後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

喧騒を遠く離れられるか?

2014年07月02日 | Weblog

和泉市の横山地区はかって泉州みかんの産地だった
「幟(のぼり)あげ音頭」は大阪の代表的な民謡の一つ
西国三十三寺第4番札所の槇尾山施福寺の光景や
横山みかんが美味しいので皆売れてしまったことなどを唄っている
そんなみかん山は、もう20年前から産業廃棄物の処分場になっている
すざまじい量の廃棄物を埋め立て
その上に土を被せて緑化公園にしている
山際に開発された新興住宅地住民の反対運動もあった
埋立地のそこに何重かのシートを敷くので
汚染水は出ないとの説明だったが…

そのリサイクル公園の真下に「谷山池」がある
写真の右側だ
因みにやや左遠方の大きな建物は桃山学院大学


谷山池の由来を書いた看板
緑化公園の一番奥の端に設置してある
この場所ではまず気づく人はないだろうという立地
不思議おじさんはなぜ看板を見つけたのか
緑化公園は「犬を連れて入場不可」なので
柵の外側をぐるっと回って奥まで行ったので発見できた
看板の内容概略は以下の通り
【谷山池は今から約1000年前(平安時代末期)に、
東大寺大仏殿の再建に尽力した俊乗坊重源(1121年~1206年)が、
讃岐国(現在の香川県)の人達の協力を得て築いた池といわれている】



堺市南部の溜池に蓮の花が咲いた
ホンダの中古バイクで風を切って見に行った

不思議おじさんは4つ葉のクローバーを探す名人だ
いまNHKで放映中の村岡花子訳の「赤毛のアン」シリーズ
中学から高校生の間にすべて読んだ
そのなかに4つ葉のクローバーに関する叙述がある
4つ葉のクローバーは毎年同じところに出てくる
一つ見つければ近くにも必ず見つかる
確かに、田舎の家の前で毎年同じ場所で目にできた
爾来 クローバーがあると探す癖がついた
一睨みすると4つ葉のクローバーが浮かび上がってくる


犬を連れての散歩ではじっと目を凝らす余裕もないが
今日は時間を持て余していたので犬に待ってもらった


これは自宅の庭にでできたトマトとスモモ
かってはイチジク、ザクロ、グミなどの果樹も植えたが
子供達が食べないので他の木に植え替えた
今はサクランボ、キンカンとスモモのみ
自宅で獲れたものを口にするのは格別の味である

さて政治の世界は反吐が出るような酷い有様だ
さまざまな論評が新聞を賑わしている
何がどうなるのか どう受け止めればよいのか
朝日新聞主筆の大野さんの論に深く諭されるところがあった

わが師(不思議おじさんが勝手に私淑しているだけであるが)
池澤夏樹さんは、
この政治の惨状を激しく難じられている
下品で浅ましい争いごとに強い怒りを持っておられる
しかし池澤夏樹さんは
メッセージの回路を絶って黙すると言われる
興奮を静め感情高揚の呪縛から自分を放つ と

詳細は6月29日付朝日新聞「終わりと始まり」を参照いただきたい
不思議おじさんは、毎月一回のこの特集を貪るように読んでいる
この世の様々な事象のの受け止め方、考え方を学んでいる

さて今回はどう受け止めればよいのか
「自分の人格の中で政治にかかわる部分はそんなに大きくない。
本当なら人間というものを悠然と広く見る視点に立ちたい」
共感し理解できる しかし不思議おじさんは
果たしてそのような視座を得ることができるだろうか

少し腰がましになった
やはり金井先生の気功に敵うものはない
痛みが取れたと調子に乗って草取りをしたら
翌日に腰痛再発 
どっちにしても
喧騒を遠く離れて安静第一にしろということらしい