スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

チャイナフリー

2014年07月31日 | 雑感
2007年アメリカで中国産原料を使用したペットフードで犬が死んだことがきっかけで「チャイナフリー」の言葉が生れた。

チャイナフリーとは中国の原材料を使わないの意味だ。

サラ・ボンジョルニ 著「チャイナフリー」という本がある。
<1年間中国産のものを使わずに生活する>といったアメリカ人の体験本だ。


結論は完ぺきには無理だということ。 それだけ全世界に中国ものが浸透している今日この頃である。

連日 何度見たことか。 ”ひどい ”中国の食品問題がテレビをつけるたびに放映されている。

床に落ちた肉を拾ってラインに投入したり、腐った肉を期限を操作して再利用したり等々。

でもちょっとまって! これはこれで ”ひどすぎ ”には間違いないが、、、。

中国食品の違反件数が多いのは、検査件数が多いためとの穿った見方も実はある。

違反件数÷検査件数、の違反率で表すと、中国食品の違反率は他の国の食品の違反率と変わらないか、
むしろ少ないという。(厚生労働省輸入食品監視統計)

中国から輸入される食品の違反率は高くないというのである。 私なんぞは えっ! と思う。

厚生労働省が公表した「平成24 年の輸入食品監視統計」では、輸入件数の多い上位5 カ国の違反件数は、
中国が221 件、次いで米国190 件、ベトナム103件、インド63 件、タイ84 件、韓国37 件、フランス19件で、
中国が一番多くなっているのは事実。

しかし、検査件数に対する違反率をみると、
米国0.81%、タイ0.71%、韓国0.45%、中国0.22%、フランス0.2%であり、むしろ中国の違反率は他国と比較
して低いのが現状とのこと。

さらに、輸入件数に対する検査率は、米国10.1%、タイ7.6%に対して、中国は15.1%と高く、中国からの輸入
される食品は厳しい監視が行われていることが伺える。<輸入食品 監視 業務 (厚生労働省)>

じゃ 国産は どうか?

東京都によると国産食品違反率0.19%・輸入食品0.11%と、輸入より国産の食品違反率が多いという。

また、違反数の一番多い「肉・卵類及びそ加工品 」では国産違反率0.79%と断トツなのだ。


まだまだ統計を詳細に分析してみないと断言できないまでも、人間に欲がある限り 国産とて 危ない。

マスコミに 踊らされず しっかり みていきましょう。 

 

おいおい大丈夫か 年金投資運用

2014年07月30日 | 雑感

グローバルな世界を見るには、旅をするのが一番ではあるが、そうもいかないのが我が事情。 

BSを観たり 本を読んだり 新聞読んだり 話を聞いたりで 少しでも補うことにしている。

新聞も 複数誌をとるのが一番だが、スーパーの広告を見なきゃいけない(ん?) 残念ながら地方誌一誌のみ。
井上陽水の「 問題は今日の雨 傘がない」、、とたいして変わりはないですね (笑)!

罪滅ぼしに 日経新聞をたまに買って読むくらいだ。

日経では基金での株買い・株価維持が結構ニュースとなっている。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は公的年金積立金(約130兆円)を運用する世界最大級年金基金。
          
その資産運用は国内債券比率が極めて高く(60%)、国内株式の比率は13%でしかないのが現状ではある。

日本政府はこの比率を変えようとしており、最近基金の株買いで日々の株価維持を支えているのが実情だ。

過去12年間の平均運用収益率は約2%しかないのであるが、将来の年金給付水準の目標達成にはその倍以上の運用利回りが前提となっているというではないか。 

株式市場は海外投資家の比率は60%を超えており、日本株保有率も過去最高で初の3割超えのようだ。

海外投資家とくにヘッジファンドは膨大なデータを活用し、ミリ(1000分の1)秒単位で売買注文を出す HFTと言われる「高速自動取引」での取引が、システムを強化した東証では売買代金の約3割を占めるまでに至っているという。

HFTは従来、数秒かかっていた売買注文の応答速度を400~600倍に高めた新取引システムだ。

これが、東証でも売買代金の3分の1を占めるまでになっているという。
(ちなみに米国では売買の7割、欧州では3割をHFT取引が占める)

