先は前方へ、右足の爪先は東から三十五度へ。
漏れ続く祝詞、“雲間とは己が純粋さを知らぬ様とは、すべからく突き抜けを、突き抜けの品詞の転換四度以上命じの法源として成立なる、七種の風、井桁状の間に顕現の、頭抜け、龍神の肌の色。
これ、こうろかい、初に知りし者、必ず追いすがりゆくが必定なる、理解への階梯、二十六への、峻厳なる踏破指令法源。
衒学段階、人の在り様にとっての一璽奥なる、一口いっこう、の表の触りへの、舐め見回しの時の始めを、人は必ず、覚えられず。
これとの、人、絶対永遠の致命の習性を、知略捉え一切にて、描画を試みる者とは、必ず、必ずとの記憶済みの程度掌握品詞を、更新される手続きを経て問われゆくは、踏破済みと主張の鍵穴と鍵群の正しき。
絶対永遠の致命の習性を描画す、知略捉え一切に於ける、純粋数式効能濃度対、人間の手首重量、臨時の将棋盤しつらえ、の相関を明かすは、致命習性の析出に貢献せし、無私、素朴時間帯の大勢の方々への、無私、懸命な尽くしに出会いゆきし、客間と給仕との、隔てられずべし、一単位捉え、これのみ。”
「さあ、ああらんか、ねおきとてあらずながら。」
右手は、左肩の付け根を触らず覆い、左手は骨盤の右上の角を空中から覆っているが、小指と薬指はややしおれており、覆いへ非協力なるシダ植物具合を咲かせている。
首は悩まし気に右へしおれ、視線は力無きまま右から後方を覗こうとする虚ろ具合。
足幅は肩幅で、足首はやや内股に従っており、右足首は左より後ろに置かれ、内股具合が左より角度が高い。
腰は左側へ体重が乗り、それにより全身は横へしなっている。
含意は、“あたしの全身を、貪りゆく時に於いて、貪欲さに主権を委ねゆく推移の指示者は、あたしに在った筈、との知的究明を、さっさと忘れなさい、貪欲さが、あなた達の冷静自我を貪りゆく推移にとっての大責任者なら、あなた達がいずれ認めゆくのだが、今はともかく貞操維持言語励起力を霧散されていきなさい。”
以降の人生、灰燼とは長らくが不可避との、破壊の水墨画がこれ。
完全に、死後の神界の言語と同値。
ボタン押すだけで、発明は機械が瞬時。
彼女はこの巫女舞いを、かつて事例紹介されてはおらず、演習経験も無し。
類似の舞台を鑑賞した記憶も無い。
発声せし祝詞と選びし仕手群は、京の奥で顕現に至りし、一至りいき、壺の口へ落ちゆく前、縁での舞い方。
彼女は京との池、氷の結晶の構成線内部を自在に行き交いしまで。
宇宙中の人類、六割七分以上の種に於いて、女性の全身とは、社会言語は適切描写はならず、との、性差に基づく外界掌握力彼我への、知的追及推移は確実に、男性のみならず、社会全体の知的興奮偏差値表を破壊す。
こうした憶測の濃密継承者が、世界各国の公教育、保健科目の教科書選定員。
構成線内部にての、彼女の狂言台詞とは、丁寧にご覧あれ。
ところで、この世界でのその意味とは、招来なれ、大破棄を。
京が、彼女を通じて、成文に至ってしまった、一当然文がこれだった。
この宇宙にあっては、人間とは、そうなってしまうものだ、と京は俯瞰上、知っていた。
健全度首位宇宙、二位宇宙の女性は違う。
ここは八位でもう終わり、破滅あるのみ。

齢、十七を今や自覚せずらしき惟神の祝詞詠唱の時は、雲の創成推移への霧と人間認識のどよめきの時への言及、啄み中にて、齢は神代じんだい、かみよ数え。
仕手の顔に灯るは既に陶酔ならぬ、謎の雲上繁茂慄然。
祝詞謳うは、“創世の時に於いて在るべからず禍事まがごと、への堂々たる警句こそ言語の始源。”
