後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

俳句の凄味

2011年06月07日 | Weblog
俳句と短歌
皆様はどちらをお好みだろか

不思議おじさんは断然短歌である
朝日新聞の月曜日は短歌しか見ない

「俺はさぁ ツツジは嫌いだね
 あの押しつけがまさがさぁ」
石川桂郎が言うと
もう皆がその美意識に圧倒されたという

そのような感覚を分かってしまうところが恐ろしい
俳句 恐るべし

しかし俳人長谷川櫂は、今回の震災の心象を
俳句では表せないと短歌を詠んだ

みちのくは
けなげなる国
いくたびも
打ちのめされて
立ち上がり氏国

つつましき
みちのくの人
哀しけれ
苦しきときも
みずからを責む


しだれ桜が大きくなって埋もれたように咲く百合

ちょっと自己主張が過ぎた色合い

ドクダミとの色合いが絶妙である

つゆ草である 白色は庭に繁茂して雑草化している

土曜日は狭山池に注ぐ2つの川の一つ
三津屋川の清掃活動である
狭山池は日本最古の人工池
行基が造ったと歴史書にはある
堤を作る工法は中国から朝鮮を経て伝えられた
狭山池博物館は安藤忠雄の設計による
日本の諸文化の礎が、
東アジアから伝えられたものであることは明白である
民族主義、軽薄な保守主義がいかに滑稽であるか

見捨てられ 2面コンクリート張りの川に
土砂が堆積して雑草が生い茂る
親水性を全く失った川に
ほとんどの人が見向きもせず関心を寄せない

毎日通るこの小さな川を
28人もの学生が参加して清掃してくれる
もう6回目となる
雨天中止にならないことを願う