確か今年2月にも東証一部銘柄の98%も値下がり、600円超もの全面安となったのもこのシステムによるところが大きいと言われた。

以前当ブログでも ”日本は世界のあちこちから鎖に絡まれ 少しでも動くと血が吹き出る ” と記したことがあったが、まさにそんな気がする。

日本国民一人一人の行く末を左右する 年金投資運用。 ほんとうに大丈夫なのか疑問が残る。

株を上昇させ続けられなけらば、経済もダメになり 政治もそっぽを向かれる。 

そこに着々と海外ヘッジファンドは牙を研いでいる。  幸か不幸か もうギャンブルの世界だ。   

 


読書三昧 (19) 山本七平著 『 聖書の旅 』

2014年07月28日 | 雑感
パレスチナ問題・2千年以上も続いた争いの地。 今も毎日のように混沌とした情勢・死者数がニュースで流れる。
                           (今朝の新聞でも死者数すでに千人を越えたとの報道もあり)

山本七平(1921年 - 1991年)。山本書店店主。 評論家。

著書には『 日本教について 』・『 日本人とユダヤ人 』(筆名・イザヤ・ベンダサン)等がある。



山本氏は過去9回この地を訪ねたという。 シナイ山から始まる聖書を辿る旅・記録である。

読んでいると突然、日本人論が、、、。

 『 日本人は全生涯を賭けてマイホームをつくる。 しかしイスラム教徒は全生涯を賭してメッカへ行く 』

 ん~! 当たってるなあ!

 『 中東においては今もなお「宗教とは法律であり、法律とは契約である」そしてそれは中東だけでなく
   欧米においても、その社会構造とそれに対応している精神構造との骨格をなすものであり、
   これが無い日本の方がむしろ例外であろう 』


 ん~! 確かに それもそうだなあ! と思う。

山本七平氏の日本人論は”山本学 ”と呼ばれ、特に”日本教 ”という概念には独特のものがある。

日本人は宗教に疎(うと)いのかも知れない。  宗教に疎い私がいうのだから 間違いない!?
 
神道・仏教・儒教等、我々の生活の中には確かに少なからず宿っている、にもかかわらずその認識が
あまりないのである。

それでいて、オーム事件などのいわゆるカルト宗教のイメージが強いせいか、宗教への拒否反応も以外につよい。
(とある宗教を信じての他の宗教への拒否反応が強いのとはわけが違う)

経済や政治・文化・宗教etc、、 否が応でもグローバルを余儀なくされるこれからの日本。

海外への旅をよくしている人と話をすれば、特に宗教の違いや貧富の差に驚くという。

国際を叫ぶ割には まだまだ島国根性から脱しきれていない とよく言われる日本人。
もっと もっと 知らなければならない。
  

わが日本人 ついていけるかなあ !?  無理かなあ !?

科学と宗教 パートⅢ

2014年07月25日 | 雑感
科学と宗教について、柳澤桂子という人がこんなことを言っている。
 (1938生・生命科学者・サイエンスライター・歌人でもある)

 『 科学と宗教はものごとの両極端にあるようにいわれるが、私はそうではないと思っている。
   決して別モノではない。宗教も科学とおなじように、人間の脳の中の営みである。
   いずれ科学がすべてをあきらかにするであろう 』
 
                                   (著書 『 いのちの日記 』より)

確かに脳の中の組織や営みが科学的に解明されつつある今日この頃ではあるが、すべてをあきらかに
なんて 科学者のおごりでは と 私なんぞは ちと 思ったりもする。


当ブログ仏教談話(3)クリックでも紹介した著書『 生きて死ぬ智慧(ちえ)』でベストセラーにもなった人です。

36年間もの難病闘病生活。一時「尊厳死」も考えたが、奇跡的に新薬で命を繋ぐことができたと振り返る。

そんな時、教会の日曜礼拝に行って牧師のお話を聞くような宗教ではなく、あるいは法事や年中行事で
仏壇やお墓にお経をあげていただければ気の済むようことでもない宗教に救いを求めた。

手近にある教団や教祖にすがりつくような宗教の形には満足できなく、考えた末、自分で勉強するしかない
という結論に達し、キリスト教や仏教を学んだという。

『 生きて死ぬ智慧 』は仏典・般若心経の現代版訳本ですが、なんとも言えない美しさを感じます。

『 いのちの日記 』 の副題に ≪ 神のまえに 神とともに 神なしに生きる ≫ とあった。

1906年生・ドイツの神学者・ボンヘッファーの獄中書簡集の中での言葉だ。
告白教会を組織し、反ナチス闘争を初め逮捕され絞首刑に処せられた神学者。
共に告白教会を組織したカールバルト(スイスの神学者)の「神なしの神学」の影響を受けたという。

