後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

時は移ろい…

2014年07月09日 | Weblog

その昔は梅田のサンケイホールがメイン会場だった
この写真は大阪は西九条の此花会館
綺麗な建物ではあるが、昔を知る人には都落ちの気分が濃い

近畿・大阪には日本民謡の会派がいくつか存在する
そのうちの一つはかって「日本民謡推進協会」と称し
コロムビアレコードとの縁を強く持って活動していた
コロムビア主催のコンクールも盛大に開催されていた
不思議おじさんも近畿地区大会6位を受賞したことがある
時代は移ろい 関わる人数も目に見て減った
コロムビア主催のコンクールは無くなった
各地の民謡の会は減り、協会も解散した
その後、近畿各地の有志が「関西民謡連合愛好会」を立ち上げ
コンクールではないものの、発表の機会を作った


どんな催しも裏方があって成立する
この日の不思議おじさんは進行係の責任者
出場10番前から参加を確認して並んでおいていただく
進行に合わせて練習場・音合わせ場などに声をかけ
出演者を途切れることなく次々に舞台に送り込む
日曜日の朝8時30分から夕方までそんなことをしていた
もちろん不思議おじさんも唄った 曲は「日光山唄」


月に3度の練習風景
我が会もかっては40人近くが所属し、5つの教室があった
30年を経た今は 僅か6人の会員にまで減少
先日、南大阪ではお囃子太鼓の名人として知られた方が亡くなった
年に何回かお会いする仲だが 20年前からの顔見知り
お通夜に参列した どんどんと知り合いが減っていく


紫色のカサブランカが蝋梅の葉間に顔を出した


白のカサブランカは枝垂れ桜の葉に隠れてよく見えない


今年の初物 
豆腐・卵を混ぜたチャンプルーに
時の移ろいを感じる気持ちが
苦みとなって腔中に広がった