スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

平成最後の高校球児

2018年08月18日 | 雑感
早朝、前ブログでの春夫さんがいつもしていると言う < 8キロ のジョギング > にトライしてみた。

どうせならと、赤いタオルならぬ赤いバンダナを巻いて・・・人生後半になると単純が一番なのです(笑)。

私のいつもは3~4キロ、結構大変でしたがほぼ1時間の汗を流した。

その後今日は一日テレビで野球観戦、100年の歴史がある甲子園での高校野球が佳境に入っている。 

いつ見てもドラマ ドラマの連続、高校野球は なんとも面白い。 
今日も第四試合の最終回、2ランスクイズでの逆転サヨナラ試合、スリル万点 とにかく凄い試合の連続だ。


     

度胸・物おじしない精神力、ホームランの連発、抜群の守備力、とにかく身体がでかいのに驚く。 

私も一応高校球児でした。 地方で予選負けのレベルではあったが、この時期にはいつも思い出す。

練習中はノックバットで尻を叩かれ ” ありがとうございます ” と返事をし、
” バテルから練習中も試合中も水分とるな ” とも教えられたものだ。 ・・・ 時代ですかね。

私が生きた昭和と平成では なにもかもが雲泥の差だ。 次の年号での球児はどんな野球をするのだろうか。

私ごと、昨日はお盆休みもあり10日ぶりでの草野球の練習日、勇んで行ったが シート打撃でも4-0と
全く打てず、< あのコースの球をどうして > こんな日はバッティングのシュミレーションで夜も寝られず ・・・。

悔しさから、翌朝赤いバンダナで奮闘してみても、8キロはいつもは無理かなと一度で感じる始末。

78歳の最強ボランティア・春夫さん曰く、 ” 人それぞれ 自分は自分 ” に都合よく納得する自分がいる。

まぁしかし 人並みに老いを感じる今日この頃だが、 身も心も、悔しさを原動力にして生きてみるのも ・・・。




時の人

2018年08月17日 | 雑感
行方不明になった2歳児が3日ぶりに保護され、発見した尾畠春夫さん(78)が時の人となっている。  

       

久しぶりに明るいニュースだ。   多くは語るまい  それにしても愉快な人だ。   以上。

勧誘 パート Ⅱ

2018年08月02日 | 雑感
今般2泊でしたが、七飯町の実家を訪ねた時に持参し、暑くて寝苦しさのなかで読んだ本がある。

著者は 林 郁夫 ( オウム事件で無期懲役 )  刊行されてからすでに20年の歳月が流れた。 

生い立ちから医師、阿含宗との10数年の出会い、オウム真理教入信、そしてあの地下鉄サリン事件、逃亡・逮捕
・自供に至るまでを獄中で克明に記した500ページほどにもなる告白本だ。


当時読んだ時にも衝撃的、罪は罪として裁かれなきゃとは思いつつも、もしこの人が次の世に自分の前に
現れたなら、心酔してついていくだろうな、などとそんな思いを抱いたものです。

今回再び読み直してもその思いは変わらなかった。  

          

江川紹子(ジャーナリスト)さんがいうように、いい歳をした、しかも医師としての実績もある林郁夫が
麻原ごときに、オウムにからめとられていった心の軌跡とその呪縛・葛藤。


宗教って恐ろしい、だけではかたずけられない深層心理が克明に描かれている。   

いまだに全国でオウム関連(3団体)の勧誘が、毎年100人ずつ(1650人内外)増え続けているとの事。 
札幌にも<アレフ>の拠点あり。  生きにくい世の中になってきている現れ、なのかも知れませんね。

≪ 仏教に限らず、人間の意志の健全であることが、いかに大切なものであることかを
  麻原の心の分析と 結果の悲しみを見たいま、痛切に感じている。≫  
そう記していた。

先日 麻原をはじめとするオウムの死刑囚13人の刑執行がされた。

地下鉄サリン実行犯で二人の命を奪い、余罪もある林郁夫だけがなぜ無期懲役なのだろうか、
先進国でアメリカと日本だけが死刑制度があるという。 その論議も深まらない日本という国。

それにしても 人間の罪って不思議なものですね。

学者が書いた宗教哲学本とはレベルが違い、まさに鬼気迫る凄い一冊であった。