この(神なしの神学)思想に通じる ≪神なしに生きる≫ という言葉に注目した。 
揺るぎない信仰への言葉と、キリストをも滅する言葉。 これら相反するかの言葉でいう神とはいったい何?。


柳澤桂子さんは宗教は次のように進化するという仮説をたてた。

  → 全てに神が存在するアニミズム 時代を経て
  → 人格神(一神教)にひれ伏す時代に
  → そして 人格神を超越した神なき時代へと
     

『 宗教学ではこのような信仰・進化するという考えは否定されるようだが、生物学的、進化学的にみると、
  この仮説は捨てがたいものだ。私自身は人格神や特定の宗派の教義にこだわらない信仰の形はありうる
  と信じている 』
、、、というのだ。

『 人生のはかなさ、さだめの常ならんこの世、その移ろい転ぶ速さに対し、数限りなく命を生み出し
  続ける途方もない時間と空間。この大きな宇宙の中にあって、それだけがまさに真実であり、
  神と呼ばれるにふさわしい 』
、、、とも。

生命科学者らしい考えですね。

現在の科学では、宇宙はクオークという極微粒子で出来ているといわれる。
クオークが集まり原子となり、原子が集まり分子となる、そしてその分子の濃淡が私たち地球全ての物質だ。


『 そこに個別の私がいると思うのは、人間の幻想である。 これこそ≪空≫の考え方ではなかろうか 』

≪ 神なしで生きる ≫ とは、≪ 空の考え方 ≫ とは、 そんなことのように感じた。

そう 途方もない時間と空間  これこそが 神と呼ばれるにふさわしい と 私も思う。
 

                                  (りんごの里・七飯町からの夕陽です)
 我々の住む地球は毎秒30キロで周っており、太陽系も銀河の中心を毎秒220キロで周っているという。

  ああ ! そろそろ目が回ってきました ! だらだらの 話もこれくらいにしときます。


なるほど・ザ・ワードⅢ(内村鑑三編)

2014年07月22日 | 雑感
(1861~1930)キリスト教伝道・聖書学者・評論家。 無教会キリスト教を唱えた人。

札幌との縁も深く、札幌農学校第二期生として動物・水産学を学び、開拓使御用係として勤務もしていた。

雑誌『聖書之研究』『無教会』なども発刊。 足尾鉱毒反対運動にも関与。 反骨のキリスト教伝道者。


≪ 日本の天賦 ≫ 英文雑誌による論文より

 『西洋は戦いを好む。 それは戦いなしに存在することはできない。 それら西洋民族にとっては、
  必要であるのみならず道徳なのである。 彼らにとっては平和の中に落ち着くことは死ぬことである。
  彼らがキリスト教を採用したとき、これを戦う宗教となした。』


    ~ 確かにもともと、ゼウスの神は戦闘の神だというではないか。

 『アメリカのキリスト教の如くに、富に重きをおく宗教あるいは主義は 全然キリスト教ではない』

    ~ アメリカ嫌いの急先鋒と言われた内村鑑三。キリスト教信者でありながら自分の考えを貫き通した。

≪ 国民新聞記事コラム ≫ (国について)より

 『米国の前途はすでに見えている。思う存分に世界の富を自己に吸収して、死毒をおのが体内に蓄えている』

    ~ まったく その通りと 頷いてしまう。

≪ 聖書之研究 ≫ (非戦論と無抵抗主義について)より

 『最も賢き国民は、もっとも早く戦争をやめる国民です。 そうして最も愚かなる国民は、
  最後まで戦争とその準備とを継続する国民です。 目下の勢いにかられ、万事を犠牲に供して
  戦争の準備をなすがごとき、これを愚の極みと言わざるを得ません。』


    ~ 内村鑑三は日清戦争時は可戦論者、日露戦争時からは非戦論者に変わっていったという。


ウクライナ東部でマレーシア民間航空機が撃墜され298人もの死者とのニュース。

オバマとプーチンとの互いの責任のなすり合い。 どっちも責任あるでしょうに!!