左手は攻撃的に持ち上がり、右手は満ちる盃をこぼす、さず、の故は我に在りとの手首が腕と指を持ち上げたる、右斜め前、やや上方にて手の平は天井向かい。
“俺は性器が濡れてしまっている、彼女は先刻、大いに・・・ぬひひひひひ、手淫に耽っていたぞあれは一演目作法ではない、と入念な断定が可能な時が存分に経過していったが、否定成文は二者捉え平易言語により、沸かず、だったぞ。
彼女も濡れて、いないのかとの想定、液何ぞや、を彼女の肢体にかけてしまう、がこうした時の推移を咎める二者とはぬひゃひゃひゃひゃ、俺は今想定そのものであり、彼女は始終、こちらの絶叫と驚愕型爆笑を無視し続ける様、ガン無視。
かけても、問題は無き筈、むひひひひひ。”
“刺激を加減しないのかここは”。
“・・・左右のふくよかさが、口論する事無く、谷間を形成していると見えるが・・・恐らく中央、いずこかに、妊娠推移の起点領域が存在すると思われるが、俺の頭の平然数理進行観察知性と、情動はためき暴風への無根拠微笑雅量領域の二者は、敗北、駆動せずの時に追い立てられている。
これらの中央を以ってして、彼女のへこみ、二カ所の中央いずこかを、どうすべし、への起点は彼女の、意味不明であり、即興着想らしき印象続きの詩ならぬ、この街にとっての在るべき理想、一切の独我四肢彫刻刀伴わずの、正解粘土作法描写に在り、であろうか。”
身長百七十一糎、体重五十四瓩キロの彼女は白に白磁はくじ、が混じった肌に、甚三紅じんざもみ、色の紙風船が中央で膨れる、薄い鴇色ときいろの風鈴鳴らし円輪を咲かせている。
肢体には左右のふくよかさ、が形成の蝋色ろういろの谷間。
八、二分けの髪型は右目を前髪で覆っているが、一糎程の幅の八の出だしは唇まで、次の四糎幅は先端が頬の中央から耳の前へと、斜め切断、その他は首の付け根よりやや下まで伸ばす。


https://www.colordic.org/colorsample/2282
白磁はくじ
https://www.colordic.org/colorsample/2375
甚三紅じんざもみ
https://www.colordic.org/colorsample/2372

鴇色ときいろ
https://www.colordic.org/colorsample/2024
蝋色ろういろ
https://www.colordic.org/colorsample/2217


左から二人の中間の相で、髪質はかつての大学陸上の壹岐いき、選手のそれで俺と同じ。

十二分続きし祝詞の即興着想及び詠唱の後、彼女は生活感濃厚灯りの吐露に移る。
“ああ、疲れたわこの姿勢。
四肢の先端各所が眠くなってきているわ。”
肩幅よりやや広く立った足幅、太腿前に垂らした両手、前にかがんだ背中とうなだれた首は、発音は明晰なるも呟き事属性を周囲へ確かに伝えるのみが機能印象の、生活上の気付きの吐露を始める。
視線の先は結果的に、最前列の足元。
何だかんだで、虚ろに移ろいゆく先の姿勢は肩幅の一・二倍の足幅、やや曲げた膝を安定させるが為の爪先はがに股印象構成。
大股開き中の肢体の膝の曲がりは、背中の曲がり具合と協力し、両目による股間の注視を維持すが為。
祝詞はネタ切れではなく、ただ停止。
左手は右の乳房をゆっくり揉み。
人差し指と親指を強力な添え木としたる、直立中の右手中指は、堂々と己の股間を指向せし首と顔、眼球と濡れをも添え木とし、しつようなる小さな円周運動、剛毅な陰核攻め。
客席は仕手と共に沈黙中。
