< メトロ文庫 > という近所の地下鉄改札口にある小棚で見つけた本一冊。
ふらっと出かけたある日、札幌駅北口付近で コーヒー飲みながら読んでみた。
多喜二の母・セキさんの目と口を通してその家族への思いを綴った三浦綾子の 『 母 』 という文庫本であった。
多喜二というは、あの 『 蟹工船 』 を書いたプロレタリアート作家小林多喜二のことである。
見事な筆力。 何年振りだろう 三浦さんの小説は 『 塩狩峠 』 『 氷点 』 以来読んでいなかった。
多喜二とその母の生きざまも凄いが、彼を愛しても結ばれなかった女性・タキさんに心を奪われる。
ここ数年のことだが、歳のせいか、無性に涙もろくなってきている自分がいる。
どうもいけない。 本を読んでも ドラマを観ても すぐ涙がにじむ。
人間って どうにもならないことってあるのですね。 私も晩年になりようやく解ってきた気がする。
遅きに失す か。 三浦綾子はいいですよ、良書なので上の二冊と共に是非一読をお薦めします。
今朝の札幌は 君にはまだ春は来ないよ と言わんばかりに ゆきが舞っていた。
ふらっと出かけたある日、札幌駅北口付近で コーヒー飲みながら読んでみた。
多喜二の母・セキさんの目と口を通してその家族への思いを綴った三浦綾子の 『 母 』 という文庫本であった。
多喜二というは、あの 『 蟹工船 』 を書いたプロレタリアート作家小林多喜二のことである。
見事な筆力。 何年振りだろう 三浦さんの小説は 『 塩狩峠 』 『 氷点 』 以来読んでいなかった。
多喜二とその母の生きざまも凄いが、彼を愛しても結ばれなかった女性・タキさんに心を奪われる。
ここ数年のことだが、歳のせいか、無性に涙もろくなってきている自分がいる。
どうもいけない。 本を読んでも ドラマを観ても すぐ涙がにじむ。
人間って どうにもならないことってあるのですね。 私も晩年になりようやく解ってきた気がする。
遅きに失す か。 三浦綾子はいいですよ、良書なので上の二冊と共に是非一読をお薦めします。
今朝の札幌は 君にはまだ春は来ないよ と言わんばかりに ゆきが舞っていた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます