後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

なんとも奇妙な一週間

2009年05月22日 | Weblog
昨年の秋、不思議おじさんはまだ食品会社に居た
そのときに一つの指示を出した
「新型インフルエンザが流行すれば
 必ずマスク不足で恐慌になる
 食品会社でマスク無しでは製造が不可
 必要分をストックするように」

幸いにも冬にそのような事態は発生しなかった
まさかのメキシコから、豚由来で発生するとは
さすがに不思議おじさんの予測には無かった

18日の月曜日、朝礼時点ではまだ授業予定だった
そして1時限目の授業の途中に「休校」の決定が届いた
それから5日間
ただでさえ学生がまばらなキャンパスだが
(それ自体が不思議おじさんが職についた最大原因!)
萌えいずる木々の新緑にあふれる広い学内に
人っ子一人居ない
異常な静寂が校庭を支配している

弱毒性とのなので
ウィルス自体への対応が問題なのではない
人・世間が怖いのである

休校にしなければ、万一の発生時に責められる
この思いは、すべての関係者に共通したものであろう
ここは政府や自治体に従うしかない、ということだろう

かくして、必要に授業時間数確保のために
夏休みが減少することとなり、学生は大ブーイング

ところが、ウィルスの蔓延はこれから勢いをつけることになるので
不思議おじさんのいる大学生が罹患する可能性は高い
相当数の学生が新型インフルエンザにかかれば
もう一度「一週間の休校」という事態となる

因みに堺市をはじめとする南大阪の小・中・高は休校ではない
大学だけが100%休んでいる
もちろん遠方通学者の存在が理由だが
なんともちぐはぐ感を抑えられない

ウィルスや公衆衛生に対する深い知見を背景に
休校にしなかった大学は無かったのか!
今のところ見つかっていない

プログをサボっているうちに
次々に花は咲き、散ってしまった

キリシマツツジである