小広間の人、物、遍くは俯瞰上今や、彼女の中指。
三列は、見えた。
左右のふくよかさの間、深緋こきひ、色との花弁の折り重なりを。
https://www.colordic.org/colorsample/2010

一秒、一・七周の中指の円周速度は、客席に攻める先を明かさない。
これ、“明かさない”が今の彼女の仕手、舞いが、すぐには客席に明かさずとの、理解は容易ならぬ含意。
彼女の性衝動の在りかは、“円周速度、明かさない”との雌雄の中間。
壷刺さり中の花を穿ちし氷の絵の名は、“彼女は今や陰核、との捉えは間違っており、陰核が長らく、彼女の輪郭をまとっていたが正しく、包皮が剥けし時が今であるまで。
陰核の輪郭、効能を舞台客席が知るには、これのみが唯一の基幹なる植木鉢。”
性的興奮を知るには、との成文構成文字、性、的、興、奮、を、知、る、に、は、全てを舞台は認め置いている。
二分半後、左右の電灯は彼女による照り返しを、客席に知らせ始める。
深緋こきひ色領域全てが帯びし輝く粘性を。
激しさを増せし円周輪郭は無言続きの首と左の乳房を小刻みに揺らす。
左手の指群は意思を持って乳房をしつように鷲掴みする。
「んっ・・・ぬふ・・・んふっ・・・ぅん・・・。」
“これ以上は、このような即興動き続きの指と恥の蒸留先快楽の相関、延焼放物線上の指の推力を誰何すいか、出来ずの夢見の時に耽っていると、もう眠る事が出来なくなりそうだと、強固憶測中。”との吐露。
両足を肩幅の一・四倍に開き、爪先は東西から三十五度方角と、かなり広げた膝を深く曲げる事で腰をどっしりと沈め、首を深く曲げた姿勢が始まる。
四列全層の知性を貫く音が鳴り始める。
“チチチチチチチチチ”。
陰核を押す中指をヘソ側に勢い良く引き上げる動きが始まる。
「あんっ、なんっ、あぅんっ、ゅあっ、ふやんっ。」
中指は深緋こきひ色領域の始端と終端に、ゆっくりとしたなぞりと、跳ね上げを浴びせていく。
「ああんっ、・・・あふっ、・・・えん、・・・ぬあは、・・・。」
顔は股間から客席へと起きるが、瞑った両目は指の次の秒の動きすら知らずらしきとの深き虚ろ。
しかし、確かに、奥への挿さりゆきごとを、客席に伝え始める。
彼女の両目は指の律動されての揺れを泳いでいたが、行き止まり感覚への突き当たりの往復を、目の輪郭が湛えている。
最前列と二列目は彼女の中指が長く攻めていた先を探し、容易な判別に至る。
平時よりの励起を過ぎしらしき、赤き突起状を。
“ネチュッ、ネチュッ、メチッ、ニチッ、ヤチュッ、ムチュッ。”
がに股との土木姿勢は客席の眼前で調子良く、上に突き上がり始めるが明らかに、小広間、俯瞰上、彼女の虚ろならぬ手首が仕手。
これを受けるがに股と繋がる首の上は適宜喘ぐ。
「んっ、んっ、んっ、ぁんっ、んむっ、んぅっ、ぬっ。」
受け、がに股による突き上がりは、膝、肩、頭部に揺れの同期を命じ始める。
瞑目の彼女の視線は、俯瞰上客席を向いているが、開目とのそれは外界輪郭あらゆるを彼女に知らせずとの、深き虚ろぶりが瞑目の度合い。
「ん、んああっ・・・んふあっ・・・んあんっ・・・。」
彼女の手首、虚ろならぬ、鋭敏の仕手は遂に、高速の中指を深緋こきひ領域、へ往復させ始める。
速度とは、一秒に一・五往復。
一回入って戻り、次の入りへの半分段階。
“ニチチチッチチチチニチッニチチチッ”。
客席は無言、かつ思考停止。
二十四名全員は頭部内映画館に、一文字すらをも上映出来ず中。
映倫、の金星語相当観念、霧状が充満中。
彼らの魂は今、直列なる眼球と視神経へ隷従なる撮影労働従い。