オスプレイ・航空ショー

2014年07月21日 | 雑感
北海道新聞・今日の朝刊。  丘珠空港に隣接する、陸上自衛隊丘珠駐屯地のオスプレイに群がる5万人。

昨日の『 第28回札幌航空ページェント 』でオスプレイ2機展示・一般公開された時の写真記事です。

  

歩いてすぐのところのマンションに住んでいるので、バリバリバリ グオーン という マンションの頭上を 
誘導するヘリや ジェット・アクロバット飛行の 耳をつんざく騒音にいつも悩まされていた。

この凄い音への防音対策は無理。 この時期 いつもページェントの日は家にいないことにしている。

それほどの 轟音 なのである。   やはり これが毎日ならたまったものじゃない。

それにしても5万人も。 賛否はいろいろあるが、まさに この群がりが いまの日本人。

実は私も一度だけ 見に行ったことがある。 
オスプレイとは聞いていたが、今回は どうも行く気がしなかった。 


前日 会場入りしたとされる オスプレイ2機の バリバリという音だけ 頭上で聞いた。



科学と宗教 パートⅡ

2014年07月15日 | 雑感
この世を形成した進化論は 『適者生存・優勝劣敗・弱肉強食』 この三つで柱で成り立っているといわれる。

今から155年も前、そのダーウイン『種の起原』は出版されたが、初版本はその翌日には売り切れたとのこと。

欧米で一大センセーションを巻き起こし、天才だと称賛する意見と、ただちに発行禁止処分にすべきだとする意見が真っ二つに別れたという。

勿論後者の意見は<聖書の教えをかたくなに守る>人達だ。

今では科学を全く信じていないキリスト者はいないようではあるが、それ以上に聖書を信じるということか。

進化論もいわれてみれば科学の理論だ。

ダーウインが名付けた「自然選択」(自然界では常に新しい種が生れ古い種が滅ぶ)というものが、人種の違いにも
及ぶという考えの思想 ≪社会ダーウイニズムと呼ばれていたようだ≫ をもって戦争と暴力に使った人がいた。

あのナチスのアドルフ・ヒトラーだ。

人種には「優等人種」と「劣等人種」二つのタイプしかないと信じていた。
ドイツ人と一部の白人が「優等人種」でユダヤ人、アフリカ人、アジア人、東ヨーロッパ人などは「劣等人種」だというのだ。

この思想は、第二次世界大戦と、ユダヤ人の大虐殺へと繋がっていったのである。

ナヂはアーリア民族伝統のハーケンクロイツ(卍マーク)をシンボルとした。 アーリア民族とはゲルマン・北欧民族のこと。

アーリア人の流れはこうなる。 紀元前数百年原始インド・ヨーロッパ語族といわれる民族が西へ東へと分かれた。

インドやイラン高原に進出したアーリア人は、バラモン、ヒンズーそしてゾロアスター教を生み、ヨーロッパへ進出したアーリア人はゲルマン・北欧神話を形成。それぞれの地域で民族宗教を変質させ、イスラムやキリスト教へと改宗、生き残っていった。
  
このアーリア民族至上主義がナチスの支配思想となり、古代アーリア民族の英雄・ザラスシュトラの研究や、ナチ親衛隊の機関として≪アーリア民族遺産研究協会≫などを設立。 組織的に劣等人種としてのユダヤ人・スラブ民族などの抹殺を図るようになっていったという。

勿論、ナチスの暴挙はこれら民族主義だけでは到底言いつくせないが、この思想が根底にはあったようだ。

アーリア民族・ゾロアスター教の英雄(ザラスシュトラ)下記当ブログ参考に。

ザラスシュトラ(クリック)

ニーチェ著『 ツァラトゥストラはかく語りき 』のツァラトゥストラはザラスシュトラのこと。

ニーチェやの権力志向哲学ガ、ナチスのアーリア民族至上主義を推し進めた指針となったことは言うまでもない。


進化論は自然界にある動植物だけではなく、人間社会もそうなのか。  

進化論には大きな誤解があって、確かに人間は動物の一種で、その動物としての人間にもあてはまるが、
社会での人間生活までを定めている自然の法則などは存在しない。
 、、、と。
                  アイリック・ニュート著『世界のたね』副題(真理を追いもとめる科学の物語)より。


