スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

おいおい大丈夫か 年金投資運用

2014年07月30日 | 雑感

グローバルな世界を見るには、旅をするのが一番ではあるが、そうもいかないのが我が事情。 

BSを観たり 本を読んだり 新聞読んだり 話を聞いたりで 少しでも補うことにしている。

新聞も 複数誌をとるのが一番だが、スーパーの広告を見なきゃいけない(ん?) 残念ながら地方誌一誌のみ。
井上陽水の「 問題は今日の雨 傘がない」、、とたいして変わりはないですね (笑)!

罪滅ぼしに 日経新聞をたまに買って読むくらいだ。

日経では基金での株買い・株価維持が結構ニュースとなっている。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は公的年金積立金(約130兆円)を運用する世界最大級年金基金。
          
その資産運用は国内債券比率が極めて高く(60%)、国内株式の比率は13%でしかないのが現状ではある。

日本政府はこの比率を変えようとしており、最近基金の株買いで日々の株価維持を支えているのが実情だ。

過去12年間の平均運用収益率は約2%しかないのであるが、将来の年金給付水準の目標達成にはその倍以上の運用利回りが前提となっているというではないか。 

株式市場は海外投資家の比率は60%を超えており、日本株保有率も過去最高で初の3割超えのようだ。

海外投資家とくにヘッジファンドは膨大なデータを活用し、ミリ(1000分の1)秒単位で売買注文を出す HFTと言われる「高速自動取引」での取引が、システムを強化した東証では売買代金の約3割を占めるまでに至っているという。

HFTは従来、数秒かかっていた売買注文の応答速度を400~600倍に高めた新取引システムだ。

これが、東証でも売買代金の3分の1を占めるまでになっているという。
(ちなみに米国では売買の7割、欧州では3割をHFT取引が占める)

確か今年2月にも東証一部銘柄の98%も値下がり、600円超もの全面安となったのもこのシステムによるところが大きいと言われた。

以前当ブログでも ”日本は世界のあちこちから鎖に絡まれ 少しでも動くと血が吹き出る ” と記したことがあったが、まさにそんな気がする。

日本国民一人一人の行く末を左右する 年金投資運用。 ほんとうに大丈夫なのか疑問が残る。

株を上昇させ続けられなけらば、経済もダメになり 政治もそっぽを向かれる。 

そこに着々と海外ヘッジファンドは牙を研いでいる。  幸か不幸か もうギャンブルの世界だ。