七名、“収まらずのままの性器の硬直現象が性器に痛みをもたらしており辛い、かつ濡れが恥ずかしい”。
十一名、“無言の興奮、拡張せし瞳孔”。
六名、“会話をしてみたい、指で赤い所を触りたい、もっと近くで見たい、濡れを指で共有しつつ視線を合わせたい、上下に動いている両脚の太腿を両手で掴んで動きに変化を与えてみたい、尖った所を摘まみ転がしてみたい、本能に従い後ろから性器を赤い所に入れてみたい”。
仕手は右の乳房を揉む左腕の肘へ瞑目視線が向かう角度へ首を倒し、背骨を反らせてでも、太腿と膝の前方への迫り出しを優先させる。
従いし即興着想含意は、“私は感じている”。
今や両太腿の内側、四・五糎広がりまでが濡れているのが三列目まで分かる。
挿入速度を音は明瞭に伝える。
“ネチュ、ネチュ、ネチュ、ネチュ、ネチュ、ネチュ、ネチュ、ネチュ、。”
「殿方のほほのぬほろこそめのほぬめさやかりしをほろそこにととのいし・・・
うんぬあっっっ。」
彼女の、客席側へと迫り出せし土方姿勢の下半身は、突如発生せし激しい四度の痙攣を、客席眼前にて遺憾無く感得す。
足首と膝の標高を固定させしままの痙攣とは、下半身に前後運動をもたらす、他は無かった。
前、とは大痙攣運動と膝が強要する、前方への限界までの性器の飛び出を、後とは飛び出と足首により、臀部でんぶ、に許容される限界までの引き下がり、との意味をそれぞれ性的に帯びる。
三度、仕手の土方姿勢の下半身は、前後に大痙攣し、四度目のこれは、突然の直立を彼女に命ず。
両脚の幅を急激に手の平大まで狭めての爪先立ち、直角関係にある右手の尖り切った親指、人差し指と中指は、二本の指で蝋色の線を触れずまま覆い、左手は右の乳房を鷲掴みしたまま、瞑目と顎は斜め上の天井を指向し、彼女は姿勢を硬直させる。
土方姿勢を砲台としたる深緋こきひ、色の押し花作法演習の擬音とは、“どかん、どかん、どかん、きりっ”。
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無言を貪る小広間。
彼女の土方姿勢が感得していったのは射精快楽の四十一倍、四十二倍、三十六倍、四十三倍だった。
存分に達せし十七才は、初めて潮を吹く。
しかし客席は、突然に閉じし太腿が挟み秘めし液状事実には気付かない。
大分後になり、一握りが床の濡れに気付くに至る、知り舐める。
五十秒が広間を統べる。
二十三秒にわたる爪先立ち、白鶴独立を貪りし彼女はかかとを床に着け、直角構成の右手を解き、腰の右横に流しゆくゆっくりさを左手に呑ませる事で、左手を腰の左横への風流しに処しゆく。
瞑目を謳いし、閉じまぶたの線は、朧気続きの毎秒にて開きゆく。
人にとっての月の軌道見詰めの時は、無言の広間を当然配下としつつ、観客席を含む広間内の遍くの人、物に、朧気、堂々否定の対象たる、明瞭さ観念を、感得せしめゆく。
植物の茎と花弁への下品舐めを文理上咎められぬ朝露そのものと一体化している客席上の頭部群たる、品目一覧帳簿制作意欲共は俯瞰上、意欲と共に、仕手の土方、大砲仕草を忘却済み。
忘我が続くままの仕手は口を開く。
“瞬またた、く間に時が過ぎてしまったものでございます。”
狭いままの足幅を意に介さずの点睛てんせい、口上は前髪領域への整髪料以外は、一糸まとわぬ十七才、のうふおうふ ほろろのくほも いやし。
視線先に映る客席を意識は一秒も知らずの彼女は問う。
“それらは理性へトゲ、重りでありきと、後に明晰に察知していく時への仕え理性は軽んじられず、との恥文は世に於いて何用捉えでしょうか。”
