後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

クマ・熊・くま・Kuma考

2012年11月03日 | Weblog
「クマ・熊・クマ・kuma…」から思いつくもの

ご存知くまのプーさん


リラックマは昨年の入院時にプレゼントで頂いた


テディベアは最近見ていないなぁ


これは露出度が高い クマモンだ


ちょっと昔に遡ると金太郎
坂田の金時(公時)さんは熊とお友達
「熊にまたがる人間」などは
猛獣を扱うサーカスでも見たことがない

熊は人間にはなつかない猛獣である
それがどうしてまたこんなに可愛いキャラクターばかりなのだろうか
宮崎さんの写真集を見ていると
少しは可愛い仕草も見られなくはないが
子どもの友だちになるほどとは思えない
しかも東西の文化の垣根を超えている


これは少しリアルだ
ツキノワグマでは無くヒグマである

そういえば地名にも「熊」が多い
熊本県がその代表だがこれは動物のクマでは無い
加藤清正が熊本城築城の際に
隈本から強そうな名前に変えたのだ

では熊野神社、熊野地方はどうか
世界遺産高野・熊野地域をはじめとして
熊野神社は全国いたるところにある

これは不思議おじさんの故郷の隣、安曇川町上古賀の熊野神社

これまた隣の今津町の熊野神社


何も隣町まで行く必要も無かった
不思議おじさんの出身小学校は饗庭小学校(旧名)
その所在地は高島市新旭町熊之本(高島郡饗庭村大字熊之本)
そこから最古の前方後円墳の一つが発掘されている

そういえば、大阪にも熊取町がある
関西空港の近くである

では地名(人名も含めて)になぜ「熊」がつくのか
古くは熊がそれほど人の暮らしに近い所に多数いたのだろうか

どうやら諸説あるらしい
少し紹介する

①「クマ」は古語で「カミ」を意味し、「神のいます所」の意とする説
②「クマ」は「こもる」の意で、「樹木が鬱蒼と隠りなす所」の意とする説
③「クマ」は「こもる」の意で、「神が隠る所」の意とする説
④「クマ」は「こもる」の意で、「死者の霊魂が隠る所」の意とする説
⑤「クマ」は「隅(くま=すみ)」の意で、都から見て「辺境の地」の意とする説
⑥「クマ」を「影」の意とする説
⑦「クマ」を「曲(くま)」の意とする説
⑧「クマ」は高句麗を意味する「コマ」から転じたとする説

ところで漢字の「熊」の由来を調べたが
あまり納得できるものはない

また古事記に出てくる「熊襲」も気になるところである
ある説によれば
【この場合の熊は動物のクマでは無いらしい
「熊」の原義は「能(よくする、よくできる)
プラス列火(れっか=火が並んだ状態)」で
「火を能くする」すなわち「火をコントロールし
火をものともせず使いこなす、火の盛んな」
という意味を持っているのである】とのことだ

いろいろ悩ましい「クマ・熊・クマ・kuma…」である