後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

元気の源は?

2009年08月08日 | Weblog
齢63歳の誕生日を前に
何はともあれ、源氏物語を読了した
その記念といっては何だが
渉成園(枳殻邸)を訪ねた

源氏物語の舞台はいわずと知れた京都
それに須磨・明石・大阪の住吉神社
さらには宇治、そして小野の里
浅学にして物語終了の地が
小野であることを知らなかった

小野は馴染みのある土地
不思議おじさんの生家から25kmくらいか
小野妹子、小野道風の生地
今は国道のバイパスが通っているが
以前は小野神社のすぐ側を走っていた

源氏物語を読み進む上で
土地勘があることで面白味がより増したのは事実

渉成園(枳殻邸)は六条院のモデルだと言われてきた
光源氏のモデルといわれる源融が六条に院を構えたのは事実
しかし最近の学説ではどうやら位置的に辻褄が合わないらしい
それでも庭園と建物は物語の雰囲気を漂わせている
読了記念としては充分である
因みに拝観は500円
池には琵琶湖疏水から直接に導水しているので
魚相は琵琶湖に似ているとのこと

ところで
人間の元気はどこから出てくるのか
元気はつまり「元」にある「気」のことだから
根本的な源泉の在り処の問題である

考えてみれば
今までの仕事は自己発見と成長とを
不断に問いかけられるものであった
緊張感と学習意欲を喚起させられ
共感、気付き、驚きと感動があった

仕事を「元」の「気」の在り処と考えるのか
仕事は仕事と割り切るのか

白熱の酷暑に汗をかきかき考えるこの頃