無言が続く広間は、それにて、俯瞰上、無能返答中判定。
“正統なる抵抗推移を体現せしあなたは、推移時間量を完全無視せし白鶴独立にて、嘲笑可能角度とは皆無。”
これを認めると同義。
膨れし左右、中央を攻める白磁はくじ、色が今は蝋色ろういろを、緑象限印象に染めている。
白磁はくじ
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蝋色ろういろ
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仕手の土方姿勢からの大砲の連射時、客席の十九名を同期にいざなっていた。
客席はまだ再度の勃起には至らずの内に、審美理性を駆動させる。
“足幅を狭めし推移とは激動に満ちており、現在の足幅を不自然と注視する意欲とは皆無。
そして、この堂々の大舞台の上に咲くは、ふくよかさが両頬なる、緑の茎。
彼女の理性駆動が放ちし言語とは、そちらに咲きし、花への君臨を図りし、素性自己規定力備えし、花への内部介入色とは、何でしょうか、と捉える。”
十九名が射精と同時に放ちしは、大量の雑多感慨、失敗思考付随の数式の残骸だったが、この収奪には気付きには至らない。
茫然が濃き客席は同等濃度の無言が続く。
右手のみを持ち上げ、指向性の皆無ぶりを適当に確信せしめてくる腕の向きに五本指を閉じし手の平を咲かす。
天井に対し斜め倒れの手の平が、肘から浅い右上斜めに向かっているが、その角度は提案事の雰囲気を、無指向に拡散す。
“内に秘めし、はだけた在り様何事とは、世の移ろいを厳しく見詰める眼球の人は、気付かぬものですよね。”
視線は在らぬ方向を向いている。
これ以前の注視先は彼女が足幅を狭めて以降、十割が緑象限印象の五・七糎、陰毛無きのうふおうふ ほろろのくほも いやし十七才。
“あ、そういえば手を使わずに射精してしまったがこれは初めてだ・・・。”
“触らずともこんな事に至る事を始めて知った。”
意味深な仕手の舞いに応じし、相変わらず即興着想印象の台詞口上の時が三分続く。
“下着どうしよう、これ洗って落ちるんだろうか、不安だ。”
二名のみの母親帯同派、“ここで母親に会うとなると、精神を防衛する言語が沸きそうにはない。
起きた事態の記憶が一瞬で侵略、掌握されてしまう、言語声量彼我だからだ。
どうしよう。”
“女子も自慰をする事を初めて知ったが、あれ程激しい痙攣を過ぎるなんて・・・まさかあいつも、たまに腰を前後に痙攣させているのだろうか。”
“女子の性器はあんなに赤いものなのか・・・。”
意味不明な台詞と、貫徹性は伴わずの軟弱随想の時は、しかし確かに、仕手の肢体への注視意欲を増強しゆく。
二十四名の眼球はただひたすらに、同年代風体女子の肢体に走る、毛の無い緑象限印象の線を注視し続ける。
“彼女が発する、こうした菓子崩れ音印象の言語発音と、あの濡れたままの花瓶銘柄表示紋様を外界刺激として受容していると、花瓶銘柄周辺のあらゆる土木作業疲弊が、崩れ落ちていくように感じる。”
“何だろう、彼女の肢体を見ていると、不思議な、非統御が常との効能が沸いてくる。
肉体と精神の間が、幼いまぶたとして、純朴に眠っていく推移への、周囲あらゆるの賛同を沸かしめるべく、の。
これは人間精神は統御を試みてはならない、気がする。”
“彼女のあの濡れた割れ目を中指で持ち上げてみたい。
これは、異性への性的接触欲とは異なる気がする。
