スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

クリスマス 2017

2017年12月24日 | 雑感
昨日の新聞にこんなのがあった。 トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と正式認定した問題で
国連総会193ヶ国のうち認定の撤回を求める決議案を賛成多数で採択したとのニュースだ。


賛成は128 反対が9 棄権が35 不参加21 であり、日本はかろうじて賛成に回ったようです。
 
反対国は グアテマラ・ホンジュラス・イスラエル・マーシャル諸島・ミクロネシア連邦・ナウル・パラオ・トウゴそして米国。
たいして知らない国ばかりだ。 世界のすう勢は ≪ 触らぬ神に祟りなし ≫ といったところか。

思うに、ユダヤもキリストもイスラムもそして仏教も、それほどの違いがないような気もするのですが ・・。

銀河宇宙の真理を ≪ 神 ≫ と呼ぶとするならば、私なども 「 神はある 」 を信じますが、
あるじゃなく 「 神はいる 」 とするからややこしくなる。 解釈だけが人間の歴史を創るとか。

まぁ人間が存在する限りその数だけの解釈があり、諸悪の根源はこんなところにあるのかも。

それにしてもこの世に宗教さえなければもっと住みよい地球になっているのかも知れませんがね。

 

クリスマスはクリスチャンの方を除いての平均的日本人にとってはすでに何でもありのお祭り。 

私なんぞも何でもありのそっちの方なのですが、ん~まぁ考えすぎも良くないのだが、

                 メリークリスマス !


暮れゆく 2017

2017年12月23日 | 雑感
今年ももうあと少し。 早朝の札幌は寒い。 毛布に包まってこのブログを書いております。

当時大病からの生還、しっかり生きてみせよう! との思いがこのブログを始めたきっかけでした。
スタートは2011年9月、もう7年目、数えてみたらダラダラと 500 タイトル近くになってしまったようです。

今年は3月から10月迄 念願だった草野球を始め、神さま?が見ていてくれるとの思いで
歳甲斐も無く白球を追い続けることに我を忘れた8ヶ月でした。 

12月は身内の病などが生じ、憂欝な日々もありますが乗り越えなくては そう思います。

大谷選手のようにでっかい夢を追い続けている人もいる、昨日と同じ朝が来ればいい、
そんなささやかな願いが叶うだけで充分、と願う人もいる。 

来年の事を言うと鬼が笑う。 今日は取りあえずジムでも行って我を忘れることに決めた。

 





女性脳科学者

2017年12月20日 | 雑感
12月はやはりいけない。  身内に脳動脈りゅうが見つかり新年早々手術の予定だ。 

この脳動脈りゅう、、血流の圧力で血管にコブ(瘤・りゅう)ができ、放っておけば破裂(クモ膜下)
の恐れありというやっかいな病だという。 強い薬を日常飲んでいるので血管が悲鳴をあげているのかも。


手術はその瘤を医療ピンセットでクリップし血流をスムーズに流すやり方と、足のつけ根から頭の血管まで
カテーテルを入れ、その瘤を詰め物で埋めてしまうやり方との二つとのことだった。

私も手術を何回と繰り返してきたが、現代医療って本当に凄いものですね。 

  

ところでこの脳科学、最近は急激に進み、ファンクショナルMRI(機能的磁気共鳴画像法)などの画期的
新技術が登場し、脳内のニューロン(神経細胞)とそのシナプス(構造の動き)までリアルタイムに観察が出来、
痴呆や精神医学にまで至っているようです。 


先日BSテレビの放映で、腰の痛みを腰を治療するのではなく、脳のある部分を操作し、
痛みを消し去ることの研究等も進んでいるとの話もありました。 驚きですよね。


中野信子。  東大卒・仏国立研究所の高磁場MRI研究センターに博士研究員としての経歴も持つ。 
幼いころから脳科学に興味を抱き、扱い憎い子供とずっと言われてきたという不思議な才女だ。
テレビでもよくみられ、ベストセラー 『 サイコパス 』 の著者でもある。

著書も多数あるようで、少し読んでみようかなとも思っている。  ボケないうちにボケの研究を。

美貌の彫刻家

2017年12月19日 | 雑感
早いもので12月ももう半ばを過ぎた。 どうも12月はいけない。 鬼門月なのか、二度の大病もこの月だ。 

読んだ本もまたいけない。  テレビで女優・若村 麻由美が熱く語っていたので読んでみたのだが・・。

ご存知の彫刻家・ロダンの弟子、愛人でもあったカミーユ・クローデルなる、晩年30年を精神病院で幕を閉じた
なんとも非劇的な美貌の彫刻家の生涯を綴ったものだった。 病名は妄想病でその核心はロダンという。


           

       
            ≪ 波 ≫                       ≪ 飛び去った神 ≫

監禁がロダンによって企てられたとの被害妄想、何を想うかそのロダンの二作品。 
カミーユの母との確執も、ロダンも経済支援のみ、両者は30年間病棟には一度も訪ねていないという。