「 科学の理論ですべての問題を解決しようとしてはならない 」 ということなのか。



SHOCHU

2014年07月07日 | 雑感
西洋に ”ワインを水で割れば酒が堕落し、割らなければ人が堕落する ”とのことわざがあるという。

焼酎はそうはいかぬ。 あなたはロックそれともお湯割りかな。

お湯割りは、お湯が先でグラスの対流が促進され、保温効果も持続する。酒のみならの常識とか。

芋焼酎の本場・鹿児島や宮崎で、焼酎をより美味しく楽しむワザとして昔から知られている飲み方があるという。

「前割り」と呼ばれているもので、飲む2~3日前に水と半々程度で割っておき、そのままか、あるいはロック、
または温めて飲むというのだ。  (一部の酒造では「蔵元前割り焼酎」として扱っているものもあるようだ)

焼酎の色でこんな話がある。 

焼酎の色の濃さ(着色度)は、ウイスキーやブランディーの五分の一から十分の一以下の値にしなければならない
という奇妙な規定があるのだそうだ。


ご存じのようにウイスキーやブランディーの深い色は内部を焦がした樽材から抽出される成分に由来する。
市場に出回る「樽貯蔵」の焼酎は、これと同じ樽で保存されている。

旧酒税法では焼酎は税率がそもそも庶民の酒として税率が低く抑えられていた。
庶民の酒が「樽で長期熟成」などと贅沢はまかりならんということか、今でも焼酎の色味規定はそのままという。

仕上げの際、ろ過して脱色したりブレンドで薄めたりしているとのことだ。 ばかな話だ。

焼酎は基本的には原料を限定しない酒でもある。 

「本格焼酎」を名乗る場合は原料に指定があり、国税庁長官が定める49品目あるが、
えっ!という面白い焼酎もあるという。


牛乳焼酎・緑茶焼酎・のり焼酎・梅の種焼酎・サボテン焼酎・サフラン焼酎、、、等々。

49品目すべてが使用、商品化されているわけではないというが、さてどんな焼酎なんだろう? 

まあ 焼酎のうんちくを語っても仕方がない。 

      

人生 酔いたい時もあるよ!  SHOCHU女子よ!  思いっきり 飲んで 忘れなさい!



飛び石日記 (2014年七月)

2014年07月04日 | 雑感
 2014/07/04 記

先日の当ブログ『アメージング・グレース』にある人から 『 日本人も奴隷になった歴史あり 』 とのコメントがありました。
その歴史をほとんど知らなかったので早速調べてみました。


更なる調べは必要とは思われますが、きっかけとなればと、、、インターネットのを少し掲載させていただきました。

キリシタンの日本人奴隷売買・クリック     日本人奴隷秘話・クリック


 2014/07/04 同日記

ジャズピアノはいかがですか?

モダンジャズピアノの元祖((バド・パウエル)クリック

実はですねえ <ロシア・クラッシック>でスクリャービンという人のピアノ小作品があって、なにかジャズピアノっぽいっていうか、そんなことを思いながら聴いておりました。

その頃ちょうど(6月28日)にNHK-BSのプレミアムアーカイブズで、黒人南アフリカ人として初めてジャズレコードを録音し、
ヨーロッパ拠点に活躍のしている゛ャズ・ピアニスト≪ アブドゥーラ・イブラヒム ≫(1934年生)という人の放送がありました。

黒人解放運動のためのプロテスト・ソングによりその象徴的存在になった人だそうです。

ジャズピアニスト(アブドゥーラ・イブラヒム)クリック

感動して ジャズもいいなあ!、、、なんて思うようになり、最近少し聴いております。 

飽きっぽくて単純、、、クラシックの道はもう少し歩くつもりですが、 さて どうなることやら!?




時代小説作家 (宇江佐真理)

2014年07月01日 | 雑感
いいですねえ!  時代劇は。 BSでよく観たものです。

へたな現代劇より 実に いい。 時代ものにロマンを感じるのは 私だけですか?

    

   長七郎・着流しと殺陣になんともいえぬ美しさが  勝新の演技と居合の魅力はやはり絶品ですね

         

   酒好きの魅力と人情味ある大岡裁きかな    池波さんの味のある犯科帳 先代吉衛門が随一


テレビもしかりですが、小説は 藤沢周平の時代ものなんかが いいですね。

≪蝉しぐれ≫や≪海鳴り≫などは時代ものとはいえ、現代人の抱える心の琴線に触れる見事な作品。

       (≪海鳴り≫は道ならぬ恋を題材とした「市井もの」といわれ、いわゆるチャンバラものとは区別)