手を使わずの射精の後だからであろうか。
精神の積み木構造を互いに知り合いたい、が妥当な表現だ。
ところであの濡れた割れ目は何故、こんなに早く、妥当感触表現を挙手させるのだろうか、分からない。”
“濡れている線は、精神を溶かしてくる。
精神との捉えを、精神と捉えられず何事を探させる推移を快楽と感じさせる態様によって、溶かしてくる事で。
これは彼女が濡れているからだろうか。
これが、女子の性的な力なのだろうか。”
のうふおうふ、は足幅を肩幅ほどの広さに開き、背中を反らしてでも、膝と太腿を前に迫り出させゆく。
両腕は無視して真下に垂らしたままだが、迫り出しと共に顔は左下へ向かいゆく。
祝詞なら無限。
ところで彼女は疲労への察知が不可避となっていた。
疲れで休みを得たい、との成文とはしかし、彼女には採択不可能。
思考と身体、駆動意欲数、三つの連関が彼女を長らく支配していた。
疲労はあるのだが、仕手を止める事は出来ない。
京の奥、恥の蒸留先、提案事の川の水流回りの水車が推力たる織機しょっき、それが彼女だった。
客席とて、既に眠気混じりの疲労を認めており、茫然がまぶたを包む。
“彼女はまだ、また、なのか、一体、何の為なのだろうか。”
長い祝詞を詠唱しつつ、彼女の右手の中指は性器へ、左手は右の乳房へ虚ろいゆく。
五・七糎を中指がなぞり始め、程なくすると、彼女の右手が触りつつも、両脚は幅を広げゆくとの土方仕草。
こうして、顔が横を向いただけの、先程と同様の土方姿勢に戻った事になる。
三、四列目の二、四名が客席を立ち、列横の廊下への移動をその他に促す。
“一体どう思う今の状況は。”
“注視、ではないのか、これの質が未到達と判定されたので、彼女は無機的に同じ舞いに戻らざるを得なかった、と見るが股間の記憶を、どうだろうか。”
“話し掛けを待っている、のではないと捉える。”
“俺もそう思う、会話を求めている素振りは見えない。”
“客席の精神の眠りを待っているのではないのか。
非常識刺激、姿勢が演目の主題のようだ。
恐らく人間に耐えられない芸術領域への接近を諌めた過去の伝統の、現代解釈がこの舞台だろう。”
“では、こちら側が刺激への昏倒を認める、何らか真剣な、・・・演技を示す手はどうだろうか。
演技、となるがこちらが、本当に精神が絶叫で暴発する前の段階での、誠実な濃度を彼女に向ける、だ。”
“・・・先程から聞く耳、皆無との表情と声色続きだ。
主題は芸術に潜航せし、透明狂気ではないだろうか。
五段階続けの、問い掛けと提案濃度、粗雑混在声色人間顕現の故は他方に在り、これしかない。
俺達ならもう出来る筈だ。
四人同時の介入開始で功を奏すと見るがどうだ。”
廊下での急ぎの対策陣営の同意ごとは、“もう、きつくて耐えられないぜ”だった。
きつい、の先は追おうとはせず、だがその形容衣服のすぐ裏とは、精神とちんぽ、双方が硬直断定ごと。
祝詞は舞台から客席へ無限に降りかかってくる。
「あならきやとともすればのほのえりきしもとといさみきにほうふおろすとこのもののおこずして・・・」
仕手は今、童謡の暗唱迫られ、を認めつつの詠唱の時にあった。

人は幼きと云えども、理性の萌芽を宿す事を認めず、との世に在っての頑迷な儚さもどき頭部との奇怪演目のからくり設定とは、既に大業脚本の主演を俯瞰上、任されての現在なのだ。
然るに、幼き人とは、という、人は幼きと云えども、の次に現れる手早き主語表現への、高速で勇敢な、勇敢さの圧縮の時、高品質の慄然と注視を、幼き人にそそぐ。
