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10年近くも前になるが、単身で東京にいたとき、『七福神めぐり』をしたことがあった。
山手線の田端駅・東覚寺(福禄寿)から上野不忍池(弁才天)までを徒歩でめぐる(谷中七福神)と言われるコース。 (七福神めぐりでは最古のコースといわれている)
ゆっくりで2時間ほどで、由緒ありそうな「せんべいや」さん等もあり、下町・江戸情緒も残されている。
東京でも、特に神社仏閣のある下町はなかなか粋です、、、これからも残されてほしい街並みです。
(オリンピック招致で7年後はどうなることやら、、、)
東京七福神めぐりは、他に浅草・柴又・深川七福神などのコース他その数18あり。
全国には京都・大阪七福神など、なんと300ものコースあるという。
七福神めぐりの風習は江戸時代に始まったとのこと。(七福神信仰は鎌倉時代にさかのぼる)
恵比寿・大黒天・弁才天・毘沙門天・福禄寿・寿老人・布袋の七福神ですが、すべて渡来の神だそうです。
恵比寿 ~ 漁労・労働・商売の神 (メソポタミア系)
大黒天 ~ 五穀豊穣・財福・飲食の神 (インド系)
弁才天 ~ 音楽・智慧・財福の神 (インド系)
毘沙門天 ~ 仏法守護・北方守護の神 (インド系)
福禄寿 ~ 幸運・長寿の神 (中国系)
寿老人 ~ 長寿・健康の神 (中国系)
布 袋 ~ 吉凶占い・福徳の神 (中国系)
そのモデルは中国の「竹林の七賢」、仁王教「七難即滅・七福即生」という一節からの由来という。
当ブログ「日本文化不思議考2」で、司馬 遷の『史記』の除福伝説や、秦氏一族(ユダヤ系の末裔)の日本文化への影響を記したことがありますが、日本の神道の形成や、七福神信仰にも大きく関わったようです。
除福一行が植民したと思われる地域には、北九州の宇佐八幡宮、紀伊の伊勢神宮、熊野神社、愛知の熱田神宮などユダヤ系と思われる神社が多いといわれる。
恵比寿さんだけは日本の神とばかり思い込んでいたのですが、どうも違っていたようです。
えびすは中国では異民族を現す言葉。
えびす・戎・恵比寿・夷・胡・蛭子・胡・蛮など。 東夷、南蛮等差別的な意味も含まれているという。
日本でも同様、東北の蝦夷(えみし)や、そういえば北海道も蝦夷地(えぞち)と呼ばれておりました。
烏帽子(えぼうし)をかぶり、左わきに鯛を抱え、右手に釣り竿の姿。
七福神中一番人気で、主神として祭る神社が多いようです。
兵庫の西宮神社(もとは戎(えびす)神社と呼ばれていたようです)。「えべっさん」と呼ばれている大阪の今宮戎神社。
それにえびすの総本社である島根の美保神社なども蛭子命(ひるこのみこと)や事代主(ことしろぬし)等の異国からの来訪神・漂流神が祭られており、現代も人気の神社です。
エビス社は全国で小さな祠(ほこら)まで含めると5600もあるといわれる。
蛭子命(ひるこのみこと)はご存じイザナギ・イザナミの子であるが、蛭のように手足が萎えて生れたため、王統の後継者としてふさわしくないとして、赤子を無慈悲にも海に流した。
西宮の浦に流れ着き漁師に救われ、育てられ夷大明神として祭られたとのこと。
この蛭子伝説の日本の神話(古事記・日本書記)もあのモーゼ伝説に似てませんか。
イザナギ・イザナミの国生みとアダムとイブの創成記や、国生みでの十二神とイスラエルの十二氏族もしかりです。
ちなみに、えびす信仰の西宮戎神社がある西宮市の紋章は、イスラエルの紋章と同じ『六芒星(バアル神の紋)』を、、、これも偶然でしょうか。
日本は、インドからも数多くの影響を受けているようです。
インドサンスクリット言葉の発音を写した言葉 <インド起源の日本語> に、、、。
ばか(馬鹿)・荼毘(火葬)・旦那(主人)・かわら(瓦)・あばた(疱瘡の痕)・袈裟(法衣)・舎利(遺骨)などがあります。
中国や朝鮮から入ったのですが、その先もいっぱいあったのですね。
日本っていったいなんぞや!、、、というところですか。
弁才天はインドバラモン教では、主として学問・文芸・音楽の清楚な女神・サラスヴァティー。
江戸時代に入ってから弁才天が弁財天になるなど、現世利益の蓄財の神に変質してしまったようですが、、、。
どうも、メソポタミア系で漁労・労働の神・恵比寿さんが商売の神になったり、インド系で本来音楽・智慧の神であったはずの弁才天が財福の神になったり、、、中国経由で日本に入るとどうも変質極まりなくなってしまうようです。
時の支配者に都合のいいように作り上げられた神々。大黒天や毘沙門天・弁才天なども戦闘神・征服神・蓄財神などとして捻じ曲げられていったという。
七福神には入ってませんが、ご存じ『男はつらいよ』でおなじみの帝釈天(インドラ・東京柴又)がいる。
インドでは古来より梵天(インドラ)と共にバラモン・ヒンズーに於ける神々の王者ときく。
水天(ヴァルナ・東京日本橋)もインド・アーリア人がインドに侵入する以前に遡るほどの古い神である。
天国の寅さん、そろそろ七福神の組み換えでも考えてみてくれませんかねえ!
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”恐れ多いことをしちゃあいけないよ!” 、、、との声が聞こえてくるようです。
”寅さん、どうしているのかなあ!? ”