藤沢亡き後、その「市井もの」で是非がんばって欲しい作家がいる。 その名は 宇江佐真理(うえざまり)。

『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞受賞。
『髪結い伊三次捕物余話シリーズ 余寒の雪』(テレビでも放映された)で第7回中山義秀文学賞受賞。
『雷桜』 蒼井優 主演で映画化もされたり、、、と めざましい活躍をしているのですが、

残念ながら毎回直木賞候補にはあがるのですが、今一歩受賞には至っていない女流作家だ。

私の同級生でもあるので、いつも≪期待≫ しているのですが、、、。

時代ものといえば、やはり藤澤周平ものと比べてしまうのですが、やはりまだ どこかが 違う。

以前道新のコラムで、宇江佐真理お薦めの一冊として藤沢周平著『海鳴り』への記事が掲載されておりました。

『 この人がいらっしゃらなかったら、私は時代小説を書いていなかったかもしれません 』 、、と。
                                
藤沢文学にあって自分に無いものがなにか、、、すでに解っているはずです。
                        (まあ 偉そうなこと言って 申し訳ないですが、、、)
 
『深川恋物語』(短編集)や『雷桜』は私も好きな作品です。

いつの日か 『 海鳴り 』に負けない作品を 今一度 読んでみたいものです。


アメージング・グレース

2014年07月01日 | 雑感
ジョン・ニュートン著 『 アメージング・グレース物語 』という本を読んでみた。
                 副タイトル ー「ゴスペルに秘められた元奴隷商人の自伝」ー


テレビドラマ「白い巨塔」や亡くなった歌手・本多美奈子で知られた名曲・「アメージンググレース」。

       

このゴスペルソングの詩を書いたが著書のジョン・ニュートン(1725-1807)という人物だ。

奴隷商人(船長)として悪辣の限りを尽くし、その後宗教に目覚め牧師になり奴隷貿易の廃止運動に関わる。

人間の魂の救済が書かれたこの詩は、彼の波乱に満ちた人生に自らの人生を重ね合わせたアメリカの黒人や
移民者の心に響き、癒しを求める万人の心の歌になったという。

ヘイリー・アメージンググレース 
本多美奈子・アメージンググレース

アメージング・グレースは六つの章節からなり、一部の章節は歌詞が変更されているのも多いようです。

下記はオリジナルの歌詞試訳です。

  アメージング・グレース(何と甘美なる響き)
   道ならぬ私を救ってくださった。
    かつて迷えし者が、今見出され
     闇を出でて、光の中にいる。

   神の恵みが私の心に畏れることを教えてくださり
    くだんの恐怖も消えた!
     恵みがどれほどありがたく思えたことか
      初めて祈ったとき。

   七難八苦、数多の誘惑を乗り越え
    ようやくたどり着いた。
     ここまで無事にこれたのも、神の恵み
      だから故郷にも連れて行ってくださるだろう。

   主は私に良きことを約束してくださった
    主の約束は希望の支え
     主は私の盾と分になってくれるだろう
      命が続く限りは。

   そう、この身と心が尽き果て
    この世の生が終わるとき
     私は、かぶり布の中に
      喜びと平和の生をもつだろう。

   地球は間もなく雪のようにとけ
    太陽は輝くことをやめるだろう
     だが、かくも卑しき私に声をかけてくださった神は
      永久に私のものになるだろう。



奴隷制度について語るなど私には到底できませんが、著者はこの告白本ともいえる中でこう語っている。

この奴隷貿易が、それに従事する人たちへの心に及ぼす影響について、、、。

これほどまでに道徳心を鈍麻させ、人の心から優しい人間的特質の一切合財を消し去り、
細やかな人情の機微にことごとく逆らって、人間の心をまるで鋼鉄のように硬化させてしまう
直接的傾向をもった方法を私は知りません。

                                        こう告白していた。

十万人を下らない奴隷たちが、毎年アフリカの全ての港から輸出され、そのうちの半分以上がイギリスの船舶で
輸送。当時イギリスでは奴隷貿易は違法ではなく、貴族階級にとって重要な資金源になっていたという。

奴隷貿易の主な供給源は原住民での争いであったといい、とても言葉では言い表せない奴隷への扱い、
流行熱に下痢など劣悪な環境により、運ばれる途中四分の一が死ぬというその死亡率にまで話は及ぶ。

そういえばあの「9.11」での犠牲者の追悼歌としても演奏されておりました。

アメリカでは≪第二の国歌≫といわれているそうです。