その傍証とは、かような童謡の一節、一文字の詠唱時即座に顕現の霊峰、幼き人のご視線、確かに音の文字想起中との俯瞰上、歴然屹立事実が一秒遅れずつ担う。
そして仕手は、既述の三つの連関自らによる指令に従い、発する言語の意味、一単位ごとに、幼子より歴然に高きべし濃密熟考効能を、帯びさせゆく事にする、いや、ともかく、させゆく事になるのは必定となった。
性器と太腿の内側を濡らす彼女は、高尚ないざない印象を与える仕手を灯しつつの、祝詞の詠唱にある。
“相変わらずだ。
含意を捉えようがない前後が続く。”
左肘を曲げて手首を無力に垂らすが、反らせつつ前方へ迫り出した上半身の背中から生える右手の垂れは右肘の曲がり具合を巧妙に配下に収めながら、東を向いている。
一歩前へ踏み出した左足の爪先は、やや内側を向いており、後ろに残った右足は無視され、頭部は斜めに左へ傾けた顎と右手の手首を向く両目を、適当に咥えている。
“そんな路上集団に、謀議に耽らせたところで、背なの翼の神経と、食堂内行列中口論の近接距離への気付きにすら至らぬがそれは人の学びの常。”
仕手は姿勢を維持したまま無言となる。
そして長い祝詞が始まる。
両の腕を広げ、広間を抱くかのような伸びをし、次にゆっくりと体の側面へ両手を降ろしゆく。
“その在り様では駄目なのだ。”
茫然となる客席側。
説法めいた音調の祝詞が始まるが仕手の四肢の奇怪さが増している模様。
それはどこから沸きしかが、俯瞰上謎。
無から彼女の四肢へ突然。
祭祀用の浮き世菓子崩れ音印象の異言語、惟神の音鳴りと共に、今や彼女は明らかに、いざないの仕草を漏らし出す。
周囲へのいだき仕草の五指が大気、自在、当然の指の間漏れを厭わずながらの自己の胸への封入ごと作法の繰り返しが陶酔の瞑目を灯し続けている。
「おろすーののすーもののほのこほすーいいきいりひきしーあなぬそのやほころー。」
“大勢が私の近くへ移動を試みるとして、微笑の放流はすぐには止まず、と見る。”
“日常にあっての、眠りへの粗雑抵抗形跡との人間にとっての無許可土木工事、無意味櫓やぐら、を禁断興奮を通じて押し流させるのが、彼女が課されに同意せし芸術領域の、芸術的土木指示なのだろう。”
“ううう、興奮続きでもう何も考えられない。
みんなが舞台の近くに行くなら俺も行く。
また、ちんぽ立っているから、その内射精してしまうかもしれない。
でも、俺だけ座席に座っているのは嫌だ、とは本能的に分かる。”
近づいた、とは言え、最前列の椅子から立ち上がった経度を最前線として、十一人が横並びに立つ。
九人は緊張と興奮のせめぎ合いの果ての膨張器官を下に垂らし中、二名は射精後の機能疲労、と十一名は立っているとは言えない。
左手を胸の中央へ、わだかまり事を濃く認める意味深な視線は、右斜め下へ延びる右の手の平を見詰める。
肩幅よりやや狭い両脚の爪先は視線の角度と平行中。
“物事を分かろうとする仕草とは、人を規律するかに見え、野放図な霧状動態にて人を惑わすかに見え、二者双方を知的惜別せずとの、完全無罪の素性を以ってして、遍くの人の脳天へ古来、瞬時君臨。
これ、謳わずべしが世の常、との成文筆致力の一法源にして、人の脳天への知的介入筆の柄の材、霊峰の頂上との出自を誇る詩の根本的愚かさは、当該執筆者には長く分からず、との成文を世に沸かせず、への霧雨成分。
霧雨は幼子に風にそよぐ、粉の雨を教える様、世を覆うとの天球儀構造を一瞬も想像させぬ、雨の細さ、野放図調整続きが、霧雨観念成立への透過膜密度。”
玄妙な面持ちが灯りつつ、ゆっくりと床に座る。
この時、身体操作自我とは無く、被律動にあるが、それを仕手は問わん。
“八”の字を曲げて座る両膝で描く。
祝詞を放つ口の上の、明晰計画を確信中らしき視線は前方の男子の太腿の付け根辺りにぶつかっている。
肘の曲がり具合は、柔い石握りの両手を天井へ向かわせつつ、床から浮かせている。
座ったままの無自我は幽玄、突然創作なる舞いと祝詞が続く。
十一名以外は、前から三列以内にまばらに座り、舞台へ近づいた人数の間から疲労が濃い思考視線を仕手へ向けている。
舞台へ近づいていった十一名は眼球意識がさんざん注視していた性器ではなく、彼女の全身へ向かっていった推移を、全く察知出来ずであった事に気付かず、つまり眼球運動そのものとの被律動にあった。
仕手は左足首を崩して太腿の下から、内側へずらしながら、右膝を緩やかな角度で立て、両手を背後の床へ着かせていく。
声色に生活領域譜面が混じりての強固提案らしき、「おうそこそ、おうろうろ、おおき。」
隣と視線を交わし合う男子。
当惑が貫通往復しゆく。
仕手の視線は変わらず、在らぬ、真正面を向きしまま。
祝詞が始まる。
“どうしろと、言ったのだろうか。”
祝詞が先ほどの強固提案付随の、失脚感に抱き着かれての、疲弊にじみらしき音が次に鳴る。
「のうこうる、むえいやき、ああるおほす、いいゆうき・・・。」
そして視線が下方へやや沈む。
もう、うんざりだった。
意味が、分からん。
どのような、反応をご所望なのだろうかこの演目の主題最奥は。
深い狼狽の視線を互いに共有し合う男子。
すると、仕手は右膝を横に倒していき、左足首を更に前へずらす。
足の裏は互いにずれ合い、離れている。
床に着いていた両手を浮かせ、乳房とヘソの間を触る左手の甲を、右の手の平で触り、手を重ねる。
祝詞。
当惑の露呈度合いが濃くなる男子。
右往左往の顔と首の揺れの前の仕手は次に、男子の当惑を斟酌せず、との客観視野をもたらしつつ、両手を再び背後の床に着けていく。
そして右膝をゆっくりと立てていき、次に左膝を動きへ追わせる。
客観視野、彼女は当惑を斟酌せず、を視神経として濡れ回る眼球が、この場の左右広がりの男子、彼女の性器を注視する表情共を、堂々と彼女の太腿へ、両側から伝えるべし、だった。
舞台左右で照る電灯は、開脚中の彼女の膝の内側に光を当てている。
俯瞰上、これらの金星技術が据え付けられし二方向に、携帯貴族拳銃に熱が帯びる男子の眼差しが灯り混じっていく。
陰毛無き十七才、のうふおうふ ほろろのくほも いやし、の性器を遠慮無く近距離注視し始める上半身かがめの十一名。
“・・・・・・赤く、濡れている、太腿の付け根までにも広がっている、何故だろう、あ、脚を動かしての姿勢の変化が続いていたからだ。”
“・・・あの蕾はどのような神経器官として存在するのだろうか、刺激を発する、受けるいずれだろうか、あ、日常にあっては刺激を待つ、があの隠れ具合から鳴る成文と推測する。
自慰・・・に登用器官か。”
“どこが、このような湿潤の起点なのだろうか。”
仕手は今とは、無言。
視線は、在らぬ、真正面向き。
図に、乗る男子共。
舞台には乗らずの足位置から顔を更に近づける五名。
口語漏らしは礼を失すると察すると同時に、視線の真剣さ濃度を高しめる。
泣き出す二名。
歓喜、感涙。
“同年代の女子の性器をこんなに自由に、観察し続ける機会に恵まれ嬉しい。”

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