スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

勧誘 パート Ⅰ

2018年07月31日 | 雑感
猛暑が続く日本列島、北海道も連日真夏日が続き、とにかく暑い。 

仲間のひとりから ” 大通り公園でビールジョッキーでもどうだい ? ” と誘いの電話が鳴る。
その時すでに札幌から実家のある七飯町に向かう途中の車の中。
    

施設入所の母を訪ねた。  廊下の談話スペースで入所者とくつろいでいる姿を見て ひと安心。

最近母の住んでいた家の近隣の人が偶然にも入所したとのこと、しかも二人もだ。
実家近隣には小中学校があり、教諭らも結構住んでいるが、ひとり暮らしの方も多く皆高齢者だ。

しかもひとり女性が多い。 二人が施設入所となるとまた空き家が増えた事になる。
実家も普段は誰も住んでいない空き家だ。   日本の田舎の縮図ともいえるのだろうか。


必ず声をかけるようにしている人がいる。 実家の真向かいに住むおばぁちゃんだ。
もう90歳近く、ここもひとり暮らし。  偉い としか言いようがない。 

母が施設入所するするまではよく遊びに来ていて、その節は大変お世話になった方だ。

最近足腰が弱くなり、ごみ出しが大変で数回溜め、まとめて出すんだと言っていた。
買い物はすべて車での巡回販売(週一回ほど)に頼っているという。

居間でお茶ごちそうになりながら、施設のパンフレットまで渡し勧誘しているのですが ・・・。 
母もそうでしたが、結構長く生きてきた人の意識を変えることって大変なことなのです(笑)。


しばらく来ないと 実家は雑草でぼうぼう!  日中暑いので、早朝5時からの雑草狩りに精をだす。  
それでも毎年咲く花々は、向かいのおばぁちゃんに負けまいと 凛と咲いておりました。



  

秋の夜長

2018年07月12日 | 雑感
秋の夜長、ニーチェを読んでいる。  あらっ、まだ 夏か!

とにかく小難しいことを言っているようだ。  数冊読んだ解釈本も輪をかけて小難しい。 

どうもいけない、老いのせい ?

             

日々恩恵を受けている燦々と輝く太陽も、いずれ燃え尽き消える運命だ。
消える寸前に膨張して地球は太陽に吞みこまれ、暗黒の絶滅と化すという。 


ニーチェでなくとも、創造と破壊を永遠に繰り返す銀河宇宙に すべての無意味を ふと思う。    

ニヒリズムとは、自らにその真理を 素直に受け入れよ、ということなのか。  

著書にこんな力強いことばを見つけた。

    いまや私はひとりで行く。 私の弟子たちよ !
    きみたちもまた、いまや立ち去って、ひとりで行け ! 
    それが私の欲するところだ。
    まことに、私はきみたちに勧める。
    私から去り、ツァラトゥストラに反抗せよ !

                  ニーチェ著 <ツァラトゥストラ> より 

そう  老いもしかり、孤独に負けちゃいけないのだ。  
               お天道様に感謝し 覚悟して今日もしっかり生きる事にした。