  
          ≪ ダナイード ≫                       ≪ パンセ ≫ 

著者・湯原かの子はエピローグでこう語る。

 『 カミーユの人生、それは確かに非劇的である。しかし悲惨さはない。むしろ、情熱の一途さと
   その無償性において、人間の尊厳さえ感じさせる。それは彼女が情熱の純粋さと生の激しさ
   によって、運命を凌駕しているからであろう。』 
・・・と。

なんとも空しさが残る一冊。  読まなければよかった。

じゃ止めりゃいい、と思いきや 著者の巧みな文章力、女性ならではの感性に魅せられ一気に、
難眠の一夜を余儀なくされた。   どうもいけない。   12月はどうもいけないのである。




2017年今年の漢字は 「北」

2017年12月18日 | 雑感
こんな本を読んでみた。 今年7月刊行された元国連WFP(世界食糧計画)アジア地域局長の書いた本である。

著者忍足謙郎氏は25年以上ボスニアやコソボ等の紛争地、世界各地での食糧支援の指揮をとっていたようだ。

今年の漢字は「北」、いま世界を騒がせている北朝鮮の話もあったので紹介してみる。

こんな国は世界にひとつしかないと思える特別な国ではあるが、同僚からの前評判は北朝鮮勤務は
以外と悪くないと聞いていた、という意外な話もあった。 


任地としての北朝鮮は他国に比べ静かで、暗くて、ひたすら自由もなく、仕事はやりにくいが
なにより身の危険はなく、皮肉ではあるが徹底した監視社会のおかげで、街中で襲われたり、
流れ弾に当たるような身の危険を感じることはまず無いというのだ。


銃弾が飛び交う紛争地などに比べたら、この国はずっと安全のようだ。 なるほど。

        

国連WFPが北朝鮮への食糧支援交渉を始めたのは1995年。

洪水などの自然災害での多数(数十万から百万人とも?)の餓死者が発生したというあの年で、
北朝鮮は他国に比べ移動の制限が厳しく、他国など支援体制のある地域への移動逃避もできず、
国連やNGOの駐留も認めていなかった為もあり、未曾有の人道危機へと拡大してしまったようだ。

コントロールしきれなくなった北朝鮮政府はWFPの支援を受け入れたのはいいが、食料配給のモニタリング
(配布された現場に行き、どんなふうに届けられ、どのように使われたかをランダムにて調査する)
をも拒否、「それでは支援出来かねる」 と当初はてぶらで帰るのを余儀なくされたようだ。
国際支援ルールも解っておらず、結局支援可能になったのが飢餓の発生から数年たってからのことという。 

当時の主なドナー国は、現在対立しているところの アメリカ・日本・韓国。  これも世の不思議か。
紆余曲折、現在は規模は小さいが妊婦や乳幼児を抱えた母親に向けた栄養プログラムへシフトしているようだ。

支援があるから圧政を続けられる、それでも支援すべきかの議論は意見が分かれるところ。

詳細はこの本を読んでいただきたいのだが、いま暴発寸前の北朝鮮とアメリカ、そしてぬるま湯・日本。
北はとんでもない国だが、考えて見れば戦前の日本と似ている? いや今の日本もたいして・・・。 

著者はあとがきに、こう嘆いていた。
   「日本のメディアは世界が直面している数多くの問題をあまり取り上げてくれない」
   「もう少し世界の不平等について関心をもってほしい 知ってくれるだけでもいい」


貴ノ岩暴力や松居一代、そして不倫のニュースばかりが目立ち、それを真剣に ? 見ている私たち。 






  








深まる秋に

2017年12月17日 | 雑感
≪ 秋深き(し)隣は何を する人ぞ ≫  今年もあと2ヶ月かぁ 早いですねぇ。

3月から始めた草野球、締めの練習日は残念ながら台風で中止になりましたが大きなケガもなく無事終了。
守備やランニング・スローイングは恥ずかしい限りではあったが、打率は シートバッティング含め .322 と好調を維持。


まぁ今になって冷静に考えてみれば、バッティングは自分もそうだが相手も弱っていての結果とみるのが妥当か。
入退院の繰り返しで、とにかく身体は思っていた以上に弱っていたが、なんとか切り抜けられた気がする。

生きていられればの話なのだが、来年も挑戦しようと心に決めている。  理由があってまだ死ねない。 
秋も深まり、最近紅葉狩りに余念がないが、出来うることなら紅葉のように美しく散りたいがそうもいくまい。


近くの札幌・百合が原公園を散歩した。  園内には日本庭園の一角もあり、ここの紅葉も実に美しい。






































   


紅葉打法でもあみ出してオロオロしながらでも精一杯生きようと思う。  ん? どんな打法? 来年伝授します(笑)