スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

体力

2017年04月27日 | 雑感
都合10回の室内での野球練習も明日で納めである。  楽しかったが、いやはや大変でした。 

イメージ通りにはいかないとは予想はしていたが、体力がこれほど衰えているとは ・・・ 。
特にそれを感じたのは肩でした。  それに動体視力 ・ 走力 ・ 守備力 ・・・ まぁ全部か。

そうは言っても スポーツってのはイメージと現実とのギャップ、その悔しさがまた快感なのである。

    

まぁ 楽しくやれればそれでいい ・・・ なんて思って始めたのだが。
家に眠っていた5k鉄アレイを取出し、スポーツショップゼビオで320g肩の鍛錬用ボールまで買い込む始末。

世の中核戦争になるやも知れぬと騒いでいるのにだ。  

5月からは待望の青空の下での練習に入る予定です。  さて 凶(ケガ)とでるか吉とでるか誰も知らない。  
                                            想像だけは出来ますがね(笑)


 



春うらら

2017年04月10日 | 雑感
     ≪ 春 ≫ っていうのは、人のそぞろな気持ちを多少なりとも和ませてくれます。 

   母の介護認定更新の立会いや医療診断の為、今回は車で中山峠経由で実家に向かった。

    
                      残雪が美しい これぞ えぞ富士  

   
     羊蹄山の西側奥に位置するこの山                洞爺湖側から見る中山峠     
     もしかして余市岳? 誰かご教示を                 離れてみると以外に立派

   
       洞爺湖町にて 草芽を食む馬                牧場の柵脇には ふきのとう

   
       道南に位置する 北海道駒ケ岳              我が実家の庭先に咲くクロッカスの花
        標高1,131 m 活火山である                  凛とした姿 偉いねぇ!
 

主目的はなんとかこなし、 あとは本を読んだり、 写真を撮ったり、 母を近くの温泉に連れて行ったり、
庭先でバットで素振りをしたり、 昔の親友に会ったり、 買い出ししたり、 料理をしたり。

                                 朝は3時には目が覚めるし  はァ  春うらら!

ふきのとう

2017年04月05日 | 雑感
散歩がてらによく行く札幌・百合が原公園。    まだ雪が残るも 道端をふと見ると  ふきのとう

≪ 蕗の薹 おもひおもひの 夕汽笛 ≫   中村汀女    まさに 人それぞれの春の足音ですね。

    

ここには緑のセンターがあり、絶え間なく季節の花の展覧会がもようされており、わきに小さな図書室も。
花の図鑑やら植物・園芸・森林に関する書物が数多く揃っている憩いの場だ。

なかには哲学者梅原猛さんや作家水上勉さん、田中澄江さんの花や森に関する紀行文
などもあり、素浪人冥利 時は暇なり 暫し安らぎのティータイム。
 

    

この本なかなか面白い。 花の百名山、新・・、改訂・・と刊行されているようだが、花を求めて
日本百名山を巡ったエッセイで、あの深沢久弥さんの名作・日本百名山の花版だ。 


日本の山々に咲く花、野の花に対する愁いも記していた。

シカなど野生動物による花々の食い荒らし、開発による自生地破壊・山草業者及び一般人による盗掘等、
いろんな実態はあるようだが、約17%ほどの花々が絶滅や危機寸前に陥っているようですよ。


今日の ≪ 春の花展 ≫ の写真です。 

   
        お休み処(甘味・抹茶はない)              入口にどっかと咲く赤つつじ

   
         可憐に咲くふくじゅそう                      オオバナエンレイソウ

   
         いろんな椿が咲いていた                      大輪の椿

               エリカの寄せ植え                        黄色鮮やかミモザ


詩人 ・ のり子さん

2017年04月02日 | 雑感
面白くて時々読み直す本がある。 
      岸根卓郎著 『見えない世界を越えて』 という仲間からいただいた本の一冊だ。
 

その中に詩人・茨木のり子さんの詩の一節があった。   

     さくらふぶきの下を ふららと歩けば
      一瞬  名僧のごとくにわかるのです
       死こそ常態  生はいとしき蜃気楼と
 

死こそ常態  生はいとしき蜃気楼 ・・・ かぁ なるほどなぁ。  
調べたら <さくら> という詩のようだった。

私の住んだことのある大阪・東京もいま桜が見頃かなぁ。  全文を紹介します。  

   
                                 (写真・ネットより)
    ≪ さくら ≫ 

     ことしも生きて
      さくらを見ています
       ひとは生涯に
        何回ぐらいさくらをみるのかしら

     ものごころつくのが十歳ぐらいなら
      どんなに多くても七十回ぐらい
       三十回 四十回のひともざら

     なんという少なさだろう
      もっともっと多く見るような気がするのは

     祖先の視覚も
      まぎれこみ重なりあい霞(かすみ)立つせいでしょう

     あでやかとも妖しとも不気味とも
      捉えかねる花のいろ

     さくらふぶきの下を ふららと歩けば
      一瞬
       名僧のごとくにわかるのです

     死こそ常態
      生はいとしき蜃気楼と


こんな詩もあった。 
≪ 自分の感受性くらい ≫ という詩だが、ここでもガツンと響きます。     
       
     ぱさぱさに乾いてゆく心を
      ひとのせいにはするな
       みずから水やりを怠っておいて

     気難しくなってきたのを
      友人のせいにはするな
       しなやかさを失ったのはどちらなのか

     苛立つのを
      近親のせいにはするな
       なにもかも下手だったのはわたくし

     初心消えかかるのを
      暮らしのせいにはするな
       そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

     駄目なことの一切を
      時代のせいにはするな
       わずかに光る尊厳の放棄

     自分の感受性くらい
      自分で守れ
       ばかものよ


 はいっ !   みなさん 